星野源『安住紳一郎の日曜天国』で話し忘れた突発性肛門痛トークを語る

DJ松永『安住紳一郎の日曜天国』の魅力を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2023年9月19日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』出演時の模様を振り返り。番組内でできなかった安住さんとの突発性肛門痛エピソードを紹介していました。

(星野源)で、その『日曜天国』は……やっぱり安住さんとお話できるのが、前は『ぴったんこカン・カン』という安住さんの番組があって。そこでそのTBSのドラマとかに出させていただく時は必ず番宣がありましたので。そのたびに楽しくて。で、ラジオでも言いましたけど、僕は編曲もやっていて。で、シンガーソングライターなんだけど、編曲までやってる人ってのはすごい少なくて。ほとんどいなくて。それを安住さんが「この人はちゃんと編曲もやってるんですよ」っていうのを収録中にすごい話してくれて。俺、なんかすごいそれで聞いて感動したんですよ。

そんなことに触れてくれる人って、本当にいなくて。「本当に大変じゃないですか?」みたいなことを、労いも含めて、「すごいですね」っていう意味も含めて言ってくれてて。なんかめっちゃくちゃ感動したんですよ。「そこまで見てくれているんだ!」と思って。「なかなかそんなこと、音楽番組でも言われないよ」って思って。

だからそれだけ編曲ってことの地位が低いんだなとも思って。それはすごい嫌っていうか、悔しいし。でも編曲が一番、音楽に影響を与えているので。僕は作曲よりも強いと思うから。だからそれはね、全部自分の音楽を作りたいっていう。だから僕は「歌手」ではなくて「音楽家」という風に名乗らしてもらってますけど。歌をね、元々歌っていた人じゃないから。音楽を全部作れれば嬉しいっていうタイプの人なんで。そういうところにもね、触れてくれるような人なんですよ。だから、いろんなことに気づく人っていうか。

星野源 安住紳一郎に編曲について指摘されて驚いた話
星野源さんが2023年9月17日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中でかつて、『ぴったんこカン・カン』で安住さんと共演した際に、カレーを作りながら自身の編曲について指摘され、とても驚いたという話をしていました。

(星野源)で、安住さんから「お互いにお腹がちょっと弱い」みたいな話をした時に、主に僕の話でしたけど。お互いの資質を表す言葉として「腸が弱い完璧主義者」って言っていて(笑)。「すげえ面白いな! それ、本当にそう思う」と思って(笑)。だから「完璧」じゃないんだけど。結局、その「お腹、痛い……」ってなって、いろんなことが崩れたりするから完璧じゃないんだけど。そう。でもなんか、あれも面白かったね。

「腸が弱い完璧主義者」

(星野源)だって、あれですよ『ぴったんこカン・カン』だって、安住さんがロケだって仕切っているんだから。ご飯屋さんでロケをしたとすると、食べるじゃん? で、テーブルに水とか置いてあったりすると「じゃあ、これをはけて、これを次に持ってきて……」とか、安住さんが全部指示してるから。「ああ、全部やってる! 面白いな」と思って。で、もちろんスタッフの人もいっぱいいるから、やらない時はやらないんだけど。「これは自分がやった方が早いな」とか。あと、「これは誤解を生むからゲストの人にはこう伝えておいた方がいいな」っていう時は、率先して自分が伝えに行ったりとか。そういうのを全部やる人だなっていうのをすごい見ていたので。「すげえ!」って思っていて。なんかそれもね。

しかも、カメラが回っている、スーツをピシッ、髪型をピシッていう安住さんじゃない、ラフな安住さんの格好だったでんですよ。『日曜天国』は。で、だから本当に毎日、安住さんはテレビに出てるし。「本当にいつ、休んでいるんだろう?」って不安になるぐらいですけど。なんかちょっと、気を抜いてしゃべれる場所だったりするのかしら、なんて思いながら話させてもらってますけど。

やっぱりなんていうか、突発性肛門痛の話になるっていうか(笑)。やっぱりそれはね。僕は別に何も話そうとは思ってないんですよ? だけど、来たアンケートの中にもう、そのトピックスがあって。「それについて書いてください」みたいな。アンケートにすごい広い間隔があけてあって(笑)。「突発性肛門痛についてのお話をお聞かせください」からの、ほぼ1ページぐらい空いていて。「そんなに書かないよ!」っていうぐらいの。でもまあ、めっちゃ書いたけど。結局、話がいっぱいあって。

