星野源と宇多丸『YELLOW DANCER』のスケべな魅力を語る

星野源と宇多丸『YELLOW DANCER』のスケべな魅力を語る 星野源のオールナイトニッポン

(宇多丸)あの、たとえばそのディスコ感であるとか、落とし目のBPMとか、まあループ感じゃないですか。ブラックミュージックって。それを、でもすごくちゃんとJポップにしてるじゃないですか。それってどういう構造なのかな?って思ったんですよね。

(スーパースケベタイム)ええとですね、アルバムを作ろうと思った時に、やっぱりブラックミュージック大好きなので。ちっちゃい頃から大好きで、そういうステイ感っていうんですかね?最初から盛り上がって・・・

(宇多丸)上がりきらない。

(スーパースケベタイム)そうなんです。そうなんです。ずっとイキそうみたいな。ずっとイキそうで、射精させてもらえないみたいな。あの感じ、あるじゃないですか。

(宇多丸)いや、まさにそれです。

(スーパースケベタイム)その気持ちよさがずっと続いているみたいな。なんかその感じをやりたいんですけど。それってJポップと真逆なんですよ。方向が。

(宇多丸)そうなんですよね。やっぱり展開があって、Aメロ、Bメロがあって盛り上がって。

(スーパースケベタイム)盛り上がって、ワーッ!っと。

(宇多丸)転調とかね。そういうのがJポップですからね。

(スーパースケベタイム)そうなんです。なので、なんかブラックミュージックのニュアンスを追求しようとすると、もうJポップからどんどん離れていく。で、あと、飽きてくる自分がいたんですよね。で、ニュアンスを追求すると真似みたいにどんどんなってきて。で、たとえばアース(・ウィンド・アンド・ファイアー)とか、マイケル(・ジャクソン)とか、アイズレー・ブラザーズとか。いろんなもののニュアンスとかを真似しようとしていくと、ぜったいにそれより一番になれない。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)あの、どれだけニュアンスを真似しても、『いやいや、ディアンジェロ聞くから。ディアンジェロ聞くよ』ってなってしまうんじゃないかな?って自分で思ってしまって。やっぱり俺、日本人なんだなと。自分は本当にJポップが大好きで、あの展開も大好きなので。とにかく、その両方の手綱をぜったいに離さないまま最後まで俺は行くんだ!っていう。

(宇多丸)うんうんうん。

(スーパースケベタイム)で、その中で、曲の構造もAメロ、Bメロ、サビってあるんで、そのもう1回、歌詞のない『Ah, Ah♪』っていう。第二のサビみたいなのが来るっていう。それはアース感というか。『La La La La♪』みたいな。そういう感じも含めて、イントロ、Aメロはブラックミュージック感があって、サビはJポップ全開で。でも、その後にもう1回、イントロに戻る前にもう1個の、俺の思うサビがあるっていう。なんかそういう構成だったりとか。あと、それこそBPMのちょっと遅さとか。あと、楽器の少なさ。意外と少ないんです。この曲。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)それも、メロディーのキャッチーさでカバーしたりとかっていう。その、なるべく手綱を離さないようにっていう。そのコンセプトが『YELLOW DANCER』っていうタイトルにつながってくるという。

(宇多丸)でしょうね!でしょうねえ!チクショー!

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)なんでしょうねえ!いや、まさに聞いていて、『星野めー!』って思っていたことの、まさに。本当にそういう風にね。でも、絶妙なバランスなの。だから。この、こういう風にブラックミュージックを昇華っていうか、消化昇華したJポップはなかなかないよ。意外と。もっと、たとえばもっと本場的な雰囲気のコピー。コピーごと雰囲気で出せる人、いるじゃん。それはそれでいいと思うんだけど。

(スーパースケベタイム)はい。

(宇多丸)このバランスで。だからね、あえて言えばオザケンの復活後のアルバム、なんだっけ?『Eclectic 』?の、目指そうとしていた地平ってこんな感じだったのかな?とか。

(スーパースケベタイム)ああー。

(宇多丸)勝手に、いろいろ。でも、それをもっとすごい肉体化した感じでできちゃっている。っていうか、普通に売れる曲としてやってきちゃっているみたいなのが。星野めー!ほーしーのーめー!

