(R-指定)完璧なる細美MCをして。で、曲がバーン!ってなって、平子さんが戻ってきて……みたいな。で、舞台袖で俺ら、お会いしたよな? もう、そのぶちかましたての平子さんに会って。で、俺らは割と、「平子先生」じゃなくて「アルコ&ピースの平子さん」にしゃべりかけてんな。「めっちゃおもろかったっす!」みたいな。「お疲れ様でした! めっちゃおもろかったっす!」って言ったのに、まだその平子先生のまんまやから。もうずっとボソボソ言っていて。「○×△※……」って。何を言っているのか、聞こえへん。で、よく耳をすましたら、ずっとなんか「おお、うん。あっためてきたからよ……あとはもう、お前らが踊らすだけだ……あっためてやったからよ、お前ら、大丈夫だ。行ってこい……あとは踊らすだけだ。ああ……武道館ぐらいがサイズ的にちょうどいいな」って(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! スイッチ、切れ!
(R-指定)アリーナをやり倒しているやつ……細美やろ?(笑)。
(DJ松永)なんかね、平子さんじゃなかったから、会話できなかった。
(R-指定)そう。俺らが「おもろかったっす」とか言っているのに、なんか「武道館、ちょうどいいサイズだよ」みたいな。なんか、海外とかやりまくって。で、やっと武道館を「ちょうどいい」って言えるっていう……もう全然スイッチを切ってない。
(DJ松永)でも、むちゃくちゃ気持ちよさそうな顔だったよ。
(R-指定)あれは気持ちいい(笑)。
(DJ松永)背中になんか「ルンルン」って書いてあった(笑)。
全然スイッチを切らない平子先生
(R-指定)小さく、スキップでもしながら帰っていたよな? で、それをぶちかまして。そこから何十分かして、アンコールで俺らが登場になるんですけど。俺らはやっぱり、初披露でもあるし、武道館。しかもCreepy Nutsとしては今年、初舞台よ。1月、やれなかったから。今年の初クリーピーが菅田さんの武道館のアンコールで初披露『サントラ』『日曜日の使者』客演っていうわけですよ。だから俺らも割と「よしよし」って緊張もしながら待ってたら、なんか腕を組んだ平子さんが袖までゆっくり歩いてきて。「おう、生きたリリック、刻んでこいや」みたいなことを言い出して(笑)。もう出番、終わってんねんで? もう終わっているのに、まだ先生のまんまや。
(DJ松永)ずっとなんか「リリック」っていう言葉を使ってるんだけど、ずっと使い方をちょっと間違っているのな。
(R-指定)「生きたリリックで行け」とか。いや、なんかな……。
(DJ松永)なんか使い方、微妙に間違ってるような気がするなっていう。
(R-指定)ずっと先生のままで。「行ってこい」って送り出されてな。それで、俺も菅田さんもめちゃくちゃ間違えて(笑)。めちゃくちゃ間違えたよ(笑)。
(DJ松永)間違えてたー!
(R-指定)間違えたー! 「シャララ、シャララ……」って早めに終わってしまった。『日曜日』の方、間違えたー! でもね、なんかめっちゃたぶん初披露ってこともあって、すごい盛り上がってくれたね。
(DJ松永)めっちゃ楽しかったよな。
(R-指定)いや、楽しかった。ほんまにライブ自体はすげえ……いい。やっぱり、ええな。ちゃんと完全体でやれた『サントラ』と『日曜日よりの使者』。
(DJ松永)すごいいい。なんか本当に報われたというか。ここまでやれてこなかったのが、全部。いろいろ思い出しますよ。ラジオでね。
(R-指定)いろいろ回収されたよな。その3年間の間の。めっちゃ熱かった。
(DJ松永)福田さんが初めて、俺にライブの感想を言ったよ(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)初めて。俺らのライブ、散々見に来てるはずなのに、1回も感想を言ったことなかった福田さんがはじめて「よかったよ」って(笑)。
(R-指定)言ったな(笑)。福田さん、ほんまに緊張してたから。やっぱりその、平子先生の……(笑)。
(DJ松永)本当だよな。平子さん、緊張していたけども、福田さんもめっちゃ俺らの楽屋に来るの(笑)。福田さんがすごいなんか……(笑)。くだを巻いて、ちょっと話したら帰って、またもう1回来て、くだを巻いて帰って……って。で、3、4回目ぐらいには正直に自分から「いや、俺緊張してるんだよね」って(笑)。自分から白状していて。「俺、緊張しててさ……」って(笑)。
(R-指定)なぜなら、その平子さんは福田さんの前で全く緊張してる姿を見せへんねんって。「当たり前。余裕」みたいな感じで。で、福田さんも平子さんの前で「まあ、大丈夫っしょ?」みたいな感じで。だから2人ともラッパーやねん(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! なんでだよ(笑)。
