三浦大知 沖縄アクターズスクールの教えを語る

三浦大知とSKY-HI 歌って踊るための肉体づくりを語る DIVE TO THE NEW WORLD

三浦大知さんが2024年2月17日放送のJ-WAVE『DIVE TO THE NEW WORLD』に出演。近年、牧野アンナさんが再始動させた沖縄アクターズスクールについて話す中で、自身がアクターズ時代に学んだことや、アクターズ独自の文化について話していました。

(SKY-HI)なんか、夢みたいなのはあるの? パフォーマンスアーティストとしての到達点として。何でもいいんだけど。わかりやすくても、わかりづらくてもいいんだけど。夢とか目標みたいなのって、なんかあったりするんですか?

(三浦大知)うーん……すごいざっくりした夢でいうと、もう本当に死ぬ日までレコーディングしたいみたいな。死ぬ日にもなんか、新しい振り付けとか考えていたみたいな(笑)。なんか、そういう大きな……。

(SKY-HI)大知くんの場合は、ありえそうだもんな。

(三浦大知)そういう大きなやつはあるけど。でも、これはすごく日高くんの影響もあるとは思うけど。ソロで歌って踊るみたいな、その次の世代の人との出会いみたいなのは……なんかそれがもし、いつかあったら今、自分が経験してきた「こういう風にできるかも」みたいな。その伝えられること。自分にしか持ってない伝えられることはきっとあるから。だからそういう、ソロで歌って踊るっていうのの次世代の人との出会いみたいなのは目標であり、夢かもしれないですね。

(SKY-HI)見てください。曲をかける前に「コンセプチュアルっていうことに関して聞いていこうと思います」っていうの、1個も聞いてないですよ?(笑)。

(三浦大知)アハハハハハハハハッ! 全然もう、全く違うけど(笑)。こんな話、いくらでもできるね。終わらないですね。

(SKY-HI)俺も聞きたいこともあるし。そういう、出会いみたいなのを聞きたかったんだよね。「会う子、いる?」みたいな。そもそもさ、今、いっぱいいるじゃんね。LAPONEさんならJO1、INIとか。LDHさんでも若い子いっぱい……本当にいっぱいいるし。そういうのって、出会いとかあんまりない?

(三浦大知)ここ最近だと、沖縄アクターズがさ、またちょっと復活したりとかしていて。

(SKY-HI)ああ、らしいね!

(三浦大知)だからそのあたりの子たちの動画とかを見ると、やっぱりパッションとかエナジーがえげつないから。だからなんか、自分の昔のことをいろいろ思い出したりとかするし。上手い子たちっていうかね、なんかダンススキルとかだけじゃなくて。その表現の仕方のアクターズイズムみたいなのを……。

(SKY-HI)ああ、そういうのがあるんだ?

(三浦大知)今、アンナさん(牧野アンナ)っていう、俺が当時、教えてもらってた人がもう1回、アクターズを再建するっていう感じで今、本気で取り組んでやってるんだけど。アクターズの子たちとか、やっぱりエナジーがすごい。

(SKY-HI)へー! 面白っ!

普通ではないアクターズスクールのレッスン

(三浦大知)まあ、レッスンとかがちょっと普通じゃないから。いわゆるダンスを教える、歌を教えるみたいな感じじゃないから。

(SKY-HI)そうなんだ。どうだったの? やってる頃って。だって、もう物心ついた頃にはって感じでしょう?

(三浦大知)うん。でもね、なんていうかな? いい厳しさがすごいそこにはあって。だから、子供からすると結構酷だったと思うんだよ。たとえば「はい。◯◯くんと△△くんが今からバトルします」ってなって。それを周りで見るわけ。で、「この1曲をかけます」ってなって。その1曲をお互い、目を絶対にそらさずに踊りあったり、その曲を歌い合ったりして、表現し合う。それでその1曲が終わったら「今の曲、どっちの人の方がよかったですか?」って。

(SKY-HI)うわっ、酷だ!

(三浦大知)で、周りの人が「はい。誰々がよかったです。それはなんでかっていうと、こういう理由で……」って。

(SKY-HI)言語化だ。

(三浦大知)「こうだったんで。今は誰々くんの方がよかったと思います」みたいなことを言って。みんなで総評しあうみたいな。で、そこで「自分は今、こうだったんだな」っていうのがわかる。それを全員分、やるわけ。

(SKY-HI)すごいね。

(三浦大知)そうそう。それってさ、もはやレッスンではないっていうか。本当にそこで、みんなでぶつけ合って。だから、その表現をすることの恥ずかしさとか恐怖みたいなのが、そこでどんどん取れていくみたいな。だからそれはね、なんかすごいやっぱりいい経験だったし。あとアクターズって、先生が教えるんじゃなくて、先輩が後輩に教えるんだよ。

(SKY-HI)ああ、そうなんだ。

先輩が後輩に教える文化

(三浦大知)だからそれこそ、SPEEDだったり、MAXだったり、DA PUMPだったりから、いろんなことを教えてもらうみたいな。

(SKY-HI)面白っ!

(三浦大知)そうそうそうそう。でも、これたぶん沖縄の文化っていうか、カルチャーが結構、大人になってみると影響してたのかな?って思っていて。お兄ちゃんもいて。自分より下の世代もいて。だから上から教えてもらったことを自分も下に教えてみるとか。そういうことを自然とやる環境をたぶん、アクターズでは作っていたんじゃないかな?っていう。

(SKY-HI)ちょうどこの前、BE:FIRSTのSOTAのダンスレッスンっていうのをトレーニーの男の子たちに、たまにやってるんだけども。あれが一番伸びるんだよね。なんか、やっぱり。

(三浦大知)でも、そういうのはあると思う。

(SKY-HI)メンタリティー、モチベーション、全部に影響するし。

(三浦大知)だし、なんか身近にいる一番尊敬してる先輩とかってさ、すごい影響力あるじゃない? ロールモデルだしね。「こういう風になりたい」とか。その感じっていうのは、すごいいいと思う。だからそれはそれこそ、チームだからこそできることだったりするのかもしれないね。

(SKY-HI)やっていきたいなー。そう考えると、楽しみなことがいっぱいあるな。

(三浦大知)いや、本当に。だから自分自身もできること、まだまだたくさんあると思うし。

(SKY-HI)あるよね。だからちょっと、いろいろ楽しみにしてますよ。

(三浦大知)いや、こちらこそですよ。

(SKY-HI)いつもありがとうございます。

(三浦大知)いえいえ。

<書き起こしおわり>

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