和田アキ子と千鳥・大悟 志村けんを語る

千鳥と和田アキ子 パチンコを語る ニッポン放送

千鳥のお二人が2022年4月23日放送のニッポン放送『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』に出演。和田アキ子さんと志村けんさんについて話していました。

(ノブ)その後に『相席食堂』に出てくださって。

(大悟)アッコさん、『ダウンタウンDX』でも会いましたよ?

(和田アキ子)嘘? どんな話、した?

(大悟)でもアッコさんも僕らも普通に話をして。志村さんの話かなんかになって。

(和田アキ子)本当?

(大悟)そうです、そうです。それで1回、休憩に入った時にアッコさんが「ああ、志村な。志村に大悟、かわいがってもらってんのか」って言ってるのを聞いて。「ああ、『志村』って呼ぶタイプなんだ」って(笑)。あんまり芸能界で聞いたことないから。

ドリフのボーヤ時代の志村けん

(和田アキ子)志村……志村はドリフターズのボーヤの時から知っているのよ。ドリフターズは各メンバーに1人ずつ、付き人みたいな、ボーヤみたいなのがいて。その統括の志村は割と偉い方だったの。それで志村が当時、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れていたの。それを100円で買ってあげるのよ。そうすると、それが志村のお小遣いになるわけ。

(ノブ)ああ、それが付き人の小遣いになるんですね。

(大悟)「志村がコーヒーを淹れて、それを100円で買ってあげる」って……(笑)。

(ノブ)いやー、すごいですね!

(大悟)それはアッコさんからしたら「なんで?」でしょうけど。僕らの世代からしたら信じられないというか。

(ノブ)芸能界の最初の方ってことですか? 日本芸能界の……。

(和田アキ子)そんなことはないけど(笑)。ほんで志村はまたね、飲み屋が麻布十番で。割とテリトリーが似てるのよ。で、志村はあの通り……。

(ノブ)「志村は」って(笑)。

(和田アキ子)なんでやねん?(笑)。

(大悟)いや、だからアッコさんからしたら普通ですけど今、あんまりそのラジオとかテレビで「志村」って言うてる会話が飛びかわないんで(笑)。

(和田アキ子)あそこの事務所、志村んところの社長も仲がいいし、よくしていただいているから。井澤さん。よく飲みに行くし。その話をする時も「志村、志村」って言っているから。

(ノブ)アッコさんが芸能界、芸歴最長なんですか?

(和田アキ子)そんなことないですよ。北島三郎さんとか、いらっしゃいますから。

(垣花正)でもバラエティに日常的に出られてる方でいうと、あんまり上の方は、もう……?

(和田アキ子)どうなんだろう?

(ノブ)北島さんは「北島さん」ですか?

(和田アキ子)サブちゃん。

(ノブ)「サブちゃん」!(笑)。

(大悟)日本で1人だけでしょう? 今、あの人のことを「サブちゃん」って呼ぶの。

(和田アキ子)私ね、思うんだけど「サブちゃん」っていうニックネームで呼ばれてるんだからさ、サブちゃんがいいと思うのよ。よく演歌の人は「御大」とかって言うんだけども。それで「サブちゃんでいいですか?」「いいよ、サブちゃんで」って。で、美空ひばりさんも「お嬢」っていう呼んで。「お嬢って、どういう意味なんですか? ひばりさんでいいですか?」「いいわよー」って。

(大悟)すごい。そのひばりさんとかとお話をしたことがある人がいま、いないじゃないですか。そんなに。

(ノブ)大悟、そんな方を「和田」って言うて……おいおい!

(大悟)掘り返すなよ……(笑)。

(中略)

(垣花正)メールです。「大悟さんはお酒が好きな印象が強いですが、最近は誰と飲んでらっしゃるんでしょうか?」。なかなか飲みに行けない環境ではあると思いますけども。

(大悟)でも、後輩が多いですかね。はい。誰やろう? ピースの又吉とか。

(和田アキ子)ああ、又吉?

