星野源さんとダウ90000・蓮見翔さんが2023年3月7日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でメンバーとの接し方や稽古場の雰囲気づくりについて話していました。
(星野源)足立区の「テンガリオン」からのメールです。「ダウ90000、8人組の大所帯ですがメンバーをまとめるコツはありますか? 自分は部下をうまくまとめることができないので、蓮見さんにアドバイスをいただけたら嬉しいです」。ああ、テンガリオンには部下がいるんだね。
(蓮見翔)フフフ(笑)。
(星野源)でもなんかダウ90000って、部下とかっていうよりも、みんなが一緒みたいなイメージが……。
(蓮見翔)そうですね。仲がいいので。もう1回でもブチ切れたら終わりだなって思ってるところはありますね。
(星野源)ああ、なるほど。素晴らしいですね。
1回でもブチ切れたら終わり
(蓮見翔)もう絶対怒らないようにしようっていう。もう友達だから、全部諦めるっていう。「仕事仲間だ」と思った瞬間にたぶん言いたいこと、もうとんでもない数あるんです。園田なんかに言いたいこと、いっぱいあるんですけど(笑)。
(星野源)これ今、仕事だからそれ、言えるよ?(笑)。
(蓮見翔)アハハハハハハハハッ! でも、友達が失敗してても、面白くなっちゃうから。「もういいや」っていう。
(星野源)なるほど! いや、それはすごい素晴らしいですね。なんか演劇っていうか、そういうところの稽古場って、すごい閉じられた空間じゃないですか。だから、なんかたまに、結構風の噂で「あの演出家、ヤバいらしいよ?」みたいな。
(蓮見翔)ああ、ありますね。めちゃくちゃありますね。すごい聞きますよね。
(星野源)すごいパワハラっていうか。すごいそういうのを聞いて。「マジか!」みたいな。そういうのって、一瞬で噂が回るじゃん? 「この人とはやらない方がいいよ」みたいな(笑)。でもなんか、そういうのって本当に役者が割を食うっていうか。みんな、傷ついていたりもするし。
(蓮見翔)いや、そうですね。誰も得してないし。いいものにもならないし。
(星野源)そこでやっぱりなんか……でも、そうなっちゃうぐらい閉ざされた空間だなとは思うから、難しいとは思うんだけども。でも、やっぱり怒らないってすごい大事ですね。それ、すごい素敵ですね。
(蓮見翔)稽古場の空気はいいと思います。たぶん俺らの稽古場が、稽古場の中で一番お菓子があると思います(笑)。
(星野源)アハハハハハハハハッ! ああ、お菓子、ありそう。ケータリング。
(蓮見翔)やっぱり女子がめちゃくちゃ持ってるんで。常に。めちゃくちゃ、いい空気で作れてるとは思うんですけど。
(星野源)なんか今回、ゲストに来てもらえるんで。いろいろ、改めてさらに見てみようと思って、YouTubeを見てたら、なんかその男性メンバーのプロポーズを女性メンバーが勝手に考えて。それを品評しようみたいな。勝手に考えてるのに、品評するみたいなのが、すごい面白くて。
(蓮見翔)アハハハハハハハハッ!
(星野源)それが、蓮見くんがめちゃめちゃいじられてて。
(蓮見翔)ああ、そうですね(笑)。
主宰なのに一番いじられる
(星野源)主宰なのに。事実上、主宰でみんなをまとめていて。本も書いて演出もしてるのに、すごいいじられてて。「あの問題の人」みたいに言われてて。なんか、それがすごいいいバランスだなと思って。
(蓮見翔)ああ、そうですね。ありがたい。なんかみんな、どこかで小バカにしてくれるのはありがたいことだなって、すごい思います。
(星野源)それで、たとえば佐久間さんとか、業界の人とか。あと当たり前だけどファンの人も「蓮見くんがすごい」ってみんな思ってるみたいな。そのバランスって、すごいなと思って。メンバーはみんないじっていて。外側から慕われてるというか。「あいつはすごいやつだ」って思われてるみたいなのは理想的だなと思って。ああ、なるほど。でもやっぱりそこは気をつけてるんですね。素晴らしい。
<書き起こしおわり>