安住紳一郎さんが2022年9月18日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でヤマサ醤油のソヤノワールについてトーク。その魅力を話していました。
(安住紳一郎)さて、ここ2週ほどずっと醤油の話をしていますね。
(中澤有美子)そうでしたね。
(安住紳一郎)今日も醤油の話になるんですが、手短にやりますんで。ちょっとね、3週目はしつこいかなっていうところ、ありますよね。ただ、関東を代表するというか、日本を代表する三つのメーカーがそろい踏みしたっていうのはなんとなく、嬉しいというか、興奮しますよね。どうですか?
(中澤有美子)そろい踏み、したんですか?
(安住紳一郎)あれ? これで今週、ヤマサの紹介があったらそろい踏みするんじゃないですか? 先週、言いましたよね? ヤマサから来てるって。
(中澤有美子)ご連絡があったと聞きましたね。
(安住紳一郎)ああ、「連絡があった」とまでしか言ってませんでしたっけ? もう準備万端、整っています。手短にやりますんでね。先週、ちょっと長かったですもんね。すみません。私、無償で職を奉じてるだけなんですけども。しょうゆ大使っていうのをやってまして。なぜしょうゆ大使をするか?っていう話から始めますと、かなり時間を要してしまいますので、割愛させていただきますけども。
番組でも長らくずっと、しょうゆ大使というか、なぜ私が醤油に興味を持ち、そして醤油のことについて普段からどういう日常を送っているのかというのは2007年ぐらいから話してるんで、もうずいぶん時間が経っちゃってるんですけどもね。最近、聞き始めたっていう人は何が何だかっていうことはあるんですけども。まあとにかく、異常に醤油に詳しいパーソナリティーだということなんですね。
(中澤有美子)そうなんですよね(笑)。
(安住紳一郎)今週はヤマサの商品のプレゼントということになります。今回もただの醤油じゃありませんよ。スーパーの棚には並ばない、まずまず通しか知らない、そんな1本を……しかも、ストーリー性のある1本をプレゼントします。もう醤油のストーリー性を言い始めてますからね、大変ですよね。
(中澤有美子)へー! 絶対長くなる(笑)。
(安住紳一郎)長くなる予感、ありますよね? 先々週は千葉県銚子にあるヒゲタ醤油の玄蕃蔵。そして先週は野田のキッコーマンの亀甲萬本店シリーズのプレゼントですもんね。そして今日はヤマサのソヤノワールのプレゼントです。聞いたことないですよね?
(中澤有美子)なんかかっこいい!
(安住紳一郎)カタカナでソヤノワールといいます。このね、玄蕃蔵、亀甲萬本店シリーズ、ソヤノワール。この三つを知ってる人っていうのは、たぶんもうメーカーの開発担当の人ぐらいだと思う。一般の人でこの三つ、ちゃんと知ってるっていう人はね、まずいないと思います。ヒゲタ、キッコーマン、ヤマサはみんな知ってると思いますけども。この玄蕃蔵、本店シリーズ、ソヤノワール。この三つ、知ってるっていう人はね、まずいないと思う。で、三つとも試したことがあるっていう人はたぶん、醤油メーカーに勤めてる人でも、かなり稀な方だと思う。
なので、ごくごく普通に生活してると簡単に見かけるものではありません。カタカナでソヤノワール。フランス語で大豆のソヤ。英語だとソイですからね。フランス語でソヤ。ノワールは黒。それでソヤノワールって言うんですけども。115mlしか入っていない、縦長の細い小瓶。黒い、なんとなくおしゃれな一輪挿しみたいな細い瓶に入ってまして。850円くらいします。850円ですからね? 普通、500mlで300円とか350円とか400円とか。そう考えますと、ほぼ10倍近い値段がしますよね。
で、ヤマサ醤油って千葉の銚子にあるんですけど、工場見学に行くと最後にお醤油をもらえますよね? それは関係ないんですけど。で、見学に行くと最後に売店みたいなところがあるんですよ。そこで、焼きそばを売ってるんですよ。300円か350円くらいだと思うんですけど。ボリュームがね、350円とか300円とは思えない量なんですよ。まあ、これも関係ない話なんですけど(笑)。
(中澤有美子)まさか(笑)。
(安住紳一郎)まさかね(笑)。で、キャベツがね、たっぷり入ってるんですよ。銚子はほら、キャベツが美味しいですもんね。銚子電鉄に乗っていくとずっとね、車窓の左側かな? ずっとキャベツ畑が広がりますもんね。
(中澤有美子)そうですか。
(安住紳一郎)銚子はほら、キャベツが美味しいから。キャベツがたっぷり入ってるんですよ。で、それも特に関係ないんですけど……すごいね(笑)。こういうことやってるから、長くなるんですけど。ごめんなさいね(笑)。ほら、イメージが……ストーリー性があるから。ちょっと聞いといてください。
(中澤有美子)脳内でイメージしたよ(笑)。
(安住紳一郎)脳内でイメージしているでしょう? で、自分がもう醤油工場の見学に行った気持ちになるでしょう? 一度ね、行かれてみて。銚子、いい街だから。醤油の匂いが……『澪つくし』。朝の連続テレビ小説の舞台にもなりましたけど。銚子を降りてね、ちょうど海側の方行くとヤマサの工場で。それで反対側に行くとヒゲタの工場で。もう本当にいいですよ。で、工場見学に行った気持ちになりましたよね? で、見学して、醤油もらって、売店に行って焼きそばがあって。で、キャベツがたっぷりってことまで言ったでしょう? で、その焼きそばの味付けのためだけに作られている醤油っていうのがあるんですよ。で、醤油工場の売店なんで、その焼きそばの味付け、醤油オンリーでやってるんですよね。
(中澤有美子)ああーっ!
