佐久間宣行 オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームの痛快さを語る

高田文夫と松本明子『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』を振り返る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

(佐久間宣行)そしたらオープニングトークが始まって。で、若林のUber Eatsの話とか、春日のポークライスの話とかがあったり。チェ・ひろしのコーナーとかがあって。で、ひろしのコーナーでさゲレンデヴァーゲンをみんなでボコボコにしてるぐらいから、その春日のご親族の席わかんないけど、とにかくクミさんがいらっしゃらなかったの。俺の隣の席ぐらいだったから。「クミさん、いらっしゃらないな。やっぱりあれか。お子さん、ちっちゃいからお世話したりとかかな?」と思って見てたら、急にさ、プロレスのコーナーでクミさんが解説で出てきたじゃん? サトミツと一緒に。それで「ああ、こういう登場もするのね?」なんて言っていて。プロレスを見てたの。

で、プロレスを見てたら、いつの間にか隣のDJ松永がいなくなっていたのよ。最初、トイレかなと思ったんだけど、ちょっと長かったわけ。それで、俺たちの席はクミさんが登場したから。その小説家チームと俺がね、「ははーん? 松永、やるじゃねえか。ギリギリだったのも、リハかな?」なんていう感じになって。俺たちには言わない。俺たち、内容は何も知らないから。「俺たちには言わないで、プロレスの後にたぶん若林くんのコーナーがある。たぶんラップとかやるんじゃないですか? それはもう、松永さんでしょう?」っていうので。俺たちが「いや、これは来るんじゃない? 来るんじゃない?」みたいことを言っていたのよ。

そしたらその加藤千恵さんの5歳の息子さんがね、「なになに?」って聞いてきたから。俺、隣の席だったから。「さっきまでいたお兄ちゃん、いるでしょう? あの人ね、すごいんだよ。世界一なんだよ。あの人がね、今からぶちかますから。見てたらいいよ」「えっ、本当? あのお兄ちゃん、やるの? なんで知ってんの?」「いや、わかるのよ。プロだから。エンタメの、プロだから。エンタメの解説ができるやつだから。俺にはわかるのよ。エンタメのプロだから」っつって。で、プロレスが終わって見ていて。そしたら、センターステージにさ、ウィーンってターンテーブルが上がってたんだよ。そしたらさ、他のお客さんたちも沸いてたけど、俺たちは「よっしゃ! よっしゃ! 当たった! 来ますよ?」ってなって。で、その加藤さんの息子さんに俺が「なっ?」っつって。「なっ? ターンテーブル。お兄ちゃん、やるから。世界一のDJが」「えっ、そうなの?」ってなった瞬間に松永が「いやー、トイレ、すげえ混んでました」って戻ってきて(笑)。

それで「えっ、ちょっと待って?」ってなって。そしたら5歳の子が「いるじゃん! この人、いるじゃん! えっ、ここから行くの?」ってなって。「いや、違うのよ。うーん……」ってなって。松永も「えっ、ターンテーブルあるじゃーん!」っつってて(笑)。松永、ただ単にトイレが混んでただけだったんだけど。そしたら、若林くんがDJをやり始めて。そこからね、加藤さんの息子、ずっと俺に疑問の目。「こいつは嘘つきだ」って(笑)。あっという間に「嘘つきだ」っていう風に見るようになっていて。「いや、違うんだよ」っつったからね(笑)。「いや違うのよ。こういうこともあるんだよ」って(笑)。

