モーリー・ロバートソンとプチ鹿島 渋谷のハロウィンを語る

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モーリー・ロバートソンさんとプチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で異様な盛り上がりを見せた渋谷のハロウィンについて話していました。

(プチ鹿島)いやー、モーリーさん。ハッピーハロウィン。

(モーリー)ハッピーハロウィン。ただいまハロウィン、渋谷交差点は真っ只中だと思うんですけども。今夜はなにをひっくり返すんですか?

(プチ鹿島)モーリーさん、その前に聞いていいですか? ハロウィンってなんですか?

(モーリー)フハハハハハッ!

(プチ鹿島)あのー、僕がなんとなくイメージしたハロウィンと、いま日本国で行われているハロウィン、なんか全然違うんですけど……。

(モーリー)いや、私が子供の頃にアメリカで経験したハロウィンとも違います。もう完全に、この国ではちっちゃな植物だったのがこっちに来たら巨大化したみたいな。

(プチ鹿島)なんか、拡大解釈しすぎですよね。

(モーリー)そうですね。まあでも、コミケのエナジーとかそういうものが流れ込んでいるんじゃないかな? コスプレっていうものは。あと、ネタのコスプレで富田林から逃げた人が自転車で日本一周していますっていう、そういうコスプレがあったり。アメリカや欧米のハロウィンでは絶対にない!

(プチ鹿島)はー。

(モーリー)せいぜいトランプの格好をすごい下手くそなレンダリングでやる程度で。あんなウィットのある表現なんてないんですよ。

(プチ鹿島)そこは思いました。なんか日本独自の大喜利文化がハロウィンの仮装に……。

(モーリー)だから実はそういう意味ではすでに日本化されていて。それを外国の人がずいぶん渋谷には増えているらしいんですけども。「なんで自分の国で粛々とちっちゃく子供と親が手をつないでやっているお祭りを、ここまでこの人たちは本気でやっているんだ?」っていう(笑)。

(プチ鹿島)だから、たとえば川崎とかでもパレードがすごいらしいんですよ。それはもうなんか、翻訳機を74ヶ国語分配っているらしいんですよ。

(モーリー)すごい! だからね、もちろん軽トラがひっくり返されたり、痴漢があったり、いろんなことがありますよね。これだけ人数が集まって仕切りがなければ。だけど、これによって日本が発信して得るものっていうのが実はある気がするんだよね。

(プチ鹿島)ありますか? バカ騒ぎと言われていますけども。

(モーリー)このバカ騒ぎ……そのバカ騒ぎが外国人が日本に求めていた「これが俺が求めていた日本!」なんですよ。「ええじゃないか」なんですよ。幕末なんですよ! 大河ドラマですよ。

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ええじゃないか踊り

(プチ鹿島)ああーっ! もう1回僕ら、幕末に戻っているっていうことですか?

(モーリー)あのね、大きな映画のセットに紛れ込んだような。『ブレードランナー』をハタチで見て、いま55歳の人たち。その人たちが「おお、これが俺が求めていたものだ!」って。ほら、ヘリコプターがいっぱい飛んでいる中で大きな画面で舞妓さんがパクッていう、なんかわけのわからないのが出ているじゃないですか。

(プチ鹿島)うんうん。

(モーリー)あれ。あの世界に紛れ込めたんですよ。だから外国人はハッピーすぎる。で、ごめん。欧米のスタンダードで言うと、日本は治安が良すぎるんで。なんか1個ひっくり返して……「ん? それで終わったんでしょ?」っていう話になっちゃうわけですよね。だってリオのカーニバルとか、リオがどれだけ治安が悪いか、知っている? ブラジルの新しい極右大統領がみんなを武装させていこうって言うんですよ。

(プチ鹿島)ブラジルのトランプ!

(モーリー)ブラジルのトランプが出てくるぐらい、ブラジルは貧困と治安の問題が究極になっていて。それでもお祭りはやめない!

(プチ鹿島)そうですよね。今日も僕、ラジオ番組でレポートに行ったら、道玄坂に全部機動隊のあの水色のバスが並んでいるわけですよ。じゃあ、モーリーさんはこの混沌とした渋谷のハロウィンって?

(モーリー)うん。まあ、中に入ると出てこれなくなるっていうのは経験値として知っているんで、行って野次馬に加わりたいとは思わないけど、それが空撮された映像が流れて、みんなが顔をしかめていると「おもしろーい!」ってつい思っちゃいますよね。やっぱりもう少しカオスっていうのもが日本社会にあった方が。うーん、多少汚れた方がより清らかなものは清らかになるんじゃない? 陰と陽で。というのと、あと日本の若者、やたらいまの世代は「悟り世代」。おとなしすぎる。最初からゴールを低く見積もりすぎているって言われているけど、そんなことはない。彼らには暴れるエネルギーがいくらでもあるっていうことを確認できるわけだよ。

(プチ鹿島)ねえ! で、しかもハロウィンって、たとえばクリスマスとかだったら「メリークリスマス」。バレンタインだったらチョコをあげる。ハロウィンは終わりがないですよね?

(モーリー)チョコをあげた段階でもう日本化していてちょっとおかしいんだけど。ハロウィンでさらに狂い咲きしているわけですよね。『狂い咲きサンダーロード』! みたいな。だからね、俺はちょっとこのどこかで乱れるということ。ハレとケの民俗学で考えてもいいんじゃないの?

(プチ鹿島)これぐらい無目的なエネルギーがまだ日本にあったんだって考えると、まだいいっていうことですか?

(モーリー)そしてその無目的さの中に、なぜか「匠」を日本人は流し込むっていう。なんなの?(笑)。

(プチ鹿島)コスプレがね。

(モーリー)ということでちょっとこれをね、冷静に少しニヤニヤしながら。もちろん犠牲者とか、あんまりひどい事件は起きてほしくないけども。ただ、お祭りに多少の狼藉は付き物っていうのがね。火事と喧嘩は……。

(プチ鹿島)江戸の華ね。いまの話を聞いたら、渋谷に出ていたおまわりさん。あれも全員コスプレに見えてきましたね(笑)。

(モーリー)そうですね。だから活動家はいまこそ、新たなリクルートができる。いま、極右と極左が入り込んでいるはずだから。みんな、やたらと仲良くしてくれる美人さんには気をつけて。

(プチ鹿島)ということで、『水曜日のニュース・ロバートソン』スタートです。

(中略)

(今井美桜)こちら、『報道ステーション』は現在、この時間もまだまだ渋谷の街、ハロウィンで賑わっているということを報じています。座り込んで泣いている女性や、お酒によって寝てしまっている方なども多く出ているという風に伝えられていました。

(プチ鹿島)それ以外にも報道するニュース、あると思うんですけど。まあ、考えてみれば僕らもオープニングで話していました(笑)。

(モーリー)報道しないわけにはいかないんですよ。それが面白い画が映れば映るほど。もうハロウィンの何日も前から報道で「去年のハロウィンはこんなに盛り上がりました!」って。それ、「来い」っていうことじゃないですか。それで来させておいて「乱暴狼藉が起きた。由々しきことです!」って。それで「来年は禁止すべきか?」って言いながらもいまはお祭りの実況中継。なに、それ?(笑)。

(今井美桜)仕事帰りで参加している方、大学生の方も多くいるという風に伝えられていました。

(プチ鹿島)なるほどね。

<書き起こしおわり>

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