(安住紳一郎)よくね、ソース焼きそばでも、締めはちょっと醤油かけると味がパンと決まって。香りがいい香りがしてっていう、隠し味で使いますけども。そこの売店の焼きそばは全部、醤油で味付けしていて。その味付けのためだけに作ってるっていう。さすがでしょう? で、その味がいいから「売ってくれ」っていう風になって、その工場の売店とネットだけで売られていったっていうのがこのソヤノワールなんですよ。で、コロナで工場見学はここ2年半かな? ストップしているので、工場の売店で売ることができないんで、工場の売店以外にも、銚子市内の観光地とか、ホテル4ヶ所くらいで販売するようになったのが今年の2月。
(中澤有美子)へー!
焼きそばの味付け用の醤油を販売
#nichiten ヤマサ醤油工場の「ぬれ煎餅焼きそば」。ソヤノワール使用。 pic.twitter.com/lEg6Ix12mL
— Yoshihara ? (@mari_fortepiano) September 18, 2022
(安住紳一郎)ほら、なかなか外に出るようなものじゃないんですよ。だから工場に行って、その焼きそばを「美味しい!」と思った人が買う醤油だから、なかなかたどり着かないの。実際にね、ネットなんかでも検索してみても、これだけ変わった名前のソヤノワール。リポートしてる人、1人か2人だと思いますよ。で、黒っぽい瓶で、ラベルも黒なんですけど。ほとんどオイスターソースの瓶というか、おしゃれなオリーブオイルが入ってるような、そんな感じを思わせるんですよ。
(中澤有美子)本当です。とっても都会的。
(安住紳一郎)で、スルスルスルっとなくなりますから。瓶が細いからね。あっという間になくなっちゃう。
(中澤有美子)ちょっとずつ使わないと。
本日、日本テレビ「ヒルナンデス」でご紹介いただいた
ソヤノワール
銚子限定での販売商品である特別な醤油です。
その旨味は火を通すことで真価を発揮します。
赤く美しいしょうゆ、是非お試しくださいhttps://t.co/MM5xSbakq8 pic.twitter.com/rqV3pVsZjY— 犬吠テラステラス【公式】 (@inubow_tt) August 8, 2022
(安住紳一郎)そうそう。「煮物の味が決まらない」なんて、醤油を足し足ししていたら、すぐなくなっちゃうから。なのでこれは、いわゆる醤油のね、味を煮物とか料理で大さじ2、3入れるっていう時じゃなくて。ちょっと最後に醤油の味を出したいっていう時に、ひとまわし。ないし、0.5まわしくらいかける時に味を出す。香りを出すっていうようなものなんですよね。焼きそばの味付けのために開発されたものですから、味わいがはっきりしています。これは先週、先々週は「かなり違いのわかる人じゃないと難しいですよ」と脅してきましたけども、今回は自信をもっておすすめします。味音痴の方でも、はっきりわかると思います!
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)まあまあ、ここまでね、厳しい言葉を最近、放送では聞かないんで。皆さんもドキッとしちゃって。少しなにか炎上案件になるかもしれませんけど。私ははっきり今日言いますよ。凡人でもわかります!
