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木村昴と宇多丸 ヒプノシスマイク『Enter the Hypnosis Microphone』を語る

木村昴と宇多丸 ヒプノシスマイク『Enter the Hypnosis Microphone』を語る アフター6ジャンクション
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木村昴さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』にゲスト出演。宇多丸さん、宇垣美里さん、KEN THE 390さんとヒプノシスマイクとアルバム『Enter the Hypnosis Microphone』について話していました。

(宇多丸)ということで、この番組には二度目ですけども。さらにさらにお忙しくなっていることでしょうね、お越しいただいて。

(木村昴)ありがとうございます。

(宇多丸)光栄でございます。でも、僕もね、前回出演していただいてからその後の動きとか、ご本人にお話を伺いたかったので非常に嬉しいです。去年の10月16日でしたね。前回は。その時はヒプノシスマイクとはどんなプロジェクトなのかというお話をうかがったわけですね。

木村昴と宇多丸『ヒプノシスマイク』を語る
声優の木村昴さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』にゲスト出演。自身も出演している声優ラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』について宇多丸さんと話していました。

(木村昴)はい。

(宇多丸)で、僕がそのヒプノシスマイクをどう見ているのかみたいな話もして。あれから、でもさらにヒプノシスマイク、人気は広がって。

(宇垣美里)本当に!

(宇多丸)めちゃめちゃ盛り上がっているし。僕の周りでもいままで……僕、ねえ。恥ずかしながら本業ラップグループをやっているんだけども。

(木村昴)とんでもない(笑)。

(宇多丸)なかなか、それでもラップ・ヒップホップに興味がなさそうだなっていう人、いるじゃないですか。そういう人から、「いま、ヒプノシスマイクにハマッていて。宇多丸さんから見て、あれはどうなんですか?」って。「『どうなんですか?』じゃねえよ。よくできているよ、この野郎!」って。

(木村昴)フハハハハハハハハッ!

(宇多丸)「めちゃめちゃよくできているよ!」って答えていたところなんですよね。

(木村昴)そうですね。あれ以来、ライブがあったり。これまではCDでみなさんに楽曲を聞いていただいていたところから、実際にステージで我々がパフォーマンスをさせていただいて、お客様に聞いていただけるチャンスっていうのが増えてきたので。なんか本当にヒップホップカルチャーらしいと言いますか、ライブで実際に音を体感していただける、そんな流れが最近はできてきているので。もうめちゃくちゃ楽しいですね。

(宇多丸)本当にまさに架空設定のキャラクターたちと現実の木村さんたちの声優さんたちっていうのの境目がどんどん淡く、ファジーになっていく感じがいよいよ面白いなって思って。そして木村さん的にはこれ、ヒプノシスマイクのお話をうかがう前に、なにしろこれがデカいなと思うのは、いろいろとやられているんですけども、『おはスタ』の中で『Bラッパーズ ストリート』っていうアニメーションを……。

(木村昴)はい。『おはスタ』の中ですので、子供向けに「ラップ、面白いよ!」っていうことを伝えられるようなアニメーションになっていて。ショートアニメーションなんですけども。こういったことをやらせていただいていたり。

(宇多丸)前回、お越しいただいた時にヒップホップ文化を外にわかりやすく伝えるということを率先してやっていただけているなというのをありがたいなと思っていて。

(木村昴)もう、もちろんでございます!

(宇多丸)で、これがやっぱり大きい。テレビ朝日系の『フリースタイルダンジョン』の三代目ナレーション。まあ、最初がUZIくん。そしてUZIくんがね、どうしたんでしょうかね、急にね?

(木村昴)フハハハハハハハハッ!

(宇多丸)いなくなって、サイプレス上野くんにバトンタッチして。で、そこからの三代目が木村さんということで。

(木村昴)そうなんです。

(宇多丸)これが僕、前回お話しても木村さんがいかに日本のラップ・ヒップホップシーンのまずはヘッズ。熱狂的なファンであるのかっていうのをうかがっているので。だから僕が最初に聞いた時に思ったのは、「木村さん、よかったね!」っていう。

(木村昴)フフフ、本当ですか?

(宇多丸)いや、「よかったね!」って。いかがですか、これは?

(木村昴)いや、とっても驚きました。本当にお声がけいただいたのも光栄なんですけども。やっぱり初代、二代目ともちろんプロの方がナレーションをなさっていたというところで。僕も声優としてのプロなので、もちろんお力添えできるとは思うんですが……なんか、僕がやっていいものか?っていう葛藤もあるんですけども。でも、それよりもやっぱり「嬉しい」が勝ってしまって。本当に楽しくやらせていただいております。

(宇多丸)どうですか? いま、収録なんかやっていて。完全に、いわゆるゴリゴリのヒップホップの仕事なわけじゃないですか。

(木村昴)本当にですね、ご視聴いただける視聴者のみなさまよりもちょっと早く内容が見れるという嬉しさ(笑)。

(宇多丸)フハハハハハハハハッ! そっちの?

