星野源さんが2024年5月7日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で13・14世代のIntel CPUに不具合が発生していることについてトーク。自身の自作PCに搭載されているCPUも対象のモデルであったため、初めてマザーボードのBIOSの更新作業をしたことについて話していました。
(星野源)だからなんか、いい時代だなって思いつつ。きっともちろんね、そのiPad Proの新しいのが出ても全然、たぶん不具合とかっていうよりかは、それをそれこそ値段が高いみたいなことはきっとあるだろうけど。なんか、いいよね。とにかく新しいものが出る時のさ、なんていうの? とにかく最初に買う人が損をするっていうか。なんだっけ? 「人柱」みたいな言い方あるじゃん? なんか、そういう時代は何か終わりつつあるのかしらとか思ったりもするんです。
でもなんか、最近その自作パソコンとかにね、ちょっとだけ足を踏み入れさせていただいて実感するのは、やっぱりそういうのはまだあるよねと思って。それは、僕のゴールデンウィークの話にちょっともう突入するんですけど。まず、そのドレイクとケンドリックのいろいろはあって。それがすごかったってのもちろんあるんですけど。それはね、ラップバトルにヒヤヒヤしたり、頭を抱えて……もうラップバトルじゃなくなっていく様に頭を抱えるみたいな。みんなね、ヒップホップファンの人がワーッ!ってなってるのと同じように、自分も少しそこに眺めては「うわっ、大変だ」みたいな。なんか、いろんな思いになったりしたんですけど。それもそれでありつつ……。
(星野源)それでこの1週間はもうね、僕が前に話した、やっと自作パソコンを作ったっていうので。それでね、そのIntelのCPUが最近、上位機種……13世代、14世代の上位のモデルのみ、ちょっと不具合が出だしているみたいな。で、それで僕はi9とi7っていうのがあって、僕はi7の方なんで、大丈夫かな?ってタカをくくってるんですよ。上位機種ではあるけど、一番の上位ではなくて。最初聞いた時に、めっちゃ上位のi9がちょっと、どんどんすごい遅くなっちゃって、交換しないといけないぐらい。Intelに送って「こうなってしまっています」っていうので交換しなきゃいけないぐらいのことになってるらしいみたいな。「やべえ! でも俺はまだ大丈夫かな?」と思ったいら、僕の持ってるi7のやつも入ってたらしくて。だからそれの対処に追われた1週間でした(笑)。
Intel CPU不具合への対処に追われた1週間
(星野源)だから、やっぱりなんか、その13世代のやつって出てから結構、経ってるんですけど。そういうこともあるのねって。いまだにそういうのも、あるよねってなって。でも、「そういうの、あるよね」って頭を抱えてはいるんで。それも大変だから。せっかく組んだのに。でも、それもマザーボードのBIOSを変えれば……これ、わかんないよね? また俺、今、空に向かってしゃべってるな。最近(笑)。でも、その伝わる人には伝わる……「BIOS」というのがあるんです。それは自分で調べていただいて。「はーん」って思ってもらえればいいと思うんですけど。そのBIOSを新しくダウンロードして変えれば……もう、そうなってからだと遅いらしいんだけど。なる前に変えればいいらしくて。僕のはまだ、その不具合にはなってなってなかったんで。「やんなきゃな」ってなって。それをダウンロードしたりとかして。
また、そのBIOSのアップデートっていうかさ、それの仕方もすごいなんか……あんまり慣れてなかったので、やっぱりすごい難しくて。初心者としては。何回もやっているとね、楽なんだろうけど。でも、やっぱり途中で止めたらぶっ壊れますみたいな。結構さ、たとえば先週話した音源……Macの打ち込みの音源のダウンロードで1回、止めても音源とかのインストールとかはさ、またもう1回、し直せば普通に動くんですけど。BIOSに関しては1回、止めたらマジでやばいです、みたいな。もう散々、調べたインターネットに脅されて(笑)。本当にもう、冷や汗かきながらアップデートを完了して。「よかった!」みたいな。そういうのをもう、いろいろ体験する1週間でしたね。なので、ちょっと共感できた方はぜひメールください。「BIOS」の係まで。フハハハハハハハハッ!
