宇多丸 熊崎風斗アナの結婚披露宴パーティーを語る

宇多丸 熊崎風斗アナの結婚披露宴パーティーを語る アフター6ジャンクション

宇多丸さん、熊崎風斗さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で前日に行われた熊崎風斗さんの結婚披露パーティーを振り返り。懸念されていた宇多丸さんの乾杯の挨拶やスーパー・ササダンゴ・マシンさんのお祝いプレゼンなどについて話していました。

(宇多丸)はい。ということで熊崎くん、昨日は本当にお疲れさまでした。

(熊崎風斗)いやー、ありがとうございました。結婚披露パーティー。昨日、開催させていただきました。宇多丸さん、ありがとうございました。乾杯の挨拶を。完璧な……。

(宇多丸)いやいや、ああ、そうですか。結論としてはこれはよかったということで?

(熊崎風斗)宇多丸さん、そしてスーパー・ササダンゴ・マシンさん。

(宇多丸)先週はちょっと懸念されていたじゃないですか。僕らがニヤニヤしながら。

(熊崎風斗)変なことを言うんじゃないかと。

(宇多丸)やっぱりね、ご親族はいらっしゃらないけど、新婦側のお仕事仲間とお友達っていうサイドとこっちはこっちでアトロクチームをはじめとしてTBSアナウンスチームというような。その大きく言ってこの二大潮流っていうのがあって。僕が乾杯の音頭をやり、スーパー・ササダンゴ・マシンさんがお二人の紹介という形のパワポプレゼンスタイルでやるという中で、先週僕らが熊崎くんの「グラビア好き」っていうのをどれぐらいフックにしていいものか? みたいに考えていて。そしたら熊崎くん、「グラビアの件は言うな」ぐらいのさ。

(熊崎風斗)いや、ちょっと怖いから。

(宇多丸)「その件は言うな」ぐらいの勢いだったじゃないですか。でもそれは君、もう無理だよっていうね。もう公の場でもやっているし。で、「大丈夫だよ! 俺、もう見えた!」って言っていたじゃないですか。

(熊崎風斗)で、その「見えた」が不安だったんですよ。宇多丸さんとササダンゴ・マシンさんの「見えた」ほど不安なことはなかったんですが、結論から言いますと、お二人ほどの常識人はこの世にいないんじゃないか?って。ありがとうございます!

(宇多丸)という風に落差的に見えてしまうほど、「敵は別にいた」っていう(笑)。気をつけなきゃいけない連中は他にいたっていうね。フハハハハハハッ!

(熊崎風斗)そうなんですね。そのあたりも含めて……。

(宇多丸)行ってみましょうかね。アフター!

(熊崎風斗)シックス!

(宇多丸・熊崎)ジャンクション! おめでとう!

(中略)

(宇多丸)はい、ということで昨日、無事に結婚披露パーティーを完了させてということで。

(熊崎風斗)いやー、よかったです。終わりました。

(宇多丸)うん。某おしゃれなイタリアンレストランで。料理もお酒も美味しかったですし、すごいいい雰囲気で。お店も結婚披露パーティーみたいなのをやり慣れてらっしゃるお店で。スタッフの方々もとても進行なんかも……だから僕が乾杯の挨拶をする時も「いったんお話されますよね? ということは、一度着席していただいて、もう1回立っていただくくだりを我々が誘導しますので……」みたいな。そういうのを事前にさり気なく打ち合わせなんかしていただいて、なかなかできた感じで非常によかった。

(熊崎風斗)はい。

(宇多丸)で、問題の懸念されていた私の乾杯の挨拶。要はだいたい、我々が結婚式のスピーチなどを求められると、このアトロクチームというかウィークエンド・シャッフル流れのタマフルチームが本当に……まあ端的に言うと社会性がないというか。一言でいうとガキなんすよね。

(熊崎風斗)フフフ、そうだったんですね。

(宇多丸)で、そのスピーチとかでそういう場にそぐうようなスピーチができず。以前、FMラジオとAMラジオの文明の衝突という事件がありました。小荒井Dの結婚披露パーティーで起きた大事故がありました。詳しくはみやーんさんの書き起こしなどが残っていると思いますので、こちらをご覧いただきたいんですけども。

TBSラジオ タマフル関係者結婚式で起きたAMとFMの文明の衝突
コンバットRECさんがTBSラジオ『タマフル』に緊急出演。番組ディレクターの結婚式でタマフル関係者が感じたAMラジオとFMラジオの文化の違いと歴史的な敗北について話していました。 (宇多丸)今夜、どうしても特集をしておかなければいけない事件...

