東野幸治 笑福亭鶴瓶との久しぶりの電話で変な汗をかいた話

東野幸治 笑福亭鶴瓶との久しぶりの電話で変な汗をかいた話 オードリーのオールナイトニッポン

東野幸治さんが2021年9月24日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で久しぶりに笑福亭鶴瓶さんから電話がかかってきた話を紹介。その電話で変な汗をかいてしまったと話していました。

(東野幸治)昨日のお昼に急に笑福亭鶴瓶さんから電話がありました。すごーく嫌な汗をかいた電話でした。『東野幸治のホンモノラジオ』! 佐藤くん、ひさしぶりに鶴瓶師匠。パッと見たら僕、鶴瓶師匠を電話帳に本名で登録しているんですよ。「笑福亭鶴瓶」ってなっていたらもし万が一、電話を落としたりしたらちょっと迷惑をかけるからね。「駿河学」って(笑)。で、パッと見て、「電話、誰やろう?」って思ったら「駿河学」ってなっていて。

「珍しいな」って思って。10年に1回もかかってこないんですよ。昔、『いろもん』っていう番組をやっていた時ぐらいですから。で、「なんやろう? 1回、スルーしようかな?」って思ったけども。「でも、それも失礼やな」って思って。ピッと出て。「はい、もしもし?」って言うて。で、ちょっと人の声も聞こえる中、「東野。今、東海漬物の社長さんも近くにいてるねんけど」みたいな話で「うん?」ってなって。「東海漬物ってどこかで聞いたぞ?」って思ったら、きゅうりのキューちゃんのCMを鶴瓶師匠がやっているじゃないですか。

で、ちょっと……2年ぐらい前かな? 『旅猿』でたまたま岡村とかと、あと誰かゲストがいてる時に車内でしゃべりながら……知ってる? きゅうりのキューちゃんの鶴瓶師匠の「ラッキー」と「きゅうりのキューちゃん」で「ラッキュー」っていうCMがあって。鶴瓶師匠が幼稚園児とか、マダムとか、おじいちゃんとか会社員とか百面相をして「ラッキュー」って。

ラッパーとかに扮して。「あのCMが日本で一番おもろない」っていう話になって。「めちゃくちゃおもろない。あんなおもろない低クオリティーのCMを俺、久しぶりに見たわ!」って言うて、みんなでゲラゲラゲラゲラ笑っていて。「たしかに。あのラッキューってめっちゃおもろないな」「なんや、ラッキューって?」っていう話をずっとしていて。

きゅうりのキューちゃん「ラッキュー」

(東野幸治)ほんで、こっちからか偶然かわからんけども。鶴瓶師匠と電話をしたんですよ。そしたらちょうどその時、鶴瓶師匠がハワイに行っていたみたいで。で、岡村が「東野さんが今、近くにいてるんですけども。『きゅうりのキューちゃんのラッキューのCMが日本で一番おもしろない』って言ってるんですよ」って言うたら「おいこら、どういうことや!」みたいになって。ワーワーワーワー言うて。「いや、あんなクソつまらんCM、久しぶりに見たわってみんなで言うてるんですよ。ゲラゲラゲラゲラ!」「ええかげんにせえよ、お前ら!」って。ワーワーワーワー言うてるっていう話があって。それが2年前。

で、昨日の昼、鶴瓶師匠から電話がかかってきて。「東海漬物の社長が今、横にいてるねんけど」「えっ、東海漬物? あれ? きゅうりのキューちゃんや。2年前や! まさかこのおっさん、言うてへんやろうな? そのCMがおもろないって?」って。ほんで、「今、社長が横におってな。『東野にラッキューのCMが日本で一番おもろないって言われた』って言うたんや」って。「嘘や、こいつ……こいつ、頭悪いんか?」って思いながら。いや、大先輩、大師匠やけども心の中で「しばくぞ、ボケ!」って思って(笑)。

ねえ。大企業の社長に向かってそんなことを言うなって思っていたんですよ。たしかにきゅうりのキューちゃんの今のね、奥さんと2人でしっぽりと食卓で面と向かってきゅうりのキューちゃんを食べながらご飯を食べているお芝居のCMとか。娘さんのお孫さんがきゅうりのキューちゃんを食べていて。お前もこんなんやったで、みたいなのはアットホームでいいじゃないですか。僕らが言うてるのはラッパーに扮して「ラッキュー」って言うのが……あんなクソ寒いCM(笑)。「ラッキュー」っていうのがないっていう意味で言うたんやけども。

「それで東野にボロカスに言われて。全然おもろないって、俺が考えたんちゃうねんけどな。代理店のやつらが考えたのを俺がやっているだけやで? それを社長に言ったら、なんか社長が『お前のファンや』みたいなことを言うて。今から変わるわ」って言われて。もう「どついたろか!」って思うて(笑)。で、その社長と変わって。「ああ、どうもすいません。東野です」って言うたら「ご指導ご鞭撻ありがとうございました」みたいな感じですごい低姿勢で。「参考になります。勉強させてもらいます」みたいな感じの人で。周りの方もワハハッ!って笑っていたからよかったけど。

優しい社長

(東野幸治)とにかくこちらはもう「すいませんでした」「いや、こちらこそ、こちらこそ」みたいな感じになって。どうしていいか、わからへんし。鶴瓶師匠も先輩の芸人やねんから。ちょっと一言言って笑いにして電話を変わって切るみたいなことをやってくれたらいいんやけども。全然そんなこともしてくれへんし。変な間が10秒、15秒と続いたから「すいません。僕、きゅうりのキューちゃん大好きで。鶴瓶師匠よりも上手に『ラッキュー』って言えるんで。また今度、使ってください」みたいなことを言うてたらスピーカーで鶴瓶師匠が「おい、ええかげんにせえよ!」みたいになって。

「なんでこっちが落とさなあかんねん?」って思いながら電話を切ったんですけど。地獄でした(笑)。辛かったわ、ラッキュー。でも、社長が本当にええ人で。本当にありがとうございます。なんやったら今度、ゲストに来てほしいぐらいです。東海漬物の社長(笑)。鶴瓶師匠は結構ですけども、来てほしい感じでございます。

<書き起こしおわり>

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