Creepy Nuts 菅田将暉・武道館公演のアルピー平子先生を語る

Creepy Nuts 菅田将暉・武道館公演のアルピー平子先生を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

Creepy Nutsのお二人が2023年2月20日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中で菅田将暉さんの武道館公演にサプライズ出演したことについてトーク。ライブ内で同じくサプライズ登場したアルコ&ピース・平子先生の大活躍を話していました。

(R-指定)この間、我々菅田さんの武道館に行ってきましたね。客演でね、出さしていただいて。サプライズで。そうなんですよね。『クワイエットジャーニー』武道館公演。菅田さんの初の武道館公演で。

(DJ松永)本当だね。

(R-指定)ずっと回ってきて、武道館でってことで。で、サプライズで我々、アンコールで出演という。

(DJ松永)いや、ありがたいよ。サプライズ、アンコールの大事なところで。

(R-指定)ほんまにやっと……やっとこのラジオきっかけで生まれた楽曲を。あれ、3年前かな? 3年越しに『日曜日よりの使者』と『サントラ』をね、満を持して。

(DJ松永)いや、本当にいろいろと感無量だったね。

(R-指定)ヤバいよな。お客さん前での初披露が武道館っていうのがまた……これは、またなんやろうな? なんかいろいろ巡り巡ってそうなったけれども。

(DJ松永)なんか全部が回収された感、あったね。

(R-指定)いや、ほんまそうですよね。

(DJ松永)作った時もゴリゴリコロナ禍で作って。このラジオきっかけで作って。「フェスでやりたいね」なんて言っても、なかなかそういうタイミングにも巡り会えず。

(R-指定)ねえ。できず。だからお客さん的にも、もう俺らもラジオも終わるし、もう見られへんかなみたいなタイミングで武道館でサプライズやからね。これはぶち上がってくれたんじゃないでしょうかね? だからやっぱり、だいぶ気つけたやん? リハが終わってからさ、1回時間が空いたから帰ったけど。もう1回、入ってくる時とかさ、やっぱりサプライズやから。

(DJ松永)会場の回りにお客さん、いっぱいいるもんね。

(R-指定)そう。もう俺らがもう1回、入ってくる時にはお客さんが武道館の回り、いっぱいおるから。俺、だいぶ気をつけて。一応、見えへんようになってるけど。タクシーの後ろですごいかがみながら入っていったら、警備員のおっちゃんにバーッて止められて。「あの……」って言われて。「出演者です……」「えっ?」「あ、だから出演者なんです」「出演者? お名前、言ってください!」とか言われて。「ちょっと待って……ここ、お客さんがいっぱいおる……」って。で、そのおっちゃんが別の警備員さんに「ちょっと、今確認しているから。ちょっと待って!」って。

「もうヤバいな、このおっちゃん……」って思いながらも、一応言わな通られへんから。「(小声で)あの、Creepy Nutsの……」「はい、Creepy Nutsさん!」って。「おっちゃん、シーッ、シーッ!」って。

(DJ松永)おい、おっちゃん! たのむよ! いろいろたのむわ!

(R-指定)気のせいやと思うけど。何人かお客さん、「うん?」ってこっちを向いて。ちょっとおっちゃん……でも、行けた? 突破できた?

(DJ松永)俺もその工程だった。実際に入る時に「関係者? 誰ですか?」「Creepy Nutsです」「ああ、Creepy Nutsさんですね」って。ちょっと……若かったからかな?

(R-指定)かもな。なんとなく、察してくれたのかも。

(DJ松永)「こちらへどうぞ」ってスッと……。

(R-指定)おっちゃんからしたら、関係あらへんから。別に。知らんし。「今から知らんやつが来て、入ろうとしている。仕事として止めなあかん」って。で、その警備の相方にも、誰が今から行くか、知らせなあかんから。「Creepy Nutsさん、ちょっとここから来るんで!」って。「いや、サプライズ……サプライズやねんけどな」って(笑)。

(DJ松永)これは難しい。誰も悪くないんだよな。

(R-指定)誰も悪くないから。俺が1人でテンパっていて。「おっちゃん、おっちゃん……」って。

(DJ松永)「おっちゃん、ちょっと待って?」って(笑)。

(R-指定)「全然いいんやけど……ちょっとな」って。

(DJ松永)しかも、導線的にさ、入り口のところとその関係者用の裏口が近いんだよ。そこのところをグワーッと通らないといけないんだよ。あれは逃げられないよな。

(R-指定)ヒヤヒヤした。でもまあ、なんとか。何人かが「うん?」って思っただけで。まあ、関係者でライブを見に来ているっていうパターンもあるから。

(DJ松永)たしかに。それはそうだわ。いろんな……関係者席、すごそうだな。

(R-指定)すごそうやから。だからまあ、行けるかっていう感じで。実際に、ねえ。始まったらいろんなことがあったけども、やっぱり印象に残っているのはあれか。平子先生か。