(宇垣美里)ファン目線(笑)。

(宇多丸)そっちの喜びもあるっていう(笑)。

(木村昴)「えっ、この人とこの人が当たったんだ!」っていう。で、つい最近だと般若さんが引退された回があったんですけども。あれをみなさんよりもちょっと先に拝見して。本当にかっこよかったです。

(宇多丸)Rにね、バトンタッチされてっていうのがありましたもんね。でもね、実際のところこれ、残念な話ね、木村さんのナレーション、聞きやすいわ。

(木村昴)フハハハハハハハハッ!

(宇多丸)やっぱりプロだわ(笑)。でも当然、やっぱりヒプノシスマイクの木村さんの活動というものあってということでね。やっぱり真のプロパーのみんなも参加をしていますし。木村さんのことをある意味ラッパーとして認めた上での起用っていうのはあると思うんですよね。で、それどころか木村さん、あなた普通にプロパーのラッパーですよと。もう忖度しませんよと言いたくなるような感じで、3月にラッパーの掌幻くんと掌幻と昴というユニットを組んで活動を始めちゃったじゃないですか。

(木村昴)そうなんです。「本格的に」というか、ある種僕のラップの修行の意味も込めて、プロの掌幻くんと一緒に楽曲を作って、いろいろとやっていこうかなといま思っているところでして。

(宇多丸)掌幻くんとは前からお知り合いだったんですか?

(木村昴)実は出会ったのは去年の年末なんですよ。

(宇多丸)おお、意外と最近?

(木村昴)そうなんです。もちろん、存じ上げていたんですけども。舞台で共演をしまして。で、そこで本当に意気投合して。自分たちのこれまで聞いてきたラップミュージックもそうですし、なんか目指すところだったり、好きなもの、表現をしたいことっていうのが本当にばっちりと合って。「だったらもう一緒に、ダメって言われるかもしれないけど、なんかやるだけやってみよう!」っていうことでそのしゃべった翌日から楽曲制作を始めて(笑)。

(宇垣美里)すごーい!

(宇多丸)でも、このフットワークの軽さはまさにヒップホップ的と言いましょうか。さすがです。では、ぜひそのヒプノシスマイクファンの方もいっぱい聞かれているとは思うんですけども。ヒプノシスマイクでのラップ表現とのある種の落差というか違いみたいな部分もわかりやすく体感してもらうため、ちょっと掌幻と昴から1曲……。

(木村昴)いいですか? いや、めちゃめちゃ嬉しい! ということで、ぜひよければお聞きください。掌幻と昴で『NEW CHAPTER』。

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掌幻と昴『NEW CHAPTER』

(宇多丸)掌幻と昴で『NEW CHAPTER』を聞いていただいております。めちゃめちゃかっこいい!

(木村昴)ありがとうございます!

(宇多丸)やっぱり声のキャラクターが木村さんははっきりとありますから。途中のオラついた感じでジャイアン感もきっちりとあって。あと、やっぱり映像。ミュージックビデオも作られていて。見るとさらにジャイアン感が(笑)。

(木村昴)いや、抑えたつもりなんですけどね(笑)。

(宇垣美里)結構画面が強いんですよね(笑)。「かっこいい!」って思って。

(宇多丸)まあ、でもラッパー活動して文句なしのかっこよさですよ。さすがでございます。といったあたりでその木村昴さんが参加しているラッププロジェクト、ヒプノシスマイクについてここからお話をうかがっていきたいと思います。

(木村昴)はい。よろしくお願いします。あの、最近ではライブもそうなんですけど、アルバムが出たんですよ。なので、いままでの楽曲もそうなんですけど、新曲なんかも入っていたりして。ぜひ楽しんでいただけるようなアルバムに仕上がっているので。これを今日はぜひチェックしていただきたいなと思って。お話をできたらなと。

(宇多丸)この機会にまたね、ここからヒプノシスマイクに入られる方もいるかもしれない。

(宇垣美里)アルバムはかなり豪華な感じの……。

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(宇多丸)あらためて、ヒプノシスマイクとはなにかっていうところからちょっとね。

(宇垣美里)お話をさせていただきます。ヒプノシスマイクとは男性声優12人による音楽の原作キャラクターラッププロジェクトです。池袋、横浜、渋谷、新宿からなる4つの地域を舞台にラップバトルを繰り広げるという内容でCDが続々とリリースされて人気を博しています。4月24日にアルバムがリリースされたということなんですね。

(宇多丸)平たく言えば、だからその架空のキャラクターを声優さんたちがラップを通して演じているというか。それでバトルがあって、それぞれの人物関係とか組織同士のバトルがあって。しかも、実際にバトルをやって人気投票で勝ち残っていくということもやっていて。

