オードリー若林『タモリ倶楽部』終了の喪失感を語る

オードリー若林『タモリ倶楽部』終了の喪失感を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2023年4月1日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で最終回を迎えた『タモリ倶楽部』についてトーク。番組出演時の思い出や、番組が終わってしまったことで感じた喪失感などについて話していました。

(若林正恭)だから、あれだよね。いろいろ番組が終わっていったりして。『タモリ倶楽部』ね。

(春日俊彰)いや、そうよ。びっくりしたよ。発表があった時。

(若林正恭)『タモリ倶楽部』ってさ、あれは土曜に撮ってたじゃない?

(春日俊彰)そうだっけ? ああ、そうか。タモリさんがあれだったから。

(若林正恭)それで俺、土曜がさ、しくじりか激レアかで交互に埋まっているからなかなか……だから、そう考えると出してもらってた時とかさ、あれは土曜の朝とかからだったもんね。

(春日俊彰)ああ、そうだったかもね。

(若林正恭)でもなんか「また出たいな」と思いながら見てて。「またなんかいつか、出れるのかな」みたいな。それで、面白いロケしかなくない? 『タモリ倶楽部』の記憶って。あれ、なんでなの?

(春日俊彰)わからん。派手なこと、やってないんだよね。言い方は難しいけど。体を張るとか、ないじゃん?

(若林正恭)そうそう。で、あれだよね。ちくわぶの工場に行って。伊集院さんと。あれ、めっちゃ楽しかったよね? なんでちくわぶ工場であんなに楽しいの? 他の番組でちくわぶ工場に行くなんて、それ絶対にテンション上がらないロケでしょう?

(春日俊彰)テンション上がらないっていうよりも、難しいよね。

(若林正恭)『タモリ倶楽部』だとなんで、あんなに面白いの?

(春日俊彰)だって尺で言ったら20分とか、あるもんね。それをさ、そこから移動しないんだから。ちくわぶだけ。普通だったら、ちくわぶやって、おでん屋さんに行って。「食べてみましょう」とかあるけど。ちくわぶ工場だけで(笑)。

(若林正恭)ちくわぶだけで。それで全国のちくわぶの味付け方みたいなのが出てきて。で、ちくわぶが地方によって違うみたいので。もうずっと、ちくわぶで行くんだよね。だから面白いんだよね、たぶん。

ちくわぶだけで30分

(春日俊彰)いや、そうじゃない? 面白いんだよ。だからいろいろ……最初に出してもらったのも、あれだもんね。なんか船……覚えてる? お台場のさ、船の。

(若林正恭)ああ、めっちゃ楽しかった!

(春日俊彰)今、もう変わっちゃっているけども。船の博物館だか科学館のあの船ね。軍艦っていうか。あそこにね、行って。

(若林正恭)行った! めっちゃ楽しかった!

(春日俊彰)あれ、すごい覚えているのよ。

(若林正恭)あれさ、最初さ、タモさんがいてフェードインしてくじゃん? あそこぐらいだよね。あそこも、文言もしかも決まってなくて。「(オードリー、カットイン)いやー」みたいなのが書いてあって。だから最初の頃、そういうロケに慣れてないから。ずっとフリーみたいなの。だから「大丈夫なのかな?」と思って。それでなんかオードリーっぽさを仕掛けたりするんだけど、なんかはまらないんだよね。で、なんか「お前たち、うるさいな」みたいに言われて(笑)。

(春日俊彰)でも、わかる。今考えると、そんなのはいらないというかね。

(若林正恭)そう。俺、最終回を見ていた時に今の春日が言ったことと同じ気持ちで。ようやく……おじさんになると物のルーツとか、超知りたくなるじゃん? あれ、なんなの?(笑)。

(春日俊彰)興味としてね。「興味深い」っていう面白さの方ね。

(若林正恭)興味が湧いてくるじゃん。「これ、なんでこうなっているんだろう?」って。だから今の春日、若林で『タモリ倶楽部』行きたいなって思ってたから、結構喪失感があって。で、何週間前からさ、星野さんとかさ、出てたりして段々あれだけどさ。寂しい……だから最終回、しびれたよ。やっぱタモリさん流の生姜焼きををもう1回、作るっていうさ。そんなの今、言ったら俺、しょうが焼きを美味しく食べたくなってるからね!