(大悟)意外と又吉と飲んで、本の話とか……僕は1冊も本、読んだことないんですよ。1冊もというか、そういう純文学みたいなのは。でもずっと又吉から本の話、聞いてるから。かなり太宰治とか詳しくなるんですよ。飲みながら聞いてながら。

(垣花正)ああ、耳学問みたいになってるんですね。本当に。

(大悟)でもまあ、後輩は誰とでも行きますね。

(和田アキ子)それは仕事で一緒になった時、「行こうか?」とかっていう?

(大悟)それが基本は多いですね。

(ノブ)めちゃくちゃ飲むんですよ。大悟も。アッコさんじゃないですけども。で、僕も「あんまり飲みすぎて仕事にくるなよ」とか怒るじゃないですか。そしたら、言い訳がうまなってくるっていうか。言い訳……「それを言われたら仕方ないわ」みたいな。結構前、沖縄の劇場の仕事があって。大悟、来なかったんですよ。1時間ぐらい遅れて来たんですけども。飛行機1本、遅らせてきて。出番も……「これは怒ってやろう!」って思って。それで来たから「なにしててん!」って言うたら「うーん……二夜連続、志村」って言われて(笑)。

(和田・大悟)フハハハハハハハハッ!

(ノブ)「いや、それ言われたらもう怒られへんやん……」って。

(大悟)しょうがない。二夜連続志村さんやったんやから。

(ノブ)「マグロ」みたいな言い方して。「マグロ、二夜連続」じゃないんだから。

「二夜連続、志村」

(大悟)でも、ありましたよ。志村さんと飲んでる頃はやっぱり3日連チャンになって。3日目の夜1時ぐらいまで飲んで。師匠が「大悟、もう1軒、行くか?」って言っていて。そこがガラス張りのバーやったんですけども。その会話の感じが外から見えるでんすよね。そしたら志村さんの運転手が車に乗って待ってるんですけど。運転手はもう帰りたいわけじゃないですか。「大悟と一緒におったら遅くなる」っていうのがわかっているから。で、師匠が「もう1軒、行くか?」みたいな時にその運転手が僕の目を見て、横に首をこうやって振ったんですよ。「お願いです、断ってください」って(笑)。

(垣花正)あれ? そういうの、よく見たことある光景ですよ?(笑)。

(大悟)だからアッコさんの運転手もたぶん……(笑)。

(ノブ)アッコさんバージョンだ(笑)。

(和田アキ子)でも、志村なんて飲んでいて寡黙やろう? しゃべれへんやろ、あんまり?

(大悟)しゃべらないですね。

(和田アキ子)そうでしょう?

(大悟)でも、僕と2人っきりでおる時は結構しゃべるんすよ。でもそこに誰か1人でも、後輩とかが来ると全然、しゃべらないんですよ。

(和田アキ子)ねえ。志村って私としゃべる時も「お前、しゃべれへんな」「あんまり普段、しゃべらないんですよ」って。それで音楽のブルースとか、意外にそうなのよ。そういう話は話が合うから。

(ノブ)そうなんですよね。なんか後輩が大悟と志村さんの飲み会に大悟に呼ばれて行ったら……三四郎の小宮か誰かやったかな? 2時間、一言もしゃべりかけてもらえんかったって(笑)。

(大悟)でも、ほとんどそうです。誰が来ても。すごい人見知りなんで。

(和田アキ子)そうね。

(垣花正)大悟さんとはなぜ、ここまでこう打ち解けられたんですかね?