(スーパースケベタイム)(笑)。宇多丸さん、顔がめちゃめちゃプルプル、ピクピクしてましたけども。

(宇多丸)うん。っていうぐらいね、まさに『SUN』1曲だけでも広がっちゃいましたけども。

(スーパースケベタイム)星野は本当に喜んでいると思います。ありがとうございます。

(宇多丸)じゃあどんどんちょっと、スケベラインね、紹介してください。

(スーパースケベタイム)じゃあ次は『桜の森』という曲を聞いていただきたいですけど。大丈夫ですかね?それではじゃあ、まず聞いていただきましょう。星野源で『桜の森』。

星野源『桜の森』


※動画3:40からスタートします

(宇多丸)はい。『桜の森』。かっこいいです。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます。

(宇多丸)かっこいいでーす。このストリングスの入れ方とかも品が良くていいです。いいです・・・

(スーパースケベタイム)(笑)。うれしい。伏し目がちの(笑)。

(宇多丸)いいです・・・(笑)。サングラスの奥がね、伏し目がちにっているという。こちら、スーパースケベタイム師匠としてチョイスされた理由は?

(スーパースケベタイム)はい。あの、まず歌詞がスケベですよね。まず、『あそこの森の』っていうのがもう・・・もう、ダメです(笑)。

(宇多丸)ちょっと待って下さい。あの、AMラジオで『あそこの森の』って。この言い方をすればね、そりゃ、鶴光師匠的なものですよ。それは。

(スーパースケベタイム)(笑)。『乳頭の色は・・・』。

(宇多丸)(笑)。言い方。言い方でね(笑)。

(スーパースケベタイム)『あそこの森の 満開の下』(笑)。

(宇多丸)で、まあそのね、春で生き物たちがモコモコっていうのね。これはやっぱり生命力っていうのはスケベですもんね。

(スーパースケベタイム)そうなんです。そうなんです。『僕はただ見ている』というサビなんですけど。なんて言うか、イメージとしては上に乗ってくれている時の女の子を見ているみたいなイメージです。

(宇多丸)そっちですか!?

(スーパースケベタイム)『足を開け』っていう歌詞もあるんですよ。

(宇多丸)『胸を開け 足を開け』。

(スーパースケベタイム)『踊るならば』っていう。なんかそういうのも、なんて言うか官能的な日本文学ってあるじゃないですか。あの感じをちょっとディスコクラシックというか。ソウルミュージックとかけ合わせてみたいなと。

(宇多丸)官能っていうのはまさにそのブラックミュージックの、やっぱり機能の大きな機能だし。そこをトレースするのがまた、難しいところじゃないですか。イエローダンスミュージックとしては。そこにトライしたってことですかね。

(スーパースケベタイム)はい。なのでやっぱりブラック的なスケベとジャパニーズスケベっていうのはまたぜんぜん違うんですよね。なのでやっぱり俺たちがグッと来るのはジャパニーズスケベなのではないかな?と。一部ね、北欧趣味の方もいらっしゃいますけども(笑)。

(宇多丸)北欧趣味(笑)。スケベ。

(スーパースケベタイム)やっぱりジャパニーズスケベがいいなと。

(宇多丸)たしかに、ブラックミュージック、まんまスケベをトレースすると、要するに本当はうっとりできないR&Bバカリリックの世界になってくる。俺たちが聞くとちょっと笑っちゃう世界になっちゃうっていう。

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(スーパースケベタイム)そうなんです。そうなんです。

(宇多丸)だからこういうちょっと文学的な表現になってくる。

(スーパースケベタイム)はい。ちょっと隠れているような。

(宇多丸)先ほどのお便りの方なんかは、まさにそれにほとばしってしまったわけですよね。

(スーパースケベタイム)そうですよね。だから、スケベセンサーがかなりある、敏感肌なんだと思うんですよね。

(宇多丸)なんでもそういうたとえで言っているだけじゃないんですか?

