宇垣美里『エルピス』の女性アナウンサー描写を語る

東野幸治『エルピス』第3話・眞栄田郷敦『PERFECT HUMAN』描写を語る アフター6ジャンクション

宇垣美里さんと宇多丸さんが2022年11月15日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でドラマ『エルピス』についてトーク。リアルな女性アナウンサー描写などについて話していました。

(宇多丸)先週ね、解散する時に「テレビドラマシリーズ『エルピス』の話をしてないね」って。今、第4回まで来てますよね。長澤まさみさん主演でね。

(宇垣美里)昨日の夜、やっていました。

(宇多丸)で、評判も聞くし。それを聞くだに面白そうな上に、宇垣さんもやっぱりね、ある意味、解像度・高杉晋作という……。

(宇垣美里)高すぎるぐらい高いものですから。

(宇多丸)解像度・高杉晋作が周りにいっぱいいるわけですよね。

(宇垣美里)そうですよ! 毎週、毎曜日会っているわけですよ。

解像度・高杉晋作

(宇多丸)皆さん、そういうわけで。「これは……」ということでようやくさっき。すいません。遅まきながらね。「さっきまで一体なにをしていたんだ?」っていう風に思われるかもしれません。まあ、その話はいいんだ。で、1話目はまだセッティングっていう感じだけども。でも、その時点でたしかにめちゃくちゃ面白い。1話でもう、相当に面白い。面白いし、ここからさらに攻めるんでしょうけど。現在の日本のまさに、ぼかさない政治状況。もうそのものズバリ。「政治家一般」とか「日本の政治状況一般」ではなく。

(宇垣美里)もう、名指し。

(宇多丸)ストーン!って来るところがあって。

(宇垣美里)ですし、「それを見ていたの、君たちだよね?」っていうのを見てる人にすごい問いかけるような。それは私が中にいた人間だからではなくて、その全般の……だからすごく見ている人に問いかける力の強い、「覚悟を決めてこの作品を作ってるんだけど、どう?」っていうのをとても感じながら毎週、見てますね。

(宇多丸)あの2018年というところから始まりますけど。もちろん、この設定もめちゃくちゃ意味があるわけですね。これもね。

(宇垣美里)そうですね。私もあの時代をテレビ局で生きていた人間だったので。ズシンと来るものが……。

(宇多丸)ああ、2018年はまだいますもんね。

(宇垣美里)いますし。その主人公、長澤まさみさんが演じてらっしゃるのが女性アナウンサーの役でもあるので。これ、もう日比ちゃんと話し合いたいですよね。あのつらさについて。

(宇多丸)っていうか、ひどくない? まず1話目の出だしからさ、「えっ、なんなの?」みたいな。ひどいこと、いろいろ言われたりするじゃないですか。

(宇垣美里)もう、なんにも感じない(笑)。

(宇多丸)ええっ? あれは、誇張じゃないんですか?

(宇垣美里)えっ、あっ、う、うーん? ど、どうだろう?

(宇多丸)おいっ!

(宇垣美里)わかんないですけども。

(宇多丸)1話目の、まだ30秒ぐらいの話をしていますけども。

(宇垣美里)たぶん、何も感じないですし。私たちはもう慣れちゃってるから。

(宇多丸)「いちいち食らってると……」っていうぐらいの話なんだ。

女性アナウンサーのリアルなつらさ

(宇垣美里)それとか、番組を作るにあたっての部分とか。そもそも私たちが声を作る理由についてのセリフがあったりとかで。もう「ぐぬ……ぐぬぬ……」って言いながら見ていましたね。やっぱりすごい作品ですよ。ここまではらわたを見せる作品というのはなかなかないし。なのに、なんですか? あのエロさ。なんというか、すさまじく魅力的なんですよね。長澤まさみさんもそうですし、鈴木亮平さんがあんなに色気のある人だとは! もちろん、素晴らしくかっこいい方っていうのはわかってるんですけれども。

(宇多丸)今回は特に?

(宇垣美里)描き方がもうなんか、危ない……もちろん、いい人ばっかりな方ではない役なんですけども。「ひえーっ!」って思いながら見てますね。そしてあの眞栄田郷敦さんの……。

(宇多丸)眞栄田郷敦さんね、すごいいいですね。

(宇垣美里)素晴らしい! あと、岡部たかしさん。1回、お仕事をご一緒させていただいたことがあるんですけれども。やっぱり素晴らしいですね。

(宇多丸)ああ、宇垣さんが出られていた……。

(宇垣美里)『明日カノ』に出ていらっしゃって。本当に素晴らしい役者さんなんだなって改めて。その時にも思ったんです。あの、ちょっとデフォルメされた……。

(宇多丸)『明日、私は誰かのカノジョ』のちょっと気持ち悪いような……。

(宇垣美里)デフォルメされた、ちょっと裏引きしているお客さんの1人だったんですけども。

(宇多丸)今回も僕、まだ1話の段階なんで。ここではある意味、ちょっと悪役的な役回りじゃないですか。この段階だと。ただね、「でもこれは、この振りがあるっていうことは、このままじゃ終わらないだろうな」っていう気もしているんですよ。

(宇垣美里)もちろんそういう一面があることは否定しないけども……。

(宇多丸)すいません。まだ1話しか見てないので。4話目まで見ている方は「お前、なんの話をしてるんだ? バカヤロー!」って思っているかもしれませんが。

(宇垣美里)4話でもなかなか……これがキツいのよ!

(宇多丸)あの『鎌倉殿』の話をする時にまだ大泉洋さんが出ている頃の話をしている感じで。すいません(笑)。

(宇垣美里)それはだいぶ前ですね(笑)。

<書き起こしおわり>

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