オードリー若林 MLB『フィールド・オブ・ドリームス』公式試合を語る

オードリー若林 MLB『フィールド・オブ・ドリームス』公式試合を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2021年8月14日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でメジャーリーグで開催された『フィールド・オブ・ドリームス』試合について話していました。

(若林正恭)それで何度もさ、この番組で……だから若い人も見た人、いるんじゃない? 俺らが『フィールド・オブ・ドリームス』って何回もしゃべるから。だから何回もしゃべるけど……トウモロコシ畑のな(笑)。

(春日俊彰)フフフ(笑)。

(若林正恭)トウモロコシ畑から幽霊となった大リーガーが出てきて野球をするっていう。それで綾部くんがね……綾部、なんか取材を受けてたな。なんか記事を見たな。綾部くんが実際、現地に行って。そしたらトウモロコシがまだ育ってなくて背が低くて。だからしゃがんでトウモロコシ畑から出てきたみたいな写真を撮って。それでさ、ヤンキースとホワイトソックス。昨日だったかな? 『フィールド・オブ・ドリームス』のトウモロコシ畑にグラウンド作ったロケ地があるじゃない? で、それがまだ残っているのよ。で、その隣。真隣のトウモロコシ畑を買って、球場を作って、そこでメジャーリーグの公式戦だよ? 公式戦をやったのよ。

(春日俊彰)ああ、ニュースで出ていたね。

(若林正恭)そしたらさ、やっぱりアメリカの演出ってスーパーボウルに行くたびに毎回思うけど。すごいなって思ったんだけど。外野、全部トウモロコシ畑なのよ。メジャーの公式戦だよ? で、最初。その試合が始まる時に、外野にトウモロコシ畑があるでしょう? その間から『フィールド・オブ・ドリームス』の主人公をやったケビン・コスナーがトウモロコシ畑から出てくるんだよ! それ、見てない?

(春日俊彰)そこまでは見てないな。ああ、そう?

(若林正恭)だからね、日本のニュースで見たらほんの一瞬だった。その試合をやりましたっていうので。で、MLB。メジャーリーグのインスタに載っているんだけども。ケビン・コスナーがシャツ着て、グラサンかけて、トウモロコシ畑からフワーッと出てきて。そしたら観客も「うわーっ!」って盛り上がってさ。それでヤンキースとホワイトソックスの選手もトウモロコシ畑から出てくるのよ! で、ケビン・コスナーとそのフィールドでなんか握手するの。俺、もうボロボロ泣いちゃって。これも、ちょっと俺、親父の遺影と一緒に見たもん。『フィールド・オブ・ドリームス』、親父と一緒に映画館に見に行ったから。「親父、これすごいだろ?」っつって。

で、ケビン・コスナーがピッチャーマウンドかな? 内野のフィールドに置いてあるスタンドマイクに向かってその第一声で「Is this heaven?」って言うのよ。「ここは天国か?」って。これ、英語、合っているかな? 「Is this heaven?」って言ったら「イエーッ!」ってなって。映画の中のセリフであるんだよね。「ここは天国か?」って言ったら、ええと、アイダホじゃないわ。アメリカの場所を言うんだよね。ああ、アイオワ州だ。「ここは天国か?」「違う。ここはアイオワだ」って言うっていう。だから、日本で言うと「ここは天国か?」「いや、岩手県です」って言うみたいなセリフがあってさ。

「Is this heaven?」


(若林正恭)それをケビン・コスナーが……ケビン・コスナーがトウモロコシ畑の外野から出てきて。フィールドを見回して歩くのよ! もう本当、役者だな!って思って。なんていうんだろうな? 芝居を超えてるね。もうね。で、野球のすごい部分が出てきて。「Is this heaven?」って聞いて観客が「ワーッ!」ってなって。だから俺も西武ドームでやりたいなと思って。

(春日俊彰)なにを? どこまでを?

(若林正恭)オールナイトニッポン、このオードリーのイベントを西武ドームで。だから、トウモロコシ畑を外野に作れるかどうか?っていう……。

(春日俊彰)いや、無理よ?

