星野源さんとバナナマン日村さんが2023年1月31日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でリスナーからの質問を受けてどんな人を「友達」だと思うのか、その定義などについて話していました。
(星野源)続いてのメールです。東京都の方。「日村先生に相談があります。僕は去年、地元の福岡を離れて東京で生活をしているんですが、僕には友達が全然いません。仕事の休みも不定期で、東京にいる数少ない友人ともあまり予定が合わなくて、全然遊べません。どうやったら友達ってできますか?」。
(日村勇紀)うーん。どういう友達がほしいかにもよるよね。
(星野源)ああ、そうですよね。たしかに。
(日村勇紀)さっきもね、本当にまさにその話を源くんのラジオがまだ始まる前にしていたのよ。
(オークラ)さっき、源くんが生田さんと遊びに行くって話の流れから、「俺たち、誰が友達なんだろう?」っていう話をちょうどしていたんですよ。
(日村勇紀)「友達とか親友って、誰?」みたいな。
(星野源)わかります。すげえ難しいですよ。俺もなんか、わかんないですよね。
(日村勇紀)難しいじゃない?
(星野源)信頼できる仕事仲間って、いるじゃないですか。割と何でも話せる仕事仲間とかはいるけども。でも「友達」ってなると、なんか難しくないですか?
「友達」と聞かれてパッと思いつく人
(日村勇紀)そう。これってあるでしょう? で、さっきオークラに聞いて。「友達って誰?」ってなると、なんかアシスタントの子とか、いるんだって。という感じの人もいれば、東京03の、3人ともそうだけど。特に飯塚悟志とか。
(オークラ)同級生なんで。
(日村勇紀)同級生だから。あと、おぎやはぎの矢作さんとかは一応、オークラの中ではお兄ちゃんだけど。まあでも言っても、たとえば「友達」ってなった時にパッと出てくる人っていうので。
(オークラ)バナナマンも出てくるんですけど。バナナマンって、どっちかっていうとお兄ちゃんなんですよ。
(星野源)なるほどね。そうかそうか。
(日村勇紀)で、俺とかだとスズキタケヤスっていう中学からの同級生。これ、今だにつながっていて。遊びに行くとか、ゴルフとか、飲みに行くとかだと俺の場合パッと思い浮かぶのはまず、スズキタケヤスなの。だから、そういう人はいるけど。源くんって、そういう人、いる? 誰?
(星野源)パッと思いつくのでは、たとえば生田斗真もそうだし。あとは荻上チキさんとか。
(日村勇紀)ああ、荻上チキさんがそうなんだ!
(星野源)チキさんは友達っていう感じがすごいしますね。
(日村勇紀)うわっ! 生田斗真、荻上チキ。へー!
(星野源)不思議なメンバーですけど。
(日村勇紀)そういう感じなんだ。それもほら、「ご飯に行こう」とか「焼肉に行こう」ってなった時のメンバーとかさ、「寿司に行こう」とか。「これなら誰々だ」とかさ、あるじゃん?
(星野源)ああ、ありますね。
(日村勇紀)だから俺らとかって、友達? 俺は、友達?
(オークラ)フハハハハハハハハッ!
(日村勇紀)源くん、俺は……。
(星野源)でも日村さんはさすがに友達っていうか、先輩っていう感じで。
(日村勇紀)やっぱり先輩になっちゃうでしょう? でも俺は、本当に友達ハードルがかなり低い人なの。俺って。
(星野源)ああ、なるほど。
(日村勇紀)俺って簡単に「友達」って言えちゃうの。そういう意味で言うと。だから俺は結構前から、もう源くんは友達なの。
(星野源)ああ、嬉しいっす、嬉しいっす。
(日村勇紀)でもたぶんこれは源くんが年下だし。とか、そういうのもあるんだろうなとは思ってるんだけど。
(星野源)いや、そうっすよね。だから結構お仕事でご一緒することがどうしても、多いじゃないですか。あと、バナナマンのラジオとか、一緒にドラマに出てとか。なんか、僕が、なんて言うんだろうな? たとえば平坦な言い方で言うとブレイクっていうか。人に知ってもらったきっかけになったものが、日村さんがいる場所が多いんですよ。
(日村勇紀)ああ、でもそれは嬉しい。
(星野源)だから、そういうことになるとなんていうか、安易に「友達」って言うと、なんか申し訳ないっていうか。「ありがたい」っていう気持ちなんですよね。なんていうか。「引っ張り上げてもらった」っていう感覚が僕はあるので。だからなんか、そんな感じなんですよ。でも、じゃあ僕も「友達だ」って思っていいってことですよね?
(日村勇紀)ああ、俺は全然いいし。いや、そう思っててもらっていた方が嬉しいなっていうのは、あるじゃない?
