安住紳一郎 広島のお好み焼きビルを語る

安住紳一郎 広島のお好み焼きビルを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年5月29日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で広島にあるお好み焼き屋がたくさん入ったお好み焼きビルについて話していました。

(安住紳一郎)三重県松阪市の24歳女性の方。この人もお酒の話かな? 「私の定番は月に一度、有給をとり、近くのスーパー銭湯に行くことです。サウナや岩盤浴で体の芯まで温めておいて、そこにキンキンに冷えたビールを流し込むのが最高です。私は断言できます。昼から飲むことの背徳感。それはビールの味を確実に美味しくしています」という。24歳の方。あらー、大人! その境地。月に一度、有給を取りスーパー銭湯でビール、最高という。

(中澤有美子)上手に生きてますね。

(安住紳一郎)ねえ。24歳で。ああ、そうですか。私も朝の番組を約1年ほど前から始めるようになりまして。生活習慣がガラリと変わりまして。仕事が終わるのが……放送が終わるのが朝の8時で。そこから後片付けや反省会などをやりますと、8時40分頃には体が空くという日があるんですが。なので、私も仕事終わりの一杯を朝8時50分ぐらいから飲んでる時がありますね。

(中澤有美子)はい!

『THE TIME,』後、朝8時50分からビール

(安住紳一郎)24時間やってるような韓国料理屋さんや、他の居酒屋などに1人。あるいは誰かと行って。さすがに私も8時50分からビール飲む人生があるとは思いませんでした。

(中澤有美子)フフフ(笑)。ねえ。昼でもなく、朝ですもんね。

(安住紳一郎)朝ですからね。8時50分に生ビール飲んでって、どうなんだろうと思いながら。まあ、関係なく美味しくいただいてますけどね。

(中澤有美子)そうでしょうね。

(安住紳一郎)朝からやってるお店にまた、詳しくなりますもんね。

(中澤有美子)ああ、そうですよね。そして飲んで外に出た時の外の眩しさといったらね。

(安住紳一郎)だいたい、お店ってお昼は11時か11時半スタートですよね。営業時間が。ランチやってるところ。ただ、やっぱその10時半からやってるところがあったりするんですよね。ありがたいですよね。その30分間がね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)で、たまに9時半とか9時っていうのを見つけたりして、すごく狂喜乱舞したりしてますよ(笑)。先週、広島に出張だったんですけど。広島のお好み焼き屋さん、駅前のお好み焼き屋さんがたくさん入っているビルがあるんですけど。そこ、営業時間10時からだったんですよ。なんとなく11時から11時半のイメージ、ありますよね? 10時からっていうことで嬉しくなっちゃって。早速、行っちゃいましたもんね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)10時からお好み焼き。ありがたかったですよ。美味しくてね。仕事終わりでいただきましたけど。広島ってのは本当にお好み焼きの町なんですね。私もあんまり町の繁華街とか駅前、詳しく歩いたことなかったんですが今回、時間もあったんで少し散策してきましたけど。本当に広島県内に1600店ぐらいお好み焼きのお店があるって聞いてびっくりしましたね。ねえ。一番先にね、クレープみたいな蓋を焼いて。そしてキャベツ、豚肉っていう。大阪の混ぜ焼きではなくて、重ね焼きの方のね。で、焼きそばをそこに合わせて。うどんだったりもしますけどね。広島風、広島焼き。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)で、駅前にお好み焼きビルみたいなのが三つ、四つあるんですよね。信じられなかったですね。ビル1棟あって2階、3階、4階が全部お好み焼き屋さんが入っているんですね。で、ワンフロアに15店舗ぐらい。全部のお店が屋台村みたいになってて。20人ぐらい座れる鉄板のカウンターがコの字型にね。で、ちょっと大きめの、上から赤とか黄色ののれんがガーン!って出ていて。それがワシャーッ!っていうのが2階、3階、4階。それがお好み村。で、もうひとつはまた同じような感じで全部お好み焼きのビル。それがお好み共和国。で、もうひとつのビルもワンフロア全部、6階かなんか、ワーッてなって。お好み物語、みたいな。「ええっ? 間違ったら大変だ!」と思いました。

「私がこれから行くのは……お好み物語の……」って。で、だいたいほら、名前が似てるじゃん? 十番とか一番とか三番とか。よっちゃんとか、みっちゃんとかさ。えっちゃんとかさ。「間違ったら大変だな」って思いながら。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「ええと、あれ? なんだっけ? お好み天国……そんなのはない? お好み物語か。お好み物語の……えっちゃん? よっちゃん? みっちゃん? なんだっけ?」みたいな。

(中澤有美子)難しい! 難易度高い!

(安住紳一郎)でもなんかやっぱり皆さんね、好きなところに行って楽しんでいるみたいですけどね。楽しかったですね。行ってみたくなりますよね?

(中澤有美子)なりますね!

