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吉田豪が語る ユースケ・サンタマリアと鬱

吉田豪が語る ユースケ・サンタマリアと鬱 たまむすび
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吉田豪さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、著書『サブカルスーパースター鬱伝』で取材したユースケ・サンタマリアさんについて話していました。

交渉人 真下正義

(赤江珠緒)吉田豪の月イチ豪外(笑)。

(吉田豪)なんすか?いきなり笑って・・・

(赤江珠緒)ごめんなさい(笑)。いや、豪さんが今日、本当にね、弱って・・・(笑)。来られたんで。この曲(ジャンボ鶴田のテーマ『J』)でご紹介するのが、あれなんですよ。

(吉田豪)威勢のいい感じのね。

(赤江珠緒)吉田豪の月イチ豪外ということでプロ書評家にしてプロインタビュアーの吉田豪さんです。よろしくお願いします・

(吉田豪)はい。どもでーす。

(博多大吉)よろしくお願いします。いやー、本当ね、あのゆっくり入って来られたんで。あれ?おかしいなって思ったんですけど。

(赤江珠緒)そうですよね。

(吉田豪)動きが鈍いんですよ。

(博多大吉)普段ね、結構薄着な・・・今日はモコモコしてます。

(赤江珠緒)もうTシャツ、バーン!でね、入ってこられるのが、なんかもう服を・・・上着オン上着でね、完全に病院行くときみたいな(笑)。感じですもんね。

(吉田豪)いまコンディション最悪で。初めてタクシーでTBS来ましたよ(笑)。タクシー、便利ですね。すごい早い。

(博多大吉)顔色も悪いですよ(笑)。真っ白じゃないですか。

(赤江珠緒)弱ってるなー、豪さん。

(吉田豪)乗り切りますよ。

(赤江珠緒)よろしくお願いいたします。というね、今日は豪さんね、どうですか?近況は。弱ってらっしゃる以外にも?

(吉田豪)こんな弱っている時にTwitterとか見てると、いろんな人たちが『豪さん、高倉健の話するしかないな!昨日は町山さんも高倉健だし・・・』って言ってるんですけど。僕、話せるような話ゼロなんで勘弁して下さいって1回返したのに、まだまだずーっと『豪さーん!高倉健は?高倉健は?』って。もう、本当やめてくださいよ。弱ってるんだよ、俺!って(笑)。

(赤江珠緒)やめてあげて!

(博多大吉)体調不良中でございますからね。

(吉田豪)追い込まないでください。

(赤江珠緒)もうね、ピーコートをね、重ね着してますから。いま(笑)。

(博多大吉)なかなか見られないですよ。

(赤江珠緒)スタジオの中なのにね。はい。じゃあ豪さんね、今日はユースケ・サンタマリアさんということで。お願いいたします。

(吉田豪)はい。曲も流れてきたということでね。1971年大分県生まれの現在43才で。僕と同じ学年なんですよ。ユースケさん。

(博多大吉)僕も一緒ですよね。

(吉田豪)ですね。あの、94年にラテンロックバンド『BINGO BONGO』のボーカル&MCとしてデビューして。97年には『踊る大捜査線』で真下正義役を演じたことから俳優・タレントとして本格的に活動を開始。で、『ぷっすま』は98年10月スタートで現在17年目という感じで。

(博多大吉)いや、なかなかの長寿バラエティーですよね。

(吉田豪)ですよね。

(博多大吉)上から数えた方が早いんじゃないかな?ぷっすまは。

(吉田豪)攻めたことやってますもんねー。江頭さんの使い方とかも含めて(笑)。

(博多大吉)いまだにね、いろいろやってますよ。女性芸能人の方の家に行って、落書きしろ!みたいなのに私、呼ばれて。普通ああいうのって話、通してるじゃないですか。通してないんですよ。

(吉田豪)ガチなんですか!?

(赤江珠緒)通してないの?

(博多大吉)うん。だからただの本当クレイジーなやつです(笑)。

(赤江・吉田)(笑)

(博多大吉)急にキッチンに落書きとかして。マジックで。攻めた番組ですよねー。

(吉田豪)今月、徳間書店から『サブカルスーパースター鬱伝』という僕の本の文庫版が出て。それの追加でユースケさんをインタビューしたんですよ。で、元々は雑誌『Quick Japan』っていうサブカル誌で連載していた『不惑のサブカルロード』っていうのをまとめたもので。登場するのはリリー・フランキーさん、大槻ケンヂさん、川勝正幸さん、杉作J太郎さん、菊地成孔さん、みうらじゅんさん、ECDさん、松尾スズキさん、枡野浩一さん、唐沢俊一さん。で、単行本用の総括で香山リカさんが入っていたんですけどね。

