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宇多丸と宇垣美里『エターナルズ』とマ・ドンソクを語る

宇多丸と宇垣美里『エターナルズ』とマ・ドンソクを語る アフター6ジャンクション
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宇多丸さんと宇垣美里さんが2021年11月16日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で映画『エターナルズ』についてトーク。前週の段階ではまだ見ていなかった宇多丸さんが実際に作品を見た感想を紹介しつつ、マ・ドンソクやアンジェリーナ・ジョリーなど各キャラクターの描き方や関係性について宇垣さんと話していました。

(宇多丸)ということで宇垣さん。まずね、『エターナルズ』が当たったんですよ。

(宇垣美里)いや、違うんですよ。私、もうあの瞬間、本当になんかよくわからない……「うわあ!」ってなって。

(宇多丸)これはね、違うんですよ。俺が悪いの。まずガチャで……僕、金曜はリモートでやっていて。で、ガチャを山本さんが回して。最初、『リスペクト』だったんですよ。『リスペクト』も僕、すごい見たいし。「超いい」って聞いていて。

(宇垣美里)なんか私も『リスペクト』聞きたかったから。「ああ、よかった、よかった」って思っていたら。

(宇多丸)そこで、もちろん間違いじゃないんだけども。宇垣さんにプレッシャーをかけるような「1万円でもう1回ガチャを……」っていうのが……あ、そうだ。1万円、後で払わなきゃ。

(宇垣美里)いや、私が払います。

(宇多丸)いやいや、それはおかしいでしょう?(笑)。

(宇垣美里)私がプレッシャーをかけてしまったと思って。『リスペクト』もめっちゃいい作品だから、『リスペクト』評を聞きたかった人が「宇垣がなんかあんなことを……」ってなっちゃったらどうしよう?って思っちゃって。

(宇多丸)宇垣さんにプレッシャーをかけるようなことを強調して重ねていった俺が悪い。でも『エターナルズ』はもちろん、やっておいた方がいいやつだからさ。これはさ。

(宇垣美里)本当に私の私利私欲の……本当にごめんなさい。

(宇多丸)「私利」はないと思いますけども。いや、全然。『エターナルズ』もやらなきゃいけないしね。この1万円払ってもう1回、ガチャを回すというシステムも、その1万円をプールしておいて、なにか大事が起きた時に使わせていただいておりまして。一応、人様の役に立つであろうということに使うわけで。ムダにはなっていないので。そうなんですよ。

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(宇垣美里)すいませんね。なんか……。

(宇多丸)いやいや、宇垣さんの肩身が狭くなるということをちゃんと考慮していなかった私の問題でして。これ、いくら回してもでなかったら、どこまで行ったら宇垣さんに……「あの、すいません。ちょっと割り勘、お願いしたいと……」って(笑)。

(宇垣美里)いえいえ。最初に払っておこうかなとも思ったんですけども。私、言ったら絶対にそうなるからやめよう。運に任せようと思ったんですよ。そしたら「あっ、回してくれている。うわっ、うわーん!」ってなっちゃって(笑)。

(宇多丸)でも、無事にもう1回、回して当たったので。何回回しても、出ない時は出ないですから。むしろ俺、そういう時にお金をどんどん、2万、3万と入れていく瞬間というのがありますから。そういうのあったりするから、それにしてはスムーズに出たんでね。『エターナルズ』ね。しかも、やっぱり『エターナルズ』はたしかに論じ甲斐があるっていうか。わかった。見てやっぱり賛否がわかれるのも、これはなるほどなと思ったし。なんていうか、紐解き甲斐っていうかさ。これがどういう作品なのかって。もちろん、その見る角度によってね、宇垣さんのその角度もあるし、みたいな。めちゃくちゃこれはすごく取り組み甲斐がありますよ。すごく。だし、おっしゃっていたところ。何しろマブリーは最高待遇ね!

(宇垣美里)でしょう?

(宇多丸)最高待遇で迎えられている。

マブリー最高待遇

(宇垣美里)でも本当に私、本当にオタク甲斐があるというか。彼とセナ(アンジェリーナ・ジョリー)との何年間かを考えただけで、もうね、1クール、2クールのドラマができるねって思いましたね。

(宇多丸)たしかに。2人でひっそり暮らしてる何年間というか、何十年、何百年があって……っていうことだもんね。

(宇垣美里)そう。それを想像するだけで「セナ、ちゃんと化粧水つかえよ」ってギルガメッシュが言ってるところを想像するだけで……。

(宇多丸)「化粧水、使いなよ」って(笑)。

(宇多丸)あと、料理がさ、またおいしそうでしたね。あそこのくだりね。

(宇垣美里)ちょっと『君の名は。』を見てるのかな?って思いましたけどね。そういうシーンもあったりとかして。

(宇多丸)あと、あれですね。最初の彼らが地球上に降り立って戦うところで、それぞれの戦いぶりみたいなのでその能力を示すみたいなところで。やっぱりマ・ドンソク演じるギルガメッシュがセナの手を取ってさ、軽くエスコートするようにフッとやるじゃない? ああいうの、マブリーがまた似合うんだよね。

