渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でザ・ウィークエンドの初来日公演について話しいました。
(渡辺志保)いつもこのオープニングで私の近況をざっくりお話してるんですけれども、先週の火曜日、とうとう行ってまいりました。待望のザ・ウィークエンド初来日公演、行ってきました。というわけで、いまバックに流れてますけれども1曲目がね、『Pray For Me』でケンドリック・ラマーと『ブラックパンサー』のサウンドトラックに収録されていたこの曲を一発目にやってくれて、もう沸いた沸いたっていう感じです。
『Pray For Me』でスタート
で、当たり前だけど本当に歌が上手くて。ボーカルの安定感がすごいですね。ピッチ感とかもそうだし。もちろん緩急をつけたボーカル、エイベルさん、ザ・ウィークエンドさんの素晴らしい表現力に酔いしれたという感じだし。私は何と言ってもですね、フューチャーと一緒にコラボで作ってる曲を2曲……『Low Life』と『Six Feet Under』をやってくれて。すごいハイライトだったんですけども。
でも、なるほどって思ったんだけど、そういうこの『Pray For Me』もそうなんですけど、ラッパーとやってる曲……ドレイクとの『Crew Love』とかもそうだけど、ラッパーとやってる曲はことごとくやっぱりラッパーのバースは全部すっ飛ばして、あくまでもザ・ウィークエンドのバースとかコーラスしか歌わなくてですね。あの最初は「ああ、ケンドリックのバースが流れると思ったのに。ちょっと残念だな」って思ったのもたしかなんですけども、全体の流れとか世界観のことを考えると、その構成でよかったんだなとか思っちゃうし。
で、私は彼と言えばいちばん最初にミックステープ『House of Balloons』。2011年に発表されましたが、そのミックステープにすごいやられて。で、もうさ、あのミックステープの頃のザ・ウィークエンドってとにかくドラッギーだしさ、女の子にちょっとあんなことやこんなことをする曲とかがすごい多かったから、「なんて鬼畜なR&Bシンガーが出てきたんだ!」って思ったんですけど。それがね、6年、7年の歳月を経て、こんな風に日本でも幕張メッセを満パンにする日が来るなんて、当時からは本当にちょっと思いもよらないという感じだったので。いろんな意味で感慨深いなと思っておりました。
<書き起こしおわり>