小沢健二 母校・東京大学での「東大900番講堂講義」を語る

小沢健二 母校・東京大学での「東大900番講堂講義」を語る 土曜日のエウレカ

小沢健二さんが2023年9月30日放送のTOKYO FM『土曜日のエウレカ』に出演。麒麟川島さんと母校・東京大学の駒場キャンパスで行う「東大900番講堂講義」について話していました。

(ナレーション)小沢健二さんは本日、9月30日の夕方6時半から、小沢さんの母校・東京大学の駒場キャンパス900番教室で「東大900番講堂講義」という音楽演奏のあるアトラクションのような講義を行う予定です。

(小沢健二)ライブというか、授業というか、あります。今、その開場を待ちながら聞いてる方も多いと思います。

(川島明)そうですよね。

(小沢健二)自分が授業の内容を用意したものがあって。それの間に音楽が入るというか。音楽の方が少ないんですけど。それでもやっぱり音楽と繋がって、授業をするというのがあって。で、呼ばれた時に「音楽の授業をしてくれ」っていうものだったらたぶん、オファーを受けてないっていうか。そういうのって、受けないんですよ。できない。なんていうのかな? 自分を弁護しちゃうっていうか。なんか、恥ずかしいですよ。自分がやることを、ねえ。だけどこれは「今まで書いてきたものについての授業をやってください」っていうことだったのでなので。なのでなんか身近な、その社会の中の話をして。そういうのがどういう風に音楽に影響するのか?っていうのを音楽で示して……みたいな授業です。

今まで書いてきたものについての授業

(川島明)すごいですね。新たな試みのひとつでもありますし。それがこれからの作品にもまた関わってくるような、ライブになるかもしれないという?

(小沢健二)元々、そうなんですよ。なんか、歌詞の後ろにいっぱい、いろんな考えてることがあるんだけれども。歌詞って短いから、そんなに入らないじゃないですか。

(川島明)だから小沢さんが初めてソロになられて出された『犬は吠えるがキャラバンを進む』というアルバム。あれのライナーノーツっていうんですか? とんでもない量の文字数があって。まず、僕そこで初めて……まだ、その小沢健二ってどんな人なんだろう?っていうのは、もちろんフリッパーズ・ギターから聞いて、すごい綺麗な曲を作る2人だなっていうのがあって。で、ソロになられて。「ああ、ファーストアルバムだ」っていうので歌詞を見て。それがだから、どんどんどんどん大きく広がっていくような形状になっていたんですけど、びっしりと言葉が埋め尽くされていて。歌詞の何百倍もの文字数で。

歌詞の中には入りきらないもの

(小沢健二)そうなんですよね。それで、そういうのがあって。だから、歌詞の中には入りきらないんだけど、なんかあるんですよ。いろんな考えていることが。だけども、それだけ独立しているわけでもなくて。それはやっぱり音楽とくっついてることだし。それで、最近のやつでも歌詞がさらに割とちょっと難しくなってるんですけど。それでも、それをなんか読み解いてくださる方は多くて。だったら、「考えてる時の裏側にはこんなことがあります」っていうのを言ってもいいかなと思うんですが、コンサートはやっぱり音楽自体が良いので音楽をやるんですけど。そうじゃなくって……「こういう風に見えるんですよ」みたいな話をできたらいいなと思って。それで授業のオファーを受けて。それが間もなく開演という感じで。

(川島明)いや、すごいですよ。

<書き起こしおわり>

小沢健二 アーティスト活動と東京大学の学生生活の両立から学んだことを語る
小沢健二さんが2023年9月30日放送のTOKYO FM『土曜日のエウレカ』に出演。麒麟川島さんと東京大学の学生時代、副業的なノリでアーティスト活動をしていた際に学んだことを話していました。
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