(DJ松永)平子先生だよね。

(R-指定)平子先生やな。

(DJ松永)平子先生、本当にマジで盛り上げてたな。

(R-指定)あれ、ヤバかったよな。ちょっと説明がいるんやけど。ええとね、全然わからへんよね? 菅田さんのライブは万事、問題なく。もうぶち上げ盛り上がりでやっててんけど。まあ、今までの菅田さんのライブ演出で、これまでのツアーとかでも、3年前のライブとかでも、幕間映像で平子先生というね、アルコ&ピースの平子さんが……まあ皆さんも大体わかると思うんですけど。アルコ&ピースの平子さんがボイトレの先生として菅田さんに歌を教えるっていう。そういう菅田さんをがっつり、バキ打ちするっていうか。平子先生が菅田さんを詰めまくる。バキ打ちするっていう幕間映像がこれまでずっと、シリーズとしてあって。

(DJ松永)あったんだよな。

幕間映像の定番、平子先生の歌唱指導

(R-指定)だからそこも今回、武道館バージョンというかね。だから今回も別に幕間の映像で出てくるっていうのでもよかったんですが、今回は生でその平子先生が登場するという。

(DJ松永)しかも曲を止めてね。途中で「はーい。ちょっと、止めて、止めて、止めて。なに、なに?」とか言って平子さんが出てきて。あれ、ヤバいよ(笑)。菅田将暉のワンマン武道館に「ちょっと、ちょっと、止めて。なに、なに?」って言って……ヤバいよね(笑)。

(R-指定)ヤバいって、あれ。

(DJ松永)信じられないよね。えげつないよね(笑)。

(R-指定)肝っ玉、エグいわ(笑)。

(DJ松永)あれ、誰もできないよ(笑)。

(R-指定)でもすごいのが、止めて平子さんが出てきた瞬間、もう武道館が爆沸きね。ヤベえ!って。もう「ええっ?」とか「なになに?」じゃなくて平子先生が登場した瞬間、お客さんがドカーンみたいな。「待ってました!」みたいな。

(DJ松永)いや、本当。ヤバいよね。

(R-指定)ヤバかった!

(DJ松永)なんかもう、このファンの皆さんの平子リテラシーの高さ。半端じゃない。平子りリテラシーが……(笑)。

(R-指定)そう「平子り」がどんなものか、みんなわかっていて。だって『見たこともない景色』を止めて出てくる。あのイントロを止めて……というか、もう歌い出してましたよね? 「どうして♪」っていうのを「ああ、止めて、止めて!」って。音が全部止まって、平子先生が出てきて。デビュー曲よ? デビュー曲を武道館で……ようやく武道館でやるデビュー曲を頭のイントロで止めて、出てきて。『まちがいさがし』後の『見たこともない景色』。ありえへんやろ? 『まちがいさがし』後の『見たこともない景色』を止めて。

そうそう。『まちがいさがし』で完全に感動的にみんなが聞き入って。「ここからぶち上げますか!」みたいな『見たこともない景色』のイントロで「ちゃんと、ちょっと。止めて、止めて」って……(笑)。一番止めたらあかんから。ライブの流れ上、あそこは。

(DJ松永)ヤバいよな。やっぱり、あそこはネジが飛んでないと入っていけないところだよね(笑)。

(R-指定)そうそう。ほんまにネジが飛んでないと無理なんですよ。あそこを止めるっていうのは。で、どう? 本番前の平子さん、会った?

(DJ松永)いや、会ってない。

(R-指定)夜も会ってないねんな。

(DJ松永)なんか、話に聞くと膝をブルブルさせながらこうやって……楽屋から。

(R-指定)フハハハハハハハハッ! まあ、そりゃそうやろ。いや、でも逆なんちゃう? いや、絶対に平子さん、逆やと思うで? その、たしかに1人で武者震いなのか。それか、1人の時はそれあるけど。絶対に見せへんやろ? 周りの人間にその膝ガクブルの様子は。絶対に……。

(DJ松永)見せないよな。

(R-指定)見せないやろ。絶対にあの人。見せなさそうじゃない? だって俺、思うんやけど、平子さんのあのスタイルとか、あの感じってやっぱな、ラッパーに近いと思うねんな。人前で弱みを見せない。

(DJ松永)ずっとボースティングしてる?

