SKY-HI　ピラフ星人とMay4のニコラップ感を語る

（たなか）二極化みたいな。

（SKY-HI）二極化してる気がするから。今、紫外線って新しいんじゃない？　みたいなこととかね。

（たなか）ああ、逆に？

（SKY-HI）逆に。

（たなか）全員、置き去りにしていっているね。紫外線っていうのは俺が元々、一番最初。中学生の頃にニコニコ動画で歌ってみたっていう、いわゆるカバー動画を上げた時に使っていた名前のことですね。紫外線。

（SKY-HI）なんかさ、YouTuberのさ、スカイピースのじんくんが「すごいファンです」って言ってくれて。で、「ファンです」って言ってくれる人自体はさ、いないわけではないからさ。

（たなか）その一番最初じゃないかな？

（SKY-HI）ぐらいかな？　それを聞かしてもらった。なんかURLを送ってくれて。

（たなか）懐かしいな。

（SKY-HI）そういう時にぼくのりりっくのぼうよみっていう……ニコニコ動画がキャリアのスタート？

（たなか）そう。

（SKY-HI）ニコラップ界隈ってことだよね？

（たなか）ニコラップ界隈ということ。

（SKY-HI）だかららっぷびととかね。

（たなか）そうそうそう。とか、あとFAKE TYPE.の2人とか。

（SKY-HI）ああ、そうか。そこもいるんだ。

（たなか）思いっきりそこスタートで。その当時から重鎮って感じだった。

（SKY-HI）ニコラップの人たちもそうだけど、ニコラップって今、何になっているんだろうね？　ああ、まあピラフ星人とかか。

（たなか）なんすか、それ？

（SKY-HI）えっ、知らない？　MCバトルがさ、飽和したのはもう数年前だと思うんだけど。1回、ちゃんと飽和したじゃんね。けど別に、なんだろう？　影響力というかさ、コンテンツとしての人気はずっとあるじゃん？

（たなか）まあ、おもろいしね。

（SKY-HI）俺も普通にTikTokとか見てると結構、構流れてくる。R-指定と呂布カルマばっかり流れてくる。みたいなのでコンテンツとしての人気は当然、あるから。ただ、ガチンコでヒップホップの人ってやっぱり年々、出なくなっていってるのもたしかで。

（たなか）競技化がすごいっすよね。

（SKY-HI）そうそう。アスリート化してて。で、やっぱりバトルに特化した人とかも出てきて、それに結構、なんて言うんだろうな？　一昔前だとニコラップっぽい子たちとか……ちょっと地雷系っぽいメイクの男の子。黒にピンクが入った髪で、とか。そういう子とかが……ほら、バトルってさ、一定の方程式を踏むとさ、一定の活躍ができてしまうっていうところもあると思うんだけど。

（たなか）まあ、たしかに強さが獲得しやすいみたいな。俺は別にできないけど。

（SKY-HI）もうさ、「ネタがどうの」とか言う人も減ってきたから。

（たなか）ああ、そうなんだ。

（SKY-HI）なんかもう、それ前提でいいみたいなことも……だから競技化だよね、本当に。それで注目されてる子でMay4っていう子とかピラフ星人っていう子とかがいて。

（たなか）ああ、なるほどね。そっちに。

（SKY-HI）やっぱり、ずっといる気がすんだよね。不良ではないし、めっちゃオタクがラップが好きみたいなのは。初めて会った時のたなかさんももう相当……ニヤニヤしながらこっちを見ているっていう。

（たなか）「本物じゃん」って思って。

（SKY-HI）「本物じゃん」って思うのはいいんだけど。「本物じゃん」って口に出して言ってたからね。

（たなか）「本物じゃん」って言ったかも（笑）。

（SKY-HI）「うわー、本物だー。SKY-HIだ」って。

（たなか）なんだろうな？　画面越しだったから。体感。