PUNPEE『キャプテン・アメリカ:トゥルース』を語る

PUNPEE『キャプテン・アメリカ:トゥルース』を語る アフター6ジャンクション

PUNPEEさんが2023年1月30日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。おすすめアメコミとして『キャプテン・アメリカ:トゥルース』を紹介していました。

(宇多丸)バンバン行きましょうか。

(PUNPEE)2冊目が、あっちではこれ、2002年に出ていたんですけども。『キャプテン・アメリカ:トゥルース』っていう、一昨年にやっていた『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』にも出てきたイザイア・ブラッドレーさんっていう、アフリカ系アメリカ人バージョンのキャプテン・アメリカが実は昔、存在していて。その存在が政府に隠蔽されてたっていうところの原作ですね。その話で。

(宇多丸)うんうん。

超人血清を無理やり投与されたアフリカ系アメリカ人の兵士たちの話

(PUNPEE)で、言ったら戦時中に血清を無理やり投与されたアフリカ系アメリカ人の兵士たちの話なんですけど。彼らはいろいろ国のために頑張るんですけど、全然政府はそれを隠蔽していて、明らかにしていなくて。ずっとスティーブ・ロジャースばっかりもてはやされてるという話で。結構暗いというか、すごいリアルなお話だったんすけど。それが日本で翻訳されて、去年の暮れかな? 自分もいろいろ教えてもらっているキャプYさんという方が翻訳してるんですけど。それが出たので、これはもうおすすめというか。

(宇多丸)『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』もかなりMCUの中でも、一番ポリティカルなというか。ちゃんとそういう話をしてたけど。それのベースになるような話っていうか、背景っていうか。

(PUNPEE)そうですね。結構リアルな描写が多くて。

(宇多丸)だって実際の戦争でもさ、その黒人兵士ばっかりが最前線に送られて。すごいつらい戦線に送られがちだとかってね、いまだに聞く話だし。

(PUNPEE)で、キャプテン・アメリカもそんなことを知らなくて。で、なんかいろんなやり取りが描かれるっていうお話で。それで一昨年、まとまった形で海外でも出ていて。翻訳もされるってことになったんで。これも自分は食らった1冊でした。

(宇多丸)ねえ。ファルコンたちがさ、なんであんなにキャプテン・アメリカを継ぐのをずっと躊躇というか。「いや……」ってなるのもあるもんね。もちろん、見てるだけでもわかるけど。

(PUNPEE)歴史的な背景があって。それを描いた作品でした。

(宇多丸)『キャプテン・アメリカ:トゥルース』。こちらもShoProから。

(PUNPEE)ShoProから出ております。

<書き起こしおわり>

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