星野源　オードリー春日邸での長楽ポークライス会 with フワちゃんを語る

星野源さんが2024年3月19日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でオードリー春日さん宅で開催された荻窪の町中華・長楽のポークライスを食べる会にフワちゃんと行った際の模様を紹介していました。

（星野源）それで皆さん、たぶんあれなんですよね？　「早くしろ」と思ってるんでしょう？　この話を……「早くポークライスの話をしなさい。フワちゃんと一緒に春日家に行ったのでしょう？」って。その話、するかしないか、ずっと考えてました。今日、するの？　しないの？　どっちなの？っていう。ええと、「しない」というのは、ありますか？　「しない」という答えはありですか？（笑）。一応、理由があるんですよ。なんでかっていうと、昨日の夜中のオールナイトニッポン0。3時から、毎週フワちゃんがやってますけども。

その、なにか？っていうと、僕が一人暮らしを一番最初にした阿佐ヶ谷。そこに4年ぐらい、住んでいたんですよ。その中で、もう超貧乏。お金が全然ないよっていう時から……それでも、やっぱり4年なんで。23、24ぐらいまでいたんですけど。まだ全然稼げてないみたいな時にそこでずっと暮らしてたんですけど。そこで長楽っていうね、中華料理屋さん、町中華があって。そこがすごい美味しいと評判だったんですよ。もちろん高級みたいなところじゃないんで。町中華なんで。親しみやすいんだけど。そこでも僕はもう全然、お金を払えないぐらい。最初はお金が全然なかったんで。割と憧れの場所で。

それでちょっと自分で稼げるようになってから、やっと行けたお店で。そこで食べたポークライスが美味しかったんです。で、「ポークライスって、なに？」みたいに思うかもしれないけれども。チキンライスみたいなもんですよね。ケチャップ味の、炒めた……だからオムライスの中に入っているやつみたいなので。本当にそれこそ、そこに卵をかけたら中華料理屋さんで出てくるオムライスみたいな。それのライス部分の、その肉がチキンじゃなくて豚肉であるというやつ。それがすごい美味しかった思い出があって。

それを普通に「あれ、美味しかったな。でももう、行かなくなっちゃったし。そもそもお店自体がなくなっちゃったな」って思っていたんですけど。そこに同じく、思い出の味として足しげくというか、通っていたのがオードリーの2人なんですよ。で、日大二高っていう、その長楽のそばにあった学校に2人が通っていて。『おともだち』としてね、2人が過ごしている中で、後に2人はお笑いのコンビとなって。この間ね、東京ドーム公演を成功させましたけども。ラジオ・オードリーのオールナイトニッポンで。で、そこに僕もゲストで出させてもらって。僕は歌を2曲、歌いましたけど。そこの前のトーク。春日さんトークで、その幻のポークライスの味を再現しましたっていうトークをしていたんですよね。

で、春日さんが実際にポークライスを作ってきて、それを若林さん食べてもらうというくだりをやっていて。それを僕はもうバックステージというか、裏側で見ていて、大興奮ですよね。だってもう……もちろん、僕は高校を卒業した後の一人暮らしの、一番恨みつらみっていうか。なんか自分が何者でもなさすぎてつらかったぜ、みたいな期間を過ごしている4年間で。そこに同じく、高校の時もそうですけど。いわゆるお笑いコンビになってから、春日さんはその街に住みつつ、漫才の稽古をね、道端とか、高架下とかでやっていた。2人とも、割と共通して恨みつらみが街に染み込んでる、道に染み込んでるというような話で『LIGHTHOUSE』という番組で若林さんと盛り上がりましたけども。同じような思い出を持ってるとは思っていたけど、まさか同じ店の、あの同じ味が思い出の味だとは……ということで、大興奮して。

その後の僕のトークセクションというか、歌ってるところのトークセクションでその話をして。「僕もなんですよ。いつか、食べたいです」なんて言ったら、終わった後に春日さんからLINEが来ましてね。春日さんって普段、LINEしないじゃないですか。あんまりしないと聞いていたんですけど、LINEをしてくれて。「本当にありがとうございました。もしポークライスが食べたい時いつでもラジオの時にニッポン放送に持って行きます」って。「いや、それはさすがに申し訳ないです」っていうことで。それで「いつでも食べに来てください」と言ってくださったんで「行きます」みたいな話をしていたんです。