(R-指定)で、2人ともかまさなあかん相手の前では緊張しているところを見せずに。その気を許した後輩のところに来て「めっちゃ緊張してるんだよ……」って。どんなや(笑)。どんなことやねん(笑)。ボースティングして。でもよう考えたら、その「生きたリリック、刻んで来い」っていうのも、緊張してた舞台がぶちかまし成功で終わった平子さんは当然、腕組んで。俺らに「生きたリリック、刻んでこいよ」やけど。その横で福田さん、フードかぶってポケットに手を突っ込んでて(笑)。福田さんも手応えがあったっていう。2人とも、ダサかったわ(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! めっちゃダサかった! マジで。平子さん、しかめっ面で来て。で、後ろにフードをかぶってポケットに手を突っ込んだ福田さんがパーッと来て。2人とも、身長高いけども。あの時だけはチビだったよ。「2人とも、ちっちゃ!」って(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
菅田将暉LIVE TOUR “クワイエットジャーニー”楽しいお仕事でした。
土曜日のオールナイトニッポンもよろしくお願いします。 pic.twitter.com/Bhoj7tBzbE— 福田卓也 (@toughguy_fukuda) February 14, 2023
(中略)
(DJ松永)メールです。「平子さんはボースティングするすごい人なのではなく、ボースティングをしないと死んでしまう逆マグロみたいな存在です。なので彼にとってボースティングとは生体活動の一部なのです」。なるほど! ボースティングし続けないと、死んじゃうんだ。泳ぎ続けないと死ぬみたいなことだ。
(R-指定)なるほどな。ただ、ラッパーもそうやからな。いや、そうなんよ。なんで俺らがかます、強がるかっつったら、そうしないと立ってられないんですよ。ラッパーって。
(DJ松永)肯定し続けないと。
(R-指定)でも終わった後もマジで平子さん、いつまでスイッチを切らんのやろうな? だってライブが終わって20分ぐらいして。もうみんな帰る時、楽屋挨拶みたいなん、あるやんか? で、わざわざ俺らも帰る準備とかいろいろしてるところに平子さんがクリーピーの楽屋を訪ねてきてくれて。普通に俺ら、もう終わりやと思ったら。「ああ、お疲れ様でした」って言ったら「おう。ハーコースタイル? 脳天ぶち抜かれて、ディープだった」とかって言っていて(笑)。いや、全部……「ああ、平子さん、それ、『ハーコースタイル』? でも俺らのはあんまりハードコアじゃなかったし。あと『ディープ』? たぶん『ドープ』って言いたいんすかね?」って。
(DJ松永)「言いたいのは『ドープ』ですか?」って(笑)。
(R-指定)「ああ、ドープだった。ハーコースタイル。おう、それだけ」っつって。で、バッと振り向きざまに「ウェッサイだったね、今日」とかって言って(笑)。いや、全然違うから!
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 早く帰れよ!
(R-指定)どこがやねん!
(DJ松永)早くスイッチ切れよ!
(R-指定)全くスイッチ切れへん(笑)。
ハーコースタイル、ディープ、ウェッサイ
(DJ松永)全く。全然切れてない。まだ切れてないっていう。あんな気持ちいいの、切りたくないよな?
(R-指定)たしかに(笑)。あのスイッチ、俺も切れへんな。あんなに気持ちよく……もうホクホク。俺やったら寝られへん。あんな最高のかまし方をしたら。
(DJ松永)平子さんと同じぐらい、トップコートの社長もスイッチ入っていたよ?
(R-指定)フハハハハハハハハッ! そうや(笑)。菅田さんの事務所の社長ね(笑)。
(DJ松永)トップコートの社長が平子さんと会ってしゃべって泣いてたからね(笑)。「最高でした!」って平木さんに言って(笑)。平子さんの社長がしゃべってて。社長が平子さんに泣きながら感謝してた(笑)。「いろんな、歴史がね……」とか(笑)。ヤベえ(笑)。
(R-指定)最高(笑)。ヤバすぎる(笑)。いやー、すごい世界。そんぐらい、素晴らしいね。
(DJ松永)素晴らしかったな。
(R-指定)ほんまにでも、そんぐらい素晴らしいライブでしたよ。菅田さんの武道館は。みんなが声出しも始めれたし。もういろんな伏線が回収できたし。だからそれはみんな、それクラスのね、気持ちライブでしたよ。
(DJ松永)もう自分たちのライブを早くやりたくなったよな。
(R-指定)そうやねんな。最高でしたよね。
(DJ松永)楽しかったな。
<書き起こしおわり>