渡辺志保と辰巳JUNK テイラー・スウィフトの戦いの日々を振り返る

渡辺志保と辰巳JUNK テイラー・スウィフトの戦いの日々を振り返る MUSIC GARAGE:ROOM 101

辰巳JUNKさんがbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』に出演し、渡辺志保さんとテイラー・スウィフトのキャリアを振り返り。元カレ復讐ソングからカニエ・ウェストとの10年戦争、そして最新アルバム『Lover』までの戦いの日々について話していました。

(渡辺志保)私、音楽ライターの渡辺志保がお届けしている『MUSIC GARAGE:ROOM 101』。早速、今日はこの時間から今週のゲスト辰巳JUNKさんをお迎えしたいと思います。

(辰巳JUNK)はい、こんばんは。またやってきました。

(渡辺志保)ありがとうございます。前回、ご登場いただいた時にはね、キム・カーダシアン列伝をたっぷりとお話しいただきまして。

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その時もね、「ラジオで話をするのは初めて」とおっしゃっていましたけども。反響とかご自身のご感想とか、どういう感じですか?

(辰巳JUNK)ご感想……自分の声がショックだったかな?(笑)。

(渡辺志保)フフフ、それは私も永遠の課題ですね。何年たってもやっぱり聞き慣れないし。「こんな感じだったんだ」みたいな。

(辰巳JUNK)もう「やべえな」みたいな(笑)。

(渡辺志保)でも、あれよね。この間話した後の話だと、キム・カーダシアンの「KIMONO」という名前だったソリューションウェア、無事新しい名前が決まったということでね。「SKIMS」になったという。

(辰巳JUNK)そうですね。それも名前のダジャレで。

(渡辺志保)「SKIN(肌)」と「KIM」が融合して「SKIMS」になったという。でも、いい着地に落ち着いたんじゃないかな、みたいな。よかったですね。もうInstagramも発動してるんでね。

(辰巳JUNK)はい、みんなチェックしてください(笑)。

(渡辺志保)私もちょっと良きタイミングで。いい色とサイズを吟味して買おうかな、なんて思っておりますが。今日は2回目のご登場となります辰巳JUNKさん。なんとテイラー・スウィフトのニューアルバム『Lover』のことも交えながら、彼女がこれまでどんな道を……どんな激しい険しい道を歩んできたかということについて特集してまいりたいと思います。

(辰巳JUNK)はい。キムの次はテイラーで、業に満ちてる女たちっていう感じですけども。

(渡辺志保)フフフ、あやかりたいですね(笑)。じゃあ早速、今回も3章立てでお届けしたいと思いますので。まずは第1章から辰巳JUNKさん、よろしくお願いします。

(辰巳JUNK)はい。第1章「優等生は復讐の戦士」! 今回はちょっとヒップホップっぽい感じで、そのテイラーさんのその闘史というか、バトル、戦いの歴史を共に追っていきたいと思います。で、元々1989年に生まれたテイラー・スウィフトは優等生ポップスターだったんですね。ペンシルバニアの農場に生まれて、親は代々エリート銀行員。マジで金持ちのお嬢様みたいな感じだった。私小説のような曲を書くカントリーポップ歌手としてデビューしました。で、結構いろいろと様々なテーマを書けるシンガーソングライターなんですけども、最も注目が高いトピックが「復讐」という。

(渡辺志保)すごい。でも最初からソングライティングのスキルも高く評価された歌姫ってことなんですよね。

(辰巳JUNK)そうなんですよ。実はやっぱりブルーノ・マーズとかマルーン5よりも恋愛以外の曲も書いてるらしいんですけども。やっぱり注目度が高いのが元カレをこき下ろす復讐の歌です!

(渡辺志保)まあこういうネタは女性リスナーも共感しやすいですからね。

元カレたちへの復讐ソング

(辰巳JUNK)ヒップホップでもやっぱりビーフが目立つみたいなことですかね。たとえば初期の復讐ソング『Picture To Burn』。意味は「写真炎上、燃やすべき写真」みたいな。この中では元カレへの激しい罵倒が繰り広げられてまして。たとえば「あなたにときめいたことなんて一度もなかったわ」。

(渡辺志保)厳しい!

