オードリー若林さんが2023年8月12日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で南原清隆さんと映画を見た後、一緒に食事をしたことをトーク。南原さんに対しては悩みをなんでも相談できると話していました。
(若林正恭)それでさ、(映画『君たちはどう生きるか』を見た後に)ご飯も予約してくていて。美味しいお店よ。連れて行ってくださって。2人でさ。いろいろとしゃべるんだけどもさ。でもさ、南原さんとご飯を食べれてるようになってよかったなと思うんだけど。
まあ、この間ちょっと『あちこちオードリー』で恥ずかしかったんだけどさ。まあ、まだ名前は言わない方がいいのかな? 先輩たちよ。俺たちより1世代上ぐらいの人たちが来てくれて。あれなんだろうな? 俺、あんまりそれが天然でないから、あれなんだけど。すごいダサいっていうことに気をつけている世代っていうかさ。わかるでしょう? その感覚。あったじゃん? 「悩みはしゃべるか?」みたいな話。
(春日俊彰)ああ、なんかあったね。
(若林正恭)なんかさ、俺たちのひとつ上の世代って、真面目に語ったりするのをめっちゃ嫌うじゃん? なんか、わかるでしょう? その感じ。俺、たまにあの感覚がわかんないんだよね。俺はベラベラしゃべるじゃん?
(春日俊彰)はいはい。
(若林正恭)で、「みんな、悩みを誰にしゃべっている?」みたいな話になった時とか、あったじゃん? あんまりさ、なんかみんな、ネタがない感じだったのよ。一瞬。だから「俺から何か、出さなきゃ」と思ったんだけども。それで「僕、南原さんに言えるかもしれないっすね」とか言ったら「南原さんに何の悩みを言うの?」みたいになって。「なんか『立ち止まったりしたくなったことありますか?』とか……」「えっ、なにその天才みたいな悩み?」みたいな。そうなるよな。あの世代としゃべると。
(春日俊彰)そうかもね。
(若林正恭)でもさ、天才じゃなきゃ「立ち止まりたい」って思っちゃいけないの? 凡人だってそんなの、思うだろう? 「立ち止まりたい」って。でも、たぶんそれがダサいんだろうな。
(春日俊彰)あんまりだから、ピンと来ないっていうか。
(若林正恭)それはあるけど、出さないんだと思うよ。粋なわけだよ。それも、ある種。まあ、それはそれでいいんだけど。で、俺はそれを全部、南原さんにしゃべれるのよ。で、なんだったら「俺がこういうことで悩んでます」とか、「こういうことで悩んだことって、ありますか?」っつったら、南原さんは通ってない悩みがないのよ。「ああ、それ、あったなー」みたいな。
(春日俊彰)ああ、なるへそ。
南原さんは通っていない悩みがない
(若林正恭)そういう話もできるからさ。それで話していてさ。で、南原さん、ウンナンさんのラジオもそうなんだけど。前にさ、『ヒルナンデス!』の最後のロケでも南原さんとしゃべっていたけどさ。「先にしゃべり始める方、どっちだ?」みたいな話をしたじゃん。内村さんと南原さんと。で、オードリーだと絶対に俺が最初にしゃべり始めるの。で、ウンナンさんだと、南原さんの方が最初にしゃべるんだってね。
(春日俊彰)ああ、言っていたね。
(若林正恭)そう。で、なんだろうな? 昔、『いろもん』とかってやっていたじゃん? あれも見てると、質問しているのは結構南原さんなんだよね。ほぼ。で、別にそれが当たり前だから。俺も春日とやっていて。で、それは別に何も思ってないっていうか。そういうもんだから。オードリーは。で、「なんか先にしゃべり始めちゃいますよね」っていう話をしてて。「間が怖くて」って。で、「先にしゃべり始めた方が、なんかスケールちっちゃく見えますよね」みたいな話が盛り上がるのよ。今日とかもそうなんだけどさ。「こういうこと、ある?」みたいな話をしたらさ、「まあ、気にしたことないですけどね」みたいな。「それ、悔しいっすよね?」みたいな(笑)。
(春日俊彰)なるへそ、なるへそ。
(若林正恭)世の中で流行ってること……あれだよ。「WBC、見た?」とかもさ、自分から言うと、「ああ、見ましたけどね」の方がなんかちょっとスケールがデカいみたいな……(笑)。
(春日俊彰)まあ、どっしり感があるよね。
(若林正恭)そうそう。そんな話で盛り上がって。「やっぱりあれ、先にしゃべっちゃう方の負けだよな」みたいな。だから「『オードリーのオールナイトニッポン!』って言った後に、しゃべらないでいてみるとか、チャレンジしたいけど、やっぱりしゃべっちゃいますね」っつって(笑)。で、「年に2回ぐらい、先にしゃべらないっていうのをやってみる時、ないですか?」「あるけどあれ、しゃべっちゃうよな」っつって。この間も『100カメ』でさ……まあ、全然俺はいいんだけどさ。春日が全然しゃべり始めないのね。だから、わざと黙ってやったの。そしたらなんか、本当に無言(笑)。
(春日俊彰)そうね。
(若林正恭)それで、フロアDの方が急いでカンペに文字を書き始めたの(笑)。それ見た瞬間に「でも、こういうさ……」ってしゃべり始めちゃって(笑)。やっぱり勝てないよ。あれ、なんなんだろうな? 春日と内村さんって。フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)まあまあ、そうだね。たしかに。あえてそういう風にしているわけじゃないんだけども。
(若林正恭)っていうか、ウンナンさんもそのイメージ、ない? 南原さんがしゃべり始めて内村さんが「ああー」みたいな。内村さんのトークももちろんあったけど。『上々』とかでさ。
(春日俊彰)うんうん。そうだね。そう言われてみると。気づかなかった。そうだね。南原さんからだわ。
(若林正恭)「あれはそういう星の下なんだな」みたいな話とかさ。「それはそういうこと、あったな」とか話せるからさ、やっぱり楽しくて。で、「いろいろロケとかで食べた中で、何が一番美味しかったですか?」っていう話になって。南原さん、やっぱり香川県じゃん? だから、うどんなんだってね。
(春日俊彰)へー! それは、香川のっていうこと?