(宇垣美里)全然嫌味じゃない。

(宇多丸)だから『新感染 ファイナル・エクスプレス』。あれの力は強いけども優しくてジェントルで。常に……っていう。

(宇垣美里)でも、『新感染』ほど口の悪い感じではなく、どっちかって言うともっとジェントル。『グッバイ・シングル』とか『群盗』とか、ああいう時のことを思い出すような……。

(宇多丸)そうですよね。だからたぶん、そのマ・ドンソクのいいところをちゃんとわかって抽出してるし。なんなら今までの文脈も踏まえて、ぐらいの感じだもんね。

(宇垣美里)そう。「よう見てんな!」って思いましたし。

(宇多丸)あれはだからアメリカ作品本格デビューとして……彼はずっとアメリカで暮らしていてね。そのアメリカ的なところ、英語とかも少なくともばっちりで。

(宇垣美里)だから英語もあんなにお上手でっていうのもありますけどもね。

(宇多丸)だから遅すぎたぐらいのハリウッドデビューという意味では、もう最高の花道を作ってさ。

(宇垣美里)見つかっちまったぜ(笑)。

(宇多丸)うん。見つかるといいね。でも今後ね、いろいろと使いでのある人だしさ。

(宇垣美里)こりゃあみんな、好きやでって思いましたけどね。

(宇多丸)バディムービーとかに出してもあんなに映える人、いないわけだからね。『悪人伝』とかだってあれも一種のバディムービーだったりするじゃないですか。

(宇垣美里)『悪人伝』はね、アメリカでまた作られるみたいですし。

(宇多丸)リメイクして、なおかつ本人出演だ。そうだそうだ。

(宇垣美里)本人で、なおかつシルヴェスター・スタローンが出て、っていうことなので。

(宇多丸)なんだっけ? ゴリラプロダクションだっけ?

(宇垣美里)ゴリラ会社みたいなやつですよね?(笑)。

(宇多丸)ネーミングがアホ過ぎるっていうのがありましたけども(笑)。ちょっと『エターナルズ』はもちろんキャラのすごく魅力とか、ドラマの魅力っていうのもあるし。クロエ・ジャオの作家性がどうMCUに着地するかっていう……僕、この間やった『ブラック・ウィドウ』評で「これ以降のMCUはたぶんこういう流れが既定路線化していくんだな」みたいなこと言っていて。それにもはまっていたんで。だからちょっとね、いろいろと本当に論じ甲斐があるという。いろんな角度から……。

宇多丸、『ブラック・ウィドウ』を語る!【映画評書き起こし 2021.7.16放送】 | トピックス | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
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(宇垣美里)2回目を見ると、また違うところが刺さって。

人類の愚行描写

(宇多丸)あと、過去の人間の愚行というか、蛮行というかね。段階的にどんどんどんどん、エターナルズが人間に絶望していくくだり。皆さん、おっしゃってるそのくだりもそうだし。そのちょっと前の時代のところで、また決定的にさ、「ひでえじゃねえか!」ってエターナルズの中で分裂が起こるところがあるけども。そこは僕は……これは大丈夫かな? とにかく僕が大好きな、とある映画のエンディングのその後を描いているとも言えるわけですよ。要するに、やっぱり西洋文明というのがいかに乱暴にやってきたっていう。

(宇垣美里)蹂躙してきたかっていうことですよね。

(宇多丸)それをだからアメリカ映画でメインで描いてる時点で、かなりの……。

(宇垣美里)ああ、チームゴリラ。

(宇多丸)チームゴリラね。うん。ありがとうございます。

(宇垣美里)思ったよりもバカっぽくて最高だった(笑)。

(宇多丸)「ゴリラ会社」ではなく「チームゴリラ」ね(笑)。まあ、マ・ドンソクの花道というか、ハリウッドデビューという意味でも華々しいし。『エターナルズ』、行きたいと思っております。

(宇垣美里)すいません、なんか……。

(宇多丸)いや、とにかく宇垣さんに不要なプレッシャーをかけたのは私の落ち度でございます(笑)。申し訳ございません。

(宇垣美里)アフター!

(宇多丸)シックス!

(宇多丸・宇垣)ジャンクション!

(中略)

(宇多丸)あの、合間もずっとエターナルズの件で萌えしゃくるの、やめてもらえますか?(笑)。

(宇垣美里)「伝えなきゃ!」みたいな(笑)。あのね、西武鉄道のスタンプラリーをしたら『エターナルズ』のアクリルスタンドがもらえるっていうのがあって。でも、セナとギルガメッシュのセットじゃないんよっていう。

(宇多丸)それはなんかでも、ちょっとダメだね。

(宇垣美里)でも! キンゴとスプライトはあるんよ。あと、マッカリとドルイグもあるの。そこは正解!

