さや香のお二人が2023年12月24日配信のYouTube『M-1打ち上げ by ストロングゼロ』に出演。千鳥のお二人とM-1 2023最終決戦で披露した「見せ算」のネタについて話していました。
(ノブ)まずは3位のコンビです。こちらへどうぞ。はい。おつかれしたー!
(乾杯をする)
(新山)ありがとうございます!
(大悟)いやー、最高やったな。
(ノブ)さや香はすごいことをしたね。今日もね。
(大悟)お前ら、かっこええM-1をしたな。
(新山)ほんまですか? いやー、めっちゃ嬉しいです!
(石井)嬉しい!
(ノブ)やっぱりあの1本目の爆発系のね、2人のやつ。さや香節というか。
(大悟)いや、2本にあれを持って行くっていうのはすごいと思う。
(ノブ)でも、まあ「さや香といえば……」という1本目のやつをやって。あれは準決勝で?
(新山)あれは準決勝でやったやつで。
(大悟)で、ああいう系のやつって、他にもあるっちゃあるやろ?
(新山)もう全然、ありますね。
(ノブ)準々は何したん?
(新山)準々は一緒のやつで。
(ノブ)3回戦は?
(新山)別のやつで。
(ノブ)別の2人でバーッとやるやつを?
(新山)はい。石井がボケで僕がツッコミの。
(大悟)あの決勝だけ、違うのを持っていったっていう?
(新山)そうです。今年はあれありきのM-1やったんで。
(ノブ)そうらしいね。だからあれをしたかったんやろう?
(石井)あれをしたいっていう。
(大悟)じゃあ、ええんや。
「見せ算」をやりたかった今年のM-1
見せ算ついてかれへんwww#M1グランプリ2023 #さや香 pic.twitter.com/HutEeimVpf
— 河童ひろふみ (@kappa1623) December 24, 2023
(新山)はい。でもやる前から、わかってましたけどね。「ああ、これ、あかんな」っていう(笑)。令和ロマンと……。
(石井)ヤーレンズのファイナルの2組が終わっている時点で。
(新山)なんか結構、いつもと違う感じやったんで。M-1の全体の雰囲気が。
(石井)あれ、NGKとかでもやってるんですよ。あのネタを。
(ノブ)ああ、あの算数のやつ?
(新山)その時……NGKの方が受けましたね。
(大悟)1本目を見てるからや。同じ客が1本目を見ているから「あっ、違うのをするんだ」と「こんなこともできるんだ」っていうのを頭で整理するまでに客が2分、かかったんじゃない?
(ノブ)かかる。かかるから。「あっ、あれじゃないんだ」っていう。たぶん、あの2人の爆発の、ブワーッていうやつで。
(大悟)「そのつかみなんかな?」と思ったんや。「ここからあるんやろうな」って。
(ノブ)「『お前、さっきからなにやっとんねん!』ってブワーッてなって、それで優勝候補が勝ちきるんかな?」みたいな。なんか、予想しちゃうやん? 「あ、それじゃないんだ……」っていう。だから、完璧な笑い飯のチンポジ状態よ(笑)。
(新山・石井)フハハハハハハハハッ!
(ノブ)完全に……だから、久しぶりに見ました。
(新山)ほんまに、このネタをやるにあたり、各方面から事前に懸念は受けていたんですよ。「大丈夫か? これ、ほんまに行くん?」みたいな。
(大悟)でもな、お前らの漫才やからな。誰に言われようと……。
(新山)好きやし。NGKとかで受けるから。「たぶんチンポジにはならないです」ってめっちゃ言っていたんですよ。
(ノブ)なるほど。ちゃんと。
(大悟)でも、いいんやない? 去年のあの形があって、面白いのを2本見せて。で、今年1本目にめちゃくちゃおもろいのを見せて。で、2本目に尖ったお前らを見せて。笑い飯のように優勝すれば……最高のな。
(石井)ほんまに、だからあれは新山がどんどん乗っていくネタなんで。でも初めて、新山の背中がどんどんちっちゃなっていって。ほんまに、マジで。
(ノブ)フハハハハハハハハッ!
(大悟)いや、でもそれは見ていて、そうは見えんかったよ? 当然。
(新山)だからやっている側は別にあれなんですけども。でも僕、M-1の決勝で初めて……あのネタはずっとお客さんの目を見ながらやるんで。初めて、ゼロ笑いの人を見たんですよ。M-1のあのスタジオで。
(大悟)だいぶ話しかけるからな。
(新山)男の人で。その人と、ずっと目が合っていたんですよ。
(大悟)人間、やっぱりあれをやられると、「最後に何か、売りつけられるんかな?」ってなるから。
(ノブ)「ほんまのセミナーかな?」って思っちゃったのかな?
