ニセ明（星野源）さんが2023年11月14日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でリスナーからのお悩み・質問に回答。17歳男性からの「将来、やりたいことがあるものの志望大学の受験に失敗し、自分が否定された気分で孤独です」という相談に答えていました。
（ニセ明）アゥッ！ ニセ明の……オゥールナイトニッポン！ みんな、こんばんは。ニセ明です。2023年11月18日（火）、ニセ明のオールナイトニッポン、始まりました。久しぶりだね……みんな、元気にしてかな？ でも先週のね、Iwataさんのコーナーで一応、出てるから。「久しぶり」と言うには早いけれども。ニセ明のオールナイトニッポンに関してちょっと久しぶりかもしれない。みんな、元気だったかな？ ねえ。
あの、いつもね、ニセ明のオールナイトニッポンをやる時には目の前に寺坂さんがいるんだけどね、今日は宮森くん、よろしくね。あの、なんか新鮮なので、恥ずかしいです。なんとなく……（笑）。
（宮森かわら）アハハハハハハハハッ！
（ニセ明）正面で見られると、ちょっと恥ずかしいんですけどね。よろしくお願いしますね。さあ、あのね、ニセ明のオールナイトニッポンではね、Listenerの悩みや相談を聞いていこうと思うんだけどね。それでは、読んでいきたいと思います。神奈川県17歳の方。「ニセさん、こんばんは」。こんばんは。「僕には悩みがあり、勝手ながら誰かに届いてほしいという思いでMailを書かせていただいています。僕の悩み。それは『何者なのか？ 僕は必要なのか？』です。僕は小さい頃からテレビが好きで、先日、メディアや脚本について学べる大学を受験しました。しかし結果は不合格。世の中から『お前には無理だ』。そんな風に言われている気がしました。
一方、学校では年内入試で受かっている人への劣等感や、以前からある周りから浮いている感覚で孤独を抱えています。そんな日々の中、毎週このラジオを楽しみに生きています」。Thank you！ 「ここでニセさんに質問です。ニセさんは周りから夢を否定された時や、孤独な時はどうやって乗り越えていますか？ 教えていただけると幸いです」。
うーん、そうだねー。あのね、ニセはね、そうだなぁー。まあ、ニセっていうか、星野くんから聞いた話をしようかな？ あのね、星野くんもね、大学を受験してるんですけどね。それはね、芸術系の大学なんだよね。それをね、落ちてるんだよね。あのね、めったに落ちないらしいんだよね（笑）。そこの学部って、滅多に落ちないらしいんだけど、星野くんは落ちたらしいんだよね。
大学受験に失敗した星野源
（ニセ明）でね、なんだけど、確実に言えるのは、その大学に行っていたら、星野源は絶対にここにいないんだよね。あのね、落ちて……「みんな、受かるって聞いてるから受けたのに、落ちるなんて……」って思って、もちろん落ち込んだんだけれども。でも、たとえばそれでね、やろうと思っていたことをやめちゃうんだったら、それまでだと思うんだよね。
なんかね、星野くんはね、落ちたけどね、なんか、やり続けたんでね。フリーで、とにかく。自分の音楽もバンドもフリーで。自分でバンドメンバーを声かけて集めて、バンドを始めて、自分たちでCDを刷って、やったりとかね。で、お芝居に関してはもちろんね、事務所なんか入れないから、オーディションを受けまくって。いろんなところに手紙を出したりとかして。チケットノルマをめっちゃ払いながら、やっていたんだよね。
だからね、もちろんやっぱりそういう風に否定されたりするし、単純に落ちちゃったりすることっていうのはね、あると思うんだけどね。君が本当にやりたいんだったら、ただただずっとやってると思うんだよね。で、「脚本家志望」と書いてあるけれども。脚本も、もちろん音楽も、お芝居も、当たり前だけど見てもらわないと結果には繋がらないっていう感覚があると思うんだけど、誰も見てなくてもそれはできるんだよね。
で、続けてる人っていうのはね、誰も見てなくても、やっちゃうんだよね。もう、やらないとしょうがないから。ね。だから、それはたぶん君自身の体がね、もう決めてるはずなんで。それは心配しないでやりたいんだったら、やっていると思います。はい。
否定され続けてきた星野源
（ニセ明）で、否定される……星野くん、割とこういう話をよくするけども。星野くん、否定され続けてきているので。「お前には無理だ」とか「才能がない」とかガンガン言われてるけど、才能があったし、仕事もすごく続けているので。あのね、前も星野くんが言ってたけども、才能のある・なしを人に判断させちゃダメだよ。ね。自分で判断してください。そんな感じかな？ Thank youね。
＜書き起こしおわり＞