(大悟)僕は一番最初、「お酒、好きなんだってね?」って言われて。「はい」って……まだ志村さん、その時は僕にも敬語なんですよ。人見知りやから。「じゃあ、飲む?」「はい。お願いします」っつったら「じゃあ今日、六本木のここで待ってて」って。それで僕、志村さんと誰が来るかもわからない状態で六本木で待ってたら、そのボーイの方が来て。「大悟さんですか? 師匠から聞いてます」って言われてお店、クラブに行って。で、クラブで待っていたら志村さんが1人で来て。

志村さん、1人で来て。「うわっ、緊張する!」と思って、まあ普通にしゃべってて。その、たぶんですけど。師匠が隣に座るお姉ちゃんの太ももを触る。それはもう当たり前のことなんですけども。手を置いていて……でも、それってたぶん志村さんからすれば当たり前なんでしょうけど、僕がその時にそれに突っ込んだんですよ。「嫌そうな顔、しとるやないかい!」って。

(和田アキ子)勇気あるやんか。

(大悟)たぶんそれが、師匠からしてみると、そんなこと言われたことないから。それが面白かったらしくて。たぶんそんなんを言ってくれるん後輩っていうか、強めに突っ込む後輩がいなかったと思うんですよね。

(垣花正)最初の飲み会でのツッコミなんですか?

(大悟)そうです。

(和田アキ子)よくそれ、言えたね。そういう言い方で。

(大悟)まあでも、なんか言える雰囲気はちょっとあったんで。

(ノブ)なんか番組とか、ほうぼうで「千鳥の漫才が好きや」みたいなことをおっしゃってくれてたので。なんか我々も入りやすかったというか。

(和田アキ子)ああ、そういうことかな?

(大悟)そんで、志村さんが僕のことをかわいがってくれるから社長もえらい僕のことをかわいがっていただいて。それで1回、飲みに行ったんですよ。社長と志村さんと、あと何人か、女性のタレントさんとかで。ほんならまず、その志村さんのところの社長が店入った瞬間に店の店員に言ったのが「この店、もうちょっと広くならんか?」って……。

(ノブ)広くなるか!(笑)。

(大悟)「いや、今から増築、無理でしょう?」みたいな(笑)。で、僕が突っ込んでたからそれも笑うていて。ほんでもう最初っから、ワイン。オーパスワンかな? 高いのがパーッと出てきて。で、みんな喜ぶじゃないですか。で、僕と志村さんも飲んでて。まあ普通に飲んでたんすけど、その女の子たちが3杯目おかわりした時かな? 「オーパスは志村と大悟だけ!」って言って(笑)。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(ノブ)気になってたんや(笑)。

(大悟)気にはなっていた(笑)。4本目ぐらいが開いた時に(笑)。

(ノブ)でもそこに大悟も入れてもらったっていうことは……。

(和田アキ子)だって、銀座のクラブでしょう? 六本木?

(大悟)それはお料理屋さんでした。

(和田アキ子)ああ、そう? まあ、社長が行かれるのは銀座が多いから。六本木とかね。志村も。そしたらオーパスワンだともうン十万だからね。だって銀座のクラブなんてコーヒー1杯5万円とか取るところ、あったからね。お酒、飲まないのにクラブ来てる人もいたから。

(ノブ)すごいっすね。面白い。あそこの西麻布のお店でアッコさん、飲んでいるんですか? わだ家ってないですか?

(和田アキ子)ああ、わだ家。ありますよ。

(ノブ)あそこはアッコさんのお店?

(和田アキ子)姪っ子がやっています。行ってくれたの?

(ノブ)いやいや、あそこに……。

(和田アキ子)素通りしてるんやろ?

(ノブ)先輩から聞いたんですけども。「あそこの前を通る時は走って通れよ」って……。「見つかったら引きずり込まれるから」って。

(和田アキ子)アハハハハハハハハッ!

(大悟)息を止めてな(笑)。息止めておかんと、気づかれるから(笑)。

西麻布・わだ家

(和田アキ子)「あそこは底なし沼やと思え」って(笑)。だから全速力で……「あの坂は全速力で駆け上がれよ」って(笑)。

(和田アキ子)ああ、あそこは閉店しました。だから今は角のちょっと入ったところに……。

(垣花正)情報、新しくしておかなとヤバいですよ?

(和田アキ子)姪っ子がやっていて。芸能人、よく来ていますよ。ちょっと西麻布のところよりは高級感があるんですけど。今度、ぜひ。

(ノブ)お願いします。

<書き起こしおわり>

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