(若林正恭)トウモロコシ畑……外野のところ、全部トウモロコシ畑にできないかなって。

(春日俊彰)無理よ(笑)。

(若林正恭)あそこから青銅さんが出てきてさ。「Is this heaven?」っつって。「天国かい?」「天国です」っていう(笑)。

(春日俊彰)「イエス!」って(笑)。

(若林正恭)いや、だからトウモロコシ畑は無理かもしれないよね。外野、全部トウモロコシ畑は無理? じゃあ、埼玉だから、なんだろう? 狭山茶でいいわ。

(春日俊彰)いや、狭山茶も無理よ(笑)。

(若林正恭)狭山茶の畑の間から俺が出てきてさ(笑)。「Is this hell?」って言って。みんな「イエーッ!」って(笑)。

(春日俊彰)「やっぱりか」って(笑)。

(若林正恭)「ここは地獄かい?」って(笑)。

(春日俊彰)ああ、それはすごいね。

(若林正恭)でも、やるとしたら春日は『メジャーリーグ』のチャーリー・シーンで出てきたいよね。やっぱりね。

(春日俊彰)それはね。「デーデッ、デデーッ、デーデッ、デデーッ!」ってね。

(若林正恭)ここでごちゃごちゃするけどね。俺が狭山茶の間から出てきて、春日が『Wild Things』で出てくるっていう(笑)。

(春日俊彰)黒縁メガネをかけてさ、木のなんか板みたいな扉を開けてさ、出てきて(笑)。たしかにごちゃごちゃするな。野球つながりではあるけどね。

(若林正恭)すごかった。公式戦。で、試合も劇的で。うん。あれはすごいなー。アメリカの演出だなって思ったな。

(春日俊彰)そんなすごかったのか!

(若林正恭)短かった。日本のニュースはとにかく。

(春日俊彰)なんかチラッと……それこそ、ムトケンから記事みたいなのを貼り付けてさ。「最高!」っていう(笑)。それだけ書いて、来て。「なんだこれ?」って思ってチラッと見て(笑)。やっぱりもう同じ世代だからさ。「たまらん」みたいな連絡が来たけどね。同級生からね。

(若林正恭)あれ、でも野球じゃないとな。なんかな。なんだろな、あれな。俺、もう本当、代々木公園とかで……若いんだろうな。20代後半ぐらいなのかな? そんな2人がキャッチボールしてたりするだけで俺、泣けてくるもん。

(春日俊彰)それ、どういう感動なの? なににグッと来るの?

(若林正恭)いや、結局、42歳まで人間をやらせてもらったけど。ないからね。草野球以上の楽しみって、世の中に。

(春日俊彰)ああ、ないなー。ない!

(若林正恭)でも、おかしいのよ。煽るだろう? 経済が。「草野球より面白いもの、ある」って。資本主義が煽るけど、ないからね。気の合う仲間との草野球以上の楽しさって。

(春日俊彰)うん。ちょうどこの間、思ったな。「本当に心の底から楽しいものって何なんだろう?」って。なんかわかんないけど、グーッと考えたら……暇だったんだろうね。

(若林正恭)酔ってたんじゃないの? ウイスキーで(笑)。

世の中に草野球以上の楽しみはない

(春日俊彰)ウイスキーを飲みながら……仕事とかでもないし。仕事とかは楽しいけど。ロケとかは。でも、お仕事だからさ、やらなきゃいけないこともあるし。「スーパーボウルかな?」とかも思ったけども、でもスーパーボウルも一応ロケで行くから。なんとなく、見させてもらっているけども洒落たことを言わないといけないかなっていう気持ちはあるじゃない? 手放しじゃないじゃない? だから手放しで、なんのプレッシャーとかも気にすることなく……っていうと、やっぱり草野球しかないよね(笑)。考えたら。

(若林正恭)アハハハハハハハハッ! でも俺、この間、『ヒルナンデス』で阿佐ヶ谷姉妹と和牛と行ったロケはめちゃくちゃ楽しくて。あれはもう「楽しんでいいですよ」っていうロケだからね。でも、ああいう時に思うけどさ。言うても年齢的には阿佐ヶ谷姉妹さん、年上だけど、芸歴では……とか。あと、和牛が後輩だとか。あれって、楽しめてるのかな? なんか先輩たちとああいうロケに行ったら、「先輩が楽しめてるかな?」って俺、ずっと気にしちゃっていたの。

(春日俊彰)はいはい。「いい働きができてるのかな?」って。

(若林正恭)でも和牛のオードリーへの当たりを見ると、それはなさそうだな(笑)。

(春日俊彰)ないないない。ないとは思う。まあ、直じゃないしね。

(若林正恭)そういうのはなしで楽しんでほしいなって。俺なんか、ナメられるような風貌だし、キャラだから全然いいんだけど。「気を遣わないでほしいな」とは思うようになったの。自分がその分ね。っていうのもちょっとはあるかな。

(春日俊彰)まあ、だからちょっと変わってきてるよね。

(若林正恭)まあ、あれは特別だわ。年イチだわな。

(春日俊彰)まあ、そうね。とはいえ、手放しでもないからな。あれも。

(若林正恭)まあ、決めるところを決めてくださいっていうね。

(春日俊彰)一応、カメラが回っているからやらなきゃいけないけど。やっぱり草野球には勝てないよね。

(若林正恭)あれ、なんなんだろうな?