(赤江珠緒)ええ。

(吉田豪)テーマは『サブカルと鬱』っていうことで。

(赤江珠緒)読ませていただきました。

(吉田豪)あ、そうですか。ありがとうございます。まあリリーさんとか杉作さんとか周りの大人を見てて、サブカルというか文系な有名人はだいたい40才前後で一度精神的に壊れがちというか、鬱々としてくるなってことに気づいて。で、ちょうど僕が40になる直前に連載が始まったんですよ。で、こうやって取材していくうちに僕が対処していけば大丈夫だろう、みたいな感じで始めたら、取材相手が次々と『豪もぜったいこっち来るよ』みたいな(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(吉田豪)みんなが脅すっていう。

(赤江珠緒)そうですね。前を行く、歩いている方たちが。

(吉田豪)『お前も逃げられないよ』ということをみんな言って。ユースケさんにまで言われて(笑)。『豪さんもぜったいに来ますよ!』って。みんな怖いんですけどね。で、このインタビューを申し込んだらユースケさんから、これ画期的なパターンで。僕もこの仕事を20年以上やってますけど初めてのパターンで。『マネージャーも編集者も同席させず、2人だけで話したい』って言われて。

(赤江珠緒)えっ?告白ですか?みたいな(笑)。

(吉田豪)いや、違う(笑)。

(赤江珠緒)なんですか、このパターンは?

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『2人だけで話したい』

(吉田豪)編集も入り口まではついて来て、あとは近くで待機みたいな(笑)。マネージャーさんも近くで待機みたいな感じで。韓国料理屋さんで2人だけで取材開始。しかもそのお金はユースケさんが払ってくれるみたいな。

(赤江珠緒)えー!?

(博多大吉)これ、飲みながらっていうわけでは?

(吉田豪)飲みながらで。っていうかまあ、お酒は飲めないんで。まあ、食べながらですけど。飲みに近い空気で。

(博多大吉)ユースケさんも?

(吉田豪)飲んでなかったですね。で、会うのは2回目なんですよ。去年4月にユースケさんといとうせいこうさんがMCしてたTBSの深夜番組で『オトナの!』っていうのがありまして。それにゲストで出て以来だったんですけど。相当驚いてたんですよ。『なんでオファーが?』っていう。っていうのもこのインタビューのオファーがくるちょうど前日に鬱伝の単行本を読み終えたところだったっていう。

(赤江珠緒)本当にびっくりされたでしょうね。

(吉田豪)読み終えた瞬間に鬱伝の文庫でオファーがきて。『なに!?だってサブカルスーパースター鬱伝って俺がまずサブカルじゃないしね』って言っていて。『まあたしかにサブカルと認識されてはいない人なんですけど。でも、そっち側の人だと思うんですよ』って伝えたら、『たしかに僕のキャラとか仕事の内容はそうじゃないし、そっちに行きたいか?って言ったら、行ったり来たりはしたい。だからすごくうれしいし、今回もおおっ!っと思った』って喜んでくれて。

(赤江珠緒)ふーん!

(吉田豪)鬱伝に出てくるような人の本とか全部読んでいて。本当、サブカル知識は異常なんですよ。僕の本もほぼ読んでいて。だからそれに出てくる人の本。面白いなと思った人がいたら、タレント本まで買い漁って。たとえば長門裕之さん面白いと思ったら奥さんの本とかもどんどん買って、とか。勉強のレベルがすごいんです。

(赤江珠緒)じゃあ芋づる式にずーっと。

(吉田豪)そうです。僕とあんなレベルでタレント本の話をできるタレントさん、初めて見ましたよ(笑)。

(博多大吉)へー!それはなかなかですね。

(赤江珠緒)そんなイメージ、なかったですよ。

(吉田豪)中山一也さんっていう僕の本に出てくる、えっとシンプルに説明すると、元々自分が映画主演するはずが降ろされたのを恨んで、監督を刺して、それでちょっと仕事が増えた後に倉本聰さんの『北の国から』に感動して、倉本聰さんの家の前で切腹して、それでも仕事が増えないのは日本の映画界が悪い!っつって松竹のビルに車で突っ込んだことでお馴染みの俳優さんがいるんですけど。

(赤江珠緒)ええっ!?

(吉田豪)これ、僕のテンプレの説明なんですよ。

(赤江・大吉)(笑)

(吉田豪)っていう人がいるんですけど、その人の本まで買って。『あの人、すごいねー』とか言ってるような(笑)。異常ですよ。っていう人なんですよ。ちょうどその時も『杉作さんの著書 杉作J太郎が考えたことを1回読んで、いま2回目読んでるところでさ。ためになることがいっぱい書いてあるよねー!』って。どサブカルっていう(笑)。で、『なんで俺に話きたんですか?』って言ってて。要はオトナの!の収録の時に鬱伝の話になったんですよ。いとうせいこうさんも実は一時病んでいて。『あれ、読んだよ』って言ってて。

(赤江珠緒)うん。

(吉田豪)で、ユースケさんも実は病んでいたみたいなことを言ってて。でも、ほぼ表には出してなかった。その話を。で、それを解禁できるかな?って感じで話を聞きに行ったっていう。もう全解禁でしたよ。

(赤江珠緒)あ、そうですか。

(吉田豪)こんな話していいんだ、ぐらいの。で、『俺は同学年だから完全に吉田さんの観点で読みました。鬱伝。でも、俺は32才ぐらいで来ちゃったんですよ』ってことで。

(赤江珠緒)32才ぐらいで?