(春日俊彰)刺さっちゃって(笑)。

(若林正恭)日常で何が楽しいかっていうと。

(春日俊彰)そうか。それがちょっと、日頃とリンクしてきたんだね。年齢が上がってきて。

(若林正恭)10年前だったら、しょうが焼きの……タモさんがボソッと言うのよ。「生姜焼きっていうのは、肉も食べるけど、玉ねぎを食べる料理でもあるからな」みたいな。「いや、本当そうだな!」と思ってさ。それでさ、玉ねぎを包丁で切るんじゃなくて、スライサーで薄くしていくのよ。「ああ、スライサーか!」とか思うもんね。10年前だったら、思ってないと思うのよ。

(春日俊彰)まあ、そうね。ピンと来ないよね。

(若林正恭)タモさんに今の若林を見てほしかった(笑)。

(春日俊彰)ああ、それはたしかにね(笑)。

(若林正恭)でもなんかすごい……あと、あれ超楽しくなかった? 船のさ、投網。投網って、魚を捕まえるために投げるじゃない? で、あれを肩にかけて、頭の上で1周させてから投げるとか。投げ方が何種類か、流派があるの。で、それがきれいに、それこそドーム状に広がれば広がるほど、魚が獲れる。で、その投網を投げるのが楽しくなっちゃった人が集まって、公園で……海に投げるんじゃなくて、公園の地面にみんなで、どんだけきれいに投げられるかをやってるっていうサークルがある。で、投網をずっとやったもんね。廃校になった小学校の校庭で。

(春日俊彰)そう。池袋の方のね、廃校になった小学校の校庭で、ひたすら教わって、投げて。

(若林正恭)ずっとみんな、投網を……それで春日が力とかあるし、運動神経もいいから、結構きれいにできて。で、その後に「タモリさん、やってみますか?」って。それでタモさんが「うーん。こういうことだよな。ちょっとやってみる」ってやったら、めちゃめちゃきれいに広がって。

(春日俊彰)そうだね(笑)。早いんだよね。「こうしたら、こうなる」とか「こうした方がいい」っていうのが。

(若林正恭)それでタモリさん……やっぱりタモリさんの魅力がちゃんとわかるには、人生経験を積まなきゃダメだな。

(春日俊彰)ダメだし、タモリさんというか、やっぱり若いと『タモリ倶楽部』はちょっと、温度というかさ。合っていない。ニッチェがすげえ間違えていた回、あったんだよなー。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)当時よ? 若い時。若いし、『タモリ倶楽部』初登場で……。

(若林正恭)お前さ、そんなはっきり言うなよ(笑)。

(春日俊彰)今は全然ね、いろいろやってるから経験もあるから(笑)。

(若林正恭)でも、俺も記憶ある。ニッチェ、間違えていた。サイゼリヤのまちがいさがし。メニューのところのね。

(春日俊彰)あれ、今でもそうだけど、すごい難しいんだよね。

(若林正恭)だって、サイゼリヤのまちがいさがしだけで1本、撮るんだよ? みんなで。

(春日俊彰)それで「これがここなんじゃないか?」「ここが違うんじゃないか」とかってね、いろいろ言っていて。

(若林正恭)でね、ニッチェの近藤さんがね、タモさんを結構強めにいじってて。すごい間違えていた。

(春日俊彰)そうそう(笑)。突っ込んだりね。「違う! そんなわけないじゃないですか、タモリさん!」みたいな。あれは、たしかニッチェ、初登場だったんだよ。で、ちょっと頑張るっていう方だったから。まあね。その後も出てるんだろうし。あれは、間違ってたよなー。

(若林正恭)それで俺たちもたぶん間違ってたのよ。最初の頃は。だから「ちょっとうるさい」とか言われたりして。

(春日俊彰)普通のバラエティとか、普通のロケーションみたいな感じでね。

(若林正恭)「頑張らなきゃいけない」って思うからね。やっぱり『タモリ倶楽部』っていうものに出れるっていうことで。で、薄々、学生時代から『タモリ倶楽部』ってそうじゃないよとはわかってはいるんだけど。「オードリーとして何か見せなきゃ。タモリさんにも認められたい」っていう気持ちが、間違えるんだよな。

