ハライチ岩井さんが2026年2月19日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でニュースで見た北九州成人式についてトーク。ド派手な衣装を身を包み、インタビューを受けていた一団の中で方に緑のヘビを乗せた青年の姿を見て、胸がキュッとなったと話していました。
(岩井勇気)この間ですね、ネットでニューヨークファッションウィークっていうやつ、わかりますか?
(澤部佑)なんか……ニューヨークでやってるファッションウィークだろう?
(岩井勇気)まあまあ、そうなんだけどさ。世界四大コレクションみたいな。ファッションのね。
(澤部佑)パリコレとか。
(岩井勇気)ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、その一つみたいな。それをなんか、検索したの。どういう感じのブランドが出てるんだろう、日本は何が出てるんだろうとかを見てたのね、俺はね。
(澤部佑)それは何? シンプル好奇心で。ファッション好きだしっていう?
(岩井勇気)そう。見ていたの。でも、その中の記事が一つ、出てきて。日本のね、北九州の成人式のファッションがニューヨークに、みたいな。なんか、聞いたことない?
(澤部佑)ああ、ニュースではなんか、やってたよな。
(岩井勇気)それが出てきたんだよ。で、読んだら北九州の成人式ってもう、ド派手じゃん。もうギラッギラの袴とかさ、セクシーな花魁系の振り袖とか。
(澤部佑)はいはいはい。なんか見た。テレビのニュースで花魁系のを着ていて。その子のおばあちゃんが「まあ、ねえ……」みたいな。ちょっと苦い顔、みたいな。
(岩井勇気)なんかでっかい、高い下駄みたいなのを履いて。しゃなりしゃなり系の。
(澤部佑)もう本当に、そうだ。花魁系。
(岩井勇気)真っ赤な、なんかギラッギラのやつとかをね、そのニューヨークのファッションウィークが注目して。そういうのに出たという。で、ちょっと前にはパリコレに出たっていうのは俺、聞いたことがあったの。
(澤部佑)俺、そっちを見たのかな?
(岩井勇気)「パリコレも出て、ニューヨークファッションウィークも出たってこれ、一過性のものじゃなくないか? すごいな!」みたいな感じになったの。
(澤部佑)二大コレクションを。
(岩井勇気)で、まあ、今の北九州のド派手なファッションってどんなことになってるんだろう?っていうことで、1回その成人式のやつを検索して。やっぱり派手なんだよね。で、こういうのっていくらぐらいするのか?っていうのも調べてみたの。俺は。そしたら、もう50から100万だって言うのよ。
(澤部佑)そうか。
(岩井勇気)「そんなにするんだ!」ってなって。まあね、一生に一度だから。振り袖でもそれぐらいかける人はいるし。で、高校の頃からね、やっぱり死ぬほどバイトとかしたら100万弱ぐらい、貯められないこともない。本気で頑張って、貯めて。で、まあ北九州のね、派手なヤンキーたちはたぶんそこにかけてるわけだし。
(澤部佑)まあ、そうだよね。人生の前半のもう、本当に山場みたいな。
(岩井勇気)ピークみたいな。「ここにかけるんだ!」ってやってるわけだし。まあ、悪いとは言わないわ。ただ俺はね、思い出したの。今年の成人式。先月の1月にやったやつ。ニュースがやっていたんですよね。澤部さんもだから、そういうのを見たと思うんですけど。
(澤部佑)そうそうそう。たぶんね。
(岩井勇気)その時のことを俺はね、ずっと頭で覚えていて。今年もやっぱり北九州の成人式のことを取り上げていたんですよ。で、年々やっぱり着るものを派手にしたりとか、もう電飾つけたギラギラの車に乗って登場みたいなやつがあるわけじゃないですか。で、その中でも特段、派手な4人組にインタビューしていた映像を俺は覚えていて。で、1人はもう全身もう金ピカ。金の袴。で、リーゼントももうでっかい金髪リーゼント。で、もう金の幟を持って。なんか書かれた幟を持って。これがね、また肩に……もう顔のもう5倍ぐらいある虎の頭の作り物。
(澤部佑)すごい! ええっ?