それで実際にその「行きます」って言ってた時に、たまたまお家で、たぶんクミさんの誕生日パーティーにフワちゃんが来ていて。それで、そこにもちろん春日さんもいて。フワちゃんが気を利かしてくれてね、LINEグループをそこで作ってくれて。「ポークライス」っていう名前のLINEグループを作ってくれて。それのアイコンはあの春日さんの新車が写ってるんですけど（笑）。あの車が。東京ドーム公演でボコボコにされた新車が映ってるんですけど。それで「日にちを決めましょう」っつって、みんなが空いてる日で。それがね、先日行われたんですけど。その話を今日、しない可能性があります（笑）。

なんでか？っていうと……やっと、理由を言いますよ。昨日のオールナイトニッポン0でフワちゃんが全部、しゃべっちゃったからなんですよ（笑）。あのね、本当に。これはね、見事に全部をしっかり、余すところなく。ほぼ、余すところなくきれいに面白く再現してくれたので。「もう言うことはないな。これでいいじゃん」みたいな。だからフワちゃんのオールナイトニッポン0を聞こう。最初のCMの後から、このポークライスの話になりますから。……ダメですかね？（笑）。本当にでもね、やっぱりそのポークライスを準備してくれるのも春日さんだし。迎え入れてくれるのも春日さんの奥さんのクミさんとフワちゃんで。僕は行って食べて、めっちゃ美味しかったの。めっちゃ美味しくて。しかもあの長楽の味で感動したし。すごい美味しかったです。はい、以上ですっていうようなぐらいなんですよ。マジで。

だから、何もないのよ。準備していくことも……もちろんね、差し入れ。お酒とジュースをね、持って行きましたけど。いや、何かあるかな？っていう。もう、ばっちりなんですよ。フワちゃんの話したことが。でも、もしかしたら……わかんないけど。春日さんもこの土曜日、話すかもしれない。だから、話すことってないんじゃないかな？っていう。でも、準備している時の話とかも、もしかしたらあるかもしれないから。だから春日さんの話を楽しみにしようかなと思うんですけど（笑）。なんだろうな？　僕目線で言うと……あれですよ。だから春日さんってさ、「ケチ」って言われてるじゃない？　節約家っていうかさ。クミさんがラーメンに味玉をつけることさえも許さないっていう、相当な節約家ですよ。

だけども、そんな春日さんがなんだろうね？　いわゆるお食事をね、振舞ってくれる。で、着いた途端に……最初、春日さんは来てなかったというか、お仕事でね、ちょっと30分ぐらい遅れて来られたんだけども。まず、クミさんが嬉しそうに「うちの春日がね、もうずっと準備していて。このために中華鍋を買ったんです」って。フワちゃんは「フライパン」って言っていたんだけども。俺、初めて見たんだけど。フライパンサイズのちっちゃい中華鍋だったの。で、春日さんって、デカいじゃん。だから、おたまで作っているみたいな。すごい不思議な、ちっちゃ中華鍋なんですよ。すごくかわいい中華鍋で。それも買っていて。あと、長楽で出たようなお皿も買ってきてくれていて。だから、すごい散財してるんですよ。

だから相当、気合を入れてくれてるっていうか、この催しを喜んでくれてるんだなっていうのがまず、ちょっと嬉しかったの。あんまりそういうイメージ、ないじゃん？　なるべく節約して。あとはその原材料のお金もくださいねって言いそうじゃん？　なんかキャラ的には。「豚肉がいくらいくらで……」とか言いそうだし。普通にだから俺、割と普段、電子決済なんですよ。そのためにちゃんとお札と小銭を持って行ったの。その、ちゃんと払えるように。細かく1円単位で払えるように。割り勘みたいな感じになるだろうからと思ったんだけど。いや、びっくりだよ！　だって、あの春日さんがお金を取らなかったんだから！　「いや、そりゃそうでしょう？」って普通は思うじゃん。でも、春日さんだったらやりかねないっていうか。

春日に材料費など請求されてもいいように現金を準備

（星野源）だからすごい、「今日は特別なんだな」って思って。それで、だから中華鍋ってやっぱり油とか、なじませないといけないじゃない？　だからちょっと手間がかかるんですよ。その、仕込むっていうか。その、中華鍋を中華鍋として成立させるために。普通に使ってると、焦げてくっついちゃったりするんで。だからたぶん、そういうのもやっただろうし。あと、試作ももう、僕のために重ねて。何度か作ってから万全の状態にしていて。で、作ろうとし始めてくれて。食材とかももう切って、ザルに細かく分けてラップをしてあって、みたいな。もうめっちゃ気合を入れてくれて、楽しそうに作ってくれていて。

