千鳥ノブ『伊集院光とらじおと』のすごさを語る

千鳥ノブ『伊集院光とらじおと』のすごさを語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

千鳥のお二人が2022年3月9日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。ノブさんが大好きなラジオ『伊集院光とらじおと』の魅力を語っていました。

(佐久間宣行)続いてのメールです。「若手時代はできなかったけど、今の実力ならうまくできたなと思い出す仕事ってありますか?」。

(ノブ)ああーっ!

(大悟)そりゃあね、山ほどあるでしょうね。今というか、昔ができてない分。

(ノブ)僕は、個人的にはめっちゃ後悔してるのはラジオっすね。

(佐久間宣行)ラジオ?

(ノブ)ラジオ。覚えてる? 一番最初に笑い飯と4人でやったんですよ。それが今、僕はこうやってラジオに出させてもらったり、いろいろとゲストで呼んでもらったり。もちろん今も伊集院さんのを毎朝聞いてますから。

(佐久間宣行)そうかそうか。もうラジオ大好きになって。

(ノブ)「ラジオとはこういうものだ。このぐらい心血を注いでやるものだ」っていうのを。

(大悟)伊集院さんの、毎朝聞いてんの?

(ノブ)もうええって! 何度それ言うてるのよ? 仕事の行き・帰り、全部聞いてるから。

(大悟)帰りも!?

(ノブ)今、俺は伊集院さんに包まれているんよ。

(大悟)いや、すごいって言うもんな。ワシも勉強せんと。

(ノブ)もうすごいっすよね。伊集院さんのラジオ。

(佐久間宣行)すごいですね。やっぱり面白もできて、情報もできて、あったかみも作れるっていう。

(ノブ)夜のラジオの伊集院さんももちろん大好きなんですけど、朝の方が好きなんですよ。もう完璧な仕事をこなして。ホンマに……。

(大悟)ちょっと待って? ワシが知らんのか、これ失礼になるけども。えっ、朝と夜?

(ノブ)そうよ。すごいよ。毎日。

(佐久間宣行)月曜から火曜がつながっているんですよ。月曜の深夜1時から3時まで深夜ラジオをやって。で、火曜の朝8時半からラジオをしているから。

(大悟)ラジオやん。

(佐久間宣行)ラジオ(笑)。

(ノブ)もうラジオ局よ。伊集院さんから電波出とる(笑)。で、毎朝毎朝、エピソードトークしてるのよ。

(大悟)それはもう、無理よね。

伊集院光のすごさ

(ノブ)毎朝1個、できないですよ。で、そこでまず笑かして。そっからちゃんとフォーマルにコーナーをこなしていって、視聴者メールに寄り添って。絶対自分のエピソード1個、自分のあるある1個を添えるのよ。すごい。そういうのを知ってるから、わかるんです。今、すごいっていうのが。でもその最初のラジオ、笑い飯と千鳥で大阪の局で始めてくれたラジオで第1回目、4人とも「ラジオってこんなんやろ」っていう感じの。「できるやろ」みたいな。何も考えず、何も準備せず。4人ともなんか椅子に深く座ってダラーッとして「はいー、ノブでーす」「はい、大悟でーす」「はい、西田」「哲夫でーす」みたいなんで。「ああー、始まったのう……どう?」「まあまあ、なんもないわ」「いや、お前は?」「いや、ワシもなんもないよ」。

(大悟)「なんもないわ」の応酬(笑)。

(ノブ)「はい、曲行きましょう」って(笑)。で、その後にディレクターにめちゃくちゃ怒られて。怒られてっていうか、「いや、元気出せよ! なんでまず、4人とも偉そうなん?」って。

(大悟)なんとなく覚えてる。なんとなく偉そうに「はいはい、ラジオってこんな感じ」みたいな。なんか変なイメージがあったんよな。

(ノブ)そうそう。

(佐久間宣行)たぶん、聞いてたラジオが、大物がリラックスしているラジオだったっていう。とんねるずさんとかがリラックスしてオフでやってるのを、まだ売れてなかった若手が真似て(笑)。

(ノブ)「もう、なんなん? めんどくせーよ」「マジでよ」とか。

(大悟)伊集院さんとかはまだリラックスもしてない?