(スーパースケベタイム)あと、実はこれ、2013年末にできたんですけど。2013年。いろいろあって。星野源、ちょっと休んでました。病気があって。で、その時に音楽を聞けなくなっちゃって。で、夜中に散歩をするのが好きだったらしいんですね。星野源。で、iPodで音楽を聞きながら街を徘徊するっていうのが好きで。でも、音楽を聞けなくなっちゃって。でも、散歩を辛いけど、休んでいる間にしようと思って。で、行って、とりあえず持っていってみようってiPodのランダムで設定して。流れた1曲があるんです。

(宇多丸)うん。

(スーパースケベタイム)それが、プリンスの『I Wanna Be Your Lover』だったんです。それを聞いて、

(宇多丸)ほー。

(スーパースケベタイム)それを聞いて、夜、もう真っ暗で。自分の心も真っ暗だったような景色がパッと明るくなって。なんて楽しい音楽なんだ!って。それまで、どの音楽を聞いても辛かったのに。自分ができないから。でも、すごく楽しくて。なんか励まされているような気がして。俺もこういう音楽、作りたいと。

(宇多丸)おおー!

(スーパースケベタイム)で、やっぱりプリンスって本当に全身からスケベが(笑)。

(宇多丸)まあ、たしかにそうですね。

(スーパースケベタイム)で、それもあって。でも、それの日本版というか。俺の中のスケベなポップスであり、ダンスクラシックをやろうという。そういうコンセプトもあって、『桜の森』という曲ができたそうです。

(宇多丸)すごいでも根源的な・・・安っぽい言葉になってしまいますけども、音楽の力みたいなところを実感したってことなんですね。マジでね。

(スーパースケベタイム)なんかあの、中学生の時とかに、音楽にウワーッ!っと救われる時、あるじゃないですか。あの感じが、この歳になってもう1回来て。ピュアな音楽の素晴らしさみたいなものが。言葉じゃない、垣根を超えた何か。そういうものに触れた1曲だったんですね。

(宇多丸)なるほど。なるほど。で、それをいろいろ突き詰めていった結果、日本的な官能。スケベな歌詞にも昇華して『桜の森』とかができてきたということですね。星野めー、やるなー、おい、星野は。

(スーパースケベタイム)星野、やる!スケベだな!おい!

(宇多丸)スケベだな!おい!誰だ、おい!

(スーパースケベタイム)『誰だ、おい!』(笑)。

(宇多丸)さあ、ということで師匠。さらにお願いします。

(スーパースケベタイム)もう1曲。『Snow Men』という曲がありまして。

(宇多丸)これもいいですね。これこそまさにね、ちょっとディアンジェロスタイルというかね。

(スーパースケベタイム)聞いていだきましょうか。星野源で『Snow Men』。

星野源『Snow Men』

(宇多丸)はい。ということで星野源さん『Snow Men』。お聞きいただいておりますが。こちらをチョイスしたのは?

(スーパースケベタイム)この曲はですね、まあタイトル通りスノーマンが空を飛んでいるみたいなイメージでちょっと曲を作ろうと思って。で、そういう見下ろしている感じ。人間とちょっと違うものが、僕たちがわらわらしてたりとか。いろいろやっている様を見ているみたいな。鳥がちょっと人間を見ているみたいな。で、なんか優雅なんだけど、ちょっとだけうらやましいと思っているみたいな。そんなイメージでちょっと曲を作りたいなと思って作ったんですけど。プラスで、スケベな曲にしたいなと。

(宇多丸)なるほど。

(スーパースケベタイム)ビートもかなりスケベ。ドラムのバスドラの音をとにかくスケベにしたいなと。

(宇多丸)ほう。どうやるとスケベになるんですか?

