かせきさいだぁと吉田豪 サブカル鬱と劇画オバQ現象を語る

かせきさいだぁと吉田豪 サブカル鬱と劇画オバQ現象を語る SHOWROOM

かせきさいだぁさんが2023年2月7日放送の『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』で吉田豪さんとサブカル鬱や劇画オバQ現象について、話していました。

(かせきさいだぁ)そうか。でも本当、サブカル鬱っていうのはね、あれは42ぐらいからなるんでしたっけ?

(吉田豪)僕は40代ぐらいから、危ういんじゃないかと思っていて。僕が30代後半から連載を始めた企画ですね。

(かせきさいだぁ)サブカル鬱……みんな、やっぱりなるんですかね? 僕も、完全にそうなりましたから。

(吉田豪)最近、掟さんが体調崩してたのも、それかなともちょっと思っているんですけどね。

(かせきさいだぁ)ああ、そうですか。サブカル鬱ってやっぱり、あるんですね。他の業界は、ならないですかね?

(吉田豪)でも、単純にやっぱりね、誰もが中年になると……っていうものではあり。そして文科系はより、運動もしないし。

(かせきさいだぁ)運動もしないし(笑)。そうですね。よく言ってましたもんね。運動をしないのが……っていう。僕、だから自律神経が一番ヤバくなった時、すごいジョギングしました。その時だけ。そしたらそれで……ちょうどなんかネットで読んだんですよ。汗をかいて毛穴広げて、その後にシャワーを浴びて、最後に水をあげると毛穴がキュッてなって。それで自律神経のあれをちゃんとするって。

だから「本当に治ってきた気がする。これを続けると俺は幸せになる」と思って、1ヶ月200キロとか走ってたんですよ。そしたら最終的に足のひらを疲労骨折みたいになって。びっこ引いて歩けなくなって。

(吉田豪)やりすぎですよ(笑)。

(かせきさいだぁ)そう。「走れば走っただけ、幸せになるわけじゃない」っていうことに気づいて、ほどほどにしましたけど。いや、だからやっぱり来るなとは思いますね。本当に。

(吉田豪)僕が当時、それを取材した時に須藤元気さんをインタビューして。「汗かけばいいんで。風呂でもいいんですよ」って言われて。で、その頃にメンタルをやられていた杉作さんは長風呂しながら、そこで『ガンダムSEED』のものまねをやっていたら、実は大声を出すのもいいっていうことで。だから杉作さん、知らずにいろいろと鬱にいいことをやっていて。それでなんとなく治ってたっていうのはあって。

(かせきさいだぁ)すごいっすね! サブカル以外は本当に鬱にならないんですか? 皆さんは。サラリーマンの方とか。

(吉田豪)どうなんですかね? でも、そういう風な話を見せて、やっぱりヒャダインさんが40代でちょっと危ない時期があって。で、僕の本を読んで学習して。だからヒャダインさんがサウナにハマったのって、それなんですよ。「汗を流せばいい」っていう。

(かせきさいだぁ)汗を流す。結局汗なんですね。毛穴を広げるっていう?(笑)。面白いですね。やっぱりいかに我々サブカルが運動してないかっていう(笑)。

(吉田豪)「運動をしたら負けだ」と思ったけど、そんなわけないんですよ。そりゃ、した方がいいんですよ。

適度な運動は必要

(かせきさいだぁ)カジくんってあの人、ずっとジョギングはしてるんですよ。だからひょっとしたらあの人も……。

(吉田豪)ああ、スウェーデンでも走っていましたもんね。

(かせきさいだぁ)だからあの人、サブカル鬱はないのかも。羨ましい。やっぱりランニングとかサウナとか、汗なんですね。

(吉田豪)それが重要みたいです。(コメントを読む)「スポーツは体に悪い」。やりすぎがいけないだけですよ。基本。

(かせきさいだぁ)そう。日本人はすぐやりすぎちゃいますからね。何でもかんでも。なんか、ほどほどに笑えるぐらいのね、あれにした方がいいですよね。いや、本当でもランナーズハイになりました。どんどん楽しくなるんです。走れば走るほど。

(吉田豪)やりすぎちゃう?

(かせきさいだぁ)そうそう。やりすぎちゃうんですよ。本当に。

(吉田豪)(コメントを読む)「会社員でもなりますよ」。そうなんですよね。

(かせきさいだぁ)でも杉作さんって今、愛媛ですよね? 愛媛、温泉ありますよね。

(吉田豪)Jさんは温泉ばっかり入ってますね。

(かせきさいだぁ)ああ、そうなんですか。あの有名な『千と千尋の』っていう。あれのモデルにもなった温泉、ありますよね。

(吉田豪)道後温泉?

(かせきさいだぁ)そう。道後温泉。(コメントを見て)「サラリーマンも出世わかれるあたりで来ます」。ああ、そうなんだ! そうか、そうか。

(吉田豪)僕が最近、よく言ってるのはこれはたぶんかせきさんとはまた別のパターンで。こういう感じでなんとなく生きてきたら……僕、最近「劇画オバQ現象」みたいな感じで言っているんですけども。

(かせきさいだぁ)アハハハハハハハハッ!

「劇画オバQ現象」

(吉田豪)自分は何も変わらないような感覚で、たぶん30代ぐらいから感覚が変わらないまま。たぶん社会的なポジションもそんなに変わらず普通にやってきて。ふと気づいたら、本当に周りの栄枯盛衰をただ眺め続けて自分自身の状況は変わってないみたいな。「おばけの国から戻ってきて、みんなは大人になってた……」みたいな、そういう感覚で。ちょっとメーテルとか、そういう気分なんですよ。火の鳥とか、そういう気分がちょっとあって。

(かせきさいだぁ)そういう感じで周りを見ている?

(吉田豪)そう。ちょっと冷静に。「また星が消えたよ」ぐらいの感覚で見ているっていう(笑)。

(かせきさいだぁ)「星が消えたよ」(笑)。なるほどね。

(吉田豪)永遠の命を持つメーテルや火の鳥みたいな。

(かせきさいだぁ)いや、でも本当に僕はイメージで……昔ぐらいのサブカルの人たちがずっと東京にいて。ずっとそのまま、みんなで少しずつ仲良くなって、どんどんワイワイやるのかと思ったら、そういうわけにもいかないんだなっていうね(笑)。

(吉田豪)そりゃそうですよ。皆さん、いろんな生活やその他があり。

(かせきさいだぁ)それで「ああっ!」って思って。

(吉田豪)介護だなんだとか、大人のことが絡んできて。

(かせきさいだぁ)大人のが絡み……だから、やっぱり新しいあれも見つけていかなきゃなんないんだなっていうね。

(吉田豪)僕が言っていたサブカル鬱っていうのは、それまで現実から逃げ続けてきてサブカル男子が逃げられなくなるのがちょうどそのぐらいの歳っていう。その、親のことだのなんだの。「あれ? もう向き合わなきゃいけない時期っぽい……」っていう。

(かせきさいだぁ)ああ、そうですよね。怖い。自分もまだ完全に抜けてるかもわかんないですからね。「あれって完治、するの?」みたいなね。ありますもん。

(吉田豪)はいはい。

<書き起こしおわり>

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