ロバート秋山と佐久間宣行『はねるのトびら』を語る

ロバート秋山 インパルス板倉のロバート時代を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

ロバート秋山さんが2022年6月15日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』で佐久間宣行さんと『はねるのトびら』について話していました。

(佐久間宣行)22、3の時ってこと? で、そのトゥトゥトゥサークルで『波8』っていうか……『新しい波』に出たんだっけ?

(秋山竜次)『新しい波』に出たのはまた別のやつっすね。『新しい波』に出たのはパン工場のネタとか。あと、スープだけをレストランでひたすら頼むやつとか。だから今、考えたらめちゃくちゃなんですよ。もうやりたい1個のボケだけをやってるから、逆にフジテレビの面接官からしたら「こいつは何だ?」っていう。その、お笑いのちゃんとした知識じゃなくて、やりたいだけを詰め込んで、それっぽく見せてるんで。新しく見えたんじゃないですかね。すぐに通りましたもん。

(佐久間宣行)ああ、なるほどね。だって、もう秋山さんの演技力とパワーがあれば……それで、『はねる』が始まったのか。

(秋山竜次)そうです、それで1年間のその中で選ばれて、『はねる』が始まりました。

(佐久間宣行)俺、『はねる』の第1回、いまだに覚えてるよ。深夜で。あれだよね。ダンボールが送られてきたやつだよね?

(秋山竜次)そうです。マジっすか?

(佐久間宣行)だから『はねるのトびら』の第1回を見たんだけど。なんか、みんなのところにダンボールが送られてきてて。開けるとそこにカメラが入ってるんだよな。で、そのカメラのシーンから……カメラがもう回ったまま届いてるから。そのカメラを開けて……。

(秋山竜次)各々、回しながら。

(佐久間宣行)回しながら。「えっ、なにこれ?」っていうとこ始まる第1回。

(秋山竜次)「お台場のフジテレビに来てください」っていう手紙があって。自分たちで回しながら。それを丸々、オープニングで使うみたいな。だからあれ、僕本当に何も聞いてなくて。自分が選ばれるとも思わない時に届いて。

(佐久間宣行)現場に行ってからメンバーを知ったっていうこと?

(秋山竜次)そうです。

(佐久間宣行)じゃあその時にさ、まあキングコングは有名だったじゃん? 在学中からね。関西で賞、取ってたもんね?

(秋山竜次)はいはい。だし、1個後輩ですけど。「勢いがある奴がいる」とか。出会ってはなかったんですけどね。噂は聞いてましたんで。

(佐久間宣行)でさ、カメラを持って行くわけじゃん? 「板さんがいる!」ってなるじゃん?

(秋山竜次)いや、なりましたよ(笑)。そうなんですよ。「板さんだ!」っていう。

(佐久間宣行)そうだよね?(笑)。

インパルス板倉と一緒の番組

(秋山竜次)そう。だからそれ、めちゃくちゃ嬉しかったですよ。それまでに、要はだから板さんも前回、板さんがここに来た時にも言ってましたけど。僕らが先に出て、『はねる』の『波8』に受かってやっていて。あれ、オーディション番組なんで。インパルスとしてはなかなか出れずに、最後の方で飛び込んで『波8』に出て。で、お互いに「うわっ、出れたね!」っていう話をしてたんですよ。

(佐久間宣行)なるほどね。「よかったね、板さん!」みたいな。

(秋山竜次)「行ける、行ける。絶対に面白いぞ!」って僕もいいながら。仲良かったんで。「やっと決まったよ! 『波8』、決まったよ!」っていうのを見て。オンエアーも見て。その流れでの集合で板さんがいたんで。「マジかよ!」っていう。「板さん!」っていう。「組んでたし!」っていう。最初、組んでたのが2組、一緒にいるっていうのは嬉しかったっすよね。

(佐久間宣行)そうだよね。まあ、とんでもないメンバーだよね。キンコンとドランクとロバートとインパルスと北陽。

(秋山竜次)ドランクさんとか北陽さんとか、先輩で。見てたんでね。だからなんかこう、変な感じでしたよね。「このメンバーでやるんだ」みたいな。

(佐久間宣行)でも本当にゴリゴリのストイックなコント、やっていたもんね。深夜ね。

(秋山竜次)そうっすね。面白かったですよね。コントね。

(佐久間宣行)めちゃくちゃ面白かった。

(秋山竜次)深夜のやつ、めちゃくちゃやっぱりコント、エッジが効いてましたしね。

(佐久間宣行)だってそのメンバーにプラス、オークラさんと大井くんでしょう? で、渡辺さんとかだもんね? もう、天才しかいないもんね。

(秋山竜次)本当、そうっすよ。だって、結構僕もだからアイデアを出させてもらってて。で、とにかくフリーのコントが最初、多くて。各々たぶん、まだわからないじゃないですか。どういう芸人かが。で、僕はなんか自由にやらせたらいいっていうのがあったのか、ちょっと……『バガボンド』ってあるじゃないすか? あの最初のコントが結構当たったというか。手応えを感じたんですよね。

