ハライチ岩井「自分には結婚は無理」と感じた瞬間を語る

ハライチ岩井「自分には結婚は無理」と感じた瞬間を語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2022年7月21日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で最近、新居に引越したエピソードを紹介。その中で「自分には結婚は無理かもしれない」と感じた話をしていました。

(岩井勇気)あの、引越しまして。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)そうなんだよ。

(澤部佑)微塵も出さないな。様子を。

(岩井勇気)ああー、なんかね、7月の初めに引越したんですけどね。

(澤部佑)ええっ? まあまあ経ってますけど……。

(岩井勇気)だからまあ、言ってこなかったじゃないすか。それもね、なんかその引越しがね、滞りなさすぎてね。上手くいきすぎてね(笑)。

(澤部佑)何も事件が起きなかった? 芸人の引越しは起きるよ!

(岩井勇気)すごかったんだよ。もう本当にね、全部2時間半ぐらいで終わっちゃって(笑)。

(澤部佑)いや、なんか起きるでしょう? 手伝いを頼んだ後輩が何か落としちゃって……とか。あるでしょう?

(岩井勇気)あのね、後輩のチャパティは来てくれたんだけど。もう本当、何の不備もなく、すごいよく働いてくれて。で、元の家に怒られたりもせず。そのね、いつものたかくら引越センターさんに頼んだんだけども。そこのトラブルもなく。

(澤部佑)芸人さんのね、引越し会社をやっているね。

(岩井勇気)まあ、率直に言うと、面白いことはひとつもなかったっす(笑)。

(澤部佑)まあ、引越しってなんか起きるけどね。

(岩井勇気)「なんか起きるかな?」と思ってたんだけど。起こすわけにもいかないからさ。

(澤部佑)まあ、そりゃあね。

(岩井勇気)なんか、すんなり行ったねって思ってね。いいけどね。最高の引越しだったけどね。で、これね、だからちょっと1個あったんだけど。なんで引越したか?っていう。これも、なんかあんまり言わない方がいいかな? とか、なんかちょっと思ってたりもしたんだけども。

(澤部佑)そんなに経ってなくない? 前のところに越してから。

(岩井勇気)まあ、でも2年弱ぐらいは経っていて。これ、ちょっと言いづらいんですけど。俺の前の家が坂の途中にあったんですよね。で、だから「大家さんの家」なんていう風に言っていて。マンションの上に1個だけ建っている、大家さんが住むような家みたいな。で、マンションなんだけども、そこだけ木造だったんですよね。家って。

(澤部佑)マンションの屋上に木造の家があるみたいな?

『美味しんぼ』山岡さんのような家

ハライチ岩井『美味しんぼ』山岡士郎と同じような家に引っ越した話
ハライチの岩井さんが2020年11月12日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』ラジオクラウドの中で引っ越した新居についてトーク。リスナーからの「『美味しんぼ』山岡士郎の独身時代の家のようだ」という指摘に対して回答していました。 (澤部佑...

(岩井勇気)で、もう本当にドラム式の洗濯機を回して。それで家が揺れるみたいな、ぐらいの感じのところだったんですけども。

(澤部佑)なかなかだよね。

(岩井勇気)で、これが坂の途中にあったんですけども。ここ、ちょっと傾いてたんですよね。

(澤部佑)ええっ!? 家が?

(岩井勇気)正直言うと。うん。トイレと風呂のドアをガチャンってこうね、ちゃんと閉めないと「キー……」って開いていっちゃうんですよ(笑)。

(澤部佑)ヤバいね!

(岩井勇気)「これ、ちょっとヤバいな」と思って。ビー玉とか置いたら絶対コロコロってなるような感じで。

(澤部佑)それはやんなかったの? さすがに怖くて?(笑)。

(岩井勇気)でも本当、扉で確実にそうだろうってなって。「傾いてるな」ってなってね。なんか所々……全然、あれだよ? そんなに築年数、経ってないよ? 全然。もう10年以下よ。だけど、この部屋の天井と壁の切れ目のところ、あるでしょう? 角のところ。ここが、ちょっと隙間が空いてたりして。

(澤部佑)それはまあ、結構あれだな。

(岩井勇気)「これは、ちょっと引越すか。そもそも、なんやヤバそうだ」ってなって(笑)。

(澤部佑)最初に行った時に、気づかなかったの?

(岩井勇気)いや、そこまではやっぱり見なかったし。そんな、だってさ、ドアが開いてきちゃうなんて、わからないじゃん? これ、ちょっとヤバそうだなって引越したんですけどね。で、引越すってなってこの間、「冷蔵庫を買った」って話をしたけど。テレビも買ったんですけど。で、引越すなんて言っていたら「結婚するのか?」みたいな感じのことを言われるんですけれどもね。

(澤部佑)全部買い直してるしね。

(岩井勇気)それももう、鬱陶しいんですよね。「うるせえな」って思ってるんですよね(笑)。

(澤部佑)ああ、そう言われたのね?

