星野源と安住紳一郎 突発性肛門痛(モニカ)を語り合う

星野源と安住紳一郎 突発性肛門痛(モニカ)を語り合う 安住紳一郎の日曜天国

星野源さんと安住紳一郎さんが2023年9月16日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で2人の共通点は「腸の弱い完璧主義者」であると話し、時々発症する「突発性肛門痛」について語り合っていました。

(安住紳一郎)だからたぶん、もう最初からいろんなことを自分で肌で感じてるから、自分でやりたくなっちゃうっていう感じ。わかりますよ、でも。

(星野源)なんか……そうですね。好きなんですね。作るのが。

(安住紳一郎)で、働きすぎて倒れちゃう時もあるでしょう?

(星野源)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)あれ、だって「働きすぎ」ってことですよね?

(星野源)そうですね。あの頃は、働きすぎてましたね。2017年とか、ちょっと忙しかったっすね。あと、そうか。2012年の末にちょっと倒れちゃったりしたんですけど。あの時も結構、追い込んじゃってましたね。

(安住紳一郎)あれ、たぶん過労ですよね。きっと。

(星野源)それ、すごいあると思います。ちょっとおかしかったですね。あの時は(笑)。

(安住紳一郎)元々、そんなに体丈夫じゃないんですよ。

(星野源)そうですね。

(安住紳一郎)コンサートの途中でね、トイレタイムみたいなの、ありますもんね。

(星野源)はい。そこらへんがちょっと、安住さんとシンパシーを感じるところで。お腹がちょっと弱いっていう。

(安住紳一郎)そうなんですよね。ちょっと、うん。「腸の弱い完璧主義者」みたいな(笑)。

(星野源)アハハハハハハハハッ! すごいそれ、わかりますね(笑)。溜飲が下がるっていうか(笑)。「ああ、それ俺だわ!」みたいな(笑)。

(中澤有美子)なるほどね。全部、自分でやりたいところも似ていますね。

(安住紳一郎)そうなんですよ。

(星野源)ああ、たしかに。

「腸の弱い完璧主義者」

(安住紳一郎)その割にはお腹が弱いから。その作業でお腹がキュルキュルキュル!ってってなっちゃったりとかして、大変ですよね。で、つっちゃったりとかしてね。もう(笑)。

(星野源)お尻がね(笑)。

(安住紳一郎)お尻が。突発性肛門痛っていう。

(星野源)はい。突発性肛門痛です。

(安住紳一郎)私もね、突然夜中になっていたんですよ。ちょっとね、睡眠が浅くなってきた時に……だいたい疲れてる時なんですけど。本当にお尻をね、槍で突かれたみたいに「うっ!」ってなっちゃって。で、どこに体重をかけてもつらいし、四つん這いになってもつらいし。どうにもこうにも……なんですよね。で、それが病院に駆け込むほどでもないんだけど、ずっと調子が悪いっていうのがね、1時間半ぐらい続くのかな? で、突如忘れたように眠りについたりするんですよ。

(星野源)そうなんですよね。

(安住紳一郎)で、「これ、何なんだろう?」と思って。それでほら、今はネットでいろいろ見られるから。で、「自分の症状はこれだ」っていうのがわかったら、安心するから探したんですよ。でも、なかなかなくて。そしたら、星野源さんが「たまにこういう風になる」っていうのが見つかって。「ええっ?」って思って。そしたら、結構そういう風に書いてあって。「ああっ! これだ!」って思って。で、先生に自分の症状に名前をつけてもらって、安心して寝たっていう。

(中澤有美子)「先生」(笑)。

(星野源)ああ、そうだ。僕、安住さんから「先生」って言われているんですよ(笑)。いや、僕もそうなっていて。20代ぐらいから、なっていて。本当に眠りの、一番寝ている時に来て。「いたたたたたたっ!」って目が覚めるっていう。とこむら返りのお尻版みたいな感じですね。

(安住紳一郎)ああ、そうです。

(星野源)それで、僕はその時はネットで調べても全然出てこなくって。たぶんその時は「突発性肛門痛」っていう名前はついてないんですよね。それで「痛っ!」って思って。で、自分が耐えてるその姿っていうか……もう歩くぐらいしかできないんですよ。ウロウロするっていうか。その姿がもう、だんだんダンスみたいになってきて。それが『モニカ』を歌っている吉川晃司さんみたいだから勝手に僕、「モニカ」って呼んでいたんですよ。そうすると、ちょっと楽しいじゃないですか。なんていうか、つらい時間を若干忘れられるっていうか。