(新山)その人も負けじとこう(見てきて)。
(石井)誰と戦ってんねん(笑)。
(新山)それも楽しかったですけど。
(ノブ)いや、すごいな。チラッと聞いたら、M-1のスタッフも、要は審査員たちも全然知らないネタやったから。
(石井)そうですね。
(ノブ)「さや香さんはもう1本も2人のブワーッて爆発のやつをやるんやろうなって思っていたら、全然知らんネタでびっくりした」って言っていた。
(大悟)ワシも途中から「さや香、また来年も出たんや」という思ったわ(笑)。
(新山・石井)フハハハハハハハハッ!
(ノブ)「M-1が好きなんやなー」って(笑)。
「さや香、また来年も出たんや」(大悟)
(新山)どっちかっていうと、その、今も結構メッセージとかが来ているんすでけど。アンチの人から来るっていうよりかは、ほんまにファンの人が「なんであんなネタ、したんですか?」っていう。ファンが怒ってるみたいな(笑)。
(ノブ)「さや香にはもう1本、あれがあったじゃないですか!」って(笑)。わかる(笑)。
(大悟)でも、これがあるから、またいろいろと……。
(新山)これがだから、僕らのいいところで。
(ノブ)俺はそうやと思うけどな。ここで変に、自分らが……だってあれ、やりたかったんやろ?
(新山)あれ、やりたかったです。
(ノブ)なんかさらにさらに深いさや香ファンに聞いたら、さや香は去年、あのネタがうっすら出来上がってきていて。あの算数っぽいやつが。でも、まだできてないから去年はあの2本にして。だから、なんか今年……。
(新山)でも、もうちょっと前からあったんすよ。
(ノブ)そうなんや。
(新山)あの見せ算のネタは当時、ダブルヒガシとコウテイと僕らの3組でずっと毎月、ユニットをやっていて。コロナの時、無観客になった時にお互いに見合おうっていうことで客席で他の2組が見ているっていう状態で何回かやってたんですよ。その時に、ダブルヒガシとコウテイを笑かすために作ったネタで。
(ノブ)うわーっ! いいねえ!
(新山)それが、見せ算と唐揚げなんですよ。
(大悟)芸人に向けた。ワシの大好きなあの唐揚げのネタ?
(ノブ)敗者復活でやったやつね。
(大悟)でも見せ算もほんまに、芸人はたぶんみんな嫉妬するぐらい、かっこよかったと思うで?
(ノブ)俺も見せ算は……。
(新山)で、ほんまはやっぱり見せ算が受けてほしいっていうか。あっちの方が、作るのは楽なんですよ。ホームステイとか免許とか、作るのバリめんどくさいんですよ。
(大悟)見せ算ってほんまによう聞いたら、ちゃんとしたことを言うてるもんな。
(新山)ロジック的には(笑)。
(ノブ)ああいうワンテーマ系の変な……だって、誰もしてないやろう? 俺はもう、ああいうワンテーマがすきやから。見せ算と、くらげのあの口紅とかの(笑)。本当に大好き。愛すべき……。
(大悟)それと、汗な。口紅の(笑)。
(ノブ)「マキアージュ」とか言うてる汗(笑)。全て、最高のかっこいい選択をして。
(新山)ありがとうございます。
(大悟)いろいろと考えるやろうけども、最高のM-1やったと思うよ。
(新山)本当にはじめて……M-1でやっと心から好きなネタができたなって。
(大悟)それ、大事なことやな。
「M-1でやっと心から好きなネタができた」(新山)
(新山)でも終わってから、ほんまにおばあちゃんからLINEで「2本目は難しかったです」って(笑)。おばあちゃんはやっぱり……。
(ノブ)わかんないんやな。
(大悟)難しいどころじゃない(笑)。
(ノブ)もうお前らは漫才師にどっぷりハマって。もう先の先の先の先に行っているから、そらもう……。
(大悟)ちゃんとトミーズさんに報告をするんやろう?
(新山)今日、雅さんの誕生日ですよ。
(石井)そうなんですよ。
(ノブ)ほんまやな!
(石井)そうなんですよ。イブなんで。僕らとカベポスターでなんとか……って言っていたんですけども。
(新山)もう1回、乾杯します?(笑)。
(大悟)めちゃくちゃ次の『せやねん!』でいじられる(笑)。
(新山)絶対に「なんであんなネタしたんや?」って言われるから(笑)。
(石井)めちゃくちゃ言うてくるから。
(大悟)そこは「すいません」って言うときや?
(ノブ)雅さん、おめでとうございます!
(一同)おめでとうございます!(乾杯する)
(ノブ)じゃあ今、雅ナリエが輝きだして。塚本の雅さんの家で、雅さんがお手製でやるルミナリエを模した雅ナリエが……。
(新山・石井)フハハハハハハハハッ!
(大悟)近所の家まで眩しなるやつな。
(ノブ)おつかれした!
(新山・石井)おつかれさまでした!
(大悟)よかったで。
(ノブ)いや、かっこいいよー。
<書き起こしおわり>