(R-指定)基本、ボースティングやん? 平子さんってボースティングよ。結構、あの人の芸風って。ボースティングして、強く強く見せて。で、ちょっとこぼれた弱いところをみんなに突かれてめっちゃかわいいみたいなの、超ラッパーじゃない? めっちゃラッパーやん、あの人!

(DJ松永)たしかに。

(R-指定)平子りって、ボースティングなんかもしれへん。かまし続けるっていう。

ボースティングするラッパー平子

(DJ松永)でも平子さん、大変そうだなと思ったのが、平子さんが用意された楽屋が一番ステージから近かったのよ。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)菅田さんと俺らよりステージから近くて。怖くね?(笑)。すごいよ。

(R-指定)しかもマネージャーも連れてこない。マネージャーがいない状態で、1人で……ラッパーすぎる!

(DJ松永)なにやってんだよ(笑)。

(R-指定)なにしてんねん。どんなことしてんねん(笑)。で、それを止めて出てきて。で、あの一連の、言うたら「そんなもんか? お前の歌は!」みたいなんで菅田さんを詰めてっていうのが……あの時の菅田さんの顔もヤバかったな。いや、マジですごいって思った。一瞬で、ほんまに怒られてる小学生みたいな顔を菅田さんがするの(笑)。

(DJ松永)本当にな。俺ら2人で「ああ、菅田さん、演技すげえ!」って。

(R-指定)やっぱすげえよな。菅田将暉っていう俳優、ヤバいって、あそこで……ライブ中にそんなスイッチ普通は入らないっていうか。完全に、なあ。

(DJ松永)いや、本当に怒られて困ってる顔とか。「えっ、ちょっと次、やってみます」の顔とか。「これでもダメですか?」みたいな顔とかが、全部違うの。全部の機微が……本当にミリ単位の機微が全部伝わるの。すごいよな、あれ!

(R-指定)で、最終的に菅田さんが「いや……客が悪いっす」とか言い出して(笑)。

(DJ松永)めちゃくちゃだよ……(笑)。

(R-指定)で、平子さんもお客さんに怒って。「おまえら、3年間声出せなかったのがやっと武道館で出せるのに、そんなもんか?」みたいな。「もっと溜め込んだものを……」って。もう、なんかエルレのライブのMCぐらい熱い……なあ?

(DJ松永)パンクロックレジェンドみたいな。

(R-指定)そうそう。ロックのレジェンドみたいなMCしてたよな。

(DJ松永)Kjみたいな感じの。

(R-指定)「お前ら、ここに逃げ込んできたんだろ?」みたいな。Kjさんやん! Dragon Ashやん! 細美やん! この熱さは。

(DJ松永)マジで。降谷か細美だよね? 降谷・細美・平子よ。マジで。

(R-指定)めっちゃ熱い。ほんまに激アツ。

(DJ松永)マジであれ、ロッキンのトリだよな?

降谷・細美・平子

(R-指定)ロッキンのトリのMC。もうみんな、号泣クラスのMCを。「3年間、溜め込んできたんだよな? お前ら、ここ武道館に逃げ込んできたんだろ?」みたいな。そうか。アルコ&ピース……「アルコールと平和」って意味らしいな。ロックでもあるんか。ヒップホップでもあり、ロックでもある……なんなん? どこがお笑いの人やねん?(笑)。熱すぎるやろ?

それでなんか、「逃げ込んできたお前ら、もっと声出せるよな?」って。それで「どうーして、セイ!」「どうーしてっ!」って。もう武道館全員とコールアンドレスポンス。声出し解禁になってるから、その満場の武道館をずっと「どうーして(どうーして)、そんーなに(そんーなに)、走れーるの(走れーるの)」っていうのをやって。

(DJ松永)しかも本当に……R、まだやってないじゃん?

(R-指定)だから俺、先越されている(笑)。武道館のコールアンドレスポンス、平子さんに先越されてんねん! めっちゃ悔しい! 俺、武道館でさ、今まで2回今やったけど。その2回とも出来なかった、満場のコールアンドレスポンスを。

(DJ松永)目の前で平子さんにかっさらわれる! 「ああ、できない!」って。で、平子さん、すごいよ。「1階席、2階席、3階席……」って。

(R-指定)完全にコントロールして。

(DJ松永)で、全員。「味わいすぎだろ?」って思って。マジで。

(R-指定)それでバーン!って盛り上げて。で、「お前らのその歓声が、何になるんだよ? 日本の風になるんだろ!」とか言って(笑)。もう完璧なMCよ(笑)。

(DJ松永)細美ね。

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