そうそう。そこで俺、『日曜天国』で話したかったんだけど話せなかった話があって。僕がその突発性肛門痛っていう、寝てる時、めちゃくちゃ眠りが深くなっている時に急にお尻のあたりがつるような痛みで起きて。それが痛すぎて、全然治らない。1時間ぐらい、結構痛くて。だからその1時間、もうどうしようもできないんだけど。眠りが深い時にそれが来るから、朦朧としてるし。ただ、寝室を徘徊するぐらいしかできなくて。もうヨロヨロしながら歩いたりとか。で、その姿勢というか、ヨロヨロしながら歩いていて。もう尻が痛いから、キューッて体がなっていて。その動きが吉川晃司さんが『モニカ』を歌ってる時みたいだなっていう風にその当時、20代の頃に思って。勝手に僕は「モニカ」っていう名前をつけていたんです。自分を楽しくするために。

で、それはなんでかっていうと、どこで調べても名前が出てこないし、どういう病名かもわかんなくて怖いのと。あと、それこそ病院行っても「何の問題もないです」って言われて、あまりにも情報がないからとりあえず自分で名前をつけるっていう。それで名前をつけたら、勝手に自分でほっとするし。あと『モニカ』って好きな曲だから、それで楽しめるからっていうので。で、そのことをたまたま、ちょっとテレビで言ったらワーッと広まって。「私もです」っていう日本中の方々から手紙がもらって。『笑っていいとも!』で言ったっていうのもあって手紙が来て。「ありがとうございます」みたいな。

でもその後、「突発性肛門痛」っていう名前がちゃんとできて。元々ね、名前はあったのかもしれないけれども。僕はね、それに全然たどり着けなくて。でもその後から、割とネットとかにも普通に乗るようになって。「ああ、よかった」ってなって。「僕はもう『モニカ』っていう名前は使わない。迷惑をかけるし、使わない」と思ってたんですけど。でもそれを……安住さんもそうで。安住さんもその症状になって、めっちゃ不安になった時に調べたら僕の記事かなんかが出てき。それで、安住さんは僕のことをそれ以来、「先生」と呼んでいるっていう(笑)。

で、その『日曜天国』の中で安住さんがその話をした時に、リスナーの方からメッセージで「私もです」っていう中で、対処法いっぱい募集したのかな? それか、メッセージが来ただけなのか、わかんないんですけど。「『日曜天国』で今、突発性肛門痛に関する情報を集めてるんで、先生にお送りしますね」っていうLINEを安住さんから僕、もらってたんですよ。「ああ、ありがとうございます。ぜひお願いします」って言って、実際に来たのがね、2年後だったんですよ(笑)。「この後、お送りしますね」っていうテンションのLINEの文面だったんだけど、そこから2年かかったの。

2年後に届いた突発性肛門痛メッセージ

(星野源)で、2年かかって、その間に安住さんと僕、全然違うやり取りしてるんですよ。その全然違うやり取りをしてるのに……だから俺はもう、来ないもんだと思っていたの。そもそも安住さんって、人にLINEとかメールを返さないで有名だし。三谷幸喜さんのも返さないから。それで三谷さんが文句を言ってるみたいなのも見たことあるし。そう。だから俺、「送らない人だ」って思ってるから。でも、なんか送ってくれるんですよ。ありがたい。

で、それを「本当の安住さん」みたいなくくりでちょっと話したかったの。「実は安住さんって返信、くれますよ」っていうこととかを。で、その「送りますね」って言ってから2年後にLINEで……LINEって長文になると、めっちゃ長くなるじゃん? 縦長で。ダーッて長いのが来て。もう何十人もの体験談と対処法がワーッと来て。「先生、お納めください」みたいな。「忘れてなかったんだ!」と思って、それがすごい嬉しかったっていう。だからあと、「安住さんは忘れない人です」っていう。そういうことで。そんなお話をしたかったので、今日できてよかったです。そうそう。それが僕、すごい好きで。嬉しかったし。その数日後にまさに俺がまた、突発性肛門痛になって。「ああ、そうだ。体験談と対象法が書いてあった!」と思って、それを見て。「これだ!」って思って試したら割とすぐ治って。本当にそれが役に立ちました。ありがとうございます(笑)。

<書き起こしおわり>

星野源と安住紳一郎 突発性肛門痛(モニカ)を語り合う
星野源さんと安住紳一郎さんが2023年9月16日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で2人の共通点は「腸の弱い完璧主義者」であると話し、時々発症する「突発性肛門痛」について語り合っていました。
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