BIOS関連情報に脅されながらアップデートを完了する
(星野源)今、だからね、上位機種というか。Intel CPUの上位のやつ、持っている人はみんな、たぶん頭を抱えてると思うんですよね。
(星野源)でもなんかさ、思うんだけど。また、ちょっと違う話なんだけど。マザーボードの話を前にしたじゃん? いろんなCPUとかも載っけてさ。いろんなコードを繋いで、電源とかも繋ぐさ、もう本当に一番大事な板ですよ。で、自作PCのね、要みたいなもの。それのコードを繋ぐのが、すごい難しくて。どのコードをどこに繋げばいいのか?っていうのをね。前にPCIeの話をしましたけど。「何がどれなんだ?」みたいな。
(星野源)それのコード繋ぐのが、とにかく前面に全部あったんですけど。それの背面っていうのが、新しく出たんですよ。それがとても便利そうで、すごいほしいんですけど。その背面なので、繋ぎやすくて。コードの処理がすごいしやすくて。でも今まで、基本的に背面は使わないものだったんで。ケース自体をその背面にコードを繋いで、いろいろ接続できるようなやつに変えないといけなくて。「えっ、これは1からやり直し?」みたいな。なんかそういうのもね、もちろんまだ買わないで。いろいろね、もうちょっと出揃ってからしようかなと思うんだけど。
きっとそういうのさ、一歩ずつみんな進化っていうかさ。アイディアをどんどんさ、実現していって。それに対してお金を払って「よし、やってみよう!」って言ってやっている人たちのおかげでさ、次のモデルの予算が出てさ。そこからどんどんさ、テクノロジーとか便利度が上がっていってさ。なんかそういう、本当にちっぽけなね、市政のパソコンの使い方を僕はしてますけど。なんかそういう中でも、ちょっとその一員になれているのかもしれない、みたいな。
だから、逆にそういうトラブルがあるとちょっと嬉しいみたいのがあるんです。この感じ、わかる人いたらBIOSの係まで……件名「BIOS」の係まで(笑)。「いや、ちょっとこれ、困るわ!」とか言いながら、ちょっとニヤニヤしてるみたいな。なんかそういうの、ありますね。はい。今日のね、パソコンの話は……なんだろうね? 毎週、1回しないとちょっと気が済まなくなってきましたけども(笑)。
(中略)
(星野源)さあ、BIOSの係、すごい来るじゃない? ありがとうございます。千葉県の方。「自作PCのオールナイトニッポンのパーソナリティ、源さん、こんばんは」。アハハハハハハハハッ! そんなオールナイトニッポン、あったらいいね! スペシャルウィークっていうかね。月替わりとか、週替わりみたいなところでさ、自作PCのオールナイトニッポンって(笑)。どんな人が出るんだろうね? いいですね! 「自作PCのオールナイトニッポンのパーソナリティ、星野源さん、こんばんは。昔、BIOSのバージョンを上げないと最新CPUが認識できないことがあり、わざわざ古くて安いCPUを買って、BIOSバージョンを上げてからその後、購入したCPUを付け直して組み直す経験がありました」。これ、読んだことあります! これ、大変ですよね。こんなの、大変だよね。
いや、そうそうそうそう。新しいCPUは新しいBIOSにしか対応してなくて。そもそも起動ができないので、安いCPUを買って、その古いBIOSのバージョンを上げてから、CPU、新しい買ったやつを付けるとかね。大変だ。「自作PCでうまくいかないと、何となくわくわくしてしまう気持ち、わかります」。ああ、嬉しい! 「それが1時間くらいで解決すれば『よっしゃ!』という気持ちになりますが、1日経っても解決しない時は涙目になるので、それだけは嫌だなと思いながらパソコンをいじり続ける日々です」。ああー、いいですね。
いや、僕はそこまでのトラブルにまだ見舞われたことがないんで。だからわくわくするとか言えるのかなと思ったけども。やっぱり、でもそうなんですね。いいですね。たしかに1時間で解決すると、それは「よっしゃ!」だし。解決しないと涙目だよね。いや、それはすごいわかります。続いて、富山県の方。「CPUは熱でやられる可能性を考えると、Baseline Profileを適用したBIOSで何とかできる範囲でよかったとも考えられますよね。オーバークロック関連は特にCPUの限界に挑む領域ですし、昔はよく焼けたものです(笑)」。フハハハハハハハハッ! 先輩っ! 「昔はよく焼けたものです(笑)」って、もう紳士のしゃべり方なのよ。なんつーの? 腕を組んで、片手に紅茶を持ちながら「昔はよく焼けたものです」っていうその感じ、いいですね! 先輩紳士。
自作PC先輩紳士
(星野源)そうだよね。Intel Baseline Profileだっけ? そういうのを適用した記憶があります。そうなんだよね。いや、本当にその範囲でよかったっていうのはそうですよね。熱でやられて使い物にならなくなっちゃうみたいなやつですよね。たしかね。いやーん、ありがとうございます。嬉しい。豊島区の方。「源さん、小学生の頃……」。フフフ、ダメだろ(笑)。ダメだよ? 「源さん、僕は小学生の頃にパソコンでエロサイトを見ていたら、各請求のサイトに飛ばされました。画面には請求金額に関する文章が書き並べてあり、『タブを消したらやばい』と思いましたが、父親にばれる恥ずかしさが勝ち、思い切ってブラウザバックしました。その後、1ヶ月ほどパソコンに来るメールと家のポストを毎日、確認するようになりました。源さん、これってBIOSですか?」。フハハハハハハハハッ! 違う!(笑)。