それを作ってる様もね、フワちゃんが克明にレポしてくれてるんですが。それをぜひ、聞いていただきたい。で、それが本当に美味しくて。あともう1個、びっくりしたのが先日、春日さんが1人でロケで海外に行ったっていう話をオールナイトニッポンでもされてたと思うんだけど。それでLAに行ったっていうので、フワちゃんにね、お土産を渡してたの。「これ、かわいいから買ってきたんだよ」とかって言って。「ああ、お土産を渡してる」とか思って。「これ、フワ女に」って言っていて。「ああ、春日さんは普段、フワちゃんのことをフワ女って呼んでいるんだ」って思って（笑）。ちゃんと春日さんが春日さんを貫き通してるんですけど。「フワ女にね」とか言って、すごいかわいいコップ、カップみたいなのを渡していて。「ああ、やっぱり2人、仲がいいんだな」と思って。それでもちろん、僕は「ほしい」なんて思ってないですよ。当たり前ですけど。

だって、僕が来るっていうのも割と最近、決まったし。日にちもね、最近決まったんできっとないだろうなと思ったら。「いや、星野さんにもね」って言って春日さんが出してくれたのが、このドジャースのTシャツ。すごくない？　春日さんがドジャースのTシャツをくれたんだよ？　で、お金も請求されなかった。本当に（笑）。「されるかな？」って、本当に最後まで思っていたんだけど、全然。すごい嬉しかった。そう。だから、買ってきてくれたの。なので、なんか嬉しいなと思って。そこらへんぐらいかな？　僕が言えることと言えば。あとはその、お子さんのお遊戯会のビデオをずっと見て（笑）。その後、東京ドーム公演のビデオみたいなのをやっぱり、ご本人だからもらっていて。それでフワちゃんとのプロレスのくだりを見て。春日さんが解説してくれたの。「ここはこういうオマージュなんですよ」とか。みたいな話をしたりとかして、すごい楽しく過ごして。で、僕のライブのところも見れて。「ああ、こんな感じだったんだな。いいな」なんて思って。それで、帰りましたね。そんな感じですわ。

あとはもう1個、なんか言うことがあるとしたら、何だっけな？　春日さんが1回、なんかやっぱりフワちゃんがトークがうまいっていうか。いろんな話をしてくれた中で若林さんに対する質問みたいな。春日さんに「若林さんって、こうなんですか？」みたいな話を聞いた時に「いや、若林はね」って1回、言った時があったの。そしたらフワちゃんが「ええー、春日、普段もそうやって呼んでんの？」って突っ込んで。「ああ、さすがにキャッチするな」と思って。「呼んでんの？」って聞いたら春日さんが「いや、普段は若林さんだよ」っつって。「ああ、かわいいな」と思って。「普段っていうか、プライベートでは若林って呼んでないですよね？」「まあ、そうですね」「昔はなんて呼んでいたんですか？」って聞いたら「キポさんだね」って言っていて。だから割と「キポさん」とは言っているよね？　あんまり言ってないのかな？　たまに言うよね。なんかたまに「キポさん」って言っていて。それは学校に行っていた時からのあだ名っていうか。

オードリー若林の学生時代のあだ名「キポさん」の由来を聞く

（星野源）そのあだ名の由来って、言っていた？　春日さん、言ったことある？　今、当番組のディレクターがオードリーのオールナイトニッポンのADなんで聞いてるんですけど。あんまり由来って言ってない？　まあ、知っている人もいるか。ねえ。でもね、僕ははじめて聞いたんですよ。で、そのキポさんっていう風になぜ呼ぶようになったのか？っていう由来を教えてくれて。その時に話してる感じが「ああ、なんかお友達なんだな」っていう感じで話していて。すごい楽しそうにしゃべってて。「こういう風にキポさんって呼ぶようになったんだよ」みたいなのがすごい面白かったなっていう感じでしたね。「ああ、いい話を聞けたな」っていう。

あ、ちょっとメールが来たので読みます。東京都の方。「春日家でポークライスを食べる会。フワちゃんの昨日のラジオでもう大興奮の報告がありましたね。フワちゃん自身、『あの日の出来事、夢だったんじゃないか？　信じて！』と叫んでいたので、ぜひ源さんの口からも教えてください」という。ああ、そうですね。今、話しましたけれども。続いてのメール。横浜市の方。「もう巷はポークライスの話でもちきりです」。そうなの？　「ゆうべのフワちゃんのオールナイトニッポン0にて、春日家にてポークライスパーティーを開催されたことが明かされましたね。春日さんがかっぱ橋まで行っていろいろと新調されたこと。源さんとクミさんとフワちゃんの3人で春日さんを待つ時間があったこと。ポークライスを作る春日さんの写真を撮っている源さんフワちゃんクミさんが連写したこと」。もうめっちゃ、あるよ。カメラロールにめっちゃありますよ（笑）。