(岩井勇気)とんでもないでかい虎の頭の作り物を肩にこうやって……肩から虎がグワッって顔を出してるみたいな。
(澤部佑)守護霊というか。
(岩井勇気)みたいな感じでこれが作られてて。
(澤部佑)すごいね、それ!
(岩井勇気)「すごいわ。もう着るもんだけじゃないじゃん。肩のところ、創作しちゃってるじゃん。いや、そりゃ高いわ。こんなん作ったら」って思ったのよ。だって、一から作っちゃってるんだから。
(澤部佑)セットだもんね、ほぼ、もうね。衣装というか。
(岩井勇気)これはすごいわって。で、4人組だからもう1人は全身、ギラギラの白。
(澤部佑)ギラッギラの白? ピカピカの?
(岩井勇気)白銀みたいな。で、白のギラギラの袴に、でっかい扇子を持ってね。
(澤部佑)どんぐらいでっかい扇子?
(岩井勇気)でっかい扇子……どんぐらいって言ったらいいんだろうな?
(澤部佑)あいつみたいな? 格ゲー、キング・オブ・ファイターズ、不知火舞みたいな?
(岩井勇気)不知火舞より全然でかい。NARUTOのテマリぐらいかな?
(澤部佑)でかい! ちょっとでかすぎじゃん?(笑)。なんか、でっかいやつ持ってるやつでしょう? バッと広げたら体が……。
今日のウェルビー今池のアウフギーサー、大きい扇子でロウリュの後に空気回してて「テマリかよ」って思ったな pic.twitter.com/HNJ0rqiBFt
— 凧 (@newtoys444) January 4, 2023
(岩井勇気)そう。隠せるぐらいの。あれぐらい、でっかい扇子を持って。また肩に竜の頭がバーンって出てるわけ。
(澤部佑)ああ、みんなで揃えてんのか。
(岩井勇気)そう、4人は揃えてるんだよ、これが。で、これはすごいぞと。で、3人目は全身、もう真っ赤っか。ギラッギラ。で、赤い番傘をこうやってさしていて。
(澤部佑)ああ、またちょっと違うね。いいね。
(岩井勇気)で、肩からもう鳳凰みたいな。
(澤部佑)虎、竜、鳳凰なんだ。
(岩井勇気)鳳凰なのよ。フェニックスみたいな。鳥がね、グワッって出てるんだよね。いや、これもすごい。高そう。もうとにかく、その鳥は。
(澤部佑)鳥はどうやって出してるの?
(岩井勇気)なんか、この羽と顔がブワーッて。
(澤部佑)一緒に? 鳥、顔だけだとひょろひょろしてるもんね。なんか。だから羽とかと一緒にか。
(岩井勇気)すごいなって。でね、これ、最後の1人……全員にインタビューしてるわけじゃないんだよ。虎がインタビューされてるんだけど。とにかく。で、横にいた最後の1人は全身、緑。
(澤部佑)ほう。
(岩井勇気)で、緑のファーを首からブワッてかけてるわけですよね。で、肩からヘビの頭が出てるの。俺、それを見た時にさ、なんかすごい悲しい気持ちになっちゃって。なんか。あの……「緑のやつはヘビを背負ってるんだ」と思ったの。俺は。その作り物とか、着てるもののクオリティはまあ竜や虎や鳳凰と一緒だわ。だから、お金のかかり方は確実にたぶん一緒ぐらいだと思うの。なぜ彼が、その緑のヘビになってしまったのか? これ、わかんないんだけど。
(澤部佑)だって、緑で竜でもいいしね。
(岩井勇気)そう。いいわけなんだけど……緑ヘビになっちゃっていて。
(澤部佑)取られちゃったのかな?
(岩井勇気)なんか、バランスなのかなと思って。
(澤部佑)みんなで決めたんだろうな。
なぜ緑ヘビになったのか?
