プチ鹿島 日露北方領土交渉の保守メディアの報道を語る

プチ鹿島 日露北方領土交渉の保守メディアの報道を語る 水曜日のニュース・ロバートソン

プチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で日本とロシアの北方領土返還交渉についてトーク。モスクワで行われた首脳会談の結果を報じる保守系メディアの揺れ具合について話していました。

(プチ鹿島)あと、これ。日露のも触れておきましょうよ。これ、「進展なし」と報道されていますけども。たとえばこれ、なにが面白いって保守系の新聞が揺れているんですよね。産経とか読売とかね。

(モーリー)安倍さんを信じている新聞。安倍さんを「間違いない!」って思いたい新聞。

(プチ鹿島)なんだったら、いままでは「四島返還当たり前だ!」って言っていたのに、自分たちが応援している安倍さんが「二島を」って舵切っちゃったからちょっと揺れているっていうのが僕はウォッチャーとして面白いんですけども。あとは「進展なし」。これを産経は今日、どう書いたか? 「前進を確認した」っていう。

「交渉を前進させることを確認した」

(プチ鹿島)「前進を確認」ですよ。「前進」はしていないんですよ。

(倉持由香)「前進を確認」?

(モーリー)苦しい(笑)。

(プチ鹿島)だから駅のホームの車掌さんみたいに「前進を確認!」っていう。電車は進んでいないんだけど。「前進を確認」っていう(笑)。だからいかにネガティブなことをポジティブに書くか?っていう。

(モーリー)やっぱりそういう時、応援しているからこそ批判とか、そういう風にはできていないの?

(プチ鹿島)でもね、面白いのは産経でも社説を読むと叱っているんですよ。だってこれを認めたら、中国のほら……。

(モーリー)尖閣諸島。

(プチ鹿島)尖閣とかで中国が同じことをやってきても、文句が言えないじゃないかってことになるわけで。そこの揺れ具合が僕は面白いですね。

(モーリー)そうですね。いままではあんまり「寝た子を起こすな」で言ってこなかったんだけど、実際にフタを開けるとそういう微妙な、なんとか安倍さんにも擦り寄りたいけど、褒めるわけにも行かないっていう。微妙なところですよね。

(プチ鹿島)モーリーさん、実際に昨日はどう見ました?

ロシアは二島も返還する気はない

(モーリー)ああ、だってこの番組に出演された黒井文太郎さんという、これにすごい詳しい方がいて。彼は「ゼロ島返還」って言っているんですよ。「ロシアは二島なんか返すつもりはないよ」って。

(プチ鹿島)「4-2=0」っていうね、新しい数学が……(笑)。

黒井文太郎 北方領土返還交渉の行方を語る
軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』にゲスト出演。モーリー・ロバートソンさん、プチ鹿島さんと日本とロシアの北方領土返還交渉について話していました。 (プチ鹿島)じゃあ、気になるテーマ。日本です...

(モーリー)そうですね。まさに。おもろーい!(笑)。そういうこと。この番組を見た人たちは「やった!」って思っているよね(笑)。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/54813

タイトルとURLをコピーしました