(星野源)ああ、それは嬉しいですね。
(日村勇紀)でもね、今、50でしょう? で、もうすぐ51でしょう? そうするとね、だからね、「なんでもいいから知らない人とメシとか食いに行きたいな」っていう感覚はすごいあるの。
(星野源)ああ、なるほど。僕も今年はそんな感じなんですよ。
(日村勇紀)なんか、年上の人とかを思い切って誘ってみようかなって。そういうのはね、ちょっとね、無理にやっていたりする。
年上の人を思い切って誘ってみる
(星野源)あと、なんか今年はそんなムードな気がするんすよね。なんか全体的にも。なんか、止まっていたものが割と動き出すような年だと思うんで。だからなんか、そういうのっていいっすよね。そういう時って、なんか楽しいっすよね。心持ちが。なんかちょっと、未知の未来に体が向いてるっていうか。なんか心配事とか、後ろを向いて「あれ? どうだったかな?」とかよりも、ちょっとなんとなく先のことで楽しみみたいなね。ありますよね。
(日村勇紀)あると思う。だからちょっと無理して。面倒くさいけどちょっと、結構思い切ってLINEとか、連絡とかしちゃうもん。俺。
(星野源)ああ、なるほど。そうなんですよ。僕にもこの間もね、LINEをくれましたもんね。
(日村勇紀)ああ。いや、それは別に源くんはあれだけどもさ。単純におめでとうって。
(星野源)ああ、そんなに関わりがない人にもしちゃうってことですか?
(日村勇紀)ちょっと、思い切ってしてみたりとか。ちょっと酔っ払った勢いでやっちゃおうかなって。それで連絡みたいな。俺、やっちゃってること、あるもんね。
(星野源)へー! それででも、変なことになったことみたいなのはないってことですよね? 割とみんな、嬉しくないですか? 日村さんからそんな風に誘われたら。
(日村勇紀)わかんないけど。自分がね、後輩とかから誘われたら、嫌な気は絶対しないから。「えっ、なんで? なんで誘ってくれたの?」とは思わないから。
(星野源)ああ、そうかそうか。
(日村勇紀)その感覚で言うと……だから俺がそういうことを言っているのは、全部先輩ね。全部年上の人。
(星野源)ああ、なるほど。先輩か。へー!
(日村勇紀)「テレビで見ていたあの人と」とか。たまたま、なんかで知り合ったりしていたわけよ。「俺から連絡するのも、あれかな?」とか思ったりもしていたけども、それを思い切ってしてみたり、してる。
(星野源)僕、それ、30代の割と前半とかがそんな感じでした。鶴瓶さんに急に電話してみたりとか。
(日村勇紀)ああ、まさに俺も鶴瓶さん。
(星野源)ああ、そうですか。でも鶴瓶さんって、それを許容してくれる感じ、ありますよね。
(日村勇紀)まあ、そこはデカいよね。「鶴瓶さんなら許してくれるな」とか。
(星野源)いや、すごいわかりますね。なんか「今、何してるんですか?」って言っても、なんか普通に「ああ、今は○○してるで」みたいに言ってくれる感じ、あるじゃないですか。
鶴瓶さんなら、許してくれそう
(日村勇紀)そう。で、結局うちの奥さんがこの前、鶴瓶さんの番組に呼んでもらって。で、それをきっかけにして俺と、あとはマネージャーさんも来て、4人でメシを食ったもん。で、そのまま鶴瓶さんの家にも連れていってもらって。で、最終的には「日村。これ、やるわ」っての、鶴瓶さんの上着をいただいて。
(星野源)へー!
(日村勇紀)ちっちゃいの。
(星野源)フハハハハハハハハッ! そうか。鶴瓶さんより日村さんって、デカいんだ。
(日村勇紀)全然デカいから。鶴瓶さん、細いもん。でも、なんか知らないけどくれたの。「これ、あげるわ」とかって。
(星野源)でも、嬉しいんでしょうね。その、後輩という人が急に電話をくれてご飯をしたりとか、嬉しいんでしょうね。
(日村勇紀)嬉しいんじゃないかなって、自分でも思うし。そう。だからまあ、勇気はいるよね。最初に声をかけるね。
(星野源)そうですね。でも、その最初の勇気を超えちゃえば、割と何て言うんですかね?
なんか、バカになってくるっていうか。結構いけますよね。
(日村勇紀)そうそうそう。なんかね、あるよね。最初の15分、20分ぐらい我慢してね、一生懸命ね、声張り上げてしゃべったら、自然と慣れてくるよね。頑張るのは、最初だけ。
(星野源)すごいわかります。さすが、師匠。ありがとうございます。
<書き起こしおわり>