(若林正恭)らしいよ。俺、それで香川の讃岐うどんってさ、それを食べる旅行する人、いるじゃん? うどんを。
(春日俊彰)いる。
(若林正恭)「あれ、1日に三つ、店に行くとかってマジなんすか?」っつったら「いや、食べれちゃうもんなんだよ、あれ」って。なんか「すごい」っつってたよ。食べたこと、ある?
(春日俊彰)ないのよ。だからそれ、ちょっと……なんかね、小薮さんが話してて。
(若林正恭)小薮さん、言ってたよね。奥さんとって。
(春日俊彰)若い頃、奥さんと車で。だから大阪からだと、そう遠くないんだろうね。車で行って。1日、いろんな店を回って腹がパンパンになって、みたいな。で、小籔さんも結構グルメなイメージ、あるから。
(若林正恭)小籔さん、美味しいものを知っているよね。
(春日俊彰)で、あの小籔さんが若い頃だとはいえ、そんな感じになるほど美味いんだなって思って。それはずっと思ってるね。
(若林正恭)俺、でもかなり強めの蕎麦派なのよ。
(春日俊彰)ああ、そうね。若林さんは蕎麦だわ。
(若林正恭)10:0で蕎麦なのよ。言っちゃったら。で、蕎麦が美味しいところは何個かあってさ。で、うどんってあんまり美味しいところって……東京にあるのかな? ある? やっぱり。
(春日俊彰)まあ、あるよ。
(若林正恭)行ったこと、ある? うどん派?
(春日俊彰)まあ、半々だね。
(若林正恭)つまんねえな、お前(笑)。
(春日俊彰)申し訳ない(笑)。
(若林正恭)でも、なんかスケールがでっかく感じるな。
(春日俊彰)まあ、半々だね。私のさ、所沢ってうどんでさ。
(若林正恭)ああ、山田うどん?
(春日俊彰)山田うどんもそうだし、武蔵野うどんつってさ。うどんなのよ。
(若林正恭)お前、嘘つくなよ?(笑)。
(春日俊彰)このタイミングで嘘は放り込まないだろ?
(若林正恭)聞いたことないよ。所沢がうどんだなんて。
(春日俊彰)所沢というか、多摩ね。東村山とか、あのあたり。武蔵野うどんっつってね、うどんなのよ。
(若林正恭)でも、たしかにお墓とうどんのイメージはあるよね。お墓うどんのイメージ。
(春日俊彰)なんだよ? お墓うどんって? 墓でうどん、すすらねえだろうがよ? 墓参りして、家で食べるんだよ。うどんっていうのは(笑)。子供の頃は圧倒的にうどんだったんだから。まあ蕎麦を見たことないってことはないけど。
(若林正恭)「蕎麦を見たことない」って嘘をつくなよ(笑)。お前、ズルいぞ? 自分から話し出さないくせに「蕎麦を見たことない」なんて。
(春日俊彰)やっぱり私立の中学に行って、県から出てから蕎麦をね。
(若林正恭)「蕎麦ってあるんだ!」って?
(春日俊彰)「蕎麦って……ええっ? うどんの細い、茶色い……」って(笑)。
(若林正恭)嘘をつくなよ(笑)。俺、所沢で蕎麦を食ったことあるし。お前らがたぶんうどんとか食べてる時に。でも、うどんが有名なんだ。ああ、そうなんだ。じゃあ、めっちゃ美味しいうどんとか、あるの?