5歳児の「嘘つきだ」という目線

(佐久間宣行)で、そこからさ、星野源さんが登場したわけじゃない? で、『Orange』っていうNetflixの『LIGHTHOUSE』という番組。俺と星野さんと若林くんがやってた番組の中で作った曲のイントロが流れたら、星野さんが現れて。それももちろん俺、知らないからね。「東京ドーム、久しぶりだな」っつって、2人で曲をやったわけ。それはやっぱり、さすがに俺もぐっとくるのよ。なんでか?っていうとあれ、『LIGHTHOUSE』って一昨年の10月ぐらいから撮ってたんだけど。で、去年に配信したんだけど。東京ドームをやるかどうか、若林くんが悩んでた頃に始まった番組なのね。自分のキャリア的にちょっと、いろいろ悩むところもあって。あとは、ずっとルーティンの仕事に少し飽きたみたいな気持ちもあって。「何か変えなきゃな。でも東京ドーム……そんなの、自分たちにできるのか?」っていうのを星野さんと対話しながら。「絶対東京ドーム、やった方がいいです」みたいな話をしてるのも収録中にずっと見ていたから。それで作った『Orange』っていう曲は阿佐ヶ谷時代の人生の蹉跌みたいな、そんなものを歌った曲を東京ドームで2人でやって。阿佐ヶ谷でくすぶってた2人がやったわけ。だから「『LIGHTHOUSE』の最終話、ここにあったんだ!」と思って。めちゃくちゃグッと来て、感動して。ちょっと涙が流れる感じだったの。

「これは俺、ちょっとグッと来ちゃうな」って思っていたら……若林くんがその後の『Pop Virus』のラップで「『王様のブランチ』の『LIGHTHOUSE』特集、地上波で俺の『地上波に飽きた』っていうところを流すんじゃねえ。佐久間、なにやってんだ?」って歌っていて。めちゃくちゃディスられるっていう。それで涙、ピーンって引っ込んで。そしたら、小説家チームの皆さんが俺がいじられてる時、みんな見るじゃん? で、加藤さんの息子さんが「なに、なに?」って聞いてきたから「あのおじさんが怒られたの」って教えられて。そうすると、加藤さんの息子さんにとって俺は「嘘つきの怒られたやつ」になるから(笑)。「嘘つきの怒られたやつじゃん」っていう目で見られて。それでまた俺、「いや、違うんだよ」って(笑)。で、最後の最後、漫才の方でちょっと疲れていたその子を松永が最後までだっこしてあやしていた(笑)。

(中略)

(佐久間宣行)まあでも、あらためて感動を言うと、もちろんすごいイベントだったなって思うけど。なんか、借り物の部分がひとつもないラジオイベントっていうのがすごかったですね。普通だったら、あのぐらいデカいイベントをやるんだったら、そのラジオの文脈じゃないものも持ってきちゃったりするかもしれないけども。なんか、その借り物の部分がひとつもなくて。巨大な、超大きな内輪受け。内輪受けが一番面白いんだけど、内輪受けでやり切るっていうのはとんでもないから。内輪受けを巨大にしていって、それが結果的に日本最大級のイベントになったっていうのが痛快だなって思いました。

内輪受けが日本最大級のイベントに

(佐久間宣行)武道館の時は2人のエモさとか、人生の岐路……結婚したとか。そういうのが面白さと感動につながっていたけども。今回は、オードリーが芸人人生の紆余曲折みたいなもので出来上がった、彼ら自信の芸人としての面白さの筋肉。それが全員を笑わせているっていう感じがして。だから、いわゆる実力っていうのがあって。それがすごいかっこよかったし。だから見ていた芸人さんたちがみんな、結構衝撃を受けていたけれども。それは、彼らの実力がすごいっていうことが証明されたからだなって思って。すごいいいイベントだったなと思います。

(中略)

(佐久間宣行)まあ、でもオードリーのドーム、すごかったですね。今週かな? 『あちこちオードリー』の収録があって。久しぶりに会うんだけども。ちょっと緊張しちゃうなっていう(笑)。まあ、感想だけは若林くんに送ったけどね。で、感想を若林くんに送った時に知ったの。俺、春日のLINEの連絡先、知らねえなって(笑)。これね、こういう業界人、たくさんいると思う。春日は企画の打ち合わせをする必要ないから。だから俺、春日の連絡先、知らないんだよね。それ、はじめて知った。そして、知ろうとも思わないっていう(笑)。知らなくても大丈夫っていう(笑)。「ああ、知らなかったな」って思ったんだよね。でもとにかく、素晴らしいライブでしたね。記念碑的に見れてよかったし。だからラジオがまた1個、かっこよくなったようなイベントでした。

<書き起こしおわり>

高田文夫と松本明子『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』を振り返る
高田文夫さんと松本明子さんが2024年2月19日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』の中で前日に開催された『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』を振り返っていました。
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