宇多丸 遠藤舞『若いカワイイからの卒業』を語る

吉田豪 アイドルのセカンドキャリア問題を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんが2021年7月5日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で遠藤舞さんの著書『若いカワイイからの卒業』を紹介していました。

(宇多丸)ということで、吉田豪さん。先ほど「アイドルのセカンドキャリア」ということをテーマにいろいろとお話をいただきましたけども。その中で紹介された本、改めて紹介します。まず、元乃木坂46の中元日芽香さん。『ありがとう、わたし 乃木坂46を卒業して、心理カウンセラーになるまで』。これ、文藝春秋社から出ています。

(宇多丸)それから梅澤愛優香さん。元バイトAKBメンバー。『ラーメン女王への道 ―アイドルから店主への創業奮闘記』という。こちらはさくら舎から出ています。

(宇多丸)で、僕が本当にすごくおすすめしたいのが、やっぱり元アイドリング!!!の遠藤舞さんが出されていた『若いカワイイからの卒業』という本で。これはリットーミュージックから出ている本です。これは遠藤さんご自身がものすごく聡明な方でいらっしゃいますけども。まさにさっき、吉田さんが言っていたような、いざ放り出されてみたら全然……っていう。

(熊崎風斗)本当ですよね。

(宇多丸)だからこれ、アスリートとかにも言えることだと思うんですけどね。

(熊崎風斗)いや、まさにそうですね。だからアスリートのセカンドキャリアももちろん今、大きな問題としてありますけども。

(宇多丸)あと、プラスこれは遠藤さんが鋭く書かれていることは、やっぱりアイドルというもののルッキズム、エイジズム。もちろん見た目とか若さというものを売りにするエンターテインメントではあって。それ自体を遠藤さんが否定されているわけじゃないんだけども。それによって、自己評価みたいなものが低くなりがちなところを……というので。遠藤さんがすごく、そのなりたい自分になっていくというのとかね。

あとはたとえば整形とか、いろんなことに関する話題とかもちゃんとご自身の考えとして書かれていて。めちゃめちゃこれ、いい本でした。なのでアイドル文化に興味がある方はもちろんそうですけども。そういうルッキズム、エイジズム。ジェンダー問題というか。そういうところの本としてもすごくよくて。めちゃめちゃおすすめしたいです。遠藤舞さん、『若いカワイイからの卒業』。

ルッキズム、エイジズム、ジェンダー問題の本としてもおすすめ

(宇多丸)そしてやっぱりいろんな問題に対する吉田豪さんのね。あの、豪さんってね、悪い人なんだけども。

(熊崎風斗)フフフ、そこはそうなんですか?(笑)。

(宇多丸)豪さんは悪い人なんだけども。問題に対するフラットなスタンスの取り方とか。ちゃんと調べて、ちゃんと知って物を言おうよみたいなスタンスは本当にいつも素晴らしいと思います。

<書き起こしおわり>

吉田豪 アイドルのセカンドキャリア問題を語る
吉田豪さんが2021年7月5日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんとアイドルのセカンドキャリア問題について話していました。
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