(佐久間宣行)もうキャラクターで。自分のキャラクターがドーンと行けばウケるんだっていう。

(秋山竜次)宮本武蔵のパッケージなんですけど。本当ただのバガボンドって言って。単純になんか竹刀を持って出てきて。もう自分の自慰行為というか。それを紹介して。そのやり方を紹介して。「僕は……こうやってやるんだよ」って言って。「僕ね、ここでね、クルクルクルッてやったらなんか……ドゥクドゥクドゥクッて感覚に、なるんだよ」っていう。

(佐久間宣行)ヤベえ、俺、超嬉しいんだけど。今、見れて(笑)。俺が20代のADの頃に見ていたやつが(笑)。

(秋山竜次)そのフリーゾーンのやつがなんか結構「いいね、あれ」ってなって。

猛者が集まった『はねるのトびら』

(佐久間宣行)でもさ、『はねる』って始まってさ、すぐ気づかない? 「あれ、これ、猛者しかいねえな」って。塚っちゃんとかさ。

(秋山竜次)いや、もう塚地さんがやっぱりすごかったですよ。もう器用だし。笑いっていう、芸人っていう感じでしたから。すごかったです。なんか、僕はまだ半分素人みたいな感じだったんで。

(佐久間宣行)ただ面白いことを言いたいだけの(笑)。

(秋山竜次)そうっすね。だから「すげえ! こんな中で大丈夫かな?」っていうのはありましたよ。やっぱり。「北九州から出てきて、フジテレビでコント番組?」みたいな。あと、周りの先輩方も要は『波8』の時に言ったら数々、落ちていってるじゃないですか。

(佐久間宣行)そうだね。だっておぎやはぎとかも出ていたもんね?

(秋山竜次)そうですよ。おぎやはぎさんから、自分の一番近いNSCの品庄さんとか。ツインカムさんとか、あのへんの先輩方がいっぱいいて。で、「自分たちがこの枠、取っちゃってるけど大丈夫かよ?」っていう。すごえプレッシャーだったし。「なんか、受かったらしいね」みたいな、そういう空気も感じるじゃないですか。

(佐久間宣行)そうかそうか。まあね、『めちゃイケ』はあんなうまくいくと思ってなくて始まったから、みんなからあれかもしれないけど。『はねる』はその『めちゃイケ』班の第2弾っていうね。だから本当、それは妬みもあっただろうし。

(秋山竜次)絶対にあったと思いますよね。なんか、「どういうあれなんだ? どんな面白いことをするんだ?」みたいな感じで。それで落ちた人たちがやっぱり先輩が多いのでね。たぶん、そう見てたと思いますけどね。

(佐久間宣行)あとやっぱりさ、ベースはキングコングが真ん中にいてさ。やっぱりキングコングって嫌われてるから(笑)。だからこのキングコングがセンターで、それでちょっとヘイトを集めているところもあるでしょう? その、あいつらのキャラクター的に。

(秋山竜次)また、キャラクター的にそうですよね。バーッと仕切っていって。しかも、本当に2年目とかじゃないですか? それが中心になってやっているし。だから、それでコントをやり始めたら逆に実感がわいてきたというか。反応もあるし。「この質のコントは結構、すげえな」って思いましたけどね。

(佐久間宣行)俺もね、『波8』は好きだったけど。で、『はねる』も……俺はテレビ東京の人間だから。「いいなー、フジテレビはやれて」ぐらいの感じで。半分妬みぐらいで見てたんだけど。ADで忙しいから、まとめ録りしてしか見れないわけ。日曜とかにまとめて3本とか見るっていう。「えっ、ちょっと信じらんないぐらいコント、面白いんだけど?」って。衝撃だったよ。その、グローバルTPSとかもそうだし。

(秋山竜次)はいはい。

<書き起こしおわり>

ロバート秋山 グローバルTPS物語を語る
ロバート秋山さんが2022年6月15日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。『はねるのトびら』のコント・グローバルTPS物語について話していました。
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