で、病院に行っても「問題ない」って言われるし。そんな話を『笑っていいとも!』のテレホンショッキングでしたら、それがブワーッと広まって。全国のいろんな方から手紙が来たんですよ。「これ、私だけじゃなかったんだ!」っていう。だから、皆さん不安だったみたいで。で、それをまた安住さんが知ってくださって。その後にそれに「突発性肛門痛」っていう名前がついたんで。「じゃあ、もうモニカと呼ぶのはやめよう。吉川晃司さんにご迷惑がかかるから……」って思って。『モニカ』、好きな曲だから、楽しむためにやっていたんですけれども。自分を慰めるためにというか。だから今後は自分の心の中だけでね、鳴らしながら過ごしてみたいなと思うんですけども。

(中澤有美子)病気の症状もね、すっかり市民権を得て。

(安住紳一郎)だから「この自分の症状はなんだ?」っていうね。病院に行くほどではないのかもしれないけれど、心配だから。でも、それに名前が付くとね、安心したりしますからね。星野さんに感謝してる人がね、多いんですよ。

(中澤有美子)そうなんですね。

(星野源)ありがとうございます。

症状に名前がつくと安心する

(安住紳一郎)あとは、またほら、生きづらい社会で。せっかくね、モニカっていう名前がついて。「ああ、モニカが来ちゃった」なんて言って、みんながそれぞれ体験していたんだけれどもね。ちょっとね、吉川晃司さんファンの人たちが「モニカをそういう風に呼ぶな」みたいな。そういうね、またノイジーマイノリティがあったりなんかしてね。

(星野源)いや、僕はそれは聞いたことはないんですけど。ただ、そういうのがあったら申し訳ないなと思って。単純にかっこいい曲なのに。

(安住紳一郎)ああ、出た。先読みノイジーマイノリティだ。

(星野源)そうなんですよ。ちょっと心配になっちゃって。だんだん。そんなに広めようと思ってなかったというか。でも、安住さんからメッセージをいただいて。この番組でお話をしてくださった時、リスナーの方から「すごい不安だったけど、モニカっていうかっこいい名前がついて。『これはかっこいいことなんだ』って思えて安心しました」っていうメッセージが来たっていうのを、僕に教えていただいたんですよ。安住さんから。それにすごいほっとして。「ああ、よかったな」と思って。

(安住紳一郎)だから本当にこの界隈では、星野さんは第一人者というか。私たちに道を与えてくださったっていう。そうなんですよ。

(中澤有美子)そうなんですね。むしろ一度、経験してみたいって思うぐらいになっていますからね。

(星野源)あれはすごくつらい……でも対処法がね、結構今、わかってきてね。

(安住紳一郎)この対処法を広めたのもね、星野先生なんですよ。

(星野源)えっ、そうでしたっけ? 僕ですか?

「肛門の周りを温めると楽になる」(星野源先生)

(安住紳一郎)星野先生が「肛門の周りを温めると楽になる」っていう対処方法を教えてくださって。

(星野源)そうなんですよね。それでいろんなリスナーの方からのお話もいただいて。なんでしたっけ? ウォシュレットを一番温かいのにして、お尻のあたり、痛いところに当てるっていう。それはたしかにね、15分ぐらいで痛くなくなるんですよね。

(安住紳一郎)あれ、不思議ですよね。

(星野源)不思議ですね。

(安住紳一郎)私はね、お風呂に入って。で、お風呂の浴槽の、なんていうの? 追い焚き機能で熱いお湯が出てくるところ、あるでしょう? あの銀色の、丸いスポット。あそこに極力、肛門を……。

(星野源)アハハハハハハハハッ! 近づけて?

(安住紳一郎)そう。1人仰向けでんぐり返しみたいな感じになって。

(星野源)じゃあ、お湯がたまっているわけじゃないんですね?

(安住紳一郎)お湯をためつつです。ためつつ、さらに熱いお湯をそこに。ブワーッと来る感じをやるために。

(星野源)ジャグジーみたいなことですね。ああ、なるほど。

(安住紳一郎)ただ、だいたい背中を温める感じになっちゃうから。そうじゃなくて、逆だから。そこに近づけなきゃいけなくて。結構、失敗すると溺死するっていう体勢になって(笑)。

(星野源)危ないですね。眠いし(笑)。ちょっと危険ですよね。

(中澤有美子)水平にならないとね。

(安住紳一郎)水平になるようにね、してやっています。いやー、本当にぜひね、学会を立ち上げてほしいと思うんですよね。

(星野源)そうですね。

<書き起こしおわり>

星野源 モニカ(突発性肛門痛)を語る
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