(辰巳JUNK)「あんたのバカみたいなおんぼろトラックも大嫌いだった」。

(渡辺志保)厳しいですね。「おんぼろトラック」っていうのがリアルですよね。農場のね(笑)。

(辰巳JUNK)それで「あんたはレッドネックの田舎者」と。とにかくもう罵詈雑言……どうやらその地元の元カレっていうのはテイラーの友達と浮気していた最低な男だったということらしく、その無駄な時間に終わってしまった彼との交際とともに、その写真を燃やす復讐ソングなんですね。「あんたの写真なんて燃やすぐらいしか役に立たない」という。で、その中でまだティーンエイジャーだったテイラーは「泣いてる暇なんてない。復讐プランを練っているわ!」って。すごいある意味強い女感をたぎらせて。「あんたの親友全員と付き合ってやろうかしら?」みたいな宣戦布告もしてらっしゃいます。

(渡辺志保)なるほど。でもこれぐらい、やっぱりティーンの女の子はこれぐらい言い切っちゃう方がそのファンも「ついていこう!」みたいな感じもありますよね。

(辰巳JUNK)あと、時代もあって。ちょっと過激な歌詞になっております。いまだとちょっと微妙かな?っていう感じで。そのまま結構カントリー・ポップスターとしてスターになったテイラーはもうめくるめくロマンスを繰り広げますね。

(渡辺志保)ほう。羨ましい限りですね。

(辰巳JUNK)たとえばケネディ一族、ハリウッドスター、トップアイドルなどなど。

(渡辺志保)半端ねえ! たしかにトップアイドルと付き合ってましたね(笑)。

(辰巳JUNK)そしてまあ、当然のごとく別れ、復讐のような破局ソングを出していなかったのです。で、復讐の戦士テイラーはとにかく戦いまくるんですよ。これが相手がミュージシャンの場合だったら、まるでラッパーたちのように楽曲でビーフするかのような音楽バトルが勃発したりもしております。たとえば2010年、12歳年上のチャラ男ジョン・メイヤーと破局した際。これは完全に名指しで『Dear John』っていう曲を出しました(笑)。

(渡辺志保)『Dear John』ってさ、ジョンっていうのはアメリカで言うと「名無しの太郎、匿名」みたいな意味も一応あるんですよね? だけど、まあ明らかにジョン・メイヤーだろう、みたいな。

(辰巳JUNK)でも、結構名無しの太郎みたいな名前なんで、リスナーも感情移入ができる感じになっていまして。そこでテイラーはやっぱり12歳の年の差があったので。「あんたの遊び相手にするには私は若すぎたんじゃないの?」と糾弾しております。対するジョン・メイヤーもマジギレして、2013年ごろに『Paper Doll』っていう曲を返答で出しています。そこで「君には早すぎたかな? 小さなかわいい紙人形さん」と。まあ、かなりイヤミなアンサーですね。

(渡辺志保)あららららら。まあ、こんなこともありましたね。はい。

(辰巳JUNK)もう完全にこれ、ジョン・メイヤーはその『Dear John』の歌詞とかもリファレンスして、いちいち細かくイヤミで返してるんで(笑)。

(渡辺志保)相当もうね、カチンと来たんでしょうね(笑)。

(辰巳JUNK)結構これ、面白いのでチェックしていただければと。さらに2015年には当時のトップアイドルグループ、イギリスのワン・ダイレクションのエース、ハリー・スタイルズと……。

(渡辺志保)彼は次の『リトル・マーメイド』のエリック王子役ですけども。

(辰巳JUNK)そう。そのディズニー映画のプリンス役になるぐらいの王子様と付き合って、もちろん破局し。その後に『Style』っていう曲を出しているんですね。「ハリー・スタイルズと……」っていうことなんで、これはほぼ名指し。

(渡辺志保)まんまやんけ! みたいな。

(辰巳JUNK)で、その中でモテ男・ハリーの浮気ぐせ、「浮気しまくった」と糾弾しております。「私たちはこのスタイルから抜け出せない」みたいな、ちょっとキムっぽいダジャレも(笑)。

(渡辺志保)フフフ(笑)。ダジャレっぽいね(笑)。

(辰巳JUNK)対するハリーさんはワン・ダイレクションで出した『Perfect』っていう曲で「もし君が失恋ソングを書くための相手は探してるんなら、僕はパーフェクトの相手さ」って。

(渡辺志保)なるほどね。受けて立とうみたいな感じなんですかね?

