オードリー春日『東京 03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館』を語る

オードリー春日『東京 03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館』を語る 星野源のオールナイトニッポン

(春日俊彰)そうそうそう。だから、あれなのよ。登場で、絶対外しちゃいけないセリフだったのよ。バーンと出してもらってね、「お前、何者だ?」みたいなことを言われて。「オードリー、春日俊彰!」って言ってバーンってなる。そこは絶対に外しちゃいけないから。そこをずっと読んでたのよ。まあ、普通に言ったら間違いないけど。自己紹介するだけだからね。「オードリー、春日俊彰」って。でも、どうなるかわかんないじゃん。なんていうの? このさ、モニターがあったでしょう? 楽屋で。若林さんも。最後に出るからさ。で、見てるとさ、やっぱりとんでもない盛り上がりだからさ。

(若林正恭)ウケてるよね。

(春日俊彰)それで、どんどん緊張してくるじゃない? 「最後の最後にライブ出るって、こんな感じなんだ」って。それこそ、入りからもう5時間、6時間後ぐらいに出るからさ。やっぱりライブってあれ、入りから2時間以内でないとダメだね。テンション的に。なんか、訳がわからなく……。

(若林正恭)ああー。でもお前、えらいな。ちゃんと緊張してたら「緊張してた」って言えるようになったな。午前0時の森の弔事でも……お前さ、なんかさ、「感情が動かないことがかっこいい」と思っているじゃん?

(春日俊彰)フフフ(笑)。そりゃ、かっこいいよ(笑)。

(若林正恭)無感情のことをかっこいいと思ってるから。「こいつ、またすかしてくるんだろうな」と思ったらちゃんと……あれは振らないと。本当の気持ちで。そうしないと、成立しない場じゃん? だから「ああ、ちゃんと言えるようになったね。よかったねー」って思ったもん(笑)。

(春日俊彰)そんなテンションで聞いてたの?(笑)。

(若林正恭)「こいつ、どうせすかすぞ? でも、どうしようかな?」って思っていたら、お前はちゃんとできるようになったな。「緊張している」って言えるようになったな?(笑)。

(春日俊彰)ありがとうございます(笑)。

素直に「緊張している」と言えるようになった

(若林正恭)俺、もう何年越しかで嬉しいよ。『レッドカーペット』、お前めちゃくちゃ緊張してたからな? 何回も話しますけど。『レッドカーペット』のセットの裏で次の出番っていう時。バーン!って自動ドアみたいに開くじゃない? で、若い時の春日は緊張すると足首を回すんですよ。足首を緊張して回していたら、セット全体が揺れてたんだから。前の人、漫才をやってんのに。『レッドカーペット』のあの……(笑)。

(春日俊彰)不自然にね(笑)。

(若林正恭)そう(笑)。「揺れてるから、やめろ」って言ったんだから。俺(笑)。

(春日俊彰)自分では気づいてないからね(笑)。

(若林正恭)春日ってさ、力が強えからさ。足首を回していたら、セット全体が揺れて(笑)。で、緊張してるから「ギシギシ」が聞こえないからさ(笑)。まあ、でも「春日」というキャラで出たら、「緊張してる」はないんだろうな。出たての頃はな。

(春日俊彰)まあ、そうだね。言えないというかね。そうそう。だからそのライブ時も、一言だけど逆に緊張するみたいなさ。

(若林正恭)まあ、03さんっていうのもあるよな。

(春日俊彰)そう。で、難しいセリフじゃないから。そんなに。難しかったりしたらさ、まあ噛んでも「しょうがないかな」って思ってくれるかもわからないじゃない? だけど絶対に間違えない「オードリー、春日俊彰!」っていう。間違える要素ゼロのやつを。

(若林正恭)でも見すぎていると、噛みそうだけどな。そういうのって。

(春日俊彰)だからその時間帯もあったりとかして(笑)。

(若林正恭)ああー。めちゃめちゃ緊張してんじゃん(笑)。

(春日俊彰)いや、マジで6時間ぐらいあるから、波がすごいのよ。「いや、これ逆に見ない方がいいな。出たら、そんなの言えるわ。自己紹介で『オードリー、春日俊彰』って言えばいいんだから」。でも1時間後ぐらいに「いや、だけどちょっと待てよ? あれ? スポットライトが先だっけな? 言ってから、スポットライトだっけな? 当たってから言うんだっけ?」って。