(宇多丸)ちゃんと劇中の(笑)。

(宇垣美里)そこは正解! でも、セナは?っていうね。

(宇多丸)西武鉄道のスタンプラリーね。

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(宇垣美里)そこはちょっと「あれ?」って思ったけども。キンゴ&スプライトとマッカリ&ドルイグはわかってる!って思います。

(宇多丸)あの……名乗っていいですか?(笑)。

(宇垣美里)フフフ(笑)。

(宇多丸)11月16日火曜日、時刻は6時7分です。ラジオでお聞きの方もRadikoでお聞きの方もこんばんは。TBSラジオをキーステーションにお送りしてるカルチャーキュレーションプログラム『アフター6ジャンクション』、通称アトロク。パーソナリティーは私、ラップグループRHYMESTERの宇多丸です。そして……。

(宇垣美里)火曜パートナーの宇垣美里です。

(宇多丸)そうかそうか。でも、2度目も行ったんですもんね。

(宇垣美里)行きました。

(宇多丸)確実に2度目の方がいいと思う。間違いなく。

確実に2度目の方がいい

(宇垣美里)そうですね。全部わかった上で見ると「ああ、彼女はこういう気持ちでこの2人を見ている」とかがどんどん伝わってきて。

(宇多丸)あと「このキャラクター、こいつはこの間……ああ、これはなかなかたしかにつらいよね」というようなね。

(宇垣美里)「この時からこういう思いを持っていたんだな」とか。すごい刺さる。

(宇多丸)たしかに。うん。

(宇垣美里)まあキャラ読みみたいな、キャラ見みたいなことをしているので。そういう楽しみ方もあるというところですね。

(宇多丸)「楽しみ方がある」っていうか、そこは確実に掘り下げ甲斐のある作りになっていますね。いや、その観点で言えばですよ、結構長いけど。現状で。逆に短いっていうか。その「欠点は短い」っていうことかもよ? もしかしたら。

(宇垣美里)そうなんです。私、「これはドラマでよかったのでは?」とはちょっと思っていて。

(宇多丸)要はさ、そのクロエ・ジャオの今までのタッチとね、もちろん一致している作品でもあるんだけど。それで言うなら1キャラ、もしくは1コンビかもわかんないけど。それでひとつの映画でいいぐらいじゃない? 本当は。

(宇垣美里)そう! ギルガメッシュとセナのロードムービーでよかったぐらい、作れるんですよ。1人1人でね。ドルイグがどうやって生きていたのかっていうのでも全然いいし。

(宇多丸)結構長めの映画だけど。だからそのクロエ・ジャオもさ、1人1人が出る時間が短いから。ぱっと見て印象に残って「こうだ」って思える人じゃないとダメだみたいなことを言っていて。だから結構あれでも急いでるんだけどね。でも、ゆったりしたテンポ感もちゃんと必要なテンポ感というか。要するに、長いタイムスパンの話だから。

(宇垣美里)人間が生まれたところからの話みたいになっているので。

(宇多丸)風呂敷のデカさはね、結構近年稀に見る風呂敷のデカさだと思いますよね。風呂敷……「ああ、そうなんですか?」って(笑)。

(宇垣美里)むしろ、この長さをよくギュッとしたわね、みたいな。

(宇多丸)俺、あとはデカさ表現。映画におけるデカさ表現って好きなんだけども。今回のデカさ表現。そのハッタリが好きでしたね。ドーン!って最初に出て……「顔!?」っていう(笑)。「顔の、一部? これはあくまで、顔の一部!」って(笑)。

(宇垣美里)「バカでけえ!」みたいな。

(宇多丸)とか、「指! これ、指? これ、指よ!」っていう(笑)。ああいう風呂敷はいいよね。風呂敷はデカければデカいほどいいっていうね。

(宇垣美里)一生二次創作していました。頭の中で。この2人の会話とか、その後とか考えていたらキリがなくて……。

(宇多丸)だから燃費がいいよね。たった1900円払っただけでずっとね。

(宇垣美里)もう自家培養が本当に進んじゃって。大変でした(笑)。

(宇多丸)お忙しいのにね。頭の中も……というわけで『エターナルズ』、やらせていただきます。がんばります!

(宇垣美里)お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします(笑)。

(宇多丸)「お手数をおかけします」ってどういう……「うちの子をよろしくお願いいたします」みたいなことですからね。大事に大事に扱いたいと思います(笑)。

(宇垣美里)お世話になります(笑)。

<書き起こしおわり>

宇垣美里『エターナルズ』マ・ドンソクの魅力を語る
宇垣美里さんが2021年11月9日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で映画『エターナルズ』についてトーク。映画自体も絶賛しながら、大好きなマ・ドンソクの魅力を中心に話していました。

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