(春日俊彰)かかっちゃうというかね。温度が合ってないんだよね。

(若林正恭)俺、だから投網の人に……これ、他でもちょっとしゃべってるんだけど。投網の人に、「えっ、魚を捕まえるっていうことが一番の快感じゃないんですか?」って聞いたの。そしたらタモリさんに「お前、変態をバカにするのか?」って怒られたんだよ(笑)。

「お前、変態をバカにするのか?」(タモリ)

(春日俊彰)その言い方もね(笑)。「マニア」とかでいいじゃないのよ。「変態」って……(笑)。

(若林正恭)その人の前で言うからね(笑)。で、「すいません! そういうつもりじゃなかったんですけど」って言って。それで1回、その撮りが終わって。またセットチェンジみたいな時にタモリさんに「俺の友達にフェチがいて。女性がハイヒールを履いてるのを見るのが好きなやつがいたんだ。そしたら段々、ハイヒール自体が好きになって。誰も履かないハイヒールを買って、集めてるやつがいるんだよ。そういうやつが一番、人生を楽しんでるんだからな。お前、ああいう質問はよくないぞ」って言われて。

その人、独身なんだけど女性物の靴をすごい集めているんだって。で、「それは楽しいことじゃないか?」って。で、今、その気持ちがすごいわかる。だから「俺も安易なことを聞いてしまったな」って。あと、あれよ。コムアイさんと行ったストリップ劇場。ストリップ劇場の人が踊って、ポーズ決めた時に、袖から紙テープをファーッ!って。それも投網とほぼ一緒なんだけど。

紙テープをなんか指に巻いて……投げ方があるんだよ。で、ファサーッ!って。紙テープはなるべく滞空時間が長ければ長いほどいいの。それを渋谷のな、あそこのストップ劇場に行って。みんなで紙テープの投げ方をすごい教わって、練習して。音に合わせて最後、紙テープをやってみましょうってなったら、タモリさんがめちゃめちゃきれいにファサーッ!って。

(春日俊彰)うまいんだよね。理屈が、原理がわかってるんだろうね。

(若林正恭)俺、それでね、最近ボクシングを習い始めて。スパーリングを結構やっていてっていう話をしたじゃん? そしたらなんか、アメフト部の時もそうだったけど。なんつーんだろうな? 男性ホルモンが出ちゃうっていうか。強気になっちゃって。それはよくないなって思ったの。俺が強気って。キュラ的にさ。

(春日俊彰)ああ、そうか。あんまりね。イメージと違うというかね。

(若林正恭)それで「なんか最近、収録で変だな」って思ったら、スパーリングをやっているからかな?って思った時があって。それでいろんな……でも武術を習いたいなって。ほら、ドームのライブもあるから。それで調べてて、合気道ってあれ、なんだたっけなって思って。合気道って、空手とか柔道を極めた人が相手を倒すのではなく、その力を利用して制圧するみたいな方が勝ってるんじゃないか、みたいな感じの人が作ったっぽいのよ。俺がネットで調べてたら。で、タモさんって、合気道、めっちゃ達人らしいね?

(春日俊彰)ああ、そうなの?

(若林正恭)そうなんだって。なんか、やっていたらしくて。で、言ったら芸人さんを格闘技で当てはめていくとさ、なんかタモリさんってやっぱり合気道だよな。ムーブが。

(春日俊彰)そうだね。たしかに、言われてみると。なんかその、武道の方だよね。なんにせよ。

(若林正恭)あんまりなんか「オラッ!」ってなんかカッカしてさ、やる感じじゃないじゃない? 流れというか。体のさ、力を利用するか。そういうさ、体の動かし方とか……それでゴルフもお上手だし。運動神経いいんじゃない?

(春日俊彰)それもあるだろうし。やっぱり原理を理解するのが早いんじゃない? こうしたら、こうなるとか。こうするには、こうしてこうしてこうした方がいいみたいなのの理解が、たぶん相当早いんじゃない?

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