(スーパースケベタイム)『ドゥッ』っていうあの・・・(笑)。なんて言うんですかね?日本の音楽のバスドラってあんまり止まんないんですよね。『ドゥン、ドゥーン』って。

(宇多丸)ああ、わかった。キレか。

(スーパースケベタイム)で、その『ドゥッ、ターン!』ってあの、『ドゥッ』と『ターン!』のスネアの間をすごくスケベだと思っていて。俺は。

(宇多丸)間がファンクですよね。ファンクは間ですからね。ああー。

(スーパースケベタイム)はい。その感じをかなり追求して、ドラムの音をかなりこだわって作りました。

(宇多丸)これ、まさに僕、いま聞こうとしていたことで。今回のアルバム、ミックスすごいこだわったっしょ?っていう話を。まさに。

(スーパースケベタイム)こだわりました。エンジニアが渡辺省二郎さんという方で。なんて言うか、かなりこだわって。特にドラムとベースの音にかなりこだわって。録りの時から、スネアをもっと止めようと。『ターン!』って。この『ターン!』のトリガーの位置というか。止まる位置。そこらへんも含めて、かなりこだわって作りましたね。

(宇多丸)それもだから、ブラックミュージックのいまっぽい感だよね。いまのブラックミュージック感ですよね。

(スーパースケベタイム)あの、昔の機材では出せなかった。どうしても奥に行っちゃっていた音を、いまなら出せるぞっていう。でも、またそのいまの音の形では出しすぎていたりとか、伸びすぎていたり。あと、コンプをめちゃめちゃオンエアー用にかけるために、どうしても潰れて伸びてしまうという。だからいま、ラジオコンプっていうのがかかるので。またちょっといま、変わってきていると思うんですけど。CDとかで聞いてもらえるとかなり適切な。

(宇多丸)絶妙な乾きと湿度。でも、乾き感だよな。うん。これなんかまさにそうですよね。

(スーパースケベタイム)で、歌詞も『君の中を泳ぎながら』という。まさにこう、女の子の上を泳いでいるようなイメージから始まり、『山上を越えた』って。山上はおっぱいですよね。やっぱり。で、夕方の、カーテンが開いていて夕日が差し込んでいる中でセックスしているみたいなイメージだったんですよ。

(宇多丸)ああー。なるほどね。

(スーパースケベタイム)で、おっぱいを越えると夕日が顔に映っているみたいな。

(宇多丸)本当にそういうことを考えて書いているんですか、それ?

(スーパースケベタイム)あ、本当です。

(宇多丸)マジで?あ、そうなの?

(スーパースケベタイム)で、『胸に降り積もる光』っていうのはおっぱいに出した時のイメージですね。

(宇多丸)(笑)。いいんですか?それ。そこまで・・・仮にそうだとしても、いいんですか?それは(笑)。

(スーパースケベタイム)で・・・(笑)。『君が振り返る時は ただ羽を広げさよなら』っていうのは、イッてしまった後の賢者感のもう・・・早くさよならしたい!っていう、あの男の最低な部分。あのどうしようもない感じの。

(宇多丸)ああ、そうなんですか!?

(スーパースケベタイム)最低だろ?っていう。それを、なんて言うかすごく美しく書きたいっていう。最低なんだけど、美しく書きたい。あと、それプラス、歌詞でも『僕らは消える愛だ』ってあるんですけど。人間っていうのは消えてしまうんですけど。雪みたいだなと。なので、タイトルを『Snow Men』。雪の民みたいな。そんな意味。なので、淫靡な部分もあるけど、美しい部分も同じぐらい描きたいなと。

(宇多丸)まあ性自体がね、生きることの実感であり、パッとはいて終わりっていうね、ことですもんね。

(スーパースケベタイム)その儚さも含めて1曲にしたいなと。

(宇多丸)あと、まあスノーとかも下品なたとえをすれば、いくらでもいけそうな感じがありますけどね。

(スーパースケベタイム)そうなんですよ。また、俺が思ってもないところで、リスナーの人が発見してくれる時とかもきっとあると思うので。『あ、俺、そこ考えてなかった』みたいな。

