安住紳一郎 教職ヒエラルキーを語る

安住紳一郎 教職ヒエラルキーを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年12月18日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でかつて、教職課程を学んだ人々の「教職ヒエラルキー」についてトーク。安住さん自身、最近ひとつステップアップしたという話をしていました。

(安住紳一郎)「2022年、私のニュース」。こちらのメールです。「教員生活12年目にして初めて修学旅行の引率をしたことです。旅行先は広島。以前、番組で話題になっていたお好み焼き屋さんが集まるビルでも食事をしました。平和学習として、原爆ドームや原爆資料館へも行きました。何より知識が豊富で盛り上げ上手なバスガイドさん。物腰柔らかで臨機応変に対応してくださる添乗員さん。

子供たちと会話をしつつ、手際よくお好み焼きを作るお好み焼き屋のお姉さんなどなど、素晴らしい方々との出会いがありました。普段の仕事は精神を削られるようなことも多く、何度もやめようと思い詰めたこともあります。ただ、あの修学旅行を思い出すと、与えられた仕事を全うしようと少し前向きな気持ちを取り戻すことができるのです」という。

学校の先生。いやー、今学校の先生はね、風当たりがきついから。なかなかね。いや、でも頑張ってますよね。

(中澤有美子)そうですね! 先生にとっても修学旅行がいい時間になるっていうことがあるんですね。

(安住紳一郎)ちょっとね、苦労が多いっていう話ばっかり聞くけど。こういう先生のように、その修学旅行の思い出が自分のね、気持ちを前向きに取り戻すことのできる記憶っていうのは嬉しいですよね。学校の先生ね、頑張ってますよね! いや本当にね、頑張ってますよ。

(中澤有美子)頭が下がります。

(安住紳一郎)私はほら、教員を養成するような課程に少しいたので。比較的、教員になってる人たちが周りに多いんですけども。いまだにその、あれですよね。集まると……まあ、私たちの世代では集まってないんですが。その先生を中心に集まったりしてるところがあるんですけれども。やっぱり、あれですよね。「先生になった人たちが一番偉い」っていう、そういうヒエラルキーがしっかりできてるからね。その、「教職を何年続けてる」っていうのがやっぱりものすごい、そのコミュニティーの中では一番上ね。

(中澤有美子)へー!

「教職を何年続けてるか?」が最大のポイント

(安住紳一郎)それでちょっと色気を出して、他の商売とかに行った……まあ、私を含めてね。他の方に流れていったやつはもう「下の下」っていう扱いで。それはそれでね、たまらなくいいのよ。やっぱりちゃんと、その教職の道に最後まで奉じているっていう感じ。それはね、やっぱり先生もちゃんとひいきして。全然、あれだもん。座るの、下座だもん。民間の方に流れていった、他業種に流れていったのはもう、下の下っていう感じ。

(中澤有美子)尊敬の対象なんですね。

(安住紳一郎)だからそういうの、大事と思ってね。いつも思ってます。先日、ようやくね、ちょっとね、「教育に対して理解を示してるマスコミ陣」として、ちょっと席がひとつ上がったの!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「ひとつ、上がってよろしい」ということで。

(中澤有美子)「くるしゅうない」って(笑)。

「ひとつ、上がってよろしい」

(安住紳一郎)「ひとつ、上がってよろしい」っていうことで。大変なんだよ(笑)。そうなのよ。教職ヒエラルキーの中で上がるの、大変なんだよ。うん。大変。いろいろアピールなんかしたりしてね。「実の姉も義理の兄も、教職を奉じております」みたいなことをアピールしたり。「いろいろ放送という世界でも、きっちり教育が大事ということでやっております」「よし、ではひとつ、上がっていい」って。ようやくひとつ、上がった(笑)。ごめんなさい。そんな話を、したかったのでしました(笑)。

(中澤有美子)よかったです(笑)。

<書き起こしおわり>

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