(吉田豪)いまから10年以上前に、もう病みはじめて・・・っていう。

(赤江珠緒)ずいぶんお若い時ですね。

(吉田豪)そうです。まず体調が悪くなって、すさまじい体のけだるさと吐き気で。ご飯がぜんぜん食べられなくて激痩せ。で、隅から隅まで検査するも異常なし。エイズ検査も陰性。それから8年ぐらい。40才くらいまで体調が悪かったっていう。この頃に、だから激痩せとかで結構いろいろ週刊誌とかに書かれてた時期。

(博多大吉)たしかにね。急に痩せた時ありましたもんね。ユースケさんね。

(吉田豪)でもとにかくやっぱり周りが理解してくれないのがしんどかったっていう話で。そういう時に、『そんな時は美味しいご飯食べれば元気が出るよ!』っていうような感じで。『肉行こう、肉!』みたいに誘われたりしたっていう(笑)。『寿司食おうよ!』って。『いや、ちょっと勘弁して下さい』って。

(赤江珠緒)そうじゃないんだと。

(吉田豪)で、そういうのも辛いから家で寝てると、奥さんには『なんでいつも寝てんの?』って怒られたりとかして。奥さんが作ってくれた夕飯も食べれなくて残しちゃうと、『また残して!』みたいに怒られて、どんどん夫婦仲も冷えていって・・・みたいな。もう恐ろしい状況だなと思って。たしかに。

(赤江珠緒)それはお辛かったですね。

(吉田豪)でも『たしかにテレビでユースケさん見ててちょっと不安になる時期はあったんですよね。テンションは高いんだけど、表情が明らかに元気ないというか』って言ったら、『バレてたんだ・・・』って言ってて(笑)。意外とみんな気づいてたと思うんですよね。なんかちょっと弱ってるんじゃないか?っていう。で、実際にテレビの本番中、いつでも吐けるように缶を横に置いていたぐらいの状態で。で、『その状態でテンションの高いことをやるのって、相当しんどいですよね?』って聞いたら、『吉田さんもそういうの、ないですか?』って聞かれて。『まだないですよ』って言ったら、『これからぜったい来るよ!』っていうね。

(赤江・大吉)(笑)

(吉田豪)心配しながらも、ずっと追い込んでくるっていう(笑)。

(赤江珠緒)『ぜったい』って言われると嫌だな。へー。

(博多大吉)でもたしかに僕、上京して8年、9年、10年ぐらいですけど。はじめてユースケさんを生で見た時に、『あれっ?』と思った覚え、ありますもん。目がすごい、『あれっ?大丈夫かな?』みたいな。

(吉田豪)元気ない。テンションは高いけど。

(博多大吉)『あ、テレビで見るのとぜんぜん違う』って思った印象はすごいありますよ。で、この前のぷっすまの時はもう元に戻っていた・・・

(吉田豪)破壊的なテンションで。

(博多大吉)だから結構長いこと、苦しめられたんですね。8年ですから。

(赤江珠緒)そうですね。

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結構長いこと、苦しめられた

(吉田豪)『鬱々としてきたきっかけって自分ではわかります?』って聞いたら、『単純に仕事が面白くなくなった』っていう話で。本人曰く、謎のよくわかんないデビューの仕方をして、バンドでぜんぜん売れなかったんだけど、なんもわかんないうちからドラマとか映画とか出るようになったりして、どんどん忙しくなってきて。で、26で踊る大捜査線が始まって、27でぷっすまスタートで。30才ぐらいまでは仕事も面白くて、すごいよかった。

ただ、最初にいいのがいっぱいきちゃって、その後、『この話面白くねーな』みたいなのが5本ぐらい続いて。事務所の偉い人に説得されても、いくらギャラがいいとか評判がいいとか言われても納得できない。視聴率は良かったかもしれないけど、俺が楽しくないと意味が無いみたいな感じの時に、だんだん体がだるくなってきてメシが食えなくなってきて。すごい下痢で8ヶ月間固い便が出ないとかで。大きな仕事もいっぱいその頃に断ってるっていう。

(赤江・大吉)へー。

(吉田豪)でも病院に行くと異常なしだから、じゃあストレスだってことで心療内科とかに行かされると、ユースケさん曰く、鬱じゃないのにそういうところに行くことになっちゃった人って、先生からいろいろ言われた時に芝居しちゃうっていうか、そっちに引きづられちゃうらしいんですよね。

(赤江珠緒)はあ。

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