R-指定さんが2023年3月18日放送のJ-WAVE『DIVE TO THE NEW WORLD』の中でCreepy Nutsと梅田サイファーの両立についてトーク。SKY-HIさんからの影響を話していました。
（SKY-HI）なんかオフエアーでね、ギリギリ話せなさそうな、半歩はみ出すのって、なんなんだろうね？
（R-指定）なんでしょうね？
（KennyDoes）ちょっと難しいっすね。
（SKY-HI）我々、分別あるよね（笑）。で、ちょこっと話に出ていたのは、やっぱりダメレコ（Da.Me.Records）の話。
Da.Me.Recordsからもらった勇気
（R-指定）はいはい。ダメレコはたぶん俺ら世代からしても結構、勇気もらったっつーか。「インディーズでも、自主であんだけデカい活動をできるんや」っていうのと、「ああ、この人ら、普通の兄ちゃんやん。普通のやつでラップ、こんなうまいんや」みたいな。
（SKY-HI）あれは結構、それをダースさんも前面に出していたもんね。「俺たちは不良でもないし、貧乏でもないし」っていう。
（R-指定）「ヒップホップは『好き』という動機でやっていいんだ」っていう。
（SKY-HI）そうね。結構あれ、当初は本当に大きなカウンターだったろうね。あれで3 on 3に出て強かったりとかさ。
（KennyDoes）バトル方面の活躍もあったし。3人、メジャーから出したりっていうのもあったし。
（SKY-HI）一番、リリースも多かったしね。今みたいにさ、ストリーミングがなかったというか。YouTubeもそんなだったから。『宣言』シリーズとかの頃ってさ、毎月誰かしら、出してたじゃん？ ダメレコから。あれって、そのもうちょっと前ってさ、やっぱり3、4ヶ月ごとにヤバいやつが来て。それをめっちゃ聞きまくるみたいなのが多かったのが、あれで結構、「うわっ、毎月ヤバい！ なんか毎月、ヤバい！」みたいなのはすごい楽しみをもらった気がする。
（テークエム）あと1000円っていう価格も。その聞く方のハードルもがっつり下げてくれたっていうか。やっぱり学生時代で、そんなバイトもがっつりしてなくて。1枚3000円のアルバムを何枚も何枚も、ガキは買えないわけですよ。だから1000円のやつとかは、やっぱり自然とそっちを手に取っちゃうっていうか。その分、やっぱりめっちゃ楽しませてもらったし。今、思うと賢い売り方やなって。
（SKY-HI）いや、裾野はめっちゃ広がったよね。なんか、自由に出せる時代になったから。それはすごいあるよね。それこそ、今のクリーピーの状況とかもあるしさ。昔ってさ、気軽に音源、出せなかったじゃんね。
（R-指定）いや、昔やったらたぶんこの動き、でけへんかったやろうなって。
（SKY-HI）だし、みんなも理解をそんなにしてくれなかったんじゃないかな？ レーベル側も。たぶん言われると思うよ。「Creepy NutsのR-指定さんのソロプロジェクト」みたいな言われ方を梅田サイファーがして。それでみんなが嫌な気持ちになって帰るみたいな。
（R-指定）ああー、うんうん。
（KennyDoes）それこそ（エミネムに対する）D12っていうことですよね。
（SKY-HI）そうそう。まあ、D12はまだ、当時のアメリカでその状況があったかどうかはわかんないけど。で、やっぱりほら、それこそレコード会社の人に「でも、そうやってやんないとさ。売るためにやるんだから、理解してよ」みたいな言われ方をするみたいなのがあったりとか。あとはそれをやってる時には、逆にクリーピーは休まなきゃいけなかったりとか。
（KennyDoes）ああ、なるほど。どっちかに全振りしないと……って。
（SKY-HI）そうじゃないと、やれなかった気がする。今はストリーミングもあるし、CDで採算を取って云々じゃないっていう時代になったおかげで、この気軽さでやれるよねっていうのはすごい、いいことだと思う。
（KennyDoes）そういう意味では逆に、レーベルというか、スタッフさんにも感謝というか。我々がメジャーに来る前から、Rくんを貸してもらって……「貸してもらって」っていうのもおかしいですけど（笑）。Rくんにも気軽に参加してもろうてたんで。
（R-指定）っていうか、マジな話で言うと、こんだけ自由なというか、やりたい放題の動きをやり始めたのって、結構日高さんじゃないですか。割と。だって、AAAしながら……やりたい放題っすよ？
（KennyDoes）俺、『FLOATIN’LAB』、CDを持っていて。普通にこの前、聞いてましたよ。ちょうど。
（SKY-HI）ありがとう！
（R-指定）AAAをやって。で、ソロでSKY-HIとしてもやって、とか。
（SKY-HI）たしかに。
やりたい放題だった日高光啓／SKY-HI
（R-指定）で、それに影響を受けて、HilcrhymeのTOCさんとかもソロプロジェクトをやったりとか。だからデカいところに所属して、がっつりやりながらも、なんかインディーズみのある動きとか。
（SKY-HI）頑張ったら、やれるみたいな。
（R-指定）そういうのもできるんや、みたいな。バイブスひとつでっていうのは結構、示してくれた感じは、ありますけどね。
（SKY-HI）うわあ、嬉しい話やな。ちょっと今のところ、切り抜いてYouTubeに上げよう！
（一同）フハハハハハハハハッ！
（KennyDoes）ショートとかっていう仕組み、あるんすね（笑）。ラジオもショート？
（SKY-HI）そう。ラジオもね、適当な写真を貼って。しかも字幕をつけれるから。めっちゃ。ただ今、一番ショートが盛り上がっているのって、それこそバトルの気がするけどね。めちゃくちゃ流れてくる。バトルは。
（R-指定）ああーっ！
（KennyDoes）向いてるっすよね！ あれは。
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— DIVE TO THE NEW WORLD (@dive813) March 19, 2023
＜書き起こしおわり＞