(春日俊彰)草野球は本当に……離島に行ってやった野球も面白かったな。楽しかったな。

(若林正恭)言ってたよね。『ヒルナンデス』で。

(春日俊彰)一応、それもね、ロケではあったけど。みんなで終わった後に棒アイス、食べたもんな(笑)。南原さんとかと。「いやー、楽しかったよな!」「楽しかったっすね!」って。

(若林正恭)草野球以上のもの、ないからね。でも俺と春日が20代で全然、仕事ない時ってさ、公園にさ、「ネタ合わせしよう」って集まっててさ。あれってキャッチボール、ずっとやってたじゃん? あれって、なんだったんだろう? だって春日に「グローブ、持ってきてね」とか言ってるのかな? 俺。

(春日俊彰)言ってたと思うよ。グローブと軟球ね。

(若林正恭)「持ってきて」っていう風に俺が春日に言うわけ?

(春日俊彰)まあ、言ったんじゃない? 若林さんの方からだろうね。

(若林正恭)だって、変だよね。大学ノートとグローブとボール、かならず持って集まってたもんな。で、もう9割、キャッチボールしてたもんね。

(春日俊彰)そう。あと、あれよ。三脚と、ビデオカメラ。それでネタを……。

(若林正恭)当時はスマホもないし、携帯で動画も撮れない時代だからな。

(春日俊彰)そう。それで三脚でカメラを置いてビデオを撮ってネタを見返すみたいな感じだったけど……結局、そのキャッチボールを撮っていた時もあったもんね。三脚立てて、キャッチボールを撮って、帰る時もあったよ(笑)。

(若林正恭)キャッチャーの真後ろに三脚を立てて、審判の目線でビデオを録画して。変化球が曲がっているかどうかを何度も見直して。「これ、なんだろう? 中指がかかりすぎなのかな?」とか言いながら。それで帰ったりしてたもんね?

(春日俊彰)してた(笑)。ネタを撮る用のビデオでさ、変化球の曲がりを……(笑)。

(若林正恭)9割、キャッチボールしてたよ。あれ、あんなの心配だよな。親はな。25、6だろう? その息子が働かないで、昼間からキャッチボールやって、変化球をビデオに撮っているって……よくこうなったよな?

(春日俊彰)そうね(笑)。何種類か変化球を投げられるようになっていたもんな(笑)。習得して(笑)。

(若林正恭)「チェンジアップ、揺れてる?」「揺れて……揺れてる、揺れてる!」「よし、じゃあ、ビデオ撮ろうや。ああ、揺れてるね!」みたいな(笑)。「じゃあ、今日は帰ろう」っつってね(笑)。

(春日俊彰)そうね。「揺れてるから帰ろう」って(笑)。あったね、やっぱり野球は、そうなんだよな。

「揺れてるから、今日は帰ろう」

(若林正恭)だから、やりたいなと思いますよ。オールナイトニッポンのイベントで西武ドームで狭山茶の間から出てきて。

(春日俊彰)野球をやるっていうこと?

(若林正恭)だから、どうするかだよね。

(春日俊彰)でもせっかく野球場を、その西武ドームなりなんなり、野球場でイベントをやるんだったら野球は1回、やっておきたいよね。ああいうところで。

(若林正恭)でも、l出てくるとしたらチャーリー・シーンがいいでしょう? タイプ的に。だって俺がチャーリー・シーンの方をやって、春日が『フィールド・オブ・ドリームス』じゃないじゃん? 『メジャーリーグ』と『フィールド・オブ・ドリームス』でコンビ、組んでるんだから。俺たちは。

(春日俊彰)元々ね。そうだよ。

(若林正恭)メンタルは。ソウルは。

(春日俊彰)だから、そうね。私はチャーリー・シーン。だから黒縁メガネかけて。

(若林正恭)だからほら、親父がキャッチャーなんだよね。たしか『フィールド・オブ・ドリームス』って。だったと思うんだけどな。キャッチャーのレガースとかつけて出てきてたんじゃなかったっけな? ちょっと記憶が曖昧だけども。でも、狭山茶だとトウモロコシ畑ほど背丈ないから……。

(春日俊彰)全然ないよ。腰、あるかないかぐらいよ。

(若林正恭)だから這って出てこないといけないのか。匍匐前進みたいにして。

(春日俊彰)そうだね。じゃないと、体は隠れないね。ガサガサガサッて。結構固いからな。お茶の葉っぱ。大変かもしれないけども。

(若林正恭)今もパッと見ようと思えば見れるからな。ネットでな。それもあるか。

(春日俊彰)ちょっとね、見てもらいたいね。

<書き起こしおわり>

オードリー若林『フィールド・オブ・ドリームス』を見返してグッと来た話
オードリー若林さんが2021年7月10日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で久しぶりに見た『フィールド・オブ・ドリームス』についてトーク。40代になって見てグッと来たポイントを話していました。
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