星野源さんが2022年12月6日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『星野源のおんがくこうろん』シーズン2、レイ・ハラカミ回の反響についてトーク。今回から追加されたオープニング曲『wormhole』についても話していました。
(星野源)さあ、今週ちょっと番組が始まりまして。音楽教養番組『星野源のおんがくこうろん』シーズン2。通算で第5回がオンエアーされました。ありがとうございます! 第5回、レイ・ハラカミさんを特集しまして。あ、そうそう。未公開トークっていうのがいつもね、できちゃうんですよ。それがNHK MUSICという公式のYouTubeチャンネルにアップされていますので。ぜひそちらもチェックしてください。
未公開トーク
マサかいせついんが語られている放送未公開部分がYouTubeで公開されています。こちらもご覧くださいね。
[#星野源のおんがくこうろん] レイ・ハラカミ 未公開トーク | NHK https://t.co/aWZ1Puubkq
— 西田彩ゾンビSaya 'zonbi' Nishida ? ? ? ? ? ? ? (@zonbi) December 4, 2022
(星野源)そうそう。それと、ちょっと驚いたんだよね。そのNHK MUSICYouTubeにさ、レイ・ハラカミさんの曲も流れているの。曲を流す流すシーンもあって。なんかNHKってそこらへん、ちょっと厳しそうじゃない? 楽曲、もう使えないのかな、みたいに思っていたんだけども。それで1回、確認が来た時に「これ、ちょっと大丈夫なのか、1回確認してもらっていいですか?」っつったら「大丈夫だそうです」みたいなのが返ってきて。「ああ、面白いな」と思って。
で、逆にNHKプラスの方だと、違う局の番組とかが流れるシーンがあったんでね。レイさんが昔、映像作家いた頃に出た番組っていうののテレビに出たシーンがたぶんカットというか、そこは使えませんってなっているんで。そうそう。いや、だから不思議だなと思います。面白いなって思いました。だから、あれですよ。結構貴重な映像とかが出てくる番組なんで、ぜひ生で見ていただきたいと思いますね。
あとはもう、永久保存版ですから。ぜひ録画もねしていただきたいし、NHKプラスでも見れます。ほぼ見れますからね。ぜひ見ていただきたいと思います。メールが来ました。奈良県の方。「『おんがくこうろん』、レイ・ハラカミさんの回、見ました。シーズン1に続き、マニアックな部分を突く内容だけれども、源さんや林田アナウンサー、そしてかいせついんさんの解説があるから時間を忘れて見入って、見終わった後に新しい音楽の入り口に立たせてくれる番組だなと改めて思いました。次回もすごく楽しみです」。ありがとうございます。
もう一通。埼玉県の方。「先週の土曜日、『おんがくこうろん』を見ました。初回のレイ・ハラカミ特集。ひとつの機材にこだわり、多様な曲調やリズムの錯覚で凪を起こしたり、ノリノリになれるレイ・ハラカミの曲たちに魅了され、がっつり今回も音楽の田おこしをされました。次回のミッシー・エリオットの回も楽しみです。今回から『おんがくこうろん』のオープニングテーマが素敵に変わりましたね。『wormhole』、これはどのような意図でこのタイトルにしたんでしょうか?」。
そうなんですよ。あのね、オープニングテーマを書き下ろしたんです。で、その曲が『wormhole』っていうんですけど。インスト曲なんですけど。全部1人で演奏というか、しまして。1人で作りました。で、本当に改めて思ったんですけど。今年、いわゆるシングルっていうか、それは2曲、出しているんですけど。曲作り自体はめちゃめちゃしてるんですよ。このラジオのジングルの曲数も多いし。で、この『おんがくこうろん』のテーマでしょう? あとYouTubeでやった『Two Voice』っていうののオープニングテーマでしょう? 本当、お金にならない曲ばっかり作っているんですよ、今年は(笑)。
本当に……お金にならない曲ばっかり作っている。お金にならないことをした1年でしたっていう感じですね。本当に。だからもう……でもその分ね、曲作りっていうものを、なんだろう? 割と混じりっけなく楽しめている感覚はすごくあるので。この『wormhole』もすごく楽しんで作れたので、よかったです。で、この曲は『wormhole』っていうタイトルなんですけど。今回のレイ・ハラカミさんの回で最後にちょっと「ワームホール」っていう言葉が出るんですね。
僕の解説というか、「今回、いかがでしたか?」みたいな時に「レイ・ハラカミさんの音楽って、誰かの真似をしたりとか、誰かの時代に合わせて音楽を作ったりとかじゃなくて、レイ・ハラカミさん自身の個人の中にどんどん潜っていって、それを突き詰めた音楽だと思う」というような話をしたんですよね。で、僕も作っててそういう感覚があるんですけど。自分の中に一番潜って潜って潜って…潜って、一番底に着いた時に、そこに出口があって。それがワームホールで。そのワームホールっていうのはいろんな時空と繋がっていて。それは人の心の中に繋がっているのだっていう。それは自分の実感として、すごく実体験としてある感覚なんですよね。曲作りをしてて、その曲を聞いてもらった時の皆さんの……たとえばライブとかで、皆さんの表情とかを見ていた時に、なんかその心の中に届いている感じがするなっていう感覚。
それをレイ・ハラカミの音楽にすごく感じたので、その話をさせてもらったんですけど。なんか、この『おんがくこうろん』っていうものの取り上げるアーティストっていうのはそういう部分がある人がすごく多いような気がして。で、こんなテーマで曲を作りました。はい。なのでオープニングテーマもね、ぜひ聞いてください。NHKプラスで聞けます。これからもこの後も全4回。シーズン2はありますから。次回は音楽業界の常識を覆したラッパー、ミッシー・エリオットを特集します。
10日、土曜日の夜9時からNHK Eテレでオンエアーでございます。毎週土曜日、夜9時からっていうすごいゴールデンなね、時間帯なんで。ぜひ皆さん、見ていただきたいと思います。それでは、さっきはね、レイ・ハラカミさんを聞いていただきましたけども。ちょっと先取りというか。事前に曲を聞いてね、番組を見ていただけたらより楽しいのではないかと。
で、この曲は前も僕、選曲したと思うんですけど。とても好きな曲なのでかけたいと思います。ミッシー・エリオットで『Get Ur Freak On』。
Missy Elliott『Get Ur Freak On』
(星野源)『おんがくこうろん』、音楽業界の常識を覆したラッパー、ミッシー・エリオットですけれども。どんな風に常識を覆したのか? どんな風に音楽業界を変えたのか? そしてそれは社会を変えることでもあったという、そんないろんなお話をしておりますのでぜひ10日、土曜日。夜9時から『おんがくこうろん』を見てください。よろしくお願いします。
<書き起こしおわり>