(宇垣美里)その虚構と現実がグチャグチャ……と(笑)。

(宇多丸)そうなんですよ。しかもライブまでやっているとなると、いよいよもう現実とフィクションのあれが曖昧な感じがすごく面白いし、いまっぽいとも言えるし。で、どんどんどんどんいろんなファンの人の反応を見ていると、ファンの人たちもどんどんどんどんその中で自分たちの世界観みたいなので盛り上がっていくし。なんかね、めちゃめちゃ面白いエンターテイメントになっているなって。

(木村昴)はい。

(宇多丸)あと前回も言いましたけど、僕はやっぱり楽曲がいまのヒップホップの若手の子たちが好むような原稿のUSヒップホップの影響を受けたラップよりも、より僕らの世代とかの日本語ラップに割と近いようなもの……それはより聞き取りやすさであるとか、ある種のわかりやすさというか。だから日本語ラップというもののいちばんわかりやすい……技術的な意味でも入り口にもちゃんとなっているというところで、このヒプノシスマイクはそこも関心をしたところなんですよね。

(木村昴)ありがたいです。

(宇多丸)やっぱりセリフっていうかね、ちゃんと中身を聞けてナンボの世界でもありますもんね。

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ヒプノシスマイクが入り口になる

(木村昴)うん、そうですね。楽曲制作に携わってくださっているプロの方々ももちろん豪華でして。そのヒップホップカルチャーの中で、様々な時代が進むにつれて、ラップミュージックの中でもいろんなジャンルができていったりしているじゃないですか。で、やっぱりそれをなるだけ網羅できるように、それぞれのディビジョンごとだったり楽曲も……。

(宇多丸)カラーがね。

(木村昴)そうです。カラーもそうですし、本当に様々なジャンルの、トラックの雰囲気だったりっていうのが聞けるので。ある種、このヒプノシスマイクを聞いていただければまだラップカルチャーを知らない人でも「ああ、こういう表現方法もあったり、こういう種類のトラックもあるんだ」っていうことで楽しんでもらえたらいいなっていう思いもありまして。

(宇多丸)逆にそこからね、ラップやヒップホップに興味を持っていただいた方も結構、本気でいらっしゃるようだし。あと、両方のことを知っている人は、たとえばRHYMESTERだったら○○だな、みたいなことを。

(宇垣美里)ああ、どこのディビジョンかとか。

(宇多丸)そんなことを言って楽しむ。だいたいは「池袋」って言われることが多いですけども。

(木村昴)ああーっ、そうですね!

(宇多丸)みたいな、そういう楽しみ方もしていて。だから全然、深い方にもちゃんと行ける入り口にもなってくれていて。僕は本当にありがたい限りなんですよね。

(木村昴)いえいえ、こちらこそです。池袋がRHYMESTERさんっぽいって言っていただけるの、もうめちゃめちゃ嬉しくて。僕がまず、めちゃめちゃ影響を受けているので! 好良瓶太郎さんっていうリリックを書く人がいるんですけども、彼はやっぱりRHYMESTERさんから受けた影響というのを結構リリックに込めていたりとかするので。あの、いまおっしゃっていただけたのがとっても光栄です。ありがとうございます!

(宇多丸)本当にありがとうございます。ちなみに、今回アルバムにまでなって、どんどん作品の曲数が増えていくじゃないですか。要はキャラクターの厚みや深みが増えてきて。こう、難しさも増していたりしませんか?

(木村昴)まあ、そうですね。そのキャラクターっぽさっていうのは僕らはあくまでもキャラクターを表現する立場なので。「このキャラクターならどうするかな?」っていうことは考えてはいるんですけども、やっぱりその枠にあまりガチガチにこだわりすぎず。やっぱりキャラクターっていうのは日によってだったり、朝晩とかでも人間って感情が変わってくると思うので。なんかやっぱりキャラクターに厚みはどんどん持たせていきたいなっていうところで、あまり枠にハメないように僕らは、演じている側は考えています。

(宇多丸)しかも実際にバトルがあって、結果も出て……みたいなのがあると、現実からのフィードバックも受けますもんね。決め込んでも意味がないところもたしかにあるかもしれない。

(木村昴)そうなんです。本当に実際にバトルを行った時、我々池袋ディビジョンは横浜ディビジョンと戦ったんですけども。このバトル中、本当にやっぱりお互いキャスト同士もちょっとバチバチな感じがあったんですよ。

(宇垣美里)フフフ、そうなんですか?

(宇多丸)そうだよね。それはね!

(木村昴)で、僕ら池袋のバスター ブロス!!!が横浜ディビジョンに敗れたんですよね。もうこの時の悔しさが、もうキャラクターを押しのけちゃったんですよ。

(宇多丸)いや、でもやっぱりそうだよね。

(木村昴)だから我々も本当に魂を込めてやっていたんだなって僕らも再確認できましたし。やっぱり今後もそれぐらいの思いでやっていこうじゃないかってキャスト一同、より絆が深まったようなタイミングですね。いまは本当に。

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