(宇多丸)『そこまでスケベじゃなかったわ、俺』みたいな。

(スーパースケベタイム)そこまでスケベじゃなかった(笑)。

(宇多丸)いいね。歌詞のさ、勝手な深読み投稿もの、できるよな。

(スーパースケベタイム)ああ、それいいですね。

(宇多丸)それ、いけますね。

(スーパースケベタイム)これ、前に自分のラジオ番組でやっていました。勝手に『ここは絶対にこうだ!』っていう。ぜひ、次やりましょう。

(宇多丸)『YELLOW DANCER』でもそれはね、楽しめることでございます。さあ、ということでスケベタイムさん。バンバン行くましょうか。

(スーパースケベタイム)それではですね、これ、ぜひフルでできれば聞いていただきたきたいんですけども。リード曲でございます。『YELLOW DANCER』収録の星野源で『Week End』。

星野源『Week End』

(宇多丸)すごいですね(笑)。

(スーパースケベタイム)すごい(笑)。俺、こんなの初めてですよ。

(宇多丸)あえて。この長い・・・フェードアウトのカーブが長いですよね。

(スーパースケベタイム)長いんですよ。これ。

(宇多丸)この長いカーブをいま、我々中で・・・

(スーパースケベタイム)『まだしゃべっちゃダメ!』って(笑)。

(宇多丸)『我慢して!我慢して!』って。最後までね。でも、まさにこの長いフェードアウトも意図っていうか。

(スーパースケベタイム)はい。やりたかったんですよね。なんて言うか、収まらない感じっていうんですかね。歌のサビよりちょっと『La La La』の方が長いんではないか?という。

(宇多丸)もはや。それこそアース・ウィンド・アンド・ファイアーにあるようなやつですよね。

(スーパースケベタイム)で、もうフェードアウトするしかないみたいな。

(宇多丸)もう、テープが終わりますみたいな。

(スーパースケベタイム)そうなんです。収録時間の関係で、早く切り上げましたみたいな。なんかそういう感じもやりたくて。で、実はですね、この『Week End』という曲にはですね、もう1回、本当はチャレンジしたいことがあって。実はできなかったんですけど。『桜の森』『SUN』『Week End』っていうのは自分の中でつながっている曲で。どんどんどんどん階段を登っていくようなイメージで作ったんですね。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)で、集大成みたいなのもあって。もう1回、ラジオ曲としても作りたいなと。ラジオの音楽として。『SUN』で、その日村さんのメロディーを入れたっていうのもそうなんですけど。もう1個、やりたくて。本当は、間奏に私、スーパースケベタイムが作った間奏を本当は入れたかったんです。

(宇多丸)えっ?ひょっとして例のあれですか?

(スーパースケベタイム)例のあの曲を入れたかったんですけど。なぜできなかったか?っていうと、『Week End』のBPMが早すぎて言葉がはまらなかったっていう。

(宇多丸)ああー、たしかにぜんぜん違いますもんね。

(スーパースケベタイム)『Saturday』っていうのが入らなくて。で、『Week Endなんでウィークエンドシャッフルだろう』と。まず。で、ウィークエンドシャッフルとしての曲、スーパースケベにはあるじゃないかと。で、入れたんですけど、ダメで。でも、それでも引き下がれなくて。あの曲のバックコーラスで『ウィークエンドシャッフル』っていうのがあるんですけど。それだけを入れたバージョンっていうのを実はもう、作っていて。

(宇多丸)ほう!

(スーパースケベタイム)その、でもボコーダーで入れたんですけど。それ、ちょっとあるので。いま、聞いて・・・

(宇多丸)これ、ちょっとスーパーレアバージョンっていうことですよね?ボツバージョン。

(スーパースケベタイム)ボツバージョン。『Week End』の間奏を聞いてください。どうぞ。

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