(熊崎風斗)はい。

(宇多丸)ただそこで、その昨日のパーティーの前で座っていて。横に橋Pがいたわけよ。そしたら橋Pがすごい堂々とした感じで「いやー、あの小荒井さんのあれは違うんですよ。あれはね、我々の問題じゃないんです。ヒューマンエラーじゃないんですよ」って。

(熊崎風斗)アハハハハハハッ! そんなこと言っていたんですか?(笑)。

文明の衝突はヒューマンエラー

(宇多丸)「あれはヒューマンエラーではなくて、あれは構成上のミスや機材トラブルなどで起こった不可避の事故で。これはヒューマンエラーじゃない」っていう風にものすごい自信たっぷりに吹きはじめて。「おいおい、大丈夫か……?」って思いながら。ただ、とはいえ私も特にこの間の『マッスル』の開会宣言が俺的にはすごく、ちょっとあれで経験値UPっていうか。

(熊崎風斗)いや、あれはすごかったですよ。本当に。

(宇多丸)あれができたんならなんでもできる感っていうのが俺の中であって。結構俺の中では「まあ、だいたいこんな流れで……」っていうのが。だからその「3つの袋……堪忍袋、給料袋、胃袋、お袋などがございますが……」みたいな流れの中で、「みなさんのご意見も聞いて、やはり熊崎くんの場合は『袋とじ』というね」って。だからこの袋とじを夫婦仲のたとえでどうポジティブなところに着地させるかっていうね。

(熊崎風斗)だからね、あんなに上品に袋とじを語ってくださる方がこの世の中にいるのかって僕はね、びっくりしました。

(宇多丸)やっぱり最低ラインとしてこれ、俺の中のこれは倫理ラインね。やっぱり奥様、新婦の気持ちが悪くなるようなことを言っちゃ、それは絶対にダメだろうっていうのはあるから。これはだから任せてもらって大丈夫なんですよ。

(熊崎風斗)いや、本当にそうでした。心配しちゃって本当にごめんなさい!っていう。

(宇多丸)気遣いの男・RHYMESTER宇多丸ですよ。私の99%は気遣いでできてますから。気遣い、忖度、そういうものでできてますから。

(熊崎風斗)本当にみんなに響くようにね。笑いどころを作ってくださって。

(宇多丸)ちゃんと作って。「袋とじ」なんつってちょっと笑いを作ってから、「袋とじのように丁寧に丁寧に未来を切り開いていく。そんなご夫婦になっていただきたい」なんて。

(熊崎風斗)いやー、上品!

(宇多丸)これはもう、やりました!っていう感じですよ。

(熊崎風斗)「ありがとうございます!」って本当に心の中でずっと叫んでましたよ。宇多丸さんの挨拶の時に。

(宇多丸)で、僕のそのグラビアの振りもその後のスーパー・ササダンゴ・マシンさんのプレゼンでグラビアの件を出してやるから、その前振りとしても必要だっていうことで。で、結論から申し上げますと、やっぱりスーパー・ササダンゴ・マシンさんはさすがでしたよね。

(熊崎風斗)いや、素晴らしかった!