(岩井勇気)言われる時もあるんですけどね。「まあ普通に引越すだけだし。していても、言わねえし」って思うんですけども。

(澤部佑)じゃあ、してるんじゃない?

(岩井勇気)その可能性もありますけどね。

(澤部佑)じゃあ、言っちゃうわ。「してそうだな」って。

(岩井勇気)でもこの間、私は思ったんですよ。この間、特番を収録してた時。ハライチで行った時にね、ちょっと結婚の話みたいな感じになって。で、そこに新婚の人がいて。「誰か、夫婦どっちかが喧嘩をふっかけて、喧嘩になった時。これで絶対に仲直りする」っていうようなくだりがあって。で、「なんかいちゃいちゃして。どっちかが怒りそうになったら、これで解決しまーす」みたいなことを言っていた時に、俺が「いや、それで解決しなかったら、それが積み重なって遺恨が残っていかない?」って言ったんですよ。「俺だったらどっちが悪いか、はっきりさせて。その原因を解消しないと、どんどんなんかそういうのが溜まっていっちゃって。どこかで爆発することになるんじゃないかな?」って。

(澤部佑)ああ、納得するところまで話し合って。

(岩井勇気)「だからもう、確実にどっちが悪いかとか、原因が何か、突き詰めた方がいいんじゃない?」っていう風に俺が言ったら、澤部が「岩井はそうだよね。そのタイプだよね。でもこと、夫婦に関しては、これは違うんだよ。これは原因を突き詰めない方が良かったりするんだよ」みたいなこと、澤部が言ってたじゃん? その時に「あっ、俺、たぶん結婚できないな」って思ったんだよね(笑)。

(澤部佑)いや、それは俺もわかんないよ。俺のが全てじゃないじゃん? そんなの、別に。

(岩井勇気)いや、俺も「たしかにそうかもしれない」って思って。そんな、納得のいくような人なんかいないから。奥さんとして。だから、完璧に自分が納得いく人間なんて、いないじゃん?

(澤部佑)最初、喧嘩してるわけだからね。スタートは。

(岩井勇気)で、嫌なところがないとか、何て言うんだろうな? その原因を突き詰めて、どっちが悪いか?っていう風なところまでいかない人間なんか、いないわけじゃん? 完璧な人なんて。「えっ、これ、無理じゃん?」って(笑)。そういう風に思ったんだよ(笑)。

(澤部佑)いやいや(笑)。そんな、結構俺もそんな言い方をしてたけど。それは人それぞれ、あるじゃん?

(岩井勇気)俺、なんかその収録中に「うわあ……」ってなったんだよ(笑)。

(澤部佑)なんか、そう言われると一瞬、そんな顔してたな。「ああっ……」って(笑)。

(岩井勇気)俺はなんか喧嘩とかになったら、「いや、これこれこうだから……」って。さかのぼっていって誰が一番原因があるかとか、何に原因があるかとか、はっきりさせないと気がすまないの。でもそれ、夫婦でやっていたら、おしまいだろうなって。

(澤部佑)それはだからたぶん、燃え上がっちゃうよ。ブワーッて。嫌な気持ちが増幅されて(笑)。

夫婦喧嘩で毎回原因を突き詰めていたら破綻する

(岩井勇気)なんか落としどころっていうか、多少妥協はやっぱり必要なんだろうなっていう感じ?

(澤部佑)まあ、でもそれは話し合って解決できる夫婦ももちろんいるだろうし、あれだけど。今まで、どうしてたの? その、なんかお付き合いしていた人とか?

(岩井勇気)付き合っていた人? それで別れてるからね。

(澤部佑)別れてるのか(笑)。じゃあ、答えは出てるじゃん? それ。

(岩井勇気)いや、違う、違う。俺はどこかに「この人とは合わなかったんだな」っていうのがあったわけ。その時に。これ、もうの結果が出ちゃったじゃん。「私たち、合いません」ってなっちゃったじゃんってなって、今まで別れたり。結局、喧嘩別れみたいな感じなんだよ、ほぼ。だから「いや、これをやってたらもう無理じゃん」って……(笑)。

(澤部佑)ああ、答えが出た? 収録中に答え、出た?(笑)。

(岩井勇気)そうそう。みんな、なんかそういう人を見つけて結婚してるわけじゃなくて、多少の落としどころを見つけているんだろうなって。

(澤部佑)落としどころを見つけて、まあ我慢してるのかな? 大多数は、たぶんね。

(岩井勇気)そんなことをね、「引越した」っていう風なことを言った時に言われんだろうなって思った時に、それを思い返してね。俺は。で、この荷ほどきなんかをして。荷ほどきなんか、一生終わらないじゃん? あんなもん。