(若林正恭)ああ、もうゲシュタルト崩壊みたいな。で、あと「私は誰なんだろうな?」って。「オードリー、春日俊彰!」って言おうとしすぎて「あれ、俺は誰なんだっけ?」ってなっちゃうぐらいの緊張ね(笑)。

(春日俊彰)ぐらいの。やっぱり長いし。だから入りでリハやってバーン!って出ないと。やっぱりライブとか舞台は難しいなって思ったね。

(若林正恭)あれ、人によるよね。袖にいるの、すごい嫌うもんね。本番前も。

(春日俊彰)ああ、そうだね。なんか変なさ、テンションだから。なんか考えちゃうというかね。だったらスーッと行って、スーッと出た方がまだいいぐらい。

(若林正恭)でもさ、正直さ、緊張レベルが10だとしたらさ、そこまで……5ぐらいでしょう? 緊張のレベルとして。10、目盛りがあるとしたら。

(春日俊彰)ああー。いや、マックスで12ぐらいまでいったね(笑)。

(若林正恭)偉いな、お前(笑)。言えるようになったな、ちゃんと(笑)。

(春日俊彰)ありがとうございます!(笑)。

(若林正恭)本当に2年前だったら「2.5」みたいなこと言って、つまらないラジオになってたよ?(笑)。

(春日俊彰)あぶねー!(笑)。いや、本当にだからMAX12で。だから5とか12を行ったり来たりしている感じ。5ぐらいになって「まあまあ、行けるだろう」って。携帯ゲームとかして。「いや、いかん。ちょっと待てよ……ゲームしてる場合じゃない」と思って。

(若林正恭)変なところに脳が入っちゃうと、12まで行っちゃう。

(春日俊彰)それでまた下がって、みたいな。それをだから佐久間さんに見られてたっていうね(笑)。「もういいだろう? 絶対そんなの、間違えないだろう?」とか言われるんだけど「いやいや、わかんないっすよ」っつって。

(若林正恭)あれってさ、春日が登場したのって、バンドさんの前のところだったじゃない? あれは、暗闇の中を連れていってもらうの? 板付きの位置まで。

(春日俊彰)いやいや、あれは幕からステージを出たらすぐ……あの後ろぐらいにすぐ行く感じで。

(若林正恭)待機してるのか。一瞬。

(春日俊彰)そうそう。でも……そうだ。それも、リハの時は春日だけがあそこに行って立って待ってるみたいな感じだったんだけど。本番の時、袖に行くじゃない? そしたら03さんもいらして。「おやおや? リハの時、いらっしゃるんだ」って。「03さんと一緒に出てもらいます」みたいな。リハをやって、うっすら見えるとかなんとか言っていたのかな? 覚えてないけど。で、「03さんと一緒に着いて、最後に出てもらって、あそこに春日さんだけ残ってもらいます」って言われて、ちょっとパニックになって(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

登場の仕方でちょっとパニックになる

(春日俊彰)「えっ?」っつって。違うから。想定が。でも「ああ、そうか。やることは一緒か。すっと歩いて、立っていればいいんだな」みたいな。そんなことがこのライブ中に変化してたのか、と思ってさ。そこでまた余計な緊張してね。いや、でもわれながら上手に出ていったとは思うけどね。失敗なくね。ちゃんと言えたしね。スポットライトを浴びてからの一言でよかったんだなって。

(若林正恭)ああ、なるほど(笑)。

(春日俊彰)いやいや、その簡単なことさ、できなくなるのよ(笑)。

(若林正恭)俺はショートコントを何度もやらす役で。なんか、俺だったらそうするかなっていうか。これ、たぶん飯塚さんとオークラさんで「最終的には若林にもやらせる」みたいな。「自由に、自由に」って言われすぎていたから、なんか握ってそうだなと思ってたの。で、その際にどうしようかな、みたいなことを考えていたら、一向に振られなくてさ(笑)。最終的に、自分で変な顔してさ(笑)。

(春日俊彰)ああ、一応準備はしてただけにね(笑)。

(若林正恭)そうそうそう(笑)。

<書き起こしおわり>

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