星野源「1人で漫画喫茶で大晦日を過ごす」という豊かな体験を語る

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星野源さんが2024年11月19日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でリスナーから届いた「去年の大晦日、風邪を引いてしまい、まともにラジオも聞けず、テレビも見れず、1人暮らしなので最悪な年越しでした」というメールを紹介。「風邪を引くのはつらいけど、大晦日を1人で過ごすのも結構いいですよ」と自身がかつて、1人暮らしをしていた時に思い立ってたった1人で漫画喫茶に行き、年越しを迎えた際のエピソードを紹介していました。

(星野源)でもね、年越しを1人で過ごすのって結構、いいですよ。僕も1人暮らしの時に、たとえば友達と集まってとか、仕事仲間と集まってとか、あと実家に帰ってとか、いろいろありますけど。「いやさ、1人で過ごしてみようじゃないか。『1人になってしまった』ではなくて、能動的に1人で過ごしてみようじゃないか」ということで。漫画喫茶でね、過ごしたことがありまして。

あれは阿佐ヶ谷時代ですね。そこで過ごしてみようと思って、パール商店街の中の漫画喫茶に行って。「きっと人、少ないんだろうな。誰もいないんだろうな」と思って。(扉を開けると)カランカランっていうような感じのお店だったんですけど。お店に入ってみたら、ちょうど店員さんが僕が閉じた扉の札をひっくり返して「満員」って出したんですね。それで店内を見るとですね、もう人、人、人……。

入った瞬間、満員となった大晦日の漫画喫茶

(星野源)そこはいわゆる個室のところじゃないんですよ。昔ながらの、普通にテーブルとかあるみたいな。で、みんなそれぞれ漫画を読んで。もちろん、個室もあるんですけど、いわゆるインターネット漫画喫茶じゃないんですよ。漫画喫茶なんですよ。なので、もちろん1人の椅子もあるし。でもテーブルみたいなところで……飲み物もあるんですけど。みんな、漫画を読んでる人、人、人。もう満員だったの。もちろん、話してる人とかもいないですよ。

みんな、薄いBGMが鳴っている中で、凛とした顔でですね、漫画を読んでいて。私は『お天気お姉さん』を読んだんですけど。それで一夜を過ごすという、非常に有意義な……あれはね、本当にかっこよかったですよ(笑)。我ながらあれ、自分はかっこよかったし。あの店内にいた人、全員かっこよかったですよ。働いてる方も含めてね。あれ、かっこよかったですね、本当に。豊かな体験をしましたね、本当に。だから、おすすめです。

この星野さんの年越しエピソードはこれまでも何度かラジオで紹介されていて僕も大好きなお話です。年越しの話が出てくるたびに「あの話、するかな?」と期待してしまっている自分がおります。なんと星野さん、このエピソードを宇多丸さんのラジオ『ウィークエンド・シャッフル』の投稿コーナー「KOKOU」に匿名で投稿し、見事採用されたこともあるんですよ。「スーパースケベタイム」という名前でタマフルのジングル募集に投稿して優勝したりと、匿名でラジオ投稿して普通に採用されていた星野さん、やっぱりすごいですよね!

タマフル「KOKOU」に採用されたエピソード

星野源のオールナイトニッポン』2024年11月19日放送回

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