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宇多丸 村上”ポンタ”秀一を追悼する

宇多丸 村上”ポンタ”秀一を追悼する アフター6ジャンクション
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宇多丸さんが2021年3月15日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でドラマーの村上”ポンタ”秀一さんを追悼していました。

(宇多丸)ということで、まずちょっと訃報がございまして。ドラマーの村上”ポンタ”秀一さんが3月9日にお亡くなりになったことが報道をされて。村上さんというと、本当に日本の名だたるミュージシャンのバックもそうですし。本当に日本のポップミュージック史において、平たく言えばものすごく重要な役割を果たされていたドラマーの方なんですけども。村上”ポンタ”秀一さん。「ショックを受けている」というメールもいっぱい来ているのでご紹介をさせてください。

「本日のネットニュースで日本を代表するトップドラマーである村上”ポンタ”秀一さんの訃報を知り、大変にショックを受けております。1972年の赤い鳥でのデビューから現在に至るまでの素晴らしいセッションワークは数知れず。アトロク的には前身番組であるタマフルでの名企画、ダ・チーチーチー特集……」。これは要するにドラムフィルの「ダ・チーチーチー」というもののみにスポットを当てた特集だったんですが。

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(宇多丸)「……ダ・チーチーチー特集でプレイされた山下達郎さんの『Love Space』でのプレイが特に印象的だったと思います」。今、後ろで流れているのが山下達郎さんの『Love Space』。ポンタさんがドラムを叩いている代表曲のひとつです。

山下達郎『Love Space』

(宇多丸)

(宇多丸)「……数年前、吉田美奈子さんのライブでポンタさんのドラミングを目の前で体感することができたのですが、美奈子さんの歌と呼応するパワフルかつ繊細なドラムプレイに心底圧倒されたことが昨日のように蘇ってまいりました。死因は視床出血とのことですが、本当に残念です。ポンタさん、数々の素晴らしいリズムで私たちを楽しませていただき、本当に本当にありがとうございました。心からのご冥福をお祈りいたします」という。

あともう一通。「今日の昼休み、全身から鳥肌が立つほどショックを受けています。村上”ポンタ”秀一さんがお亡くなりになった。いろいろと音楽に興味を持ち始めた自分の少年時代からポンタさんの音はありました。ポンタさんのドラムを聞いたことがない人はいないでしょう。いつまでもあると思っていました。ご冥福をお祈りいたします。よい音楽をありがとうございました」ということで。本当に……特にそうですね。近年、また再評価というか、世界的にも人気を集めている70年代後半から80年代にかけての日本の、今で言う「シティ・ポップ」と呼ばれるような音楽像のグルーヴィーな面というのはやっぱりポンタさんのドラムのグルーヴっていうのがすごくあったかなっていう風にも思いますね。

個人的に……今日、もしTBSのアーカイブにあればかけたいと思っていた曲があったんだけども、さすがになくて。12インチシングルだったんでね。清水信之さんとのユニットでNOBUYUKI, PONTA UNITというのを一時期、やられていて。12インチシングルで『The Rhythm Boxer』というポンタさんのドラムが暴れまくる超かっこいいダンスチューンがあって。12インチで出されていて。当時、僕は高校生でしたけども。ちょうど坂本龍一さんの『サウンドストリート』というNHK FMの番組があって。これはまさに今日のゲスト、テイ・トウワさんが登場されたり、名を上げた場でもあるんですけども。

その教授の『サウンドストリート』の、たしかあれは86年だよね。ヒップホップ特集という……85かな? 86かな? そのぐらいにやったヒップホップ特集。何回かやっていらっしゃると思うけども。いわゆるラップというよりはメガミックス。音をエディットしてガンガンにメガミックスしていく、いろんな曲のいろんな要素を集積させていくような、そういうメガミックスを中心としたヒップホップ特集をやって。あ、でもDoug E. Freshとかもかけていたな。ラップも普通にかけていましたけども。とにかく、そのヒップホップ特集のオンエアーテープが僕の中でヒップホップにガーッと傾倒をしていくひとつの大きなきっかけでもあって。

まあいろいろと、いとうせいこうさんとか近田春夫さんの言説の影響もあるんだけども。その教授の『サウンドストリート』のヒップホップ特集がすごく大きくて。で、その何百回と聞いたヒップホップ特集の日にゲストだったのが村上”ポンタ”秀一さんと清水信之さんで。で、この『The Rhythm Boxer』もめちゃくちゃ聞いていたという。なので今日、できればかけたいなと思ったんだけども。もちろん、自分でも持っていないし。12インチでなかったので、ちょっとかけられなかったんだけども。はい。もし、興味がある方はこちらの音も掘っていただくと、めちゃくちゃかっこいい曲なので。NOBUYUKI, PONTA UNIT『The Rhythm Boxer』。

NOBUYUKI, PONTA UNIT

(宇多丸)はい。そんな感じで村上”ポンタ”秀一さん。ご冥福をお祈りします。本当に……ねえ。惜しまれつつということだし、音楽好きとしては本当にありがとうございますということですね。で、そんな村上”ポンタ”秀一さんといえば、いろんなお顔をお持ちで、あちこちで活躍をされていましたが。お茶の間的に一番存在を知られた瞬間と言いますと、これは1989年から1990年にこのTBSテレビで放送をされていた『三宅裕司のいかすバンド天国』、イカ天。これ、なんとなく存在ぐらいは熊崎さんも?

(熊崎風斗)私も、はい。もちろんです。

(宇多丸)そこからいろんなグループが輩出されたんで、皆さんご存知だとも思いますが。なんと、来週の特集はこちら……本当に偶然なんですよ。ポンタさんの訃報をお伝えするこの日にこの告知をするということは全くの偶然なのですが。実は来週、とある企画をやりますので。コロナ禍の中、皆さんが様々な形で音楽活動を不自由している中、音楽の力で世の中を明るくしたい。でも、音楽の力で明るくする時にかならずしもスキルとか、イケているバンド……じゃなくてイケていない、行けずに終わった名もなきバンドたち。

(熊崎風斗)まあ、そっちの方が多いでしょうね。

(宇多丸)イカしていない、行けず……みたいなね。そのようなバンドのサウンドでも日々は照らせるのではないかということで。来週はこんなリスナー参加型特集を予定しております。題して『いけずバンド天国』!

<書き起こしおわり>

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