(中澤有美子)ありがてえ(笑)。
(安住紳一郎)これはね、100人が100人、わかりますから。仕方ないね、これはね。
(中澤有美子)そうですね。仕方ない(笑)。
(安住紳一郎)まあまあ、言葉を選ばずに言えば……っていうことだけども。まあ、あんまり美辞麗句ばっかり並べたってしょうがないから。たまにはこういう厳しい言葉で表現することも必要だよね。凡人でもわかるよ!
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! もう1回、言った!(笑)。
(安住紳一郎)私もね、いろんな人にこれを振舞って。「どう?」なんて言ったんですよ。そしたらやっぱりね、凡人に限って「うみゃー、うみゃー」と言うんですよ。
(中澤有美子)ひどい(笑)。
(安住紳一郎)ごめんなさい。本当に言葉が過ぎてる。本当におごりがひどいね。でも、そういう感覚、あるでしょう?
(中澤有美子)なるほど。万人受けするんですね。
(安住紳一郎)これは万人に受けるな!っていう時、あるよね。「この人も? ああ、この人も? この人もうまいと言う?」みたいな。そうなんですよ。旨みがね、1.5倍あるっていうことなんですけども。いわゆる、醤油の味をつけたいという時に力を発揮する、そんな感じがいたします。お刺身は白身とか貝とかではなくて、脂の多いカンパチとか、のどぐろ。銚子だとね、金目鯛が美味しいですよね。とか、カツオとか。
あとはマグロみたいな。そういう味の強いお刺身なんかに合う。あとは、ホイル焼きでホタテでもえのきでもキノコでもいいですけど。秋、美味しいですからね。ホイル焼きバターを入れて、最後に醤油を少したらして食べたいっていう時はソヤノワール、間違いありませんね。バターとの相性もすごくいいと思います。
あとは焼肉。焼肉のタレでね、ジャバジャバつけて食べたいっていう時もあるけどね。焼肉の美味しいタレでね。でも今回はちょっとね、高級なお肉をわさびと醤油で食べたいみたいな時はもう、ばっちりだと思います。昨日、私は自分のソヤノワールを、ジャガイモをいただいたんで。粉ふき芋にして、バターをつけて食べましたけれども。塩気が少しほしくなりますと、塩辛とか明太子をのせて、粉ふき芋。ジャガイモをね、食べますけども。
そのバターのところにちょっと、ソヤノワールかけるともう、相性ばっちりでしたね。ポテトチップスバター醤油味。もう、再現性がすごかったよね。ポテトチップスバター醤油味は、ちょっとした薬物より中毒性がありますよね。あの味はね、日本人にとって。
(中澤有美子)そうですね(笑)。あれはまずいよ。美味しすぎて。次から次へと手が出てしまうという意味で。はい。
(安住紳一郎)ばっちりだと思いますね。あと、パスタなんかでね、醤油バター味とかで味を作る時、ありますよね。いいんじゃないかなと思いますね。なので、ちょっとね、これまで紹介してきた醤油とは毛色の違うソヤノワール。あとね、ネギトロ巻きとか、たぶん納豆巻きにも合うんじゃないかなと思うんですよね。海苔、ご飯、それから少し味の強い納豆とか。今日はですね、中澤さんの前に納豆巻きを用意しましたので。そちらの使いかけのソヤノワールとともにどうぞ。
(中澤有美子)では、遠慮なく頂戴します(笑)。
納豆巻き×ソヤノワール
(安住紳一郎)今日はこのソヤノワール10名の方にプレゼントいたします。そして今回、ヤマサさんがソヤノワール1本だけだと申し訳ないということで、なんと丸大豆醤油、濃縮つゆのこれ!うま!!つゆ、ワンランク上のポン酢、まる生ポン酢の4本を詰め合わせにしてご提供してくださいました。それでは中澤さんから納豆巻きを食べた後に宛先のお知らせです。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)どうですか?
(中澤有美子)瞬間、食欲をそそるこの香り。納豆に負けない力強さ。うん! 万人受けします(笑)。
(安住紳一郎)そうですね(笑)。美味しいと思いますよね? ちょっとね、色はしっかり黒っていう感じで。なるほど、ヤマサさんはね、赤い醤油というのを売りにしてるんですけども。そこでノワールというフランス語で黒にして、この色を出してきたんだっていう感じがいたしますね。
(中澤有美子)美味しい!
(安住紳一郎)本当に万人受けしますよね。
(中澤有美子)そうですね(笑)。
(安住紳一郎)それでは、宛先です。
(中略)