モーリー・ロバートソン Twitterの偽アカウント一斉削除を語る

モーリー・ロバートソン Twitterの偽アカウント一斉削除を語る 水曜日のニュース・ロバートソン

モーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中でTwitterの偽アカウント一斉削除について話していました。

(モーリー)ということで、前回は多くの人がSNSにハマる麻薬的なからくりについて語ったんですけども……。

モーリー・ロバートソン SNS中毒を生む仕組みを語る
モーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中でSNS中毒を生む、SNSのシステム自体に埋め込まれたからくりについて話していました。

(モーリー)今回もいま、話題になっているSNSについてお届けしようと思っています。こちらになります。英語で読みましょう。BBCの北アメリカ支部ですね。「Fake Twitter users: Celebrities lose followers amid crackdown」って書いてありますね。

(プチ鹿島)はい。

(モーリー)Fake Twitter users」とはなにか?っていうことが見出しにあるんですけども。有名な国際的なセレブリティーたちが「crackdown(締め付け)」。Twitterがとうとう偽アカウントの締め出しを始めたというBBCのニュースです。翻訳は「Twitter偽アカウント:セレブリティーたちは規制の中でフォロワーを失っている」というものですね。で、今回の措置はTwitter社が現在、世界的に続けられている信用構築の一貫であるとしたわけなんですが、どういうことかというと、例のトランプさんにまつわるロシア疑惑っていうのがあって。

ロシアがアメリカの選挙戦に介入した方法というのがあまりにも何層にも渡っているんですけど。ひとつはどうもロシアの軍の下にある情報機関がフェイクニュースを選挙直前に流した。そして誰をターゲットにするかの数千万人分のFacebookの個人情報をイギリスの研究者経由で引っこ抜いたんじゃないか?っていう疑惑がいま、出ているんですよ。ということは一種のサイバー攻撃、サイバー心理戦としてロシアが偽アカウント、偽ニュースを流した。そしてTwitterやFacebookもそれで乗っ取られたという疑惑があるんですね。それを晴らしたいので、汚名返上という意味でもボット(bot)のアカウントを……ボットっていうのはロボット。自動アカウント、あるいはなりすまし。

ひどいのになると有名な人たち、世界的に有名な様々な芸能人のフェイクアカウントを作るんです。そしてそれにフォローをさせるという変な会社があるんです。フォロワー会社。だから何万円か出すと何万人かのフォロワーが付くみたいな。

(プチ鹿島)なんかそういうの、ありましたよね。

(モーリー)そうなんですよ。そういうことがあったのでTwitter自体がもっと信頼性を高めるために「フェイクニュースはチェックしています。フェイクのアカウント、偽アカウントはもうないです」ということを示したくて、いろいろなアルゴリズムで探知してアカウントを削っていったんですね。

(プチ鹿島)そういう意味で削っていったんですね。なるほど。

(モーリー)それで結果、大勢のフォロワーを誇るセレブの間でこんなことが起きました。ケイティ・ペリーさん。280万人減!

(高橋みなみ)ええーっ、そんなにですか!

フォロワー激減の有名人たち

(モーリー)だけどもともとこれは1億600万人だもんね。1億600万人分の280万だから、パーセントで言うと微々たるもの。でも2.8ミリオンのフェイクの自動でツイートを横流ししているアカウントってちょっと怖くない? サイバースペースで……あのさ、この番組仮想通貨もやっているけど、仮想通貨の怖さをこれで見た気がするのね。どこで何が起こっているのか、ただ数字が右から左に流れていって。なんかビットコインとかネムとか、怖くないっていうことを連想するんですけども。

(プチ鹿島)はい。

(モーリー)ジャスティン・ビーバーさんも同じく280万人減。でも彼もやっぱり1億400万人だから全然、痛くもかゆくもない。バラク・オバマ元大統領。彼も210万人減。でも、1億人いるからいいやっていう、すごい話ですよね。ちなみにドナルド・トランプ大統領はフォロワー数で5000万人を現在超えているんですけど、この措置でフォロワーが30万人減少。まだ減る可能性もあると言われている状態なんですね。

(プチ鹿島)うんうん。

(モーリー)それで、一応お知らせしておきますと、Twitterは複数アカウント、いわゆる裏アカを作ることは認められているので1人がたくさんのアカウントを作ることは可能。そして一定期間利用されないアカウントや不審な動きをしたことでロックされてしまったアカウントを削除したことでこういうことが起こったということです。それで、フォロワーをお金で買えるというグレーなビジネスがアメリカなんかで横行していたので、それに対して会社で先に手を打ったということです。ちなみにTwitter社自体の公式アカウントのフォロワー数は780万人減ったそうです。

(プチ鹿島)フフフ、すごいな!

(モーリー)自分らの本アカが実はフェイクだらけでフォローされていた。いったいどういうことなんでしょう?っていうことなんですけども。これだけフェイクが溢れている。だからたとえば炎上案件があったとします。その炎上のうち、何割が純粋に人が書いていて、何割がAIかなんかロボットがただ飛ばして話題を作ろうとしているのかわからなくなってくるということなんですよ。

(高橋みなみ)そうですよね。私、1500人とか2000人とかバッと減ったんですけど、でもそういうボットとか、変なことを書く人たちがいなくなる分にはいいかなと。

(プチ鹿島)むしろすっきりしたと。

(高橋みなみ)そうですね。そういうイメージがありますけども。

(モーリー)これから増えるフォロワーというのはTwitterが目を光らせている状態ですから純増と考えていいと。

(高橋みなみ)そういうことですよね。

(モーリー)なるほど。でも、どうですか? たとえばそういう芸能活動をされている方として、フォロワー数とかいいねの数で自分を測ってしまうって危険だと思わない?