(春日俊彰)まあ、あるね。でも、うどんって違うよ。蕎麦もそうだけど。讃岐うどんとはまた違うじゃない? 別物とまでは言わないけど。
(若林正恭)でも、なんかすごいんだって。つるんと入ってきて、フワッとなるようなうどんらしいよ? でも、南原さんと約束をしたよ。「うどん旅行をしよう」って。
(春日俊彰)おおっ!
(若林正恭)めっちゃ行きたいよな。それは。
(春日俊彰)南原さんとって、いいじゃない。地元のさ、いろんな……。
南原さんとのうどん旅行企画
(若林正恭)だからちょっと話も……「えっ、お前、夏休みっていつ?」みたいな話になって。「ああ、俺、終わっちゃったんですよ」って話になって。「マジかー。俺、今度◯月から休みなんだけど。一緒に行けたら、行きたかったな」みたいな。だから南原さんの実家に行くことになるかもしれないよな。
(春日俊彰)いや、いいじゃん。面白いじゃないのよ。
(若林正恭)その頃には、もう(買えなかった『君たちはどう生きるか』の)プログラムも買っているしな。
(春日俊彰)いや、そうだよ。だって、もう売ってるわけでしょう?(笑)。
(若林正恭)いや、それでそんな話とかもしていて。楽しいわけよ。ずっと。で、なんか笑いの話とかにもなるじゃん? で、俺ね、夏のケイダッシュライブ。若手のね、ネタライブがあって。見に行ったんだけど、草月ホールが満員。パンパンなのよ。
(春日俊彰)へー。すごいね。
(若林正恭)で、みんなたぶんライブのために、今時期いいネタをかけるんだろうな。やっぱりスペシャルライブだから。なんか、全員面白くて。で、「すげえな!」みたいな。で、やっぱりだからトム・ブラウンが売れて、サツマカワRPGとか、どんぐりとかさ。クロコップとかも『キングオブコント』の決勝に出たり。みんなそれぞれ結果を出してさ、面白くなっていて。ずっと面白いからさ。で、ライブ自体、面白くて。たぶんみんな、実力がついてきてるから、それはいいじゃん? だけどさ、おじさんだよな。なんか、面白いのが続くとさ、ちょっとなんか……なんだろう? 「ダラダラした、おじさんの話が聞きてえな」ってなるっていうか。
(春日俊彰)なるへそ。
(若林正恭)若いからいいんだけども。俺たちも最初は……そりゃそうだよな。いくつギャグ言えるかって、中MCとかしてんのかな? まあ、そうだよな。若手で抜いてきたら、嫌だよな。
(春日俊彰)ダラダラはしないよね。
(若林正恭)今、ダラダラするよな。しばらくボケなかったりするよな。ラジオもそうなってんのかな? 絶対。若い時に比べたら。15年もやってるもんな。
(春日俊彰)聞き直したらたぶん……。
(若林正恭)で、俺はそれがショックだったのよ。「ずっと面白いな。1回、休憩したいな」みたいな。
(春日俊彰)ああ、そう思ったことに。
(若林正恭)なんか、わかるでしょう? 振りが長めでさ、なんかオチもさ、「クスッ」みたいなのでいいみたいな。それ、めっちゃ自分が老けたって感じない?
(春日俊彰)わかるわかる。
(若林正恭)あんまり取りに来てない人の感じを味わいたいっていうか。わかるでしょう? それも。それって、ドキュメンタリー番組を見るようになるのと一緒みたいな。
(春日俊彰)ああ、でもそうだね。生きてる時間の流れ方というかさ(笑)。
(若林正恭)だよな、たぶん。
(春日俊彰)ゆったりしてきてるんだよ。おそらく。リズムというか。
(若林正恭)だから俺も反省だよ。若い時、ラジオ聞いてておじさんのラジオをそう思っていたもん。「なんだよ。ダラダラしゃべって。オープニング、長えな」って。俺たちだよな。
(春日俊彰)いや、そうだよ。
(若林正恭)曲をかけてさ。「えー」じゃねえんだよってさ(笑)。でも、あれはベテランっぽくねえのか。よくわかんないけど。そんで、そんな話したの。「ちょっと振りが長めの方がよくなったっていうのがショックで。みんな面白かったんですけど、自分の感覚がショックだった」って話したら南原さんが「でもそれ、わかるな。古典が好きになってきたりするのも、それなんじゃない? 落語の長めの振りとかさ」「ああ、そうかもしれないっすね」っていう。「だから、若林はやっぱり古典が向いてるよな」っていう話になってさ。「狂言、どうだ?」って。
(春日俊彰)おお、いいねえ! 久方ぶりに! もうそろそろでしょう?
(若林正恭)いや、狂言はやらないっていうのはこのラジオでしゃべっているから。だから、やっぱり南原さん、ラジオを聞いてほしいなって思って(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
<書き起こしおわり>