(ノブ)するわけないよ! 伊集院さんは毎朝、初回よ! まだ緊張感があるくらいの……。

(大悟)あかんやん。それが伝わったら(笑)。

(ノブ)いやいや、すごいんだから。伊集院さんの朝のラジオ! だからそれをパンサー向井が4月からするのも楽しみだし。

(大悟)頑張ってほしいな。

(ノブ)すいません。めちゃくちゃ他局なのに。ごめんなさい。

(佐久間宣行)でもまあ、そうだと思います。昔、オークラさんから聞いたんですけど。笑い飯が一番尖っているころ。たぶんそのラジオをやってる頃に、オークラさんがフジテレビの深夜でお笑い番組の担当作家で。笑い飯対バナナマンだっけな? なんか、そんな体験するみたいなのがあって。で、一番尖っている時の西田さんに説明しに行ったんですって。「髪の毛を抜く対決みたいなのがあるんですけど……」って言ったら西田さんが目の前で自分の髪の毛をブスッと抜いて。「これの何がおもろいんですか?」って(笑)。で、オークラさんが俺のところに戻ってきて「笑い飯、怖え!」って言っていたっていう(笑)。

(大悟)なんかそんなんやったなー(笑)。

(ノブ)そんなんよ。もう全てカマして……みたいな感じでしたもんね。

(佐久間宣行)でもほら、この間『相席食堂』で真空ジェシカとか見た時に「これは俺たちのできてない頃みたいや」みたいなことを言ってませんでしたっけ?

(ノブ)言ってました。

(大悟)なんか似ててんな。

(ノブ)真空ジェシカ……ランジャタイが似てると思いきや、ランジャタイって意外とできるんですよ。

(佐久間宣行)できますね。ルールを分かった上で壊すから。

(ノブ)真空ジェシカは千鳥なんですよ。1年目、2年目のテレビに出だした頃の。あのむちゃくちゃ加減。

(大悟)で、2人の中では面白いですよ。面白いんですけど、それをまだ外に出せてないというか。

(ノブ)世に放ててないんですよ。

(大悟)だからそれが出せるようになったらもっといいと思う。

(ノブ)絶対にいいものになる。

真空ジェシカは1、2年目の千鳥

(大悟)そんなんで言うたら、ワシらで言うたらM-1の敗者コメント。M-1のネタはもう、今振り返っても後悔はないんですけど。敗者コメントだけはやっぱり、今のM-1の子らを見たらめちゃくちゃみんな……。

(佐久間宣行)たしかに。くって、ちゃんとね。

(大悟)だからくってるあいつらのもめちゃくちゃ面白いんですけど。やっぱりワシは昔を思い出して、あの男女コンビ、ゆにばーすの川瀬名人の顔が一番おもろかった(笑)。

(ノブ)今回の敗者コメントで唯一滑ってたのがゆにばーすなんですよ。あれが最高で。

(大悟)でも、やっぱりあれじゃないとね。負けた時は。

(ノブ)賞レースはボロクソになって帰らんと。

(大悟)ボロクソになって帰らないと。最後にウケて帰っちゃダメよ。

(ノブ)来年のゆにばーすはすごいですよ(笑)。

(佐久間宣行)来年のゆにばーす(笑)。だって、『相席食堂』に出てなかったですもんね(笑)。M-1の仕事じゃないから(笑)。

(ノブ)すごいっすよね! ホンマにすごいっすよ。

(大悟)ホンマに、たしかにな。それこそワシらがえらそうにラジオしてた頃やったら「なんや、あいつ!」ってなってやろうけど、なんとも思わなかったもんな(笑)。

(ノブ)ホンマに。「いいよ、いいよー。全然いいよ」って。

(大悟)「尖れ、尖れ!」って(笑)。

<書き起こしおわり>

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