プチ鹿島 東京五輪招致・JOC竹田会長疑惑と議員・馳浩を語る

プチ鹿島 東京五輪招致・JOC竹田会長疑惑と議員・馳浩を語る YBSキックス

プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中で東京五輪招致に関する不正疑惑でフランス当局からの操作を受けているJOC・竹田会長についてトーク。そして東京五輪大会実施本部長の馳浩議員にインタビューを行った際の馳議員の言葉などについても紹介をしていました。

(プチ鹿島)JOC竹田会長、大人気ですね! 竹田さん!

(塩澤未佳子)これだけ注目されているという。

(プチ鹿島)だからこれ、最近というか先週、急に降ってわいた話ではないんですよ。「ゴーンさんが捕まったからフランスが報復で……」とかっていう話、それは調べれば調べるほどそういう説がトンチンカンだってことはわかる。オープニングでも言いましたけど、これは3年以上前からの話なんですよね。

そもそもがフランス当局が別件で調べていたら、そこの調査していた口座に振り込まれていたっていう。で、あの親子(ラミン・ディアク、パパマッサタ・ディアク)は怪しいんだもん。リオで金、ロシアドーピングでも金を取っているから。

(塩澤未佳子)お金をね(笑)。

(プチ鹿島)そしたら「これ、なんだ?」っていうことで東京からの振り込みがあったということなんですよ。で、僕は実はもう1年半ぐらい前に、馳浩さんと対談したことがあるんですよ。元プロレスラー。2017年10月ですから、1年半ぐらい前ですね。というのは、その時にやっぱりオリンピックの話題が出て、調査委員会っていうのを作ったんですよ。ところが、これはまた新聞でも報じられていますけども、これは調査チームとは言いつつも、海外の関係者には調査しないで「問題ありません」って調査を打ち切ってしまったんですよ。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)で、それが終わってから……馳さんって文部科学大臣も務められた方だから。じゃあ、読みますね。文春オンラインで馳さんの衆議院の議員会館の部屋に行って対談をしたんです。「馳さんは東京五輪大会実施本部長も務め、現在は自民党スポーツ立国調査会長。オリンピック事業でも熱心に活動されていますが、先日、ブラジル検察が東京オリンピック招致にはコンサルタント会社経由での「買収の意図があった」と結論を出したという報道がありました。(鹿島)」。

それに対して馳さんは「これについては、たしかフランスの警察当局が日本の関係者に事情聴取したはずですね。当時、安倍総理も、捜査が及べばきちんと答えたほうがいいと答弁しておられたと思いますから、買収の意図があったかなかったか、私は捜査結果に従うしかないと思いますね。(馳浩)」っていう。そういう風に答えている。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)で、僕が「馳さんは文科相時代に「招致成功にコンサルタントが果たした役割は大きい」という発言をされていますね。(鹿島)」って聞いたら、「コンサルタントについて言えば、その役割はきわめて大きいです。103名のIOC委員のうち、幹部と当事者を除いた97票の過半数をどうやってかためていくか。各委員がどういう理由で選ばれて、どこに住んでいて、家族構成はどうで、好きな食べ物は何で。そういったことをすべて調査したうえでの集票活動のせめぎあい、まさにバトルですよ。その戦いの中で東京に決定した理由はさまざまあると思いますが、はっきり言えることはIOCの倫理規定というルール上、裏金なんてまったく使えなかったということです。(馳浩)」っていうことなんですね。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)だからもう、きっぱりと否定しているんですよ。でもまた今回、こういう動きがあったんで。だから、ちゃんと説明を……JOCの竹田会長は会見を7分、8分で打ち切ったっていうことなんですけども。それならそれで、ちゃんと説明をすればいいのにっていう。

(塩澤未佳子)そうですよね。

(プチ鹿島)で、馳さんの言葉もあらためて、僕がいま紹介しましたけども。これも覚えておいた方がいいですよね。ちなみに馳さん、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、招致が決まる前の2013年。だから、招致が決まる前に橋本聖子さんとの対談では「アスリートファーストで、コンパクトオリンピックであるべきだ」って言っていたんですよ。でもこれ、年々暑くなっているじゃないですか。「そんな真夏の東京開催で本当にアスリートファーストなんですか?」って僕、聞いたんですよ。馳さんに。

(塩澤未佳子)おおう……。

(プチ鹿島)そしたら、「それについてはちょっと厳しい言い方になりますが、アスリートに与えられた条件は全員同じ。その中で健康を害さないように最善の努力をし、最強最速、最も美しい演技を目指すのは、アスリートの責務です。(馳浩)」って。変わっているんですよ。

(塩澤未佳子)本当だ!

(プチ鹿島)あの、東京オリンピックが夏にやるっていうことが決まるまでは「アスリートファーストだ」って言っていたのに、いざ真夏のオリンピックが決まったら「アスリートに与えられた条件は全員同じ」って言っちゃってるんですよ、馳さん。

(塩澤未佳子)あら……。

(プチ鹿島)これ、なかなか僕はいい発言を引き出したかなって思っているんですけどね。

(塩澤未佳子)これ、すごい重要じゃないですから。

(プチ鹿島)僕、ちゃんと1年半前に聞いていますから。まあ文春オンラインでいまでもこれ、無料で読めますので。

(塩澤未佳子)もう1回、おさらいしよう。

(プチ鹿島)だからもう、ゴーン会長逮捕への報復とかじゃないんですよ。ずーっとフランスの捜査当局が調べていたっていうことですよね。そしたら、『いだてん』のように逃げ足早く竹田会長がね、記者会見を打ち切って逃げちゃったっていうね。あれ、本当の主人公がいましたね。大河ドラマですね、これはね。あの親子を大河ドラマにしてもいいんじゃないですかね? ディアク親子を。

(塩澤未佳子)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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