(岩井勇気)で、やっぱりね、その緑ヘビの彼は他のメンバーよりは大人しそうな顔ではあったわ。見た目はね。で、緑ヘビにせざるを得なかった理由が何か、あったのか。「いや、お前バランスを取って緑ヘビな」って言われて緑ヘビになっちゃったのか、知らないけど。なんかその時に俺、胸がね、キュッてなったんだよね。なんか。
(澤部佑)それはわかんないですよ。「いいの? 俺、最初に決めて。じゃあ緑ヘビ!」の可能性もあるわけだよね。
(岩井勇気)なきにしもあらずなきにしもだけどさ。でもさ、確実に弱いじゃん? 虎と竜と鳳凰に比べたらさ。
(澤部佑)まあまあ、強さで言ったらな。
(岩井勇気)で、これがさ、「誰よりも派手にしよう」ってその北九州の人たち、やってるわけでしょう? で、バイトとかして、たぶん金を貯めて。もう本当、何十万も、すっごい働いて。それで「貯まった!」ってなって、いざ作ろうとしたのにめっちゃ派手な集団の地味めなカラーを担当させられるっていう。それは、やりきれないじゃん?
(澤部佑)まあ、そうか。思ってたんと違う可能性はあるよね。
(岩井勇気)要するにド派手戦隊グリーンって意味わかんないでしょう?
(澤部佑)まあ、やっぱり赤とかに比べたら、まあね。
(岩井勇気)だって赤と金と白銀だよ? それで緑ヘビ。ちょっとさ、ド派手戦隊グリーンって矛盾しているじゃん? 完全に。ド派手な戦隊の地味な担当みたいな。でね、俺はこれを考えた時、親もね、北九州だから息子がド派手な成人式のあの格好で成人式、出そうだなっていうのも薄々、わかってくると思うのよ。
(澤部佑)まあ、覚悟はしているだろうね。
(岩井勇気)で、友達たちもたぶんヤンチャだし、そうなるだろうなっていうことは覚悟はしていると思うんだよね。でも、その成人式の当日に見たら「あれ? うちの息子、緑ヘビ!?」って……。
(澤部佑)「あれ? ちょっと、お父さん! たけしが緑ヘビなんだけど?」って(笑)。
(岩井勇気)で、みんなちょっと集まってるところも見ると思うのよ。「あれ? 緑ヘビだ?」っていうのは、やっぱり親としてやっぱ切ないと思うんだよね。
(澤部佑)たしかにな。
(岩井勇気)でもね、澤部さんの言ってることもわかるんですよ。緑担当の人って、やっぱり世の中にはいくらでもいるし。「緑がいいよ」っていう人も。
(澤部佑)俺、緑が好きだしな。全然。
(岩井勇気)で、世の中、やっぱりそういう人がいたりして成り立ってるし。緑担当もやっぱり素晴らしいと俺は思うわけですよ。でも、やっぱり北九州の成人式のあのね、「俺が目立とう!」っていうね、ヤンキーたちのこの「うりゃーっ!」っていうので、それで緑ヘビは違うんじゃないかって……(笑)。
(澤部佑)その人は、だからもしかしたら目立ちたくない人なのかもしれないしね。むしろ。「北九州の派手成人式の用意はしますけど。僕は目立ちたくないんで緑でいいです。緑とヘビでいいですよ」の可能性もあるよね?
(岩井勇気)俺はそれも考えたの。でも、それだとしても、そのためにお金を貯めさせられて、使わされてるっていう、そっち側の悲しさもある。
(澤部佑)それを見て胸がキュッとなって。
(岩井勇気)やっぱりそのね、北九州の雰囲気の中での緑ヘビ担当は……もうこれは哀愁でしかないなと思って。
(澤部佑)まあな。どうやって決めたんだろうな。
(岩井勇気)俺、もう本当に……これを歌にしたら、歌う人によっては俺、泣けるぞと思って。
(澤部佑)緑ヘビの歌を、さっきのAIの声で歌ってもらえれば?
(岩井勇気)これ、泣けるぞと思ったんだよね。
(澤部佑)いや、親からしたらたしかに、もっと切ないよな。
(岩井勇気)キュッとなるよ。