(澤部佑)ああ、荷ほどきって一生だよ? あれね(笑)。

(岩井勇気)みんな、どうしているんだろうな? 荷ほどきって一生終わらねえなって思って。

(澤部佑)そう。引越しって、結局誰もしてないんだよな(笑)。ゴールした人って、いないんだよ。引越しって(笑)。

(岩井勇気)うん。引越しの最中にまた引越してるだけだから(笑)。そうなんだよな。だから、もう本当に俺だけでやってたら終わらねえやってなって。お母さんを呼んだね。結局ね(笑)。俺なんかは(笑)。母親を呼んでさ。「もう無理だ!」ってなって(笑)。

(澤部佑)無条件で手伝ってくれるね(笑)。

(澤部佑)「もう、無理だ! 来てくれ! ヘルプ!」ってなって。で、休みの日にね、母親に来てもらって。2人で片付けをしていたんですけども。で、なんかキッチンを片付けてくれたりなんかして。「まあまあ、結構片付いたな」ってなって。そしたら俺が生ゴミをゴミ袋に入れてね。まだちょっと片付いてなかったから、とりあえず生ゴミの袋にバーっていっぱい入れて、それを放置してたね。そしたら、なんか母親が「あんた、これ、もうショウジョウバエがわくよ」って言って。いや、でも引越したところも1階とか2階とか、そんな下の方じゃないし。まあ、そんな高いあれでもないけども。

「だから大丈夫じゃない?」って言ったら、「いや、わくからね」って母親が言って。「えっ、その『わく』ってなに?」って聞いたの。そしたら「いや、わくんだよ」「いやいや、わくって、どこからよ?」「生ゴミからよ!」って言うわけ。「えっ? わくって、なに? 『食べ物についてる』っていうこと?」「なに言ってんのよ? ショウジョウバエはわいてくるのよ」って言うの。

「だから、食べ物に付いてたやつが成長して飛んだりするようになるの?」「いや、わくんだよ、だから!」「いやいや、わくわけないじゃん?」「わくんだって!」「いやいや、だから、どこかから入ってくるの? どこからともなく? 生ゴミの臭いをしてたら?」「違うよ。汚くしてたらこれ、わくんだよ」「いや、そんな生命が生ゴミから発生するわけないでしょう?」「いや、わくんだから!」「いやいや、ジョルノ・ジョバァーナじゃないんだから!」って(笑)。

(澤部佑)お母さんの会話で『ジョジョ』を出すんじゃないよ(笑)。

(岩井勇気)「ゴールド・エクスペリエンスじゃないんだから。生命が誕生するわけないじゃん?」「いや、わくんだよ、だから!」って言うから。

(澤部佑)いや、お母さんの言うこともわかるよ?

(岩井勇気)それでね、最近世の中、エビデンス、エビデンスってうるさいじゃん? 裏付けがどうだって。「本当、母親ってノーエビデンスだな」って思って(笑)。思ったね。「母はノーエビデンスだな」って(笑)。

(澤部佑)ショウジョウバエ、コバエに関してはちょっと、そうかもしれない。わくっていう。

(岩井勇気)でも、母親ってノーエビデンスだよ?(笑)。

(澤部佑)まあ、そうかもな。それがあたたかさにつながるんだよ。母親って(笑)。

(岩井勇気)だから俺は次、エッセイを出すとしたら『母はノーエビデンス』っていうタイトルにしようかなって(笑)。

(澤部佑)ああ、まあ面白そうだね。たしかにね。

(岩井勇気)読みたくなるでしょう?

(澤部佑)なるね(笑)。

次回エッセイ本タイトルは『母はノーエビデンス』

(岩井勇気)本当、思った。この世でエビデンスを必要としてないのって、母親なんだよ。

(澤部佑)今週はいろいろ、たどり着いたんだね。結婚できないとか(笑)。

(中略)

(澤部佑)なにもなく、新居は無事に?

(岩井勇気)うん。そうなんだよね。新居もいいところなんだよね。何の問題もなくて。これ、困ったもんで。

(澤部佑)ちゃんと内見とか、したの?

(岩井勇気)内見に行って。「ここだ!」って。もうすぐ決めちゃったんですよ。前の家の件もあったから。パッと。「こういう感じの家だ!」ってなって。で、思った通りの家だったんで。

(澤部佑)最高じゃん(笑)。じゃあ、住んで見たらイメージと違ったとかは? 「ここ、隙間風が入ってきちゃって……」とかは?

(岩井勇気)思った通り。

(澤部佑)最高じゃん。無償の愛を注いでくれる母親が手伝ってくれて。

(岩井勇気)そうですね(笑)。すごいっすよね。

(澤部佑)じゃあ、いい引越しだったね。

(岩井勇気)引越してから母親、4回くらい来てるんじゃないかな?(笑)。

(澤部佑)母親も気に入っちゃって?(笑)。ああ、いいね。なるほど。じゃあ、また新居の話も出てくるかもね。今後、いろいろと起きてくる可能性もね。なんにも話さなかったら、ただただ最高っていうことで(笑)。

(岩井勇気)だって「ただただ最高」っていう話をされても……っていう感じでしょう?

(澤部佑)そうね。なにかしらが起きないとね。

<書き起こしおわり>

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