「迎えにいらした奥様をみんなで出迎えて、フワちゃんのその後の記憶が飛んだこと」（笑）。言ってた、言ってた。「どれも微笑ましく、キャイキャイしながら聞きました。何より驚いたのは、春日家の暴れん坊のチャチャが源さんには吠えることなく、最初から懐いたということ。前に源さんは『動物に好かれる』とおっしゃっていましたよね。草野仁さんにまで噛みついたチャチャを手なずけるなんて、本当にすごい能力ですね」。いや、本当にね。草野さんを噛むってどういう状況？っていうね。そうそう。そうなんですよ。で、これはね、フワちゃんが言ってくれたお話なんですけど。最終的にそのフワちゃんが「夢のようだ」みたいな話をしてくれて。でも信じてもらえないだろうって……そのスタッフの人に全然信じてもらえないから。「信じて！　会ったもん！　本当に会ったもん！」っていう。トトロのメイちゃんに最終的になるっていう。「本当に見たもん！　トトロ、見たもん！」みたいな感じに、声もそっくりになるっていう状況でトークが終わるんですけど。

だからその、答え合わせをした方がいいですよね。本当なのかという。でも僕はもう、一言で収めたいですよ。全部、本当です。だからもう、信じてあげてください。ちゃんフワを。本当に。みんなで帰る時に3人で見送ってくれたのもそうだし（笑）。フワちゃんが言葉を最終的になくしていたのも本当なんで。すごい面白かったし。フワちゃんがすごいかわいい黒のワンピースを着てたのもそうです。うん。すごい素敵でした。はい。そんな感じですね。そんなわけで、今日の1曲目はやっぱりこの曲じゃないでしょうか。お送りしましょう。星野源『おともだち』。

星野源『おともだち』

（中略）

（星野源）メールがたくさん来ています。ありがとう。「『おともだち』の『ぼーくらー♪』の部分が『ポークライス♪』に聞こえました」。聞こえねえだろ！　さすがに聞こえないよ（笑）。「もう僕はポークライス依存症です」って。ちょっとすごいね。そこまで行ってしまったか。もはや。っていうかポークライス、うまくいくかわからないけど、自分で作ってみたら？　美味しいよ。すごい美味しかったの。なんかね、春日さんが嬉しそうだった。すごい嬉しそうだった。

続いて。「春日さんがポークライスを振る舞い、お土産も気前よく渡していたということですが、味玉のように付け合せの中華スープや飲み物は禁止されませんでしたか？」。ああ、中華スープはそういえば、なかったね。でも、あれですよ。サムギョプサルを鉄板みたいなのでずっとやって。まずはお酒を飲みながらサムギョプサルを食べて。その後、締めみたいな感じでちょっとほろ酔いでポークライスを作るみたいな。よかったよ、なんかあの空間は。うん。

ああ、そうだそうだ。言うのを忘れていた。それでチャチャっていうね、お犬が……「すごい吠えるから本当にごめんなさい」みたいな風にめちゃめちゃ言われていたの。行く前から、そのグループLINEの中でね。「本当、たくさん吠えちゃうと思うんで、すいません」みたいな。そしたらね、まあ多少は吠えるけど、全然。「噛むから本当に気をつけてください！」とか言われたけど、全然。なんか、俺の手にほっぺたをすりすりしてくれて。「ええっ？」とか思って。最終的には膝の上に乗っけさせてもらって、みたいな。「ええっ？」って。なんか相当、気が合ったみたいですね。

飼い犬・チャチャと仲良しになる

（星野源）でもね、帰り際だけなんか、寂しかったみたいで。それまでに聞いたことない声量で「ギャウギャウギャウギャウッ！」って鳴き始めて。「行かないで！」みたいな。それがまたちょっと、かわいすぎましたね。それでさっきも言ったけど、お子さんも一緒に……お子さんはね、積み木みたいなのをしていたんだけども。みんなでなんとなく、お遊戯会のビデオも見て。「お遊戯会のビデオ、見ますね」とかでもないの。もう自然とかかっているの。それが（笑）。面白かったなー。「またやりましょうね」っていう話をしたんで。またちょっとね、やる際にはご報告をしますから。すごい楽しかったです。

（中略）

（星野源）あとね、フワちゃんからLINEが来ていて。全然気づかなくて。今、見て。ごめんね。「源さん、全部しゃべっちゃってすいませんでした」っていう謝りのが来ていて。いや、いいのよ、いいの。それで全然いいの。そう。もう、素晴らしかったから。面白かったから。ぜひ、みんなも聞いてください。でも春日さんね、話すのかな？　それも楽しみだね。という感じですね。