安住紳一郎さんが2021年5月23日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で代々木の郵便局にあるツバメの巣について話していました。
(安住紳一郎)あと、鳥といえばツバメの季節になりましたね。
(中澤有美子)なりましたね。
(安住紳一郎)ずっと番組ではツバメに注目していますけども。今年も巣作りの季節ですもんね。代々木の……言った方がいいのかな? 言わない方がいいのかな? 新宿の隣に代々木という街がありますけども。郵便局が代々木に6軒ぐらいあるのかな? その中のひとつの郵便局で毎年、ツバメが巣作りをしているんですよね。代々木にある郵便局の軒先にツバメが巣を作って。近所の方にはとても有名で。なかなかやっぱりね、こんな都会でツバメも上手にそこを探したなっていう気持ちもありますし。ツバメっていうのは人の往来のあるところに巣を作る修正があるので。カラスとかが来ない……人がいると他の鳥が来ないだろうっていうことで、比較的人の往来のあるところに巣を作るんですね。
(中澤有美子)はいはい。そういうことか。
(安住紳一郎)なので、ツバメの巣のある家は繁盛するなんていう昔からの言い伝えがあるんですが。だから、ねえ。お店のドアを開けた中に巣を作るツバメもいますもんね。そうすると本当に縁起がいいっていうことで。ドアがずっと開いているお店、お客さんがたくさんくるお店だねっていうことで。フンとかで大変なんですけども、昔から結構ありがたいということで皆さん、大事にツバメの巣を見守っていたりするみたいですけども。そこの郵便局も人の往来があるから。で、どこに巣を作ったと思います? 代々木の郵便局にツバメたちはその巣を?
(中澤有美子)代々木の郵便局の軒下の?
(安住紳一郎)軒下なんですけどね。またね、これがユーモアのあるツバメなんですよ。さあ、どうでしょう? このクイズに正解した方には……なにか差し上げますよ? これ、面白いんですよ。
(中澤有美子)なんでしょうね? ポストの上?
(安住紳一郎)ああー。代々木の郵便局の軒下の「代々木郵便局」っていうね、漢字で6文字。ちょっと立体的になっている看板が出ているわけですよ。壁の上部の方に。グレーなのかな? 文字が突き出していて。「代々木郵便局」の「木」のところに巣を作っているんですよ! なんというユーモア! すごくない?
(中澤有美子)ああ、木に作ったんだ!
(安住紳一郎)木に作ったのよ! すごいよね? うん。
(中澤有美子)へー!(笑)。
「木」の上に巣を作ったツバメ
代々木郵便局のツバメの巣
#nichiten pic.twitter.com/fr4hbR8P5b— ポピン (@PopinSabu) May 23, 2021
(安住紳一郎)どうですか? おもしろ漫画道場みたいな。
(中澤有美子)本当! 読めているの? すごい!
(安住紳一郎)すごいユーモアだよね? 代々木の「木」の1画目と2画目のその直角のところに作っているんですよ。右上の。「木に作っている! 間違いじゃない!」っていう(笑)。
(中澤有美子)木に巣を作っている!
(安住紳一郎)間違ってない!っていうね(笑)。
(中澤有美子)わお!(笑)。
(安住紳一郎)なんかちょっと勇気をもらえるじゃない? うん。工夫次第! 渋柿も工夫次第で食べれるのね! なんて。私なんか力をもらっちゃったね。「ありがたい! こうでなくっちゃ!」っていうさ。「クリエイティビティを感じるわ!」って思ってね。
(中澤有美子)そうですね(笑)。
(安住紳一郎)「就職の面接に向かう学生、見なさい! 社会に出るってこういうことよ! ルック、ルック! なんだ、その自己PRは? このツバメを見なさい! 都会の郵便局で代々木の「木」の上に巣を作っている! こういう社会人を求めているっ!」って(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)えっ、違う? あ、ごめんなさい。また、50男が大きな声を出しちゃった。
(中澤有美子)大丈夫。そういうことですよね(笑)。
(安住紳一郎)ああ、びっくり。ごめんなさい。
(中澤有美子)でも、それができたら本当にすごいよ。みんな思いつかないんだから。
(安住紳一郎)そうですよねー。すいません。あ、先ほどの朝の番組への異動の話ですけども。私が最も憂いているのは朝の番組に異動して、こういう口調でスタッフに物を言い続け、パワハラで捕まることが予想されています(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)ごめんなさい。ちょっとね、演説口調になると……ダメなんだよね。今のも怖かったでしょう? ごめんなさい。
(中澤有美子)いやいや(笑)。
(安住紳一郎)本人的には面白いと思っているんだけども。前頭葉がもう崩壊しているから。大きな声で自分のアイデアを言っちゃうクセがあるんだよね。ごめんなさいね。ドキッとしちゃうよね?
(中澤有美子)いやいや、言われている対象が自分だったら怖いかもしれないけど、人だったらちょっと面白い(笑)。
(安住紳一郎)ああ、そう? そうだよね。ごめんなさい、ごめんなさい。すみません。でも、そう思わない? 素晴らしいと思った。うん。同じこと、何回も言うけども……「木」のところに作っているんだよ? すごくない? グッと来ちゃった。もう、本当に。なによりもグッと来ちゃった。ねえ。あと、皆さん、聞きなしはやってくださっていますか? ねえ。「ホーホケキョ」とか、昔から鳥の鳴き声を日本語に直して、そしてモノマネをするっていうのが楽しいということで。「聞きなし」と言ったりするそうですけども。
ツバメの場合は巣作りをする時にね、よく口に土をくわえて持ってくるんで。その様子から「土食って虫食って口が渋くなっちゃった」っていうことで。「土食って虫食って口渋ーい」って言うんですけどもね。結構似てますんでね、聞いてみてください。最後にちょっとね、「クチュクチュクチュ、ブー! クチュクチュクチュ、ブー!」っていう。その「ブー!」っていうのがなんとなく「口渋い」の「ぶーい」に似てますからね。ちょっと早口でね、「ツチクッテムシクッテクチシブーイ」って言うと、本当ににていますから。ねえ。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
ツバメの聞きなし
(安住紳一郎)たまーに上手にやるとツバメが「ええっ?」っていう感じで。羽ばたきをパタパタパタッてやりながらこっちを見たりしますからね。ツバメが自分を二度見するみたいな。「えっ、そんなディズニー映画みたいなことある?」みたいな。「ふーん。はっ……はっ? ええっ?」ってなるから(笑)。私も1回、体験したことあるのよ。
(中澤有美子)見てくれた?(笑)。
(安住紳一郎)見てくれたのよ。2回。「へっ? はっ!」っていう(笑)。
(中澤有美子)『バンビ』に出てくるやつみたい(笑)。
(安住紳一郎)ただね、これもやりすぎると鳥たちの迷惑になるから。やりすぎもよくないらしいんで。ちょっとね、2回振り向いてもらったからって何回もやるとね、ちょっと愛鳥家たちは「あんまりやりすぎないでください」みたいな(笑)。
(中澤有美子)そうですね(笑)。
<書き起こしおわり>