(宇多丸)僕、すごくうなったのは奥さん側はとある証券会社で……っていうのがあるじゃないですか。だからそこの職業のみなさんに刺さるデータとかワードみたいなものをちゃんと持ってきて。みなさんがそこで「おおーっ! これは、日経平均株価だ! ワーッ!」ってなっていて。

(熊崎風斗)そうそう。新郎側が誰も気づいてないのに新婦側はみんな「日経平均株価だ!」って気づいていましたね。

(宇多丸)そこでドカーン!ってロックしていて。だからやっぱりこれは匠の技だなって。

新婦側に刺さるプレゼン

(熊崎風斗)そうなんですよね。面白かったんですけど、もうすごすぎちゃって。周りも笑いプラス感動の雰囲気になっちゃっているんですよ。

(宇多丸)「えっ、なにこの芸術芸?」みたいな。でもよかったんですね。喜んでいただけたわけですよね。で、問題は、そこはよかったんだけど……。

(熊崎風斗)よかったんです。だから本当にラジオの宇多丸さん、スーパー・ササダンゴ・マシンさん、すごいよかった。

(宇多丸)で、みなさんにちょっとその会場の状況を説明しておきますと、新郎新婦が座っていて。で、国山ハセンさんがずっと進行をしていて。

(熊崎風斗)国山ハセン。同期のアナウンサーです。

(宇多丸)ハセンさん、あれですね。僕もテレビとかで一方的に拝見しているだけですけども。さすが、いい塩梅の軽みですよね。一言でいうと、チャラい(笑)。

(熊崎風斗)そう。チャラいから、つなぎが上手いんですよ。ああいうところの乾杯をするまでのドリンクを注いでいる時の時間の持たせ方とか。

(宇多丸)ちょっとした場繋ぎとか。座持ちがいい。本当にいい。

(熊崎風斗)あのチャラさゆえのっていう感じ、ありますよね。

(宇多丸)さすがですよね。で、2人が座っている。で、その新郎新婦と同じ目線のところのテーブル席にみなさん、主に新婦サイドの会社の方とかお友達とかが座っている。で、段になっていて。上の方がひな壇風っていうか。ちょっと奥まったところは高くなっているんですね。そのゾーンがアトロクチーム。そしてその奥がTBSアナウンスチーム。これが並んでいたわけですよ。でもやっぱりほら、女子チームなんかはもう、きらびやか。華やかな。みんな、写真を撮っていましたよ。

(熊崎風斗)三姉妹を含めて。

(宇多丸)ねえ。アトロク三姉妹も含めて。

(熊崎風斗)同期に来てもらったりとか。

(宇多丸)だからすごい華やかな空気で、それはよかったんですけど。やっぱりあれですよね。だんだんと式が進行していくにしたがって、こっちのいちばん上のひな壇の、要はアナウンスチーム男子のガラが……(笑)。ガラがどんどん悪くなっていくっていう(笑)。

(熊崎風斗)ちょっと僕は距離が離れていたんですけども。

(宇多丸)かなり離れていたけど、そのヴァイブスは感じました?

(熊崎風斗)ガヤの感じがすごく伝わってきましたね。

(宇多丸)そうですよね。「ギャハハハハハッ!」っつって。ヤジ等をことあるごとに。まあ、大先輩の土井敏之アナウンサーが最初にご挨拶されて。でも土井さんは実況アナウンサーとしてのスキルをまずボーンと出して。これはさすが!っていう感じだったんですけど、そこからやっぱり男性アナウンス界の体育会ムードというか。なんなら、澤田大樹記者のこの間の特集みたいな男子校ムードっていうんですか?

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(熊崎風斗)フハハハハハハッ!

(宇多丸)やっぱり「男の後輩はかわいがってよし」みたいな。

(熊崎風斗)愛ゆえに。

(宇多丸)もちろん、愛ゆえになんですよ。だからそういうヴァイブスを感じつつ。それが式の進行にしたがい、アルコールも入ってきます。そんな感じで行くにつれて、どんどんどんどんオラつきが……(笑)。

(熊崎風斗)そうだったんですね。僕も距離があったのでそこまで明確にわかっていたわけではなかったんですが。

(宇多丸)詳しくは、まあ熊崎くんも先輩のことですから、あれだと思いますけども。まあとにかく僕とササダンゴ・マシンさんの間で「俺たちなぞは本当におとなしいものだったな」と。

(熊崎風斗)いや、本当に常識ある大人の佇まいですよ。ラジオチームは。

(宇多丸)「なんなら俺たち、無難にまとめすぎたかな?」みたいな。

(熊崎風斗)いやいや、そんなことはなかったですけど、やっぱり素晴らしかったなと。本当に大人の、盛り上げるところは盛り上げ、締めるところは締めて……っていうね。

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