モーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中でトランプ大統領とプーチン大統領の会談についてトーク。プーチン大統領の狙いなどについて話していました。
トランプ大統領、プーチン氏との「素晴らしい」会談を自賛 https://t.co/Y6nNovW1rt pic.twitter.com/iWbg1zlSG2
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2018年7月18日
(プチ鹿島)モーリーさん、どうですか? 他は……。
(モーリー)僕はどうしてもここ数日、プーチンに夢中になっちゃったので。
(プチ鹿島)首ったけ。
(高橋みなみ)そうなんですね。プーチンに?
(モーリー)プーチンに首ったけ。そして北朝鮮もやはりプーチンさんがヨーロッパ、ユーラシア、ロシアがあって。西に手を伸ばすと西ヨーロッパ、ここにトランプさんが訪問して西ヨーロッパのNATOとかをケチョンケチョンに言ってプーチン寄りの会談をしました。ところが、プーチンさんとの間で「北朝鮮の方もご協力くださいと僕はプーチンに言った」っていう風にトランプさんが言っているんですよ。
(高橋みなみ)ほう。
(モーリー)そしたら「よっしゃ、よっしゃって(プーチンに)言ってもらえた」みたいに自信満々でトランプさんは言っているの。でも、その具体的なことは言わないのね。
(高橋みなみ)具体的なことはいわないんですね(笑)。
(モーリー)まあ、いつも言わないよね。で、「弱みを握られているんじゃないのか?」とかいろんな説があるんだけど、北朝鮮に「プーチンに一部をお任せします」っていうと「中国にお任せします」でもちょっと危ないじゃないですか。中国の影響が強くなって。たとえば韓国を抱き込んでしまうとか。そこにさらに北朝鮮にスポンサーとして後ろからプーチンさんがお金をホイホイあげたりするとますます強気になって。いま、かろうじてやじろべえのバランスで日本も関与しているバランスがやっぱりちょっと崩れていくのね。うん。なんで、「プーチンさん、北朝鮮に絡んでください」ってトランプさんが堂々とゴーサインを出しちゃうとそれ、東アジアはどうなっちゃうの?っていうのがあったりするのね。
(高橋みなみ)へー!
(プチ鹿島)これ、実際にトランプさんの大統領選挙の時に(ロシアが)介入をしていた、していないっていう話はどうなっているんですか?
(モーリー)トランプさんはそれをやられると「自分が本当の大統領じゃない」っていう結論が出てきてしまうので、どうしても否定しなくてはならず。
(プチ鹿島)言っていることがちょっと最近……。
(高橋みなみ)ちょっとブレてますよね。
ロシア疑惑を否定
(モーリー)そう。で、しかもプーチンと並んで「さっきプーチンさんに聞いたけど、本人も『違う』って言っているんだからそれでいいじゃないか!」みたいなことを言っちゃったんですよ。そうすると、これは下手をすると自分の大統領選も含めて国を侵略されている行為の対して「いや、本人が『やっていない』って言っているし、それでいいじゃん。こいつはいいやつだよ!」ってトランプさんがプーチンさんを自分よりも上にあげてしまって。それを国際社会が見た時に、いままでアメリカってまあ「アメリカの世紀」って言われるぐらいナンバーワンだったんですよ。
(高橋・鹿島)はい。
(モーリー)それが一気にガクン!ってなって。「ユーラシアはプーチンに譲るよ」と言わんばかりの。そういう危うさが今回、あったんですよね。で、それをきっかけに僕はプーチンさん、どこまでやる気なんだろう? どういう次のプランが来るんだろう?っていうことでちょっといま、首ったけになっていて。プーチンニュースばっかり追いかけている状態です。
(プチ鹿島)じゃあ、よくも悪くもプーチンが主導権を握っているという感じですか?
(モーリー)最後におまけをひとつだけ。時間がないのをわかっていて押し込みます。全米ライフル協会っていう、「銃規制反対!」って言っている団体、ありますよね。とっても強い、大きなお金を動かす組織なんですけども。そのライフル協会のいちばん上の会長をプーチンの部下が派遣した美人のロシア人女性が招いてモスクワに呼んでいたとかいっぱい出てきちゃっているの。
(プチ鹿島)あったあった!
(モーリー)全米ライフル協会そのものにもプーチンの手が入っているじゃん! みたいな。アメリカのいちばんのガチ右翼、いちばん極右なアメリカ人、ネトウヨがプーチンの手のひらで……みたいな。もう首ったけでございます!
(プチ鹿島)フハハハハハッ!
(モーリー)『メリーに首ったけ』!
<書き起こしおわり>