あの、エッチなサイトを見て、すごいお金が請求されちゃうあの画面はBIOSの画面ではないです(笑)。アハハハハハハハハッ! 面白えなー!っていうか、そうか。そういうのもあるのか。小学生の頃にエロサイトなんて、もう未知の世界だね。僕らの世代は。だって僕らの世代はさ、空き地のエロ本だからさ。もうその原型がないっていうか。ガビガビ&ビリビリに破られてる、もう訳がわからない雑誌を脳内で修復するっていう、そういう作業をせざるを得なかったんですけども。なるほどね。そういうのも、あるんですね。タブを消したらやばいの? そうなの? はーん。面白いですね。いいですね。これ、ちょっとねぶり棒ですね。もう、あれですね。何も変わってないけど最新のiPad Proと同じ厚さなんで。ねぶり棒 Proってしますね。ねぶり棒 Pro、差し上げます。こんな感じでBIOSのメールも、あったら送ってきてください(笑)。
(中略)
止まらないBIOSメール
(星野源)これはちょっと、BIOSメールが止まらないじゃない? 富山県ラジオネーム「もみお」。「20年以上前、AMDのCPU……」。これはIntelとまた別の会社のCPUなんですよ。「AMDのCPUが焼けることを『焼き鳥』と呼んでいました。サンダーバードという名前のCPUコアからついた名前で……」。ああ、なるほどね(笑)。サンダーバードだから焼けちゃうと焼き鳥だ。たしかにね。「発熱が半端なくて、本当に焼けて壊れるんです。でもドキドキして楽しかったな」と。いや、そうなんだよ。本当に今でも、だからその電圧を間違った電源でグラボとか、そういうので間違えたのをやっちゃうと、本当に爆発っていうか。その火が吹いちゃうらしいからさ。本当に焼けるんだよね。「焼ける」みたいなの、よく言うけど。本当に火がつくという。怖いですよね。気をつけないと。
ええと、続いてラジオネーム……えっ、ちょっと待って? ごめんなさい。これ今、送ってくれた焼き鳥のもみおさん。僕はその1個前に「BIOSメール、これ読みたいな」と思って取っておいたメールがあって。それももみおさんだったのよ(笑)。ちょっともみおさん、二連続だ。いいね! 「BIOS更新は昔ほど難易度が高いものではなくなりましたが、失敗すれば起動すらしなくなる作業なので、怖いですよね。昔はDOSで起動してコマンドを叩いたりしたものですが、今や操作自体が簡単になったので気軽になりましたが、恐ろしい作業だと肝に銘じなければなりません。更新内容によっては不具合が出ていないのであれば、軽々しく手を出さない方がいいとも思っています」。これ、いいね! 俺、すごい好き。このメール! もう!
そう。「DOSで起動してコマンドを叩いたりしたものです」って(笑)。これ、わかんないよね? 俺もわかんないよ? 俺もわかんないけど、俺はMS-DOSとか、コマンドを叩くみたいなさ、そういうのは多少はわかるのよ。多少はね、わかるから。PC-98がほしかった人ですから。Windowsとかが出る前というか。まあ出た後もDOSが……まあいいや! フハハハハハハハハッ! すいません。嬉しいです、こういうメール。じゃあちょっと、もみおさん。AMD&コマンド叩きも含めて、ねぶり棒プレミアムを……あ、プレミアムじゃない(笑)。アハハハハハハハハッ!
なんか、すごい。どんどん増えていくんだけど。ねぶり棒プレミアムなんて、ないよ(笑)。もう、いいや。もう全部一緒。「プレミアム」って言うかもしれないけど、一緒です。ねぶり棒プレミアムもねぶり棒 Proもねぶり棒も全部一緒ですけど。差し上げましょう。ねぶり棒プレミアムです!(笑)。面白いなー。いろいろ言い方、あるからね。ねぶり棒Plusとかね、いろいろあるじゃん(笑)。いいね。いろいろ適当に言い方を変えちゃうの、ちょっと面白いな。ねぶり棒パート2とかね、いろいろあるね(笑)。
(中略)
(星野源)続いて、あ、もみおさんから。ラジオネーム・もみお。「BIOSの昔話をしただけでねぶり棒プレミアムをいただく幸運を得られたこと、BIOSの神に感謝します。8801のBIOSを追いかけていた子供だった頃の自分に自慢できます。リアタイしてよかった」。ああ、PC-88ですね。僕と同い年に生まれたパソコンのPC-88。ありがとうございます。ぜひ、使っていただきたい。そしてね、ラジオを聞いてください。そして、こちらの方からも。「AMD、さっきの焼き鳥ネタ、懐かしいのでついメールしてしまいました。また楽しい話ありましたら、メールさせていただきます」。ああ、ぜひ。どんどんメールしてください。そんな感じですね。
<書き起こしおわり>