(高橋みなみ)これは危ないですよ。でも、数値として見えてしまいますから。なんかこう、多かったらうれしいですし、少なかったら「うーん……」って思いますからね。

(プチ鹿島)だから明らかに……この人たちはもうね、パーセンテージじゃないですか。280万減ったとか。でも日本の芸能人の中には明らかに異様な減り方をした人とかもいるわけでしょう? 芸能人とか有名人の中に。そういう人たちは自分で意識してそういうのを買っていた、集めていたっていうことですか?

(モーリー)まあ一説によるとなんですけど、これはちょっと非常に統計が見にくい部分があって。自己申告だったり「私、買ってました」っていう人はいないですから。だから噂話のレベルなんですけど、がんばっていて事務所も力を入れているんだけどちょっと売れなかった、鳴かず飛ばずだった人がTwitterのフォロワーを会社が買って。それで何が起こるか?っていうと、代理店経由で来る仕事、上にいるおじさまたちが内実をあまり知らないので。「おっ、フォロワーがいるんだったらお金をつけようよ」ってスポンサードしてくれたりとか。

(プチ鹿島)はー!

(高橋みなみ)でも、そうですよね。いまフォロワーが多かったら仕事につながっていきますもんね。

(モーリー)はい。そうなんです。

モーリーの偽アカウント問題

(プチ鹿島)そういえば、モーリーさんの偽物アカウントを見つけたっていうんですけど。どうなんですか?

(モーリー)あ、そうなんですか? へー。なんかね、それらしきものを1回見たことがあったんだけど、見に行ったら全然想像力のないツイートなんですよ。

(高橋・鹿島)フハハハハハッ!

(モーリー)ごめん。作った方が見てらっしゃったらちょっと……上から目線になっちゃうけど。

(プチ鹿島)どうせ作るんだったらそこまで似せて遊んでほしいですよね。

(モーリー)たとえばさ、過去の問題発言とか僕の方からリストを出してあげたいぐらいで。いっぱい……Twitterの前の時代、2ちゃんねるでの炎上事件なんて本当にすごくて。わざとスレッドを僕の方で煽った結果、100個200個の抗議電話が来て。ラジオでやっているコーナーがひとつ落ちるぐらい。

(高橋・鹿島)ええーっ!

(モーリー)要はJ-WAVE側がパニックになっちゃったんですよ。あまりにも抗議電話が来るので。で、これが2ちゃんねるの住人たち、スレッドの住人を怒らせた結果のこれは「電凸」と言われる遊びなんだってことがわからないで「抗議電話が来てる!」ってパニックになっちゃったんですよね。だからそれぐらいの事件がいっぱいあるんで。そこを上手いこと引用して書いてくれるとちょっとあっぱれかなって思うんですけどね。

(高橋みなみ)アドバイスが(笑)。

(高橋茉莉)それではここでモーリーさんのTwitterをご紹介したいと思います。こちらです。

(モーリー)これは私自身が昨日ツイートしたんですけども。実は自分のツイートの数に地上波……主に『スッキリ』のおかげでフォロワー数が増えた時、(ツイート数と)同じになったんですよ。ずっと3000ぐらい余計に僕、ツイートしていたの。ツイート数と同じだけフォロワーがいてほしいなと思ったので記念にそれをキャプチャーしたのね。これが5月5日です。ところがその後、フォロワー数が3000人ぐらい減ったわけですよ。

(プチ鹿島)偽アカウントでね。

(モーリー)なんだけど、例のカプリチョーザをやった日テレの日曜日の『誰だって波瀾爆笑』の後、あまりにもすごいフィーバーになって。「どれどれ、いい人だな」「この人を見て生き様に涙が出た」なんていう人が出る。そんな虚像が独り歩きして、それを僕がまたいい子ちゃんツイートしたんですよ。「@」を送ってくれて危なくない人に……これ、言っていいのかな? ひとつひとつに「ありがとうございます。これからも応援してください」って。

(高橋みなみ)すごい!

(プチ鹿島)ドブ板選挙ですよ!

(モーリー)ドブ板だよ! しかも、コピペじゃないのよ。コピペだと昔、ハガキでコピペしてバレたことがあったから、ひとつひとつ真心を込めて打っているの。

(プチ鹿島)その結果、どうなったの?

(モーリー)純増でいま88000行ってるの。

(プチ鹿島)増えてるじゃないですか!

(高橋みなみ)めっちゃ増えているじゃないですか!

(モーリー)これ、5000以上増えたことだよ。純増だよ。

(プチ鹿島)偽アカ騒動でみんな減っている中、逆に増えた? カプリチョーザで。

(モーリー)増えた。だから本当のフェイクは俺のいい人ぶりだってことだよね?

(プチ鹿島)本当のフェイクはモーリーさんのアカウントってことじゃないですか!

(モーリー)そうなんですよ! 俺自身が俺の虚像。ここが本当のモーリー。

(プチ鹿島)これを削除した方がいいですよ、Twitter社は。

(高橋みなみ)フハハハハハッ!

(モーリー)「あっ!」って言ったら本当に画面からパッと消えて。マトリョーシカ人形。でね、最後に最近ファンになってくださった僕のいわゆる黒い方の歴史を全くしらない方。これ、見て。この「(ハートハート)モーリーさん、福井県栄市の人口90280人まであともう少しですよww(ハート)」。だから目指せ福井県なんですよ。それで「その福井県でお前、原発の基調講演やっただろ!」とか言わないよね? だからそういうのを全く知らないで、たかみなさんの番組に出て。こういう人に「ありがとうございます。福井県を目指します」って俺、書いておいたよ!

(プチ鹿島)あらー!

<書き起こしおわり>

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