小沢健二 子供が仕事現場で「オザケンっぽい」発言をするようになった話

小沢健二 子供が仕事現場で「オザケンっぽい」発言をするようになった話 土曜日のエウレカ

小沢健二さんが2023年9月30日放送のTOKYO FM『土曜日のエウレカ』に出演。仕事現場によく子供を連れて行っているという話から、その子供が自身の真似をして仕事現場で「オザケンっぽい」発言をするようになってきたことを紹介していました。

(川島明)それこそ『犬は吠えるがキャラバンは進む』『LIFE』『球体の奏でる音楽』……今、聞かれることってあるんですか? ご自身で。

(小沢健二)ライブをやるので、その時に振り返ってすごく聞きますね。あと、子供が面白がって聞いたりとか。

(川島明)お子さん、どんな反応なんですか?

(小沢健二)『LIFE』っていうアルバムは実は同級生の9歳、10歳で全曲歌えるみたいな子がいるから(笑)。

(川島明)へー! そうですか。

(小沢健二)それで面白がって。あと、やっぱり僕、仕事の現場に結構、子供を連れて行くことが多くて。それは単純になんか、あんまりベビーシッターさんみたいなので生活を切るのがよくないなと思って。多少、効率が下がってもちゃんと自分で見ている方がいいな、みたいなのがあったりして、仕事の現場に連れてったりすると、今度は子供の方がなんか……「オザケンっぽいこと」とか言うんだけども。覚えて。すぐ勝手に「あそこ、色、白でいいよ」とか言い出して(笑)。

(川島明)フハハハハハハハハッ! オザケンになっちゃうんですか?

(小沢健二)「そこ、アナログっぽい感じで」とか(笑)。「アナログっぽい感じで白っぽくしとけばいいんじゃない?」とか言って(笑)。

(川島明)対応しちゃうんですね? オザケン像で。

(小沢健二)対応しちゃう(笑)。僕が言いそうなことを言うっていう(笑)。

(川島明)それこそイメージで(笑)。

(小沢健二)そう。イメージで(笑)。それが面白かったりしますね。

「アナログっぽい感じで白っぽくしとけばいいんじゃない?」

(川島明)二度とない経験でしょうからね。そこの場所にいれるというのも。

(小沢健二)それは面白くて。それは『So kakkoii 宇宙』でわざと子供の顔とかを出して、ジャケットにしちゃうっていうのも、なんかいろんな考え方があると思うんですけれども。この間の、その『So kakkoii 宇宙 Shows』にしても、すごい……メンバーが30人だし。リハーサルも大変なんですけど。でもちゃんと朝、子供のお弁当を……給食がないので。お弁当を作ることだけは僕、継続しようと思って。それを継続しながら、やったんですよ。そうすると、たしかにそこで時間は無駄になるんだけど。それが本当に無駄になってるのかどうかは、わかんないですね。やっぱりなんか、そういう日常の雑事をやることって、作るものに影響するじゃないですか。で、雑事を切っちゃって作るものと、雑事を切らないで作るものってのはやっぱり、その作るもの自体に差が出てくるっていうか。

(川島明)それが、小沢さんで言うと、お弁当作った方が?

(小沢健二)「お弁当作ったから、できたライブかな?」みたいな。

(川島明)うわー! 雑事の積み重ねという?

(小沢健二)雑事がちょっと入ってくるっていうか。だから、時間で言ったらそれは全く、そういうのを切り捨てて。日常の雑事なく仕事に集中するっていう人もいるんでしょうけど。それはやっぱり、そういう質になるだろうし。僕の場合は雑事が入ってきて、時間制限とかがありながら、でもその雑事の中で生まれる感触みたいもなのが音楽に入ってた方がいいかな、みたいなのがあって。

(川島明)やっぱり日常というものがあった上での、非日常があって。

雑事の中で生まれる感触

(小沢健二)そうなんですよ。やっぱり日常に根ざしといて、それをどうにか昇華させたいっていうか。日常と切り離して、自分の時間をマキシマムにして作ろうとか、授業の内容を書こうとか、そういう風にはやっぱりは思わなくて。

(川島明)特別な環境をあえて作らないっていうことですか?

(小沢健二)なんかね、特別な環境を作っちゃうと、僕の場合は作るものがなんか、刺さらなくなっちゃう気がして。

(川島明)そうか。そこの線を繋いでおかないと。

(小沢健二)やっぱり継続性っていうか、繋がっていた方がいいっていう。

So kakkoii 宇宙
Universal Music =music=

<書き起こしおわり>

小沢健二 10歳の長男の愛読書 麒麟川島『ぼくをつくった50のゲームたち』を語る
小沢健二さんが2023年9月30日放送のTOKYO FM『土曜日のエウレカ』に出演。麒麟川島さんと初めて会った際のエピソードを話す中で、10歳の長男が川島さんの著書『ぼくをつくった50のゲームたち』が愛読書であることを話していました。
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