佐久間宣行さんが2023年4月26日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中でとにかく明るい安村さんが『ブリテンズ・ゴット・タレント』で大活躍した件について話していました。
（佐久間宣行）もう1個、ニュースはですね、これも皆さん、結構知ってると思うんですけど。我々の大好きな番組でとにかく明るい安村がもう大爆笑を取ったっていう。鳥肌のようなニュースでしたよ。最高のニュース。イギリスの番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』にとにかく明るい安村が出演したっていう。この番組でよく話題に出ているよね。サイモン・コーウェルが審査員で。ゴールデンブザーを押すと、準決勝ぐらいで行けるのかな？ そういうシステムのやつなんですね。BGTっていうんですかね？
そこで「安心してください。履いてますよ」っていう、我々がもう常に見知ったネタなんすけど。面白かったネタなんですけども。それをちょっと、多少イギリス風にアレンジしてるけど、ほぼまんまで大爆笑を取ったっていう。「I’m wearing.」っていうね。で、日本ではなかったけどあっちではみんな「Pants!」って叫んでいたね。
あれはなんか、「I’m wearing.」っていう「履いてますよ」の直訳なんだけども、それは英語だと、本当は目的語がないとおかしいんでしょう？ だから、それが呼び掛けてるみたいな風に作用したらしい。いい方に作用したらしいっていう。でもあのネタが海外でも受けると嬉しくなるし。ウケ方ね。Twitterの方のダイジェスト版じゃなくて、フルで見ると、最後のスパイスガールズのネタでゴールデンブザーぐらいウケてて。スタンディングオベーションになっていて。あれ、だから短いネタの動画じゃなくて、フルの方を見た方がいいですよ。
最後、スパイスガールズの長いバージョンで今まで振っていたネタを全部回収するようなことをやって。みんな、スタンディングオベーションになってるんだよ。あれはかっこよかったと思ったし。ただ、あれっていまいち、ルールがわかんないけど。毎シーズン、優勝者を決めてるはずじゃない？ 日本のタレント、たまに出て大爆笑を取っている時、あるじゃん？ 手品師の方とか。でも、決勝は見たことないんだよね。
あれって、安村ってあのぐらいウケたら決勝に行くの？ それがわかんないんだよ。あれ、エキシビジョンなの？ そのへんがちょっとわかんないんだよね。安村がまた、決勝に行ってくれたらそれはそれで面白いんだけど。すごいな。
で、そうなると、皆さんも考えるでしょう？ 僕も考えてます。「佐久間は何で出るのか？」ってことです（笑）。みんなね、みんなね。みんな、自分でも考えるかもしれないです。俺は毎回、『ブリテンズ・ゴット・タレント』の時に考えるんだけど。結局、特技ってなるわけじゃん？ そうすると「編集」なんですよね。編集で出たい。
自分なら「編集」で出たい
（佐久間宣行）「今からこの、そんなにウケてないVTR。編集で面白くしたいと思います」って。ステージの上でパソコン置いて、プレミアを置いて。まず、つまらないVTRを流して。5、6分のね。それは耐えてもらって。つまらないの、しょうがない。素材ですからね。「これを今から面白くします」っつって、3時間ぐらいかけて……フハハハハハハハハッ！ 3時間ぐらい、しっかりやりますよ。うん。
最初のオンからひとつずつ切っていって、見せ方を変えて。笑い声、ちょっと足したりして。で、観客のインサート。他の回から持ってきて（笑）。サイモンの顔とか。でも、ただ俺はやっぱり編集テクニックあるから。服を見せちゃうと繋がらないように見えるから、寄りのところだけで編集して。リアクションがいいように編集していくっていう（笑）。そんな編集はお笑い番組でもやったことないんだけど。うん。テロップ入れる。目線も。
あと、たまにあるドッキリの吹き出し。サイモンにポンポンポンッてつけて「こいつ、面白いかも」みたいな（笑）。本当はそんなこと、思ってない顔の時に。入れて、目線をつけていくから。で、最悪タルいところはナレーションベースにするし（笑）。で、ある程度編集したところで「すいません。ちょっとインサート撮らせてもらっていいですか？」っつって。「サイモン、今からこういう表情してもらっていいですか？」って言ってサイモンの顔を撮って。それをはめていって。「ねえ？ 繋がってるように見えるでしょう？」っていう。そういう編集を見せるよ。
だからライブだよね。編集ライブ。『ブリテンズ・ゴット・タレント』のそうでもなかった回。編集した方が皮肉が効いていていいかもしんないね。最初に「今までで一番、ウケなかった最悪の回の素材をください」っつって。「それを流します。これを今から編集します」っつって、やるのよ。だから、結果も変えちゃうから。全員、ゴールデンブザーに繋いじゃうからね（笑）。するからね。
あとはビジネス系の人生相談とか。「はたわらワイド」とかもそう。得意なんですけど。文化が違うとね、考え方が変わってくるし。サイモンの悩みはサイモンの悩みであるだろうから。そういうのだとちょっと厳しいから。あとはだから、編集が時間がかかりすぎるってなると、やっぱり後は「のどちんこが大きい」しかなくなっちゃうから。「私ののどちんこ、大きいんです」って言って。「Show me!」ってなって、のどちんこを出して、ゴールデンブザーがドーン！って（笑）。
サイモンがもう、ドーン！って押してくれるから。そうやって行くしかないよ。やっぱりそれしかないか。でも、やっぱり編集かな？（笑）。それでは今週も始めていきましょう。佐久間宣行のオールナイトニッポン0！
（中略）
（佐久間宣行）メール、来ております。「安村さんですが、向こうではとにかく明るい安村の『とにかく（Tonikaku）』の部分を取って『トニー』という愛称で呼ばれているのも文化の違いを感じて面白かったです。たぶんイギリスの人たちにはあんなに面白いトニーが有吉という名の謎の男にあっさり✕を出される姿に、目が飛び出るほど驚くと思います」（笑）。
あのくだりもね、✕出すのが正解っていうか。ウケたら✕を出すっていうくだりになっちゃっているからね。あれも理解できないのかもしれないんだけど（笑）。そうだ。トニーって言われていたな。「Tonikaku」って書いてあったもんね。摘要もね。
（佐久間宣行）続いてのメール。「ユニバーサルミュージックの発表によると、とにかく明るい安村さん効果でスパイスガールズのあの曲が日本で再生数が前日比260%。ダウンロード数が7倍と急上昇しているそうです」。いや、嘘だろ？ スパイスガールズの曲を聞きたくなるってこと？ あれで？（笑）。ああ、そうなんだ。安村効果、あるんだなー。
＜書き起こしおわり＞