(辰巳JUNK)モテ男としての余裕でアンサーしております。

(渡辺志保)でもこれが、このエンジンのかけ方がきっかけで、やっぱりテイラー・スウィフトっていまみたいな立ち位置……女の子代表でみんなのために戦うわ! みたいな。そういうところを築きあげていったっていうことなんですかね?

(辰巳JUNK)まあ理由のひとつだとは思いますね。やっぱり「クソ男が!」みたいな感じで感情移入もできるし。そのセレブの生活を結構を覗ける。にもかかわらず、共感もできるみたいな、優秀なポップソングですよね。

(渡辺志保)で、彼女はずっとファンとの距離が近いというか。常にファンファーストみたいなところもありましたから。そのバランスも絶妙だったのかなっていま振り返ると思いますね。

(辰巳JUNK)そうですね。

(渡辺志保)じゃあ、ちょっとここで1曲。早速この復讐の戦士であられるテイラー・スウィフトの当時の代表曲になるのかな? 聞いていただきたいと思うんですが。辰巳JUNKさんからご紹介をお願いします。

(辰巳JUNK)はい。戦いはすべて、ここから始まった。『Picture To Burn』です。

Taylor Swift『Picture To Burn』

(渡辺志保)さて、いままで第1章について説明していただいて。初期のテイラー・スウィフト、どんなキャラだったのか?っていう。テイラー・スウィフトっていうとやっぱりみなさん『Shake It Off』とかね、あとは『We Are Never Ever Getting Back Together』とか、王道のポップソングでご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますけど。今日はちょっと違った角度からテイラーに虹色のスポットを当てましですね、引き続き辰巳JUNKさんにお話をうかがってきたいと思います。というわけで第2章にまいりたいと思います。

(辰巳JUNK)はい。第2章「カニエ・ウェストとの10年戦争、そして闇堕ちへ」。

(渡辺志保)10年、長え! そして闇堕ち(笑)。

(辰巳JUNK)壮大ですけども。結構ご存知の方も多いと思いますが、カニエさんとのバトルがもう今年で10周年でして。10年戦争の域に達しましたので。ここらへんをちょっと簡潔にご紹介したいと思います。で、テイラー・スウィフトっていうのは交際相手以外ともバトルを繰り広げているスターなんですね。たとえばケイティ・ペリーとか話題になりましたけど。その中でも最も有名なものがカニエ・ウェストとの10年戦争です!

(渡辺志保)来たよ! とうとう来ました。カニエ・エラが。

(辰巳JUNK)始まりは2009年、MTVビデオミュージックアワード(VMA)で最優秀賞と女性ビデオ部門を受賞した際にステージに上がったんですけども。そしたらなんとスピーチする前にカニエさんが乱入しまして。

(渡辺志保)フフフ、ありえないよね(笑)。

(辰巳JUNK)「テイラーよりもビヨンセのビデオこそが史上最高なんだ!」と叫び出しました。

カニエ・ウェスト VMA2009スピーチ乱入事件

(渡辺志保)まあ当時、カニエ・ウェストさんもさ、アンバー・ローズっていう結構お騒がせモデル……キム以上のお騒がせモデルと付き合ってて。結構カニエご自身も……まあ私はカニエの肩を持ちたがるから。カニエ自身もちょっとね、コンフュージングな、ちょっと混乱してた時期だったんじゃないかなって思うんだけど。テイラー・スウィフトのマイクを奪ってね。

(辰巳JUNK)カニエさんも結構、お母さんが亡くなってしまった事件とかがあって。本当に大変だったと思うんですけども。当時テイラーは19歳。カニエは32歳ということで。

(渡辺志保)しっかりしてよ!っていうね(笑)。

(辰巳JUNK)「ヤバすぎる!」と。で、このスピーチ乱入っていうのは大スキャンダルになりまして、当時のオバマ大統領まで「カニエは愚か者だ」とコメントする事態にまで発展しました。

(渡辺志保)カニちゃん(笑)。

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