お好み村、お好み共和国、お好み物語

(安住紳一郎)びっくりした。もう、見渡す限り、地の果てまでお好み焼き屋さんで。すっごいの。もうのれんがまた、大漁旗みたいな威勢のいい感じで並んでいて。うん。ものすごいキャベツを焼いている湯気がもうもうと出ていて。うん。スチームサウナに入ったのか、みたいな。

(中澤有美子)未知の世界(笑)。

(安住紳一郎)で、スタッフと一緒にね、10時から。ありがたいことに鉄板横並びになってね。ちょっとコロナのこともあったんで、久しぶりだな、なんて思ってね。楽しい時間でしたけど。で、「すいません、安住さん」「どうしたんですか?」「実は11時から予約が入ってまして。あと1時間だけなんですけど、大丈夫ですか?」って言われて。「11時から予約!? 11時から予約って、どういうことですか?」って聞いたら、「もうお店が全部、予約なんです」「ええっ?」ってなって。

なんだと思います? 皆さん。その、ワンフロア入ってるお店がだいたい11時から全部、予約が入っているんですよ。なんで、フリーのお客さんは10時から11時の1時間で上げてくれって言われて。「いや、やりますけどね。私たちは。できますんで。仕上げますんで1時間でガッと行きますけど」って言って。で、朝の11時からお好み焼き屋のビルが全部、予約で埋まってるってどういうことですか?って……。

(中澤有美子)ああ、はい!

(安住紳一郎)どうぞ。

(中澤有美子)修学旅行?

(安住紳一郎)その通り! 修学旅行生。軒並み。

(中澤有美子)ああ、そうですか!

(安住紳一郎)かっこいいね。ちょっと見たかったけどね。小学生だし。

(中澤有美子)小学生なんですか!

(安住紳一郎)まあ広島県内なのか、中国地方なのか、どこか九州なのか、わかりませんけれども。続々とグルメ小学生たちが送り込まれてくるわけですよ。

(中澤有美子)かわいい!

修学旅行の小学生たちがお好み焼き屋に押し寄せる

(安住紳一郎)かわいいよね。なんかこう、紺の肩紐がついたさ、女の子のワンピース制服みたいなのが広島は多いですけどね。

(中澤有美子)えっ、自分たちで焼くのかな?

(安住紳一郎)いや、焼いてくれるのを食べるんじゃない? なんか、すごいよね。そんな……お酒こそ飲んでないだろうけど。屋台のカウンターにね、かぶりつきで小学生たちがブワーッといるっていう。「見てみたいな」っていう気持ちになりますね。

(中澤有美子)なりますね!

(安住紳一郎)びっくりしました。どうやって決めるんだろうね? まあたぶん学校の先生が「はい。2組の3班は全部、みっちゃんで。1班のみなさんはこっちね。はい。広島お好み一番で食べてください」なんてね、言うのかな? わかんないけど。

(中澤有美子)下見して、振り分けてあるのかな?

(安住紳一郎)どうだろうね? うーん。ちょっと見てみたいなって、そんな気持ちになりました。

(中略)

修学旅行関係者からのメール

(安住紳一郎)番組冒頭で、広島のお好み焼きのお店に行った話をしましたが。匿名の方からお便りいただきました。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)「修学旅行で広島のお好み焼きを食べる件ですが、20年ほど前に教員をしていて経験しました。東京都内から四国に行く修学旅行で、帰りがけに一泊だけ広島に立ち寄るというプランで、お好み村というビルに130名の生徒と一緒に行きました」。楽しそうだね! 修学旅行もね、できるようになってきたようですが。

「先ほどもお話されていた通り、前日に翌日の行程を確認する教員打ち合わせで『では斉藤先生はA組の1グループ、みちゃんへお願いします。吉村先生はB組の2グループ、さっちゃんへ』などと真剣にやっていて、誰もクスリとしていない状況で笑いを抑えるのが大変だった記憶があります。従業員の方も慣れた作業をされている感じで、バスを降りた瞬間から入店の指示をされていて、そのキビキビした対応に圧倒され、そればかり気になってしまい、お好み焼きの肝心の味は全く覚えていません。この話はいまだによくする話として私のネタ帳の一番上に入っています」。

(中澤有美子)そうですかー!

(安住紳一郎)やっぱりちょっと興奮するよね。わかりますよ。ねえ。東京都の方。この方も「私は以前、修学旅行関係の仕事をしていたので……」。修学旅行関係の仕事をしていた方が多いですね。旅行会社とかだったりするのかな? 「学生団体でお好み焼き屋さんを貸し切っていました。『○組△班はみっちゃん』といった具合でお店を分けて座らせていました。しかし、学生が店の名前を忘れて迷子になる班や、席には端数が出るもので生徒の隙間に我々のような旅行会社スタッフが入ったり。

なんといっても『制服に美味しい匂いがつきますので、ブレザーはバスに脱いでください』などと、今や懐かしい思い出ばかりです。時間がないけれど、どうしてもお好み焼きを食べさせたいと新幹線の車内に配達してもらった学校もありました。乗り合わせた他のお客様、ごめんなさい。今はコロナを理由に職業も変わりました。最近、また道路でバスが連なって走っている様子を見ると、懐かしく嬉しく、涙ぐんで自転車通勤している日々です」。そうか。ねえ。

(中澤有美子)涙ぐみますよね。

(安住紳一郎)そうですね。旅行会社で仕事をしていたんですけども、やっぱりちょっとね、しばらく団体旅行なかったんで今は違う仕事